館長の朗読日記2230/八千代「新・みちの会」の朗読発表会「星の王子さま」

館長の朗読日記2230  (戦後73年9月23日 新規)



○八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読発表会「星の王子さま」(1)

 昨日(9月22日)の午後1時00分開場、午後1時30分開演で、八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読発表会「星の王子さま」を開催した。会場は八千代市勝田台文化センター3階のホールである。朗読レッスンとしては第3期・朗読ステップ3の21回目、台本「星の王子さま」のレッスンとしては9回目である。

 観客数はプロフラムの配布数から判断すると90~100人だったという。今回の客席は244席であった。私は今回はほぼ聴き役に徹し、もっぱら後方の客席に座って聴いていた。やはり、来場者数が100人を超すか超さないか、あるいは客席数の過半を超すか超さないかが、見た目の盛況感の大きな分岐点であるようだ。

 出演した会員たちは、本番の舞台で自らの心情とイメージをこめた熱演であった。朗読でもっとも大切な本気度が感じられた。立ち稽古やリハーサルと比べると、本番の方が2~3割はレベルアップしていた。これは朗読の特徴のひとつであり、本当は良し悪しなのだが、本番の方がレベルダウンするよりは良いに決っている。



○八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読発表会「星の王子さま」(2)

 今回の台本&原作の「星の王子さま」は、作品世界そのものはとても面白いものだが、その内容や含意はきわめてむずかしい。今回の台本は、第1部(前半)が主人公の自己紹介部分と、星の王子さまの出会いの部分と、星の王子さまが自分の星を出ていく経緯(バラとの対応その他)の部分、そして星巡りをする部分である。

 第2部(後半)は、星の王子さまが地球に来てからの話しである。庭園のバラたち、キツネ、主人公、ヘビとの対応。そして、別れにいたるまでの経緯が記されている。第1部(前半)は、物語性の展開にしても、思想性の展開にしても、さしたる出来事が起こらない。朗読だけで聴き手を引きつけつづけることはむずかしい。

 第2部(後半)は、物語性と思想性の展開が、かなりダイナミックに動くので、第1部(前半)に比べれば、朗読によって聴き手を引きつけつづけやすい。しかし、いずれにしても朗読だけで計120分を保たせることはむずかしい。そこで、今回は、サークルの依頼もあって、家人のピアノ演奏を随所にかぶせることにした。



○八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読発表会「星の王子さま」(3)

 実は、朗読とピアノ演奏の相性はあまり良くない。ピアノの音に、朗読の声は負けるのである。歌を歌うように声を張り上げる場合はそうでもないが、普通に物語る朗読の場合は負けてしまう。朗読の合間にピアノをいれるならばまだしも、朗読にピアノ演奏をかぶせるのはむずかしい。今回はそれを承知でかぶせたのである。

 しかし、案に相違して、来場者の評判はかなり良かった。ロビーでの感想も、アンケートによるものも、大変に好評だったのは嬉しかった。朗読は、第2部(後半)はとても好評であったが、第1部(前半)はそれほどではなかった。朗読時間約120分の大作を読み継ぎ形式で上演する場合は、常に前半の朗読がむずかしい。

 しかし、今回はこのむずかしい「星の王子さま」を何とかやり終えた。そこで場所を変えての打上会は盛り上がった。会員の皆さんは達成感に浸っていたようである。家人もピアノ演奏の大役を無事にやり終えたのでホッとしたようである。私は、具体的な役割があまりなかった割には精神的にかなり疲れたが、ホッともした。





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館長の朗読日記2229/船橋「はなみずき」と習志野「茜」の朗読レッスン

館長の朗読日記2229 (戦後73年/西暦2018年09月21日 新規)



○船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスン(1)

 昨日(9月20日)の15時00分から、船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスンをおこなった。今回は第3期・朗読ステップ1の第9回目、レッスン台本・向田邦子原作「父の詫び状」の第3回目である。この「はなみずき」は毎奇数月の第4木曜日に「ふなばし東老朗読会」を主宰している。今月27日がそうである。

 通常は、サークルの会員が3人、各自が選んだ短編をそれぞれ朗読する。観客は常連が多く、耳が肥えてきているらしい。朗読が終わると、かなり率直な感想や意見を言ってくれるらしい。それが何よりも励みになる。同時に事前練習をキチンとするための鞭撻にもなっている。レッスンの前後に相互啓発的な自主練習をしている。

 来年3月の「ふなばし東老朗読会」は、今年度の最後ということで、今年のレッスン台本、向田邦子原作「父の詫び状」を6人の会員が、また、芥川龍之介原作「杜子春」を9人の会員が、それぞれ読み継ぐ形式で朗読するという。そして、私がそのための朗読分担をおこなうことになった。私が決めるのが、もっとも無難らしい。



○船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスン(2)

 向田邦子原作「父の詫び状」のレッスンは、時間的に順調であった。そのレッスンの過程で、会員の皆さんが着実にレベルアップしていることを、シミジミと実感した。モッタリとした語り口が、テンポの良い語り口に進化してきた。他人事のように心情の入らない朗読だったのが、心情の入った語りかける語り口に進化してきた。

 声も、朗読的な意味で良くなってきた。向田邦子原作「父の詫び状」の場合のセリフ表現についても(「セリフ」←「登場人物」)←「原作者」という二重構造的な表現が必要と解説したところ、たちまち私の主旨を理解して実行して見せた会員が何人かいた。これは、ある程度の朗読レベルに達していないとできない芸当である。

 来年4月に開催する朗読発表会は、菊池寛原作「恩讐の彼方へ」に決定済みである。内容は良いのだが、朗読時間が90分~100分と短い。15人の会員は読み継ぐと1人当たりの分量が少なくなる。そのことを指摘し、会員の皆さんの意向を改めて確認した。そのことを承知の上で、会員の総意として決めたということだった。



○習志野朗読サークル「茜」の朗読レッスン(1)

 昨日(9月20日)の18時10分から、習志野朗読サークル「茜」の朗読レッスンをおこなった。今回は、第2期・朗読ステップ5の第5回目、レッスン台本・芥川龍之介原作「或日の大石内蔵助」の第5回目である。今回の台本は漢字が大変むずかしいのだが、この第5回目になってようやく普通の朗読ができるようになった。

 前回のレッスンで、珍しくはっきりと朗読的な飛躍をとげた会員が2人いたことを記した。その2人とも、先日の夏季朗読特別講座「やまなし」を受講した会員であったことも記した。その2人が今回どのような朗読をするかに、興味をもって聴いてみた。案の定、かなり元に戻っていた。しかし注意すると、また少し良くなった。

 この2人に刺激を与えた夏季朗読特別講座「やまなし」は確かに役立っていたのである。あと何回かは揺れ戻しがあると思うが、この2人の会員は、その期間を通過すれば「語る語り口」を修得できるようになるだろうと思う。そうすれば、このサークルのレッスン歴3年以上の会員は全員が「語る語り口」を修得することになる。



○習志野朗読サークル「茜」の朗読レッスン(2)

 前回のレッスンから、会員が2人増えた。新規に2人が入会したのである。この2人を加えて、今年になってからの新規入会者は3人になった。この3人は、朗読の初心者ということだが、文字言語の音読という意味では、必ずしも初心者とは言えないところがある。従って、あと1年もすれば「語る語り口」を修得できると思う。

 今回の新規入会者2人はとても前向きであるため、先輩会員たちに良い意味での刺激を与えている。今回のレッスンは、従来に比して活気があったが、それは単に会員数が増えたためばかりではない。新規入会者2人の積極的な姿勢が、レッスンの活気を誘発していた。新規入会者の1人は拙著『朗読の理論』を読み通したという。

 また、あと1年もすれば、このサークルの会員数も10人の大台を超すようになることが期待される。そうすれば、このサークルでも、久しぶりに中長編の文学作品を読み継ぎ形式で朗読上演できるようになるかもしれない。ちなみに、来年6月に開催予定の朗読発表会は、1人1作品形式の朗読上演をすることが決定済みである。








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館長の朗読日記2228/品川「あやの会」と大田「くすのき」の朗読レッスン

館長の朗読日記2228  (戦後73年9月20日 新規)



○品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスン(1)

 一昨日(9月18日)に、品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスンをおこなった。今回は、第3期・朗読ステップ1の第7回目であり、その第2本目のレッスン台本・向田邦子「父の詫び状」の第1回目のレッスンである。今回の重要課題は、来年5月に開催予定の朗読発表会の台本原作を選定することである。欠席者は2人であった。

 実は、前回のレッスンの後に、出席者が互いに推薦する原作のプレゼンテイションをするなど、丁寧な選考をおこない、2種類の候補作まで絞り込んだのである。後日、その候補作を知らされたが、それらに私が疑念を呈した。1つは、せっかくの2時間枠の読み継ぎ形式の上演意図を解していない。他の1つは、朗読作品として魅力がない。

