館長の朗読日記2994/『母の並木道―時代の中で―』という本を贈られた

館長の朗読日記2994  (戦後79年/西暦2024年9月11日 新規)

 


○『母の並木道―時代の中で―』という本を贈られた

 朗読を通じて知り合った東京都世田谷区に居住の人(女性)がいる。この人は私が主宰している「小さな朗読館」にはいつも来てくれる。聴きに来るばかりか、美味しいお菓子をお土産にくれる。かつて、山梨県甲府市で開催した「講演と朗読の会」にも遠路はるばる来てくれた。さらには、東京都調布市で私の「講演と朗読の会」を開催してくれたこともあった。

 今夏、その方から『母の並木道―時代の中で―』という短編集を贈られた。その方の妹さんで秋田県で小学校の先生をしている人の執筆である。その短編集の題材は、学校での授業のこと、同僚の先生方のこと、教員組合の活動のことなどである。それを読んで、私はつくづく羨ましかった。私が勤務した会社では、仕事も同僚も組合も小説の題材にならなかった。

 やはり、相手は子供とはいえ、人間を教えるという仕事は、通常の会社勤務では味わえないほどに、内容の濃いものなのであろう。もっとも、その会社の転勤先で、私は偶然に朗読と出遭った。それ以降、朗読研究を始めた私の人生は豊かになった。また多種多様な人間と交流する機会にも恵まれた。今回『母の並木道』という本を贈られたのも、その一環である。

 

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館長の朗読日記2993/千葉「風」の朗読レッスン

館長の朗読日記2993  (戦後79年/西暦2024年9月08日 新規)

 


○千葉朗読サークル「風」の朗読レッスン

 昨日の9月07日(土)に、千葉朗読サークル「風」の朗読レッスンをおこなった。今回は、第4期・朗読ステップ2の第17回。今秋の10月27日(日)に開催する朗読発表会「黒い雨」に向けた朗読レッスンの第6回である。この朗読発表会「黒い雨」は、朗読時間が120分を超す長い台本(作品)をサークル会員10人の読み継ぎ形式で上演する

 今回は、通常型のレッスンの最後である。さすがに、今回は10人のサークル会員が全員出席していた。その全員で「黒い雨」の後半(第2部)を朗読した。改めて聴いてみると、そのほぼ全員が「語りかける語り口」の基本を実現できていた。レッスン歴の短い新人会員も、先輩の朗読を見習いながら、急速に「語りかける語り口」の基本を修得しつつある。

 私が指導している朗読サークルの朗読発表会は、あくまで朗読レッスンの一環として行なうものである。従って、レッスン歴の短い新人の会員でも、他の会員と同じ分量を朗読するように朗読分担部分を割り振っている。違う点は、朗読する順番を前の方に当てるだけである。新人の会員は責任を感じて頑張って練習するし、古参の会員は懸命に助言してくれる。

 

 

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館長の朗読日記2992/船橋「はなみずき」の朗読レッスン

館長の朗読日記2992  (戦後79年/西暦2024年9月06日 新規)

 


○船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスン

 昨日の9月05日(木)に、船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスンを行なった。今回は、第4期・朗読ステップ1の第8回、新しいレッスン台本・小山内薫原作「梨の実」の第2回のレッスンである。この「梨の実」は短い作品で、私が作成するのレッスン台本版でも、わずか6頁にしかならない。1人で2頁分づつレッスンしても3人で済んでしまう。

 今回はサークル会員から、この「梨の実」は短い作品なので、1人1人がそれぞれ作品全部を朗読してみたい、という要望が提起された。このサークルは、現在の会員数が10人であるが、今回は欠席者が2人いたのでレッスン参加者は8人である。この「梨の実」を全部朗読すると10数分ほど必要だが、何とか行けそうなので、この前向きな要望を快諾した。

 サークル会員の朗読を聴きながら、いつの間にか全員が「語りかける語り口」の基本を修得していることに気がつき、私は内心で改めて驚いたものである。これならば、東老朗読会で観客から好評を得ているということも納得がいった。いつの間にか船橋朗読サークル「はなみずき」の会員の皆さんの朗読レベルがしっかりと向上していたことは、実に嬉しかった。

