館長の朗読日記 808 (戦後67年01月20日 新規)
○ポレポレ祭り
昨日(1月19日)の午前は、八千代市東南公民館の5階ホールで開催された「ポレポレ祭り」に参加した。この「ポレポレ祭り」は八千代市精神障害者家族会「かたくり会」が年1回開催するもので、今回が4回目、祭りの名称の「ポレポレ」とはスワヒリ語で「ゆっくりゆっくり」という意味だそうである。
祭りは午前〜午後と1日がかりで開催されるのだが、私は午後〜夜間に船橋市と習志野市で朗読レッスンがあるので、午前中だけ参加させていただいた。午前中には朗読劇「てぶくろをかいに」(新美南吉原作)と詩の朗読「でんでんむしのかなしみ」(新美南吉原作)が上演されたからでもある。
これらは「かたくり会」の会員(お母さん方)が朗読したのだが、それを指導したのが八千代朗読サークル「新・みちの会」の会員の一人だったのである。この方は、池田憲昭さんのイラスト入りのポストカードの販売にも協力してくださっている。そういうご縁で、私もこの祭りにお誘いいただいたわけである。
会場には売店もあって、そこでは「かたくり会」の会員がつくった素敵な絵画やポストカード、装飾品やレースや造花、ケーキなどが、格安の値段で販売されていた。また、昼食のお弁当も用意されていて、同じく誘われて参加した「新・みちの会」の何人かの会員の皆さんと、楽しく歓談しながら会食した。
○朗読漫画『花もて語れ』のネームチェック
この「ポレポレ祭り」が開催された八千代市東南公民館の3階ロビーで、小学館の高島雅さんと午後1時00分に待ち合わせ、朗読漫画『花もて語れ』のネームチェックを行なった。今回チェックしたネームは、週刊化した連載第1回目の作品である。くわしくは書けないが、主人公・ハナの過去を紹介する内容である。
そのついでに『月刊!スピリッツ』から『週刊 BIG COMIC スピリッツ』に移籍するに当たっての苦労話や、当面のストーリー構想、その他について、高島さんから話しを聞いた。また、今後の朗読にふさわしい文学作品についても相談を受けた。連載が長く続けば、朗読作品的にも面白い試みができるのだが……。
○船橋「はなみずき」の朗読レッスン
昨日(1月19日)の15時00分から、船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスンを行なった。今回は朗読ステップ6の15回目、来年4月の朗読発表会に向けた台本の3回目である。来年の朗読発表会は、1期生は自由課題を1人1作品形式で、2期生は斎藤隆介の作品を2人の読み継ぎ形式で上演する。
1期生は、全体的に着実に上達している。特に、これまでなかなか「語りかける語り口」ができなかった会員が、最近はにわかに語るような朗読表現になってきた。ようやく要領がつかめてきたようである。また、声が上ずり気味だった会員も、わりに落ちついた声出しができるようになってきた。
2期生はレッスンを始めてから1年に満たない。しかし、朗読の経験者は私の言うことを理解し、それに合わせた朗読表現になってきている。また、朗読の初心者も、かなり高く上に出る語り口になってきている。朗読的な感度が良いのであろうか。もちろん、まだまだのところは多いが、今の段階では上出来である。
このグループの朗読発表会は4月25日(水)、会場は船橋市宮本公民館・みやもと三百人劇場と決まった。司会役と蔭マイク役および緞帳などの舞台周りその他の役割分担も決まったようである。照明係りは家人が手伝う。チラシも原案ができていた。これから、本番に向けて本格的な準備が始まるのである。
レッスン後に、第4回「ふなばし東老朗読会」に出演する2人の会員の簡単なリハーサルを行なった。次に習志野朗読サークル「茜」のレッスンを控えていたので、あまり詳しい指導をする時間がなかった。そこで、手短かに簡単なダメ出しやコメントを行なったが、どこまで理解してもらえたか、いささか心配である。
○習志野「茜」の朗読レッスン
昨日(1月19日)の18時30分から、習志野朗読サークル「茜」の朗読レッスンを行なった。今回は、朗読ステップ4の9回目、新しいレッスン台本・宮澤賢治原作「注文の多い料理店」の3回目である。今回は、この台本の全体練習の2回目である。一人づつ約1頁半を朗読してもらい、私が指導していった。
朗読ステップ4は、演出者の立場から朗読表現にとり組んでもらう段階である。もう少し具体的にいえば、文学作品の文字言語の表現に即して、朗読的な場面イメージを想像・創造し、それを自分の言葉で表現することを学ぶ段階なのである。しかし、これを単に理解するだけでなく、実行することはかなりむずかしい。
今回も、紙芝居の例をとって、その要領を説明したが、会員の皆さんはそれをすぐに実行することはできないようであった。私のその説明を聞いた直後にそれを鮮やかに実行してみせた他のサークルの会員は、永年、語り聴かせや紙芝居をやってきた経験者であったし、多少は実行してみせた他の方も上級者であった。
今、今年の12月に開催する第5回「講演と朗読の会」のテーマについて意見を求めているが、このグループの会員から初めて具体的な意見が出た。芥川龍之介のシリーズは、続けて全部やった方が良い、というのがその意見であった。朗読サークルが一巡するまで、他のグループにもこの点の意見を求めていくつもりである。
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