 そこで、サークル代表が急きょ会員の皆さんに連絡し、改めて候補作品を募ったのである。その後、サークル代表から連絡があり、レッスン後の再相談の結果、新たな候補作品を全員が読んだ上、次回のレッスン時に最終決定することになったという。会員たちが読み継ぎ形式の上演意図をどう受けとめ、どの作品を選定するか楽しみである。



○品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスン(2)

 レッスンでは、会員の皆さんが着実に上達していると改めて実感した。「父の詫び状」は一種の随想である。地の文は表現主体が向田邦子自身であることが歴然としている。その中に登場人物のセリフが混じっている。はっきりとカギ括弧で括られたセリフもあるし、地の文の中に溶かしこまれたセリフもある。そのセリフ表現が問題である。

 普通の文学作品は、地の文の表現主体が原作者であることは露わではない。しかも作品世界は原作者とは直接の関係がない物語(架空)の世界である。その場合には、登場人物のセリフを登場人物自身が直に話しているように表現しても違和感がない。しかし「父の詫び状」の場合は、向田邦子が急に父親の声色を使っているようでおかしい。

 このような場合には、父親のセリフは、登場人物である父親が直にセリフを表現するのではなく、原作者である向田邦子が父親のセリフを観客に自分の言葉で紹介するように表現する方が自然である。表現の構造からいえば、二重構造的な表現ということになる。このサークルにはプロの声優が2人いるが、2人のセリフ表現が楽しみである。



〇大田朗読サークル「くすのき」の朗読レッスン(1)

 一昨日(9月18日)に、大田朗読サークル「くすのき」の朗読レッスンをおこなった。今回は第1期・朗読ステップ2の第8回目、レッスン台本・太宰治原作「兄たち」の第2回目のレッスンである。この台本「兄たち」は、セリフだけでなく地の文も話体で書かれている。そのすべてを語りかける語り口でセリフのように朗読してもらう。

 このサークルは、昨年の6月に発足したばかりだから、レッスン歴はまだ1年数ヶ月である。前回から、会員の1人が退会した。退会したといっても、サークルの代表に連絡があったきり、指導者である私には何の連絡もないままである。こういう例は初めてであるが、ことほどさように、発足後1年数ヶ月が過ぎても、会員が落ち着かない。

 現在のサークル会員数は6人である。サークルの役員は熱心に会員募集の方策を練り、実行してくれている。私の地元ならば、私ももっと積極的に動けるのだが、遺憾ながら靴の底から足裏を掻くようで、歯がゆく感じている。来年の5月には第2回目の「公開おさらい会」を予定している。再来年の5月には初の朗読発表会を予定している。



〇大田朗読サークル「くすのき」の朗読レッスン(2)

 最初の朗読発表会では、先の大戦の実体験をあつかった作品を読み継ぎ形式で上演することを慣例としている。これまで私が指導したサークルは、皆、そのような内容の朗読発表会を2回やってもらってきた。このような朗読発表会を開催するには、朗読的にも、準備や舞台まわり的にも、また、経費的にも、会員の数が10人は必要である。

 逆算すると、来年の「公開おさらい会」までには、会員数が10人の大台を超えていることが望ましい。しかも、ポロポロと退会者が出てくるような不安定な状況ではなく、朗読レッスンを長期間(一応の目安は6年間)つづける決心の会員の構成になることが望ましい。あと8ヶ月でそういうサークル体制を構築できるか否かが勝負である。

 太宰治原作「兄たち」の朗読レッスンについては、この時期のサークルとしてはかなり高いレベルになっていきたと思う。朗読あるいは語りのベテラン2人が頑張っている。サークル発足時からの初心者2人も、まだ2年足らずのレッスン歴としてはかなりの上達ぶりである。最近入会した会員も、当初に比べれば格段に良い朗読をしている。






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館長の朗読日記2227/千葉「風」の朗読レッスン

館長の朗読日記2227  (戦後73年9月16日 新規)



○千葉朗読サークル「風」の朗読レッスン(1)

 昨日(9月15日)の9時30分から、千葉朗読サークル「風」の朗読レッスンを行なった。今回は第3期・朗読ステップ2の第19回目。会員の半数は、10月に開催する第19回「小さな朗読館・ちば」に向けて共通レッスン台本・宮澤賢治原作「毒蛾」のレッスンを行なった。他の半数は、1人1作品のレッスンを行なった。

 今回は、来月(10月)14日に開催する第19回「小さな朗読館・ちば」に向けた最後の通常レッスンである。次回は、午前午後を通してのリハーサルを予定している。さすがに、この時期になると、会員の皆さんは、それぞれのレベルにおいて自分の朗読を仕上げてくる。面白いことに、仕上がってくると欠点が目立ってくる。

 ちょうど、普段着のときは多少の綻びなどは気にならないが、晴れ着で着飾ると綻びのツギハギ部分がいやに眼につくのと同じことである。私のレッスンでは、会員1人1人の仕上がり具合を評価しつつも、仕上がってきたが故に目立ってきた欠点を率直に指摘していく。このサークルは強者が多いから、そう素直には承知しない。



○千葉朗読サークル「風」の朗読レッスン(2)

 そこで丁々発止のやり取りが展開されるのだが、入会したての新人会員やレッスン歴の短い会員はハラハラしているのか、あるいは、面白がっているのか。恐らく、その両方だと思う。ともあれ、その丁々発止のやり取りを通して、朗読表現の大事なポイントが浮かび上がってくる点を逃さず、学ぶ気持ちでも聴いて欲しいと思う。

 その入会したての新人会員やレッスン歴の短い会員は、初めから朗読的にかなり高いレベルで、しかも、レッスンに取り組む姿勢も真剣な場合が多い。当然、その朗読的上達の度合いも大きい。こういう強者が多いサークルに敢えて入会してきたくらいだから、それ相応の根性も備わっているのであろう。真に頼もしい存在である。

 このサークルの朗読発表会はここ何年来、1人1作品形式で上演している。1人1作品形式の朗読会にももちろん長所はある。しかし、短所もある。短所の1つは、自分が朗読しやすい作品、あるいは、自分の朗読に合っている作品ばかりを選んでしまう点である。その結果、自分の朗読表現に安住する恐れが生じてくるのである。








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館長の朗読日記2226/読み継ぎ形式の朗読上演の意義と実績

館長の朗読日記2226  (戦後73年09月15日 新規)



○読み継ぎ形式の朗読上演の意義と実績(1)

 私が指導する朗読サークルの朗読発表会には2つのスタイルがある。1つは1人1作品形式の朗読上演、1つは読み継ぎ形式の朗読上演。1人1作品形式の方は、世間で通常おこなわれている朗読会と同じスタイルだから、改めて説明する必要はないだろう。問題は読み継ぎ形式の方である。今回、改めて説明する必要を感じたので、ここに記すことにした。

 世間で通常おこなわれている1人1作品形式の朗読会は、原作の文学作品を短編から選ぶか、長編のごく一部を抜粋するかのどちらかである。他人の朗読を聴くのはエネルギーを要する。そのため、よほど優れた朗読者でなければ、長時間の朗読を上演できない。通常は、1人の朗読時間は20分くらいが限度である。そのため、朗読台本も短いものとなる。

 結果的に、世間で通常おこなわれている朗読会においては、中長編の本格的な文学作品をあつかうことができなかった。そういう従来の朗読会の限界を打ち破り、朗読時間が2時間~2時間半くらいの中長編の本格的な文学作品の上演をすることが、そもそもの読み継ぎ形式の朗読上演の目的であった。これを本格的かつ継続的に始めたのは多分私であろう。



○読み継ぎ形式の朗読上演の意義と実績(2)

 ただし1人1作品形式の朗読上演の限界を打破する試みは他にもあった。セリフの部分の朗読を登場人物ごとに配役を決めて別々の朗読者が受持ち、地の文についてもそれだけを朗読する朗読者を別に配役するスタイルである。これを「演劇形式の朗読上演」と名づけておく。この演劇形式の朗読上演は実は朗読ではない。一種のセリフ劇、演劇なのである。

 本来の演劇上演は、作品世界の各場面を視覚的に舞台上に再現しなければならない。大掛かりな舞台背景や大道具小道具などの準備が大変である。演劇形式の朗読上演の場合は、それらを大幅に省略できる。出演者も少人数に絞り込める。そのために、演劇の演出家や役者にとっては、手軽かつ安価に上演できる演劇の代替物のように思われたかもしれない。

 朗読は1人の朗読者が文学作品の文字言語を自身の音声言語で再表現する芸術である。文学作品の作品世界に登場するすべての人物、すべての事物や出来事、要するにその文学作品の作品世界のすべてを自身の音声言語で表現する。そして、その作品世界のすべてを聴き手の頭と心の中にイメージとして再現してもらう。演劇とは似て非なる芸術なのである。