 

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館長の朗読日記2991/品川「あやの会」の朗読レッスン

館長の朗読日記2991  (戦後79年/西暦2024年9月04日 新規)

 


〇品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスン

 昨日の9月03(火)に品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスンをおこなった。今回は、第4期・朗読ステップ1の第5回、宮澤賢治原作「やまなし」の第5回のレッスンである。先々月の7月2日に予定していた朗読レッスンは、私が眩暈を発症したために休止した。従って、本来は今回は第6回なのだが、実際は第5回の朗読レッスンなのである。

 しかい、今回は当初の予定通り、本来は第6回にやるべき「やまなし」の仕上げの通し読みをおこなった。仕上げの通し読みは、会員一人が台本の約2頁づつを受け持って読み継いでもらう。この「やまなし」は短い作品なので、わずか4人で読み継げる。すなわち、サークル会員が4人一組で仕上げの通し読みを行なうのである。それに私が講評を加える。

 サークル会員の朗読レベルを大きく二つに分けると、一つは助詞や述語を下げて朗読してしまう会員たち、二つは助詞や述語を上げ気味に朗読できる会員たち、ということになる。もちろん、レッスン歴の短い会員は前者に、レッスン歴の長い会員は後者に、大体は分かれる。もっとも基本的なところだが、それぞれの朗読表現は画然と違ってくるのである。

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館長の朗読日記2990/八千代「新・みちの会」の舞台リハーサル

館長の朗読日記2990  (戦後79年/西暦2024年8月25日 新規)

 


○八千代朗読サークル「新・みちの会」の舞台リハーサル

 昨日の8月24日(土)の10時00分から17時00分過ぎ、まで八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読発表会に向けた舞台リハーサルを行なった。今回は、第4期・朗読ステップ3の第20回、今秋9月に開催する朗読発表会『忍ぶ川』に向けた朗読レッスンの第8回である。場所は、本番会場と同じ勝田台文化センターの3階にあるホールで行なった。

 午前中に、最初の10分前の陰マイクから最後の舞台挨拶まで総て通しで行なった。12時半くらいまでかかったので、昼食は30分で済ませ、後半を13時少し過ぎには開始した。先ず、午前中にやった全体の通しについて私が講評し、午後は朗読部分だけを通しでやってもらった。ただし、午後は朗読の途中でもその場で必要と感じた指導は遠慮なく行なった。

 しかし、実際には、2週間前に行なった立ち稽古に比べ格段にレベルアップしていた。レベルアップすればするだけ、それ以上にレベルアップして欲しいと願って指導するのは、指導者として当然のことであろう。まして、朗読発表会が一ヶ月後に迫った現在においてはなおさらである。是非、今度の朗読発表会において観客の皆様に感動を共有していただきたい。

 

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館長の朗読日記2989/八千代「新・みちの会」の立ち稽古

館長の朗読日記2989  (戦後79年/西暦2024年8月11日 新規)

 


○八千代朗読サークル「新・みちの会」の立ち稽古

 昨日の8月10日(土)の10時00分から17時00分ギリギリまで八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読発表会に向けた立ち稽古をおこなった。今回は、第4期・朗読ステップ3の第19回、今秋9月に開催する朗読発表会『忍ぶ川』に向けた朗読レッスンの第7回である。会場の音楽室のピアノを使い家人のピアノ演奏によるバック音楽を実際に試してみた。

 この『忍ぶ川』の台本の朗読時間は、前後を通して2時間弱である。午前中に前半の第1部をやって、私から講評した。昼食後に後半の第2部をやったが、残り時間の約2時間強をどうするか、会員の皆さんに諮ったところ、もう一度、前後2部のすべてを通しで読み継ぎたい、という総意であった。そこで、途中の休憩5分を除いて、総てを全員で読み継いでもらった。

 最後に残った5分ほどで、簡単な講評をおこない、この日の立ち稽古を終了した。最後の私の講評は、少々駆け足になってしまったが、会員の皆さんの熱心さに驚かされた。次は、本番の会場である3階ホールで舞台リハーサルをおこなう。その時は、最後の舞台挨拶のリハーサルもしなければならない。かなり効率的にやらないと、今回のような稽古はできないと思う。