○読み継ぎ形式の朗読上演の意義と実績(3)

 読み継ぎ形式の朗読上演は、朗読本来のスタイルを保持しつつ、そういう朗読を何人かの朗読者で読み継いでいくことにより、1つの中長編の文学作品を一挙に朗読上演しようというものである。朗読の読み手を次々と変えることによって、朗読の鮮度を保ちつつ、2時間~2時間半(途中15分程度の休憩時間を挿入)の間は観客に舞台に集中してもらう。

 読み継ぎ形式の朗読は、戦後61年(西暦2006年)に初めて上演して以降、現在までの約12年間、実に60回近くの公演実績を重ねてきた。そして、私が当初予想した以上の感動をつくることができたと思っている。上演時間が2時間~2時間半ということは、普通の映画の上映時間に匹敵する。その間、作品世界を観客にイメージしてもらっている。

 私が指導している朗読サークルの会員の皆さんも十分に手応えを感じていて、さらに高度な内容の文学作品や古典的な香りをもつ文学作品に挑戦し始めている。加えて、朗読発表会だけでなく、中学校などへのボランティア朗読をこの読み継ぎ形式でやったり、さまざまの自立的な朗読会でこの読み継ぎ形式の上演をして、大変な好評を得ているようである。


 

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館長の朗読日記2225/千葉「わかば」の朗読レッスン

館長の朗読日記2225  (戦後73年09月14日 新規)



○千葉朗読サークル「わかば」の朗読レッスン(1)

 昨日(9月13日)の13時30分から、千葉朗読サークル「わかば」の朗読レッスンを行なった。今回は、第3期・朗読ステップ1の第11回、レッスン台本・向田邦子原作「父の詫び状」の第6回目、仕上げの通し読みのレッスンである。私が4月に体調を崩しレッスンを1回休止した。そのためレッスン回数が1回減っている。

 この「父の詫び状」を6等分し、会員6人ごとに組分けし、組分けした各組ごとに読み継ぎ形式で仕上げの通し読みをする。今回の出席者は11人であるから、第2組は全体の6分の5までの読み継ぎとなる。この「父の詫び状」の朗読時間は約25分であるから、全体では約50分弱かかった。終了後、休憩時間を約10分とった。

 休憩後、約50分ほど、私から講評を行なった。全体的にはかなりレベルが上がってきたと思う。第3期生の場合は、やはり語り口が中心になる。第2期生の場合は、イメージ表現と心情表現が中心になる。第1期生の場合は、言葉と言葉、言葉の塊と言葉の塊、文と文のつなぎ方が中心となる。これは《間》の問題に直結している。



○千葉朗読サークル「わかば」の朗読レッスン(2)

 講評の後に、私から、つぎの朗読発表会の台本「あん」の朗読分担を発表した。千葉朗読サークル「わかば」は、来年2月28日(木)に朗読発表会「あん」を読み継ぎ形式で公演する。原作はドリアン助川著「あん」である。ハンセン氏病の問題をあつかった作品だが、これを朗読する際の心情表現のレベルが問われる内容である。

 読み継ぎ形式の朗読を会員の皆さんに分担分けする場合、従来、私はレッスン歴の長短や朗読レベルの高低を脇において、行数的に均等に配分してきている。しかし、今回は3人の会員が体調が万全ではない。そこで、今回はその3人の会員については朗読分担を2割ほど少なくした。この処置の効果は不明だが、一応は試みてみた。

 わが朗読サークルも、日本全体と同じく、高齢化が進んでいる。もちろん、私自身の高齢化も進行中である。したがって、各朗読サークルが主催する朗読発表会や朗読会、および、私が主宰する「小さな朗読館」に臨む出演者の健康管理や体調管理がますます重要な課題になってくる。また非常時の危機管理体制の構築も重要である。







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館長の朗読日記2224/ちょっとした秋休み(後)

館長の朗読日記2224 (戦後73年/西暦2018年09月12日 新規)



○ちょっとした秋休み(3)

 このちょっとした秋休み(9月07日から9月12日までの6日間)も今日が最後である。その後半にやったこと、やっていること、考えてきたことを簡単に記しておく。まず、単行本『朗読の上達法』の執筆を再開した。ただし、これまで執筆した内容を読み返し、全体の構想を見直すことをやったに過ぎない。本格的な執筆再開はこれからである。

 つぎに、今年11月に開催する第13回「小さな朗読館」の広報をしてもらうよう色々と手配した。千葉県域の『地域新聞』のイベント情報欄に掲載を申し込んだ。また、前回の第12回「小さな朗読館」のときに先方からイベント情報掲載の打診があったので掲載をお願いした『船橋よみうり』に、今回はこちらからチラシを送って掲載を依頼した。

 その第13回「小さな朗読館」(11月28日公演)に、私は森鴎外原作「心中」を朗読するので、その練習もした。さらに、再来年の「小さな朗読館」に朗読する文学作品をいろいろと検討した。来年は、岡本綺堂シリーズと決め、シリーズとして朗読する3つの文学作品もすでに選定済みである。しかし、再来年の作家のシリーズは検討中である。



○ちょっとした秋休み(4)

 自分が朗読する作品だけでなく、朗読サークルが朗読発表会で上演する文学作品についても、その選考過程で色々と相談されることがある。朗読サークルが選考した複数の候補作品に眼を通すこともある。そのように、色々な文学作品に眼を通す過程で、感じたことがある。すなわち、文学作品には1回読めば十分という作品があるということである。

 その反対に、何回読み返しても面白い作品もある。それでは1回読めば十分という作品が面白くないかといえば、それが必ずしもそうではない。たしかに1回目に読んだときは面白いのである。しかし、2度読む気にはなれないという感じなのである。逆に、何回読み返しても面白い作品が、複雑で非凡で高尚な内容かというと必ずしもそうではない。

 これは、必ずしも私の主観的な判断ではない。朗読サークルの会員の大多数も同じ判断なのである。そういう判断の根拠はなんなのだろうか。読み手の側の好き嫌いというのとはちょっと違う。作家のネームバリューというのとも違う気がする。こういう場合の読み手の判断を分ける原因は、文学作品の方にあることは間違いない。面白い問題である。




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館長の朗読日記2223/ちょっとした秋休み(前)

館長の朗読日記2223 (戦後73年/西暦2018年09月10日 新規)



○ちょっとした秋休み(1)

 先週の金曜日(9月07日)から今週の水曜日(9月12日)までの6日間は、朗読レッスンを初めとする対外的な仕事の予定がなにもない。本来なら先週の土曜日(9月08日)にあるはずの八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読レッスンが、他日にスライドした。朗読発表会の本番会場で舞台リハーサルのために、日時を変更したのである。

 私は、朗読レッスンの実施日を火、木、土曜日に当て、月、水、金、日曜日は外している。ただし、火曜日については第1と第3火曜日しかレッスンがないから、逆の第2と第4火曜日は空いている。今週の火曜日(9月11日)は第2火曜日だから、朗読レッスンがないのである。私は決して多忙ではないが、やはり6日間も予定が空くのは珍しい。

 自宅でやらなければならない仕事は山積しているが、やはり対外的な仕事がないと気分が寛ぐ。夏休みが終わった後に来た、ちょっとした秋休みという感じである。前半の先週末は、ライフワークのうち、ここしばらく山積させていた仕事に集中的に取り組み、一段落させた。今週末にはそのライフワークの残りの仕事が、また新たに出てくるのだが。



○ちょっとした秋休み(2)

 朗読関係の仕事も山積している。もっとも気になっているのは、単行本『朗読の上達法』の執筆である。これが、遅々として進んでいない。この『朗読の上達法』の土台となる言語論の基本構造について、自分なりの考えをまとめようと8月末まで取り組んでいたのである。これは、私のライフワークの1つでもある。その仕事もようやく一段落した。

 私が主宰している定期朗読会「小さな朗読館~感動をつくる朗読をめざして~」の準備も、いろいろとある。まず、今年11月に開催する第13回「小さな朗読館」の広報をしてもらうように手配しなければならない。船橋市報『広報ふなばし』、千葉県域の『地域新聞』、先方から掲載を打診していただいた『船橋よみうり』等に向けた手配である。

 私自身の朗読の準備もやらなければならない。第13回「小さな朗読館」(11月28日公演)には森鴎外原作「心中」を朗読する。その練習もさることながら、その先の演目も探して決めなければならない。来年は岡本綺堂シリーズと決め、朗読する作品も選定済みである。問題は再来年である。どの作家のシリーズとするか、まだ決めかねている。




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館長が指導する朗読サークル(第48版)

館長が指導する朗読サークル(第48版)

               (戦後73年09月09日 更新)



【八千代市】

○八千代朗読サークル「新・みちの会」

・レッスン会場  八千代市八千代台公民館/会議室
           (京成本線・八千代台駅より徒歩3分/駐車場数台)
・レッスン日時  第2・4土曜日13時30分~16時00分
・レッスン段階  第3期 朗読ステップ3
・サークル設立  2003年9月
・サークル入会 入会を希望される方は下記にお申し込み願います。
        (朗読の経験者&初心者ともに歓迎します!)
・申込み連絡先 047-487-3721 (東)

《館長のコメント》

 八千代朗読サークル「新・みちの会」は、初めは戦後58年(西暦2003年)9月に八千代朗読サークル「みちの会」と八千代朗読サークル「ことのは」という2つのサークルとして発足しましたが、戦後64年(西暦2009年)7月に合体し、改めて千代朗読サークル「新・みちの会」と改名して再発足したものです。

 この八千代朗読サークル「新・みちの会」は、館長が朗読指導しているサークルの中では朗読レッスン的に最も先を進んでいます。第1期の終了を機に退会した元会員と現会員の有志が「朗読くらぶ『満天星』」という新たな朗読グループを結成し、自立的な活動を始めたという点でも、最も先を進んでいる朗読サークルです。

 八千代朗読サークル「新・みちの会」への新規入会はいつでも受け付けています。新規入会をご希望の方は気楽に上記の申込先にお電話でご相談ください。初めて朗読をやろうと思っている方、すでに朗読経験をお持ちの方、それぞれ新規に入会を申し込む場合にはご心配な点があると思います。電話で、ご相談に応じます。

【點鬼簿1】

 この八千代朗読サークル「新・みちの会」でも、数少ない男性会員の1人だった松田益孝さんが、戦後68年(西暦2013年)9月の朗読発表会に向けたレッスンの途中で、急逝された。入院中も朗読発表会に出演する意志をもち続け、出演が無理と判ると、せめて会場に聴きに行きたいと言われていたそうだが、ついにそれも叶わぬことになってしまった。

【點鬼簿2】

 このサークルの2期生であった冨田博子さんが戦後72(西暦2017年)年1月に急逝された。いつも前向きで、朗読とサークル運営に取り組んでおられた。永年、難病と闘いながら、ご自分の人生を目いっぱい生き切っておられたように拝察していた。宮澤賢治の作品をこよなく愛しておられ、その宮澤賢治の作品を生き生きと朗読されていた。

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【千葉市】

○千葉朗読サークル「風」

・レッスン会場  千葉市緑区鎌取コミュニティセンター
           (JR外房線・鎌取駅より徒歩3分/駐車場完備)
・レッスン日時  第1・3土曜日9時30分~12時00分
・レッスン段階  第3期 朗読ステップ2
・サークル設立  2004年10月
・サークル入会 入会を希望される方は下記にお申し込み願います。
          (朗読の経験者&初心者ともに歓迎します!)
・申込み連絡先 047-487-3721 (東)

《館長のコメント》

 朗読レッスンは、朗読ステップ1~6というように体系的に行なっていきます。第1期は戦後59年(西暦2004年)11月から、第2期は戦後65年(西暦2010年)11月から開始しました。現在は第3期・朗読ステップ2の段階に入っていますが、途中から入会しても第3期のレッスンを受けることができます。

 本来は朗読ステップ1から順々にレッスンしていくのが理想です。しかし、朗読ステップ1~6のレッスンは、朗読という芸術をいわば土台から何層も積み重ねて身につけていく過程ですから、どの朗読ステップでも朗読ステップ1~6の内容をくり返す、という側面があります。どの朗読ステップから入会されても大丈夫です。

 新規会員(第3期会員)は、朗読の経験者ばかりではなく、まったくの初心者の方も歓迎します。定員(20名)にはまだ少し余裕があります。朗読を基本から体系的に学びたい方は、上記の「申込み連絡先」にお電話をください。ご相談の上、先ずは実際の朗読レッスンをご見学いただきます。入会を決めるのはその後のことです。


○千葉朗読サークル「わかば」 更新!

・レッスン会場  千葉市若葉区都賀コミュニティセンター
           (JR総武本線・都賀駅より徒歩8分/駐車場完備)
・レッスン日時  第2・4木曜日13時30分~16時00分
・レッスン段階  第3期・朗読ステップ1
・サークル設立  2006年3月
・サークル入会 第3期の新規会員を募集中
・申込み連絡先 047-487-3721 (東)

《館長のコメント》

 現在は第3期・朗読ステップ1の段階に入っています。戦後73年(西暦2018年)3月からは、第3期に突入しています。第3期は、改めて朗読ステップ1~6を最初から始めています。レッスンは、朗読ステップ1から順々にレッスンしていくのが理想です。その意味で、今が新規に入会する絶好のチャンスであるとも言えます。

 ただし、朗読ステップ1~6のレッスンは、朗読という芸術をいわば土台から何層も積み重ねて身につけていく過程ですから、どの朗読ステップでも朗読ステップ1~6の内容をくり返す、という側面があります。したがって、朗読ステップ1~6の途中から入会されても、もちろん大丈夫です。

 しかし、今年3月から第3期として改めて朗読ステップ1から始めていますので、この機会に入会されることをお勧めするわけです。入会は、朗読の経験者ばかりではなく、まったくの初心者の方も歓迎します。定員(20名)にはまだ余裕があります。朗読を基本から体系的に学びたい方は、上記までお電話してください。

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【船橋市】

○船橋朗読サークル「はなみずき」 更新!

・レッスン会場  船橋市海神公民館
           (京成本線・海神駅より徒歩1分/駐車場は1団体2台まで)
・レッスン日時  第1・3木曜日15時00分~17時00分
・レッスン段階  第3期 朗読ステップ1
・サークル設立  2006年5月
・サークル入会 第3期の新規会員を募集中
・申込み連絡先 047-487-3721 (東)

《館長のコメント》

 戦後73年(西暦2018年)3月から、第3期に突入しています。第3期は、改めて朗読ステップ1~6を最初から始めます。レッスンは、朗読ステップ1から順々にレッスンしていくのが理想です。その意味で、今が新規に入会する絶好のチャンスであるとも言えます。

 ただし、朗読ステップ1~6のレッスンは、朗読という芸術をいわば土台から何層も積み重ねて身につけていく過程ですから、どの朗読ステップでも朗読ステップ1~6の内容をくり返す、という側面があります。したがって、朗読ステップ1~6の途中から入会されても、もちろん大丈夫です。

 入会は、朗読の経験者ばかりではなく、まったくの初心者の方も歓迎します。定員(18名)にはまだ少し余裕があります。朗読を基本から体系的に学びたい方は、上記までお電話してください。

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【習志野市】

○習志野朗読サークル「茜」 更新!

・レッスン会場  サンロード津田沼(5階)研修室
           (京成本線・京成津田沼駅より徒歩1分/駐車場なし)
・レッスン日時  第1・3木曜日18時10分~20時40分
・レッスン段階  第2期 朗読ステップ5
・サークル設立  2008年8月
・サークル入会 第2期の新規会員を募集中
        (朗読の経験者&初心者ともに歓迎します!)
・申込み連絡先 047-487-3721 (東)

《館長のコメント》

 第2期の朗読レッスンは、朗読ステップ1~6を改めて初めから体系的に行ないます。現在は第2期・朗読ステップ5の段階に入っていますが、途中からでも入会して第2期のレッスンを受けることができます。

 本来は朗読ステップ1から順にレッスンしていくのが理想です。しかし、朗読ステップ1~6のレッスンは、朗読というものをいわば土台から何層も積み重ねて身につけていく過程ですから、どの朗読ステップでも朗読ステップ1~6の内容をくり返す、という側面があります。どの朗読ステップから入会されても大丈夫です。

 新規会員(第2期会員)は、朗読の経験者ばかりではなく、まったくの初心者の方も歓迎します。定員(20名)にはまだ余裕があります。朗読を基本から体系的に学びたい方は、上記の「申込み連絡先」にお電話をください。ご相談の上、先ずは実際の朗読レッスンをご見学いただきます。入会の決定はその後のことです。

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【東京都品川区】

○品川朗読サークル「あやの会」 更新!