 

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館長の朗読日記2988/品川「あやの会」の朗読レッスン

館長の朗読日記2988  (戦後79年/西暦2024年8月07日 新規)

 


〇品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスン

 昨日の8月06(火)に品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスンをおこなった。今回は、第4期・朗読ステップ1の第4回、宮澤賢治原作「やまなし」の第4回のレッスンである。前々回のレッスン(7月2日予定)は、私が眩暈を発症したために休止した。従って、次回は第5回となるのだが、予定通り次回に「やまなし」の仕上げの通し読みをおこなう。

 眩暈は、ストレスが一番の原因ということで、私のストレスを軽減するため、前回、品川朗読サークル「あやの会」の皆さんが朗読レッスンの開始時間を遅らせることを提案してくれた。そこで、今回から、朗読レッスンを午前10時30分から開始することになった。従来のレッスン開始時間は午前9時50分だったから、レッスン開始時間は40分遅くなった。

 実際に、新しいレッスン開始時間に基づいて行動してみると、その効果はてき面であった。従来は、往路は時間に追われていたが、今回は時間を追いかけているような感じであった。また、新しい開始時間だと、通勤時間帯を完全に外れるために、乗車する電車がはっきりと空いていて座席に楽に座ることが出来た。結果、思っていた以上にストレスが軽減された。

 

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館長の朗読日記2987/ブログ「感動をつくる・日本朗読館――感動をつくる朗読をめざして――」を開始して17年目

館長の朗読日記2987  (戦後79年/西暦2024年8月06日 新規)

 


〇ブログ「感動をつくる・日本朗読館――感動をつくる朗読をめざして――」を開始して17年目

 私が、一種の決意を籠めて、この「感動をつくる・日本朗読館――感動をつくる朗読をめざして――」を開始したのは、戦後62年(西暦2007年)8月6日のことである。言うまでもなく、この8月6日は、日本が広島に原爆を落とされた日、すなわち、アメリカ政府が日本の広島に原爆を落とした日である。これは、人類史上でもっとも極悪非道な所業である。

 この極悪非道な所業は、アメリカ政府の犯した戦争犯罪行為として、人類史上に永遠に記録&記憶されるし、また、そのように記録&記憶されるべきである。私が、このブログ「感動をつくる・日本朗読館――感動をつくる朗読をめざして――」を開始した日を8月6日にしたのも、そのささやかな一助となれば、という私なりのささやかな願いを籠めたためである。

 どのようににささやかな行為や表現であっても、その基になっている思想や理論や心情がそれなりの内容を持っていれば、必ず、それなりの成果や賛同を得られるということを確信している。また、これまでの私のささやかな経験や体験によれば、この私の確信が大きく外れたことはない。どこまで行けるか分からないが、行けるところまで行くべきだと考えている。

 

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館長の朗読日記2986/千葉「風」の朗読レッスン

館長の朗読日記2986  (戦後79年/西暦2024年8月04日 新規)

 


○千葉朗読サークル「風」の朗読レッスン

 昨日の8月03日(土)に、千葉朗読サークル「風」の朗読レッスンをおこなった。今回は、第4期・朗読ステップ2の第16回。今秋の10月27日(日)に開催する朗読発表会「黒い雨」に向けた朗読レッスンの第5回である。この朗読発表会「黒い雨」は、朗読時間が120分を超す長い台本(作品)をサークル会員10人の読み継ぎ形式で上演する

 今回は前半部分をレッスンした。今回も欠席者が1人いた。本番と同じく、欠席者が朗読すべきパートはその前後のパートを朗読する会員に代読してもらった。順々に朗読しながら、文章のつながりの良くないところは原作の原文と照合しながら意見を述べあった。今回も、サークル代表が作成した「保留・検討事項」というメモに基づいて、皆でチェックした。

 このサークルの朗読発表会は10月27日(日)に開催するからまだ3ヶ月ほど先である。しかし、この8月の朗読レッスンの夏休み中にバック音楽の構成を始める予定である。もっとも、9月14日(土)に開催予定の八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読発表会『忍ぶ川』が終わるまでは、落ち着いた気持で千葉「風」のバック音楽を構成できないが。