・レッスン会場  品川区第五荏原区民集会所
           (東急大井町線・下神明駅より徒歩1分/駐車場なし)
           (JR総武横須賀線・西大井駅より徒歩15分)
・レッスン日時  第1・3火曜日9時50分~12時20分
・レッスン段階  第3期 朗読ステップ1
・サークル設立  2006年6月
・サークル入会 第3期の新規会員を募集中
           (朗読の経験者&初心者ともに歓迎します!)
・申込み連絡先 047-487-3721 (東)

《館長のコメント》

 第3期の朗読レッスンは、朗読ステップ1~6を改めて初めから体系的に行ないます。第3期・朗読ステップ1の朗読レッスンは、戦後73年(西暦2018年)6月から開始しています。

 本来は朗読ステップ1から順にレッスンしていくのが理想です。しかし、朗読ステップ1~6のレッスンは、朗読という芸術をいわば土台から何層も積み重ねて身につけていく過程ですから、どの朗読ステップでも朗読ステップ1~6の内容をくり返す、という側面があります。どの朗読ステップから入会されても大丈夫です。

 新規の第3期会員は、朗読の経験者ばかりではなく、まったくの初心者の方も歓迎します。現在は定員(18名)の上限ギリギリです。今年から新たに発足した大田朗読サークル「くすのき」はまだ定員(18名)に余裕がありますし、入会のタイミングも最適です。

【點鬼簿】

 この品川朗読サークル「あやの会」でも、サークル立ち上げ以来の会員であった石井清子さんが戦後67年(西暦2012年)に亡くなった。治療でかなり衰えた最中にも、朗読発表会を聴きに来てくださった。この方のことは、いつも私の心の中に浮かんでくる。

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【東京都大田区】

○大田朗読サークル「くすのき」 更新!

・レッスン会場  太田文化の森
           (JR京浜東北線・大森駅より徒歩10分)
・レッスン日時  第1・3火曜日14時00分~16時30分
・レッスン段階  第1期 朗読ステップ1
・サークル設立 2017年6月
・サークル入会 第1期の新規会員を募集中
        (朗読の経験者&初心者ともに歓迎します!)
・申込み連絡先 047-487-3721 (東)

《館長のコメント》

 この大田朗読サークル「くすのき」は、戦後72年(西暦2017年)6月に発足したばかりの若いサークルです。現在は、第1期・朗読ステップ2の朗読レッスンをやっている最中です。定員(20名)にはまだ余裕があります。今が、入会するための絶好のチャンスであるといえます。どうぞレッスンを見学してください。

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【朗読ステップ6終了者がつくった自立的朗読グループ】

○朗読くらぶ「満天星」

・構成メンバー 八千代朗読サークル「新・みちの会」の元&現会員の有志
・グループ設立 2011年
・朗読会公演  朗読くらぶ 満天星 Live/年1回(10月頃)

○「朗読の会 響」

・構成メンバー 八千代朗読サークル「こちの会」の元会員有志が中心
・グループ設立 2012年
・朗読会公演  響 朗読ライブ/年2回(5月頃、12月頃)

○「朗読と音楽の刻(とき)・虹」

・構成メンバー  千葉朗読サークル「風」の現会員有志
           千葉市の音楽演奏家の有志
・グループ設立 2014年
・朗読会公演 「朗読と音楽の刻(とき)・虹」
         ~朗読とピアノとオカリナのコラボレーション~

《館長のコメント》

 「朗読と音楽の刻(とき)・虹」は、千葉市の朗読サーク「風」の現会員と音楽演奏家と読み語りの方の有志によって2014年に設立された。ただし、音楽演奏者の方も含まれているから、そもそも「朗読グループ」という範疇には初めから入らないのかもしれない。しかし「自立的朗読グループ」に準じた存在ということくらいはいえると思う。

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【解散した朗読サークル】

○八千代朗読サークル「花ことば」

・レッスン会場  八千代市八千代台東南公民館
           (京成本線・八千代台駅より徒歩3分/駐車場約10台)
・レッスン日時 第2・4木曜日18時00分~20時00分
・サークル設立 2005年4月
・サークル解散 2014年3月(第2期・朗読ステップ3の終了を機に解散)

《館長のコメント》

 朗読ステップ3に入った当初は、八千代朗読サークル「花ことば」の会員数は12人であった。ところが、まもなく、体調不良などが原因で4人が退会した。さらに、朗読発表会に向けたレッスンに入って、2人が体調不良でレッスンに出席できなくなり、やむなく退会した。結局、朗読発表会が終了した時点の会員数は6人であった。

 朗読発表会の終演後、打上会を行なった。これは、八千代朗読サークル「花ことば」の解散会を兼ねていた。最後に残った6人の会員のうち、2人は体調が不良であり、しばらく精密検査や治療に専念したいという。1人は自宅が西東京市にあるため、通うのが大変なので、できれば品川朗読サークル「あやの会」に移籍したいという。

 結局、従来通りにレッスンを継続したい会員は3人ということであった。新たに会員を募集するにしても、サークルの核となる現会員が3人では、現在のサークルをそのまま存続させる意味があまりない。むしろ、継続したい3人の会員が別の既存の朗読サークルに移籍する途を選ぶ方が良い。これが、全員のほぼ一致した意見であった。

 この3人の事情を勘案し、移籍先を決定した。1人は八千代朗読サークル「新・みちの会」に移籍する。1人は居住地の習志野朗読サークル「茜」に移籍する。1人は、昼間は仕事があるため、現在、唯一、夜間にレッスンしている習志野朗読サークル「茜」移籍する。かくて、八千代朗読サークル「花ことば」は解散することになった。

【點鬼簿1】

 戦後68年4月に八千代朗読サークル「花ことば」が第2期・朗読ステップ3に入った後、体調不良で退会した会員が戦後69年5月に亡くなった。この会員は、初め八千代朗読サークル「ことのは」に入会し、その後、八千代朗読サークル「新・みちの会」から同「花ことば」へ移転して朗読を続けた、最古参の会員であった。

 八千代朗読サークル「ことのは」の会員時代に、ご主人が亡くなった。そのショックで1年ほど休会したが、その後、朗読に復帰した。優しさと積極性を合わせ持ち、また山本周五郎の作品の朗読をこよなく愛した方であった。敬虔なキリスト教徒であり、福祉活動などにも積極的に参加していた。心から哀悼の意を表します。

【點鬼簿2】

 戦後69年(西暦2014年)3月に第2期・朗読ステップ3の終了を機に「花ことば」を解散したときの会員で、すでに以前から病気療養をしながら朗読のレッスンをつづけていた方が、戦後70年(西暦2015年)3月に亡くなった。奇しくも「花ことば」解散からほぼ1年後のことである。心から哀悼の意を表します。

○八千代朗読サークル「こちの会」

・レッスン会場 八千代市八千代台東南公民館
          (京成本線・八千代台駅より徒歩3分/駐車場約10台)
・レッスン日時 第1・3土曜日14時00分~16時00分
・サークル設立 2006年6月
・サークル解散 2012年6月(朗読ステップ1~6終了を機にサークル解散)

《館長のコメント》

 朗読ステップ6終了時の会員7人それぞれの事情により、朗読ステップ1~6の修了を機に退会を希望する会員が多数を占めたため、八千代朗読サークル「こちの会」としては第2期を継続することなく、解散することになりました。レッスンの継続を希望する会員は他の朗読サークルに移籍しました。

 自立的に朗読の上達をめざす会員、他のグループや仲間と共に朗読に取り組む会員、他の舞台芸術の場で朗読の成果を生かす会員などについては、将来的に朗読に関する支援や助言や指導の要望があれば、できる限りそれに応える旨を約束して解散しました。今後とも何らかの形で朗読に関与し続けて欲しいものです。

【點鬼簿】

 すでに解散したこの八千代朗読サークル「こちの会」でも、サークル立ち上げ以来の女性会員が亡くなった。気がついたときはすでに病勢が進んでいて、手の施しようがなかったという。あっという間の、正に急逝だった。明るい、積極的な方で、八千代朗読サークル「こちの会」の運営にも、随分気を配っていただいた。

○三鷹朗読サークル「さつきの会」

・レッスン会場 三鷹市消費者活動センター
・レッスン日時 第1・3火曜日18時30分~20時30分
・サークル設立 2004年5月
・サークル解散 2010年7月
           (朗読ステップ1~6終了を機にサークル解散)

《館長のコメント》

 三鷹朗読サークル「さつきの会」は、朗読ステップ1~6を修了した時点(2010年7月)で、朗読レッスン6を終了し、サークルを解散することになった。したがって、館長の朗読指導の内容的には、第1期の朗読ステップ1~6の基本課程を総て終了したことになる。

 このグループはもともと会員数が少なかったのだが、色々な個人的事情のために、過半の会員が朗読ステップ6の終了時点で退会&休会のやむなきに至った。継続を希望する会員も少数は残っていたが、この時点で朗読サークルの存続が困難であると判断した。

 朗読レッスンの継続、朗読サークルの存続を望む会員のために、色々と検討を試みたが、結局、三鷹市内においては条件的に困難と判断せざるを得なかった。朗読レッスンの継続を望んでいた会員には、その後も何らかの対案を案出し提案したが、叶わなかった。

 元々、館長の当初の構想では、朗読レッスンを朗読ステップ1~6で終了することにしていた。したがって、今回、三鷹朗読サークル「さつきの会」が、何とか6年間の朗読レッスンを完了し、サークルを解散したことは、ある意味で自然の成り行きであったかも知れない。

 あるいは、何とか無事に6年間のカリキュラム(朗読ステップ1~6)をやり遂げることができたのだから、むしろ祝うべきであったとさえ考えられる。元・会員の皆さんが、今後、各々の立場で、末永く朗読を継続し、より一層の発展を遂げられることを、心から祈念している。

【點鬼簿】

 三鷹朗読サークル「さつきの会」は、故・本田悠美子さんが中心となっていたグループであった。故・本田悠美子さんは、劇団民藝の団員であったが、かなり以前に演劇界から離れた方であった。故・本田悠美子さんは、私の「感動をつくる朗読」の良き理解者であった。

 そして、故・本田悠美子さんは、三鷹市での私の朗読活動の継続を強く望んでいた。私は私で、三鷹市の朗読指導と朗読文化の普及を、いずれ故・本田悠美子さんに委任するつもりでいた。それが共に叶わなくなった。故・本田悠美子さんの逝去と共に残念でならない。

 ただ、故・本田悠美子さんは、三鷹市という狭い枠組に必ずしもこだわらず、その枠組を超えて、館長の「感動をつくる朗読」が普及・発展していくことを望んでおられた。残念ではあるが、館長としては、今後、その方向において、出来る限りの努力をしていくつもりである。




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館長の朗読日記2222/船橋「はなみずき」と習志野「茜」の朗読レッスン

館長の朗読日記2222 (戦後73年/西暦2018年09月07日 新規)



○船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスン(1)

 昨日(9月06日)の15時00分から、船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスンをおこなった。今回は第3期・朗読ステップ1の第8回目、新しいレッスン台本・向田邦子原作「父の詫び状」の第2回目である。まず、8月下旬に2回にわたっておこなった夏季朗読特別講座「やまなし」のことを、お礼方々話題にした。

 今回は欠席者が多かったが、それでも10人以上の会員が出席した。出席者が10人の大台を超えると、レッスンに活気が出る。そして、グループレッスンの良さも出てくる。現在、朗読レッスンは第3期・朗読ステップ1を経過中である。すなわち、作品世界におけるイメージと心情をつくりつつ朗読することが主テーマである。

 会員の朗読を聴いていると、作品世界におけるイメージと心情をつくりつつ朗読しているか否かがよく分かる。また、その会員なりにイメージと心情をつくっているのだが、それがその会員の朗読表現にうまく結びついているか否かもよく分かる。前者は、読込み不足か、余裕がないかである。後者は、表現力が不十分なのである。



○船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスン(2)

 表現力が不十分な場合は、朗読の2つの要素のうちどちらかが不十分だからである。第1の要素は語り口である。自然な語り口が十分身についていない場合には、たとえ頭と心でいくらイメージと心情をつくっても、それを自分の音声言語で表現することはむずかしい。このサークルの会員はこの点はかなりクリアできてきている。

 第2の要素はイメージ&心情表現である。一般に表現力といわれているものが、これである。イメージ表現の基本は、臨場的な表現と立体的な表現である。臨場的な表現は、視点の転換に直接関係している。作品世界の場面の内部に朗読者の視点を転換して表現するのである。立体的な表現は、場面を立体的に表現することである。

 表現する対象の遠近、高低、左右、大小などを、われわれが日常の会話で表現しているように表現する。その場合の土台となるのが自然な語り口なのである。心情表現の基本は、作品世界の表現主体(登場人物あるいは原作者)の心情を読み取り、その心情をどのくらい「わがこと」として自分の心情につくれるかにかかっている。



○習志野朗読サークル「茜」の朗読レッスン(1)

 昨日(9月06日)の18時10分から、習志野朗読サークル「茜」の朗読レッスンをおこなった。今回は、第2期・朗読ステップ5の第4回目、レッスン台本・芥川龍之介原作「或日の大石内蔵助」の第4回目である。今回の台本は漢字が大変むずかしい。しかし、さすがに第4回目ともなるとかなり読みなれてきたようである。

 今回のレッスンで、珍しくはっきりと朗読的な飛躍をとげた会員が2人いた。2人とも、先日の夏季朗読特別講座「やまなし」を受講した会員であった。その2人が口をそろえて言うには、あの夏期講座がすごく刺激になり、参考になった、とのことである。逆に、これまでは少人数のサークルでぬるま湯に浸っていたわけである。

 他の朗読サークルの会員の朗読を間近に聴いて、そのうまさに一驚したらしい。そして、その語り口がいかに自然か、その語り口がいかに私が常々注意していることを忠実に実行しているか、を実感したらしい。そして、いっぺんに目が覚めたという。そして、今回のレッスンに向けて真面目に語りかける語り口を練習したらしい。



○習志野朗読サークル「茜」の朗読レッスン(2)

 それにしても、これまで何年も私の朗読レッスンを受けていながら、それには一向に反応せず、たった1回(2日間)の夏季朗読特別講座を受講しただけで、このように鋭敏に反応するとは。テレビの「チコちゃんに叱られる!」ではあるまいが、それまでの自分たちのサークルのレッスンを「ボーっ」と聴いていたにちがいない。

 今回のレッスンでは、新規入会者が一挙に2人もあった。そのうちの1人は、今回が初レッスンであった。他の1人は、本来はレッスン見学に来たのだが、その場で入会を決意し、見学ではなく、今回から是非レッスンを受けたいというのである。私はそういう熱心は大歓迎であるから、さっそく朗読レッスンに参加してもらった。

 その結果、今回のこのサークルのレッスン参加者は9人となった。経験則的にいってレッスンに活気が出る10人の大台に、もうひと息で到達するまでになった。今回朗読的な飛躍を遂げた2人と、熱心な新規入会者2人の影響で、参加者は9人と10人以下でありながら、今回のレッスンはかなり活気があったように思っている。






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館長の朗読日記2221/品川「あやの会」と大田「くすのき」の朗読レッスン

館長の朗読日記2221  (戦後73年9月05日 新規)



○品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスン(1)

 昨日(9月04日)に、品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスンをおこなった。今回は、第3期・朗読ステップ1の第6回目であり、その第1本目のレッスン台本・芥川龍之介原作「杜子春」の第6回目、最後の仕上げの通し読みのレッスンである。今回は欠席者が5人もいたが、それでも出席者は11人と10人の大台は超えていた。

 仕上げの通し読みはミニ朗読発表会のように、朗読用の椅子を2脚をステージ替わりに設置し、聴き手の方も観客席を設けて朗読の順番でない会員はその観客席で聴く。この「杜子春」の朗読時間は40分近くなので、ひと通り朗読した後は休憩時間をとり、その間に、机と椅子も本来の朗読レッスンのときの配置に設置しなおしてもらった。

 どの朗読サークルも同じだが、出席者が10人の大台を超えると、その朗読レッスンに活気が出てくる。その要因の1つは、出席者が10人を超えると、毎回のように、何らかの意味で朗読的な飛躍を見せる会員が何人か出てくるからだと思う。今回も、従来は滑らかできれいな語り口だった会員が、1つ1つの言葉を立てる語り口になった。



○品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスン(2)

 この語り口の変化は、この会員にとって大きな朗読的飛躍になったと思う。また、従来は棒読み的でテンポの遅い語り口からなかなか抜け出せなかった会員が、前回の朗読発表会を経て、急速に自然な語り口に近づいてきた。今回も、なかなか良い語り口を披露してくれた。別の会員は、部分的にアドリブ的な朗読をして聴き手にウケていた。

 毎回のレッスンで、仲間の会員がこのようにいろいろな意味での朗読的飛躍をしてみせてくれるのだから、他の会員も大いに刺激される。もちろん、そういう朗読的飛躍を参考にして、自分の朗読に取り入れることもできる。自分の朗読的な上達は、自分のためでもあるが、同時に仲間の会員のためでもある。グループレッスンの良さである。

 先日やった夏季朗読特別講座「やまなし」のことも話題になった。次回は第1期生も含めた特別講座を希望する声もあった。教材については「ロミオとジュリエット」の希望もあった。第1期のステップ2のレッスン台本であるが、第1期生もこの「ロミオとジュリエット」には再挑戦してみたいというのである。かなり印象に残ったらしい。



〇大田朗読サークル「くすのき」の朗読レッスン(1)

 昨日(9月04日)に、大田朗読サークル「くすのき」の朗読レッスンをおこなった。今回は第1期・朗読ステップ2の第7回目、新しいレッスン台本・太宰治原作「兄たち」の第1回目のレッスンである。この台本「兄たち」は、セリフだけでなく地の文も話体で書かれている。すべてを語りかける語り口でセリフのように朗読してもらう。

 このサークルは、昨年の6月に発足したばかりだから、レッスン歴はまだ1年数ヶ月である。サークル会員は7人と少ない。その、ただでさえ会員数が少ないところに、今回は欠席者が2人であった。しかも、そのうちの1人は代表のところに退会する旨を伝えてきたらしい。私には今のところまだ何の連絡もない。どうも困ったことである。