 

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館長の朗読日記2985/船橋「はなみずき」の朗読レッスン

館長の朗読日記2985  (戦後79年/西暦2024年8月03日 新規)

 


○船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスン

 一昨日の8月01日(木)に、船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスンを行なった。今回は、第4期・朗読ステップ1の第7回、新しいレッスン台本・小山内薫原作「梨の実」の第1回のレッスンである。この「梨の実」は短い作品で、私の作る定番のレッスン台本版でもわずか6頁にしかならない。1人で2頁分づつレッスンしても3人で済んでしまう。

 しかし、朗読表現的にはかなり面白い作品であり、朗読レッスン的なポイントも意外なほどに多くある。したがって、かなり充実したレッスンが出来るに違いない。作品が短いというのも、考えようによっては、一つの作品を六回のレッスンで終了するのだから、短い台本の方が、作品全体を朗読的にジックリしっかり仕上げることが出来やすいと言えるであろう。

 船橋朗読サークル「はなみずき」の会員の皆さんも、着実に朗読のレベルを向上して来ているが、この短いレッスン台本「梨の実」のレッスンを通して、さらに朗読のレベルを向上させていって欲しい。その場合の私所レッスンの当面の目標は、自分の言葉で、作品世界を自分自身のイメージとして、聴き手に語りかけるように、朗読できるようになることである。

 

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館長の朗読日記2984/第27回「小さな朗読」を開催した

館長の朗読日記2984  (戦後79年/西暦2024年7月31日 新規)

 


○第27回「小さな朗読~感動をつくる朗読をめざして~」を開催した

・第27回「小さな朗読~感動をつくる朗読をめざして~」を以下のように開催した。

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第27回「小さな朗読~感動をつくる朗読をめざして~」

〔日時〕戦後79年(西暦2024年)7月30日(火)
    開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市民文化創造館(きららホール)

〔交通〕JR総武本線・船橋駅/京成本線・京成船橋駅より徒歩2分(フェイスビル6階)

〔プログラム〕

1「葉桜と魔笛」太宰 治原作            森本 依里
2「捨 児」芥川龍之介原作            竹川 則子
            <休 憩>
3「入れ札」菊池 寛原作              内田 升子
4「兄たち」太宰 治原作(太宰治シリーズ2)    東  百道

*「メダカ」三浦哲郎原作を朗読予定だった松田洋子は欠演した
   
〔司会進行〕飯野由貴子

〔主宰〕 東 百道(ひがし・ももじ)

〔主催〕感動をつくる・日本朗読館「小さな朗読館」きららホール実行委員会

〔参加〕入場料1000円(会場受付/全席自由)

 

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・武漢コロナウイルスの感染騒ぎは一段落したが、今夏は「命にかかわる暑さ」(=熱中症)と言われるような猛暑が続いているため、観客数がどのくらいになるか懸念していた。電話でチケットを予約して下さった方でも、その内の何人かからは後にキャンセルの電話がかかってきた。結果的には約90人の観客数であり、会場にはまあまあの盛況感が醸成された。

・今回の「小さな朗読館」のチケットの総発行数は89枚であった。そのうち、無料の招待券は3枚、有料チケットは86枚であった。有料チケット86枚のうち、サークル会員を通した前売チケットが54枚、電話の申込みによる予約チケット(本番当日の受付で代金と引換えに引渡した分)が20枚、本番当日に会場で販売した当日チケットが12枚であった。

・この「小さな朗読館」における収入はチケットの販売代金のみである。支出は、私と家人は手弁当の無報酬であるが、会場費その他で10万五千円強である。したがって、今回の「小さな朗読館」に限ってみれば、約1万9千円強の赤字であった。ただし、武漢コロナウイルス騒動の前に累積できた黒字分がまだ残っているので、トータル的にはまだ黒字である。

・本番当日の会場に実際に来場して朗読を聴いて下さった約90人の観客の皆様には、心から感謝している。今回は「命にかかわる暑さ」(=熱中症)の他に、パリで開催されているオリンピックに重なったという事情もあった。天気は基本的に良かったが、朗読を上演している最中に雷雨があったらしい。帰るときには道のところどころが雨のために濡れていた。