 今回は、とりあえず5人の会員を相手に朗読レッスンをした。まず全員に5分の1づつ朗読してもらった。この台本の作品世界を十分に認識してもらうためである。その間、私からはほとんど何のコメントもしなかった。休憩を挟んで、後半は1人1人の朗読の直後に、その会員の朗読について、主にその語り口についてコメントしていった。



〇大田朗読サークル「くすのき」の朗読レッスン(2)

 これら5人の会員の朗読を聴き、それぞれの朗読の語り口についてコメントしていきながら、人数は少ないにもかかわらず、このサークルの平均的な朗読kレベルはかなりのものだと感じていた。少なくとも、他のサークルの発足2年目のレベルと比べて勝るとも劣らないレベルではないかと思う。構成は朗読経験者2人、初心者3人である。

 来年5月に予定している「朗読おさらい会」について少し話しをした。話しをしつつ、来年5月のおさらい会は、通常のレッスン会場をそのまま「朗読おさらい会」用の会場として使うし、上演形式も1人1作品形式だから何とかなる。しかし、そのつぎの朗読発表会は、この会員数では厳しいだろうと考えていた。対策を練らねばならない。

 朗読発表会は、舞台が整備された会場を使い、戦争体験的大作を読み継ぎ形式の朗読で上演する。バック照明やバック音楽も使用する。それなりに人手も経費も必要となる。対策にもよるが、即座に対策をとるか、来年5月までに様子を見ながら対策をとるか、あるいは、来年5月以降に対策をとるか。その検討は即座に開始する必要がある。








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最新のイベント情報(朗読会などのご案内) 第184版

最新のイベント情報(朗読会などのご案内) 第184版

                  (戦後73年09月04日 更新)




【カレンダー】



●戦後73年(西暦2018年)



9月22日(土)「新・みちの会」朗読発表会「星の王子さま」
 /八千代朗読サークル「新・みちの会」主催

10月06日(土)第20回「品川朗読交流会」 NEW!
 /品川朗読サークル「あやの会」&朗読サークル“こだま”共催

10月14日(日)第19回「小さな朗読館・ちば」
 /千葉朗読サークル「風」主催

10月24日(水)朗読くらぶ「満天星」第7回LIVE NEW!
 /朗読くらぶ「満天星」

11月28日(水)第13回「小さな朗読館~感動をつくる朗読をめざして~」
 /感動をつくる・日本朗読館「小さな朗読館」きららホール実行委員会主催



【くわしいご案内】



●戦後73年(西暦2018年)



八千代朗読サークル「新・みちの会」朗読発表会「星の王子さま」

〔日時〕戦後73年(西暦2018年)9月22日(土)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕八千代市勝田台文化センター 3階 ホール

〔交通〕京成本線/東葉高速線 勝田台駅より徒歩5分

〔出演〕

植本眞弓、江本なつみ、小畑勝彦、倉林成年、篠原知恵子、竹川則子、中島浩美、丸山節子、山上さつき、山村弥生、吉﨑瑠璃子、渡辺澄子(五十音順/八千代朗読サークル「新・みちの会」会員)

〔プログラム〕

第1部 「星の王子さま」第1部
               <休憩>

第2部 「星の王子さま」第2部   

〔朗読指導・演出〕 東 百道(ひがし・ももじ)

〔参加〕入場無料(全席自由)

〔主催〕八千代朗読サークル「新・みちの会」

〔後援〕八千代市教育員会

〔問合せ先〕043-253-4977(小畑勝彦)

【注】お問い合わせは「感動をつくる・日本朗読館」にもどうぞ
    047-487-3721 (東)



第20回「品川朗読交流会」 NEW!

〔日時〕戦後73年(西暦2018年)10月06日(土)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕品川区大井第三地域センター・第1集会室

〔交通〕JR西大井駅より徒歩10分

〔プログラム〕

☆品川朗読サークル「あやの会」

「ちっちゃなかみさん」平岩弓枝原作

山本淑子、片桐瑞枝、岡林和子、川崎玲子、松倉美那子、赤塚弘子、志村葉子、山本扶美子

☆朗読サークル“こだま”

「うるさい相手」星新一原作  
「海亀」張抗抗原作
「火垂るの墓」野坂昭如原作

〔主催〕品川朗読サークル「あやの会」
     朗読サークル“こだま”

〔参加〕入場無料(全席自由)

〔問合せ先〕品川朗読サークル「あやの会」
          03-3786-0006(山本)

【注1】品川朗読交流会は、合同の朗読会を通じて、互いに学び合うことを目的として年2回(春・秋)開催しています
【注2】終了後、懇談会を予定しています



第19回「小さな朗読館・ちば」

〔日時〕戦後73年(2018年)10月14日(日)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕千葉市ハーモニープラザ・3Fイベントホール

〔プログラム〕

1「モチモチの木」斎藤隆介原作         森本 依里
2「小さい太郎の悲しみ」新実南吉原作  松尾佐智世                
3「黄色いスカーフ」安房直子原作       細川美智子
4「どんぐりと山猫」宮澤賢治原作       杉山佐智子                
5「つる」大川悦生原作                大島 範子                
                <休 憩>
6「私とヌク」佐々木丞平原作           石田 幸子
7「また明日・・・」小川洋子原作         藤田多恵子
8「著物」幸田文原作                 内田 升子
9「粋人」太宰治原作                吉永裕恵子

〔朗読指導〕 東 百道

〔主催〕千葉朗読サークル「風」

〔参加〕入場無料(全席自由)

〔問合せ&申込み先〕043(294)2766/森川

【注】お問い合わせは「感動をつくる・日本朗読館」にもどうぞ
    047(487)3721 (東)



朗読くらぶ「満天星」第7回LIVE NEW!

〔日時〕戦後73年(2018年)10月24日(水)
     開場12時30分  開演13時00分

〔会場〕八千代市勝田台文化センター・3階ホール

〔プログラム〕

第1部 司会:大野栄子

1「屋根の上のサワン」井伏鱒二原作    小林正子
2「本日は、お日柄もよく」原田マハ原作   櫻井芳佳
3「青い火花」浅田次郎原作           譽田信子
4「十三夜」樋口一葉原作             成川洋子               

               <休憩>

第2部 司会:成川洋子

5「よだかの星」宮澤賢治原作         江本なつみ
6「墨丸」山本周五郎原作            上田悦子
7「盆土産」三浦哲郎原作            大野栄子

〔主催〕朗読くらぶ「満天星」

〔参加〕入場無料(全席自由/客席数216)

〔問合せ&申込み先〕047(450)6648/上田悦子(満天星代表) 



第13回「小さな朗読~感動をつくる朗読をめざして~」

〔日時〕戦後73年(西暦2018年)11月28日(水)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市市民文化創造館(きららホール)

〔プログラム〕

1「ひのきとひなげし」宮澤賢治原作     竹川則子
2「草履」幸田文原作                高木幸恵
3「虎」久米正雄原作               内嶋きみ江
             <休 憩>
4「流人えびす」さねとう あきら原作      志村葉子
5「心中」森鴎外原作(森鴎外シリーズ3)    東 百道

〔司会進行〕飯野由貴子

〔主宰〕 東 百道(ひがし・ももじ)

〔主催〕感動をつくる・日本朗読館「小さな朗読館」きららホール実行委員会

〔参加〕入場料1000円(会場受付/全席自由)

〔申込〕当日券もありますが満席になりしだい消防法のために締め切りとなります
     出来るだけ事前にお電話でお申し込みください
      047-487-3721(東/ひがし)






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館長の朗読日記2220/今後の「小さな朗読館」における朗読作品

館長の朗読日記2220  (戦後73年9月03日 新規)



○今後の「小さな朗読館~感動をつくる朗読をめざして~」における朗読作品(1)

 私が自分の朗読を公開するのは、私自身が主宰している「小さな朗読館~感動をつくる朗読をめざして~」の定期公演(年3回開催)においてである。近年は、昨年は岡本かの子、今年は森鴎外というように、毎年、特定の作家の作品をシリーズで取り上げている。来年は、岡本綺堂の作品を3作品、シリーズで上演の計画である。

 この夏休み頃から、気分転換を兼ねて、再来年以降に取り上げる作家を物色している。有島武郎、泉鏡花、海野十三、江戸川乱歩、永井荷風、夏目漱石、柳田国男、山本周五郎などの作品をあれこれとチェックしたが、納得できる作品を3つ選定することができない。1作品や2作品までは選べても3作品を並べるのはむずかしい。

 芥川龍之介、太宰治、宮澤賢治という私の短編御三家からは、いくらでも選べると思う。しかし、この短編御三家は私のいわば最後の切り札だから、なるべくその他の作家から選んでおきたいのである。有島武郎と泉鏡花は、もう少し丁寧に探せば3作品くらいは選べるかもしれない。海野十三と江戸川乱歩はちょっと生臭すぎる。