・今回のゲスト出演者の朗読については、それぞれのゲスト出演者が力演してくれて大変に良かった。私はこの「小さな朗読館」のゲスト出演者の朗読については、基本的に講評しないことにしているのでこれ以上の言及は差し控える。私の朗読については、朗読はともかく、朗読の前におこなった朗読作品についての私の「おしゃべり」が好評だったようである。

 

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館長の朗読日記2983/八千代「新・みちの会」の朗読レッスン

館長の朗読日記2983  (戦後79年/西暦2024年7月29日 新規)

 


○八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読レッスン

 一昨日(7月27日)の13時00分から、八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読レッスンをおこなった。今回は、第4期・朗読ステップ3の第18回、今秋9月に開催する朗読発表会『忍ぶ川』に向けた朗読レッスンの第6回である。今回の台本は、三浦哲郎原作の『忍ぶ川』を前後の2部構成とし、それぞれをサークル会員全員で読み継ぐ形式で上演する。

 今回の朗読レッスンで、熱心でセンスも良い会員の一人が、かなり自分の言葉による「自然な語り口」で朗読表現できるようになっていることを見出した。もう少し声出しを本来の自分の声出しで朗読するようになれば完璧になると思われる。このような語り口で朗読できるサークル会員は、全体でまだ数人しかいない。この会員ももう一息でその数人に仲間入りする。

 決して身贔屓でいうわけではないが、このレベルの朗読表現ができるということは、今の日本の朗読界においては、超一流の朗読家になったということである。そういうことは、実際に朗読表現を聴き比べてもらえば、まぎれもない事実と得心してもらえると思う。そういうことを考えれば、私の指導する朗読サークルは超一流の朗読家を何人も抱えていることになる。

 

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館長の朗読日記2982/千葉「風」の朗読レッスン

館長の朗読日記2982  (戦後79年/西暦2024年7月22日 新規)

 


○千葉朗読サークル「風」の朗読レッスン

 一昨日の7月20日(土)に、千葉朗読サークル「風」の朗読レッスンをおこなった。今回は、第4期・朗読ステップ2の第15回。今秋の10月27日(日)に開催する朗読発表会「黒い雨」に向けた朗読レッスンの第4回である。この朗読発表会「黒い雨」は、朗読時間が120分を超す長い台本(作品)をサークル会員10人の読み継ぎ形式で上演する

 今回は後半部分をレッスンした。今回も欠席者が2人いた。本番と同じく、欠席者が朗読すべきパートはその前後のパートを朗読する会員に代読してもらった。順々に朗読しながら、文章のつながりの良くないところは、原作の原文と照らし合わせながら意見を述べあった。サークル代表が作成した「保留・検討事項」というメモに基づいて、皆でチェックした。

 台本のカット部分を復元したり、逆に、カット部分を増やしたり、サークル総体で議論しながら台本を修正していく。そういう作業を通じて、台本(作品)の解読が深まり、作品世界のイメージが鮮明になってくる。会員の一人が原爆ドームを中心とした地図を作成して全員に配ってくれた。その地図を含めた資料を作成し、本番の会場で配布することになった。

 

 

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館長の朗読日記2981/船橋「はなみずき」の朗読レッスン

館長の朗読日記2981  (戦後79年/西暦2024年7月21日 新規)

 


○船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスン

 先日の7月18日(木)に、船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスンを行なった。今回は、第4期・朗読ステップ1の第6回、レッスン台本・宮澤賢治原作「やまなし」の第6回のレッスンである。今回は、この「はなみずき」で宮澤賢治原作「やまなし」をレッスンする最後の日であるから、いつものようにこの台本の仕上げの通し読みをおこなった。

 すでにくり返し記したように、この「やまなし」の朗読的ポイントは、主に、谷川の底から見た空間イメージの表現、および子蟹の兄弟の会話の表現、の2つである。しかし、それらのいずれも的確に朗読表現することはむずかしい。今回の仕上げの通し読みでは残念ながら、自分の言葉と自分のイメージで自然な語り口で朗読表現してくれた会員はいなかった。

 他のサークルには、少しづつだが、自分の言葉と自分のイメージで自然な語り口で朗読表現できる会員が出てきている。この「はなみずき」にも、もう少しでそういう語り口の朗読表現ができそうな会員がいる。そういう会員の成長を見ていると、助詞だの述語だのを上げろと具体的な技術を云々する私の朗読指導も、そう悪くはないというような気がしてくる。

 

 

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館長の朗読日記2980/品川「あやの会」の朗読レッスン

館長の朗読日記2980  (戦後79年/西暦2024年7月20日 新規)

 


〇品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスン

 先日の7月16(火)に品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスンをおこなった。今回は、第4期・朗読ステップ1の第3回、宮澤賢治原作「やまなし」の第3回のレッスンである。前回のレッスン(7月2日予定)は、私が眩暈を発症したために休止した。眩暈による休止が2回目なのでサークル会員は大変に心配してくれた。

 眩暈は、ストレスが一番の原因ということで、私のストレスを軽減するため、朗読レッスン時間を遅らせることを提案してくれた。午後に予定があるサークル会員と私の電車(全席予約の特別列車を利用する)の都合を考え、今後は午前10時30分からレッスンを始めることになった。従来のレッスン開始時間は9時50分であった。

 お陰で、次回からは、従来よりも40分くらい遅く出発すれば良いことになった。朝の40分は大きい。これで、私の朝のストレスはかなり軽減せる筈である。当然、レッスンの終了時間も、後ろにズレて午後1時頃になると思われる。会場予約も、午後の分を確保してもらわなければならないが、サークルの皆さんは了解してくれた。

 

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館長の朗読日記2979/八千代「新・みちの会」の朗読レッスン

館長の朗読日記2979  (戦後79年/西暦2024年7月15日 新規)

 


○八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読レッスン

 一昨日(7月13日)の13時00分から、八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読レッスンをおこなった。今回は、第4期・朗読ステップ3の第17回、今秋9月に開催する朗読発表会『忍ぶ川』に向けた朗読レッスンの第5回である。今回の台本は、三浦哲郎原作の『忍ぶ川』を前後の2部構成とし、それぞれをサークル会員全員で読み継ぐ形式で上演する。

 この台本(作品)の前半・第1部は、原作者の分身である主人公と、その初恋の相手・志乃との、初デートとそれに至る出会いからの経緯を描いている。この台本(作品)の後半・第2部は、原作者の分身である主人公が、初恋の相手・志乃に求婚した経緯と、主人公の実家で結婚式を挙げその後に主人公の実家の近くの温泉に新婚旅行に出かけるまでを描いている。

 今回は、その前半・第1部をレッスンした。朗読表現の重要な前段階である、作品世界のイメージ創り(文学作品の解読)については、私の方からもいろいろと解説することが出来る。しかし、そのイメージに基づいて実際に当人の肉声を使って朗読表現する後段階になると、最終的には朗読者当人がやらなければどうにもならない部分がある。ある意味、歯がゆい。

 

 

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館長の朗読日記2978/千葉「風」の朗読レッスン

館長の朗読日記2978  (戦後79年/西暦2024年7月07日 新規)

 


○千葉朗読サークル「風」の朗読レッスン

 昨日の7月06日(土)に、千葉朗読サークル「風」の朗読レッスンをおこなった。今回は、第4期・朗読ステップ2の第15回。今秋の10月27日(日)に開催する朗読発表会「黒い雨」に向けた朗読レッスンの第3回である。この朗読発表会「黒い雨」は、朗読時間が120分を超す長い台本(作品)をサークル会員10人の読み継ぎ形式で上演する。

 前々回は欠席者が2人いたが、前回はサークル会員10人が全員出席した。しかし、今回はまた欠席者が3人もいた。そればかりか出席者の1人が遅刻した。いろいろと個人的な事情はあるにせよ、弛んでいるには違いない。欠席者の分は本番と同じくその欠席者の前後の会員が代読する。そのため、自分の前後の会員のパートを練習するように指導してある。

 ところが、かなりレッスン歴の長い会員が、自分の前後の会員のパートをロクロク練習していなかったことが露呈した。新人会員ならまだしも、ベテランといって良い会員がこの体たらくでは仕様がない。少しきつく注意した。もし本番でこんな体たらくでは、本人ばかりかサークル全体が恥をかく。今後、こういう初歩的なことを含め本番に向けて鍛えていく。

 

 

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館長の朗読日記2977/船橋「はなみずき」の朗読レッスン

館長の朗読日記2977  (戦後79年/西暦2024年7月06日 新規)

 


○船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスン

 先日の7月04日(木)に、船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスンを行なった。今回は、第4期・朗読ステップ1の第5回、レッスン台本・宮澤賢治原作「やまなし」の第5回のレッスンである。前回にも記したが、この「やまなし」の朗読的ポイントは、主に、谷川の底から見た空間イメージの表現、および、子蟹の兄弟の会話の表現、の2つである。

 朗読は、大きな二つの要素から成り立っている。一つは、朗読台本(文学作品)が文字言語で表現している作品世界を我がこととして的確にイメージすること。二つは、そのイメージに基づいて朗読台本(文学作品)の作品世界を朗読者の話声言語で再表現すること。一つ目で大切なのは解読能力、二つ目で大切なのは自分の言葉で語りかける語り口の修得である。

 そして、その大切な二つのことを主軸にして、朗読台本(文学作品)の作品世界を朗読者は自分のイメージ(と心情)を籠めて朗読表現するわけである。それらのことを、私は朗読レッスンで指導して来ている。サークル会員の朗読は、私からするとまだまだのレベルなのだが、その朗読を聴いた一般の方々はサークル会員の朗読を高く評価してくれているようだ。

 

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館長の朗読日記2976/品川「あやの会」の朗読レッスンと打上げ会

館長の朗読日記2976  (戦後79年/西暦2024年7月05日 新規)

 


〇品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスンと打上げ会

 先日の7月02(火)に品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスン、および、5月28日(火)に開催した品川朗読サークル「あやの会」朗読発表会『いのちの停車場』の打上げ会が予定されていた。特に、打上げ会には家人も招待されていたので楽しみにしていた。ところが、当日の朝になって私に眩暈が発症してしまった。

 そこで、急きょ、サークル代表に連絡して、朗読レッスンに中止と、打上げ会への欠席を了解してもらった。朗読レッスンは、サークルの皆さんと相談して、八月の後半にでも補講をおこなうつもりである。打上げ会は残念ながら欠席するしかないが、あるサークル代表の話しによると、議論百出で大いに盛り上がったようであった。

 私の度重なる眩暈発症を心配して、あるベテラン会員はレッスン時間の変更も提案してくれた。それについては別途に、次回のレッスンの時にでもサークル会員の皆さんと相談することにした。私も後期高齢者になったので、体力や体調の意地&管理には今まで以上に気をつけ、サークル会員のレッスン継続の期待に応えたいと思う。

 

 

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館長の朗読日記2975/第27回「小さな朗読館」の「きららホール」スタッフ打合せ

館長の朗読日記2975  (戦後79年/西暦2024年6月28日 新規)

 


○第27回「小さな朗読館」の「きららホール」スタッフ打合せ

 先日の6月25日(火)の10時30分から、船橋市民文化創造館「きららホール」で第27回「小さな朗読館」のスタッフ打合せをおこなった。私が主宰する「小さな朗読館」は、良くも悪くもやり方はいつも同じだから、スタッフ打合せも従来のやり方を確認することが主で、内容的に新規なやり取りはあまりない。淡々と始まり淡々と終わる感じである。

 特別に測ったわけではないが、スタッフ打合せはおそらく30分ほどしか掛からなかったのではないか。打ち合わせには家人も同席するのだが、終了後は船橋駅に近い東武百貨店・船橋店で昼食をとり、その後は私の着るものを買った後、家人は買い物、私は本屋でブラブラ、ということになる。これも、家人も私もやることは良くも悪くもいつも同じである。

 やることはいつも同じであるが、所要時間は結構かかり、午前と午後の時間はほとんど潰れてしまう。しかも、体力と気力もかなり費やすから帰宅後はグッタリしてしまう。このような「きららホール」スタッフ打合せはホンの一例であり、朗読会をひとつ主宰するとなると、時間的にも体力・気力的にもそれなりに消耗する。後期高齢者にはキツイのである。

 

 

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