○今後の「小さな朗読館~感動をつくる朗読をめざして~」における朗読作品(2)

 永井荷風は有力候補だが、朗読時間30分くらいの短編が意外に少ないようである。夏目漱石は私が朗読したい作家の筆頭だが、遺憾ながら短編が少ない。私の好きな「硝子戸の中」を本気で台本化したのだが、年3回の「小さな朗読館」にはちょっとふさわしくない。いつか「門」や「道草」をじっくり朗読したいと思っている。

 柳田国男も私の好きな作家(思想家)だが、朗読作品という観点からチェックすると、内容的にも表現的にもなかなかむずかしい。山本周五郎は、朗読のいわば定番である。ただ、私の場合は、好きな作品もあるが、あまり好きになれない作品もある。私には武家ものが合っているとも思われるが、武士道ものは私の方が好まない。

 かといって、町人ものや人情ものは私に合っていないような気がする。昨日も、武家ものの中から、武士道ものでない作品をあれこれ物色してみたのだが、朗読時間30分~40分に収まるような作品はなかなか見つからなかった。まあ、まだあせる必要はないから、今年いっぱいくらいはあれこれ探し回ってみようと考えている。



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館長の朗読日記2219/千葉「風」の朗読レッスン

館長の朗読日記2219  (戦後73年9月02日 新規)



○千葉朗読サークル「風」の朗読レッスン(1)

 昨日(9月01日)の9時30分から、千葉朗読サークル「風」の朗読レッスンを行なった。今回は第3期・朗読ステップ2の第18回目。会員の半数は、10月に開催する第19回「小さな朗読館・ちば」に向けて1人1作品のレッスンを行なった。他の半数は、共通レッスン台本・宮澤賢治原作「毒蛾」のレッスンを行なった。

 今回は夏休み明けの最初の朗読レッスンであった。そのせいか今回は欠席者が4人と多かった。このサークルは会員数が16人と多いので、欠席者が多いにもかかわらず、レッスン参加者は12人と10人の大台を超えていた。私の朗読レッスンは、どうやら10人を超えると活気が出てくる。これは私の永年の経験則なのである。

 今回はまず1人1作品のレッスンを行なった。1人1作品は毎回3分の1づつレッスンする。今回は5回目のレッスンだから、本来は最初の3分の2の2度目である。しかし、途中欠席した会員はその順序がその分だけズレてくる。私はそこまで管理していないから、結局、どこを朗読するかは会員の自己申告に任せることになる。



○千葉朗読サークル「風」の朗読レッスン(1)

 この頃になると、会員の朗読もかなり仕上がってくる。それに応じて、会員の朗読が全体的に良くなってくるから、逆に、その要改善点も絞られてくるし、際立ってもくる。ボロを着ているとツギハギが目立たないが、良い着物を着るとツギハギが目立ってくるのと同じである。指導する内容も、いつもより突っ込んだものになる。

 次は共通レッスン台本・宮澤賢治原作「毒蛾」のレッスン。この「毒蛾」は、今秋10月に開催する第19回「小さな朗読館・ちば」では上演しない。年末に千葉市ハーモニープラザ主催の「ハーモニープラザフェスタ」に参加する際に上演する予定である。前回から読み継ぎの朗読分担を会員ごとに割り振ってレッスンしている。

 前回、最後の「そして私は大声に笑ったのです」についての質問に、私がアドリブ的に解説したことを記した。今回も、その点の解読内容が話題になった。この解読内容によって、この作品内容の面白さが一気に増し、文学作品としての光彩が鮮明に発揮されてくる。それにしても、宮澤賢治はただ只者ではない、とつくづく思う。





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過去のイベント記録/戦後73年(2018年) 後期

過去のイベント記録/戦後73年(2018年) 後期

            (戦後73年08月09日 新規)
            (戦後73年09月01日 更新)


             
              

【過去のカレンダー】




8月30日(木)夏季朗読特別講座「やまなし」(第2日目) NEW!
 /船橋朗読サークル「はなみずき」第2期生有志企画

8月23日(木)夏季朗読特別講座「やまなし」(第1日目) NEW!
 /船橋朗読サークル「はなみずき」第2期生有志企画

7月26日(木)第42回「ふなばし東老朗読会」
 /船橋市東老人福祉センター主催
 /船橋朗読サークル「はなみずき」主宰

7月25日(水)第12回「小さな朗読館~感動をつくる朗読をめざして~」
 /感動をつくる・日本朗読館「小さな朗読館」きららホール実行委員会主催

7月12日(木)ボランティア朗読会「白旗の少女」
 /品川「あやの会」/於品川区立荏原第6中学校



【くわしい内容】



夏季朗読特別講座「やまなし」(第2日目) NEW!

〔日時〕戦後73年(西暦2018年)8月30日(木)
      13時30分~16時30分

〔会場〕船橋市海神公民館(京成本線 海神駅 下車徒歩1分)

〔講師〕東 百道(ひがし・ももじ)/感動をつくる・日本朗読館

〔内容〕第2日目

・ミニ朗読発表会「やまなし」
・講評/東百道

〔参加〕東百道が指導する朗読サークルの会員のうちの希望者

〔企画〕船橋朗読サークル「はなみずき」第2期生有志

〔幹事〕村木(047-462-8050
     飯野(090-8508-3799)

《館長のコメント》

 今回は、受講者20人のうちの1人が風邪をひいて欠席したので19人であった。今回は、受講者を4人1組の5組の編成とし、各組ごとに宮澤賢治原作「やまなし」を読み継ぎ形式で朗読してもらった。ただし、欠席者が1人いたので、最後の第5組は3人で余中まで読み継いでもらった。これは、いわばミニ朗読発表会とでもいうべきものである。

 全5組の朗読が終わった後、休憩を挟んで、私から受講者1人1人の朗読について大まかな講評をした。その後、受講者からも反省、感想、意見を述べてもらった。読み継ぎ形式のミニ朗読発表会ともいうべきものに約80分、休憩時間に15分、私の講評が約40分、受講者の発言時間が約40分、計180分(3時間)弱の時間配分であった。

 朗読表現は、大まかに「語り口」と「イメージ表現と心情表現」の2大要素から成っている。今回の特別講座は宮澤賢治原作「やまなし」を教材に、朗読者の「視点の転換」を基本に作品を解読し、原作者が作品世界に表現した「イメージと心情」を論理的に想像&創造する方法をレッスンした。そこで、講評も「語り口」に関するものは割愛した。

 今回のこのミニ朗読発表会では、同じ「やまなし」を5回もくり返して朗読する。同じ作品の朗読を5回も聴かされたら、普通は飽きてしまうと思う。しかし、今回の受講者はそうでもなかったようである。他の受講者の朗読を聴きながら、この作品の作品世界の情景と表現主体の心情をどのようにイメージし表現したかを、真剣に聴き取っていた。

 最後に、受講者の中から、こういう朗読サークルの枠を超えた特別レッスンを今後も開催して欲しいという声が多数あがった。他のサークルの会員の朗読を聴いて、とても参考になり、刺激になったという声も多数あがった。特に、会員数の少ない朗読サークルの会員は、今回のような多人数によるグループレッスンの良さを体感したようであった。



夏季朗読特別講座「やまなし」(第1日目) NEW!

〔日時〕戦後73年(西暦2018年)8月23日(木)
      13時30分~16時30分

〔会場〕船橋市海神公民館(京成本線 海神駅 下車徒歩1分)

〔講師〕東 百道(ひがし・ももじ)/感動をつくる・日本朗読館

〔内容〕第1日目

・宮澤賢治原作「やまなし」の解読
・ミニレッスン「やまなし」

〔参加〕東百道が指導する朗読サークルの会員のうちの希望者

〔料金〕

・受講料 3000円(全2日分)
・会場費 500円(清算後に残金を後日返金予定)

〔企画〕船橋朗読サークル「はなみずき」第2期生有志

〔幹事〕村木(047-462-8050
    飯野(090-8508-3799)

《館長のコメント》

 この特別講座は、宮澤賢治原作「やまなし」のレッスンを受けていない2~3期生が開講を希望したもので、定員20人に対し受講者は上限一杯の20人となった。この特別講座は2人の幹事(飯野由貴子さんと村木ひろみさん)が発案&企画&準備を主導してくれた。また幹事の所属する船橋朗読サークル「はなみずき」からの受講生も支援してくれた。感謝感謝である。

 第1日目は、まず特別講座全体の概要と予定を説明した。つぎに、文学作品の「解読」とはなにかを解説した。そして、本題である宮澤賢治原作「やまなし」を受講者に順々に朗読してもらいながら、その作品世界をどのように「解読」するかという解読法、それに基づいたイメージ法、それを朗読する表現法を解説していった。

 宮澤賢治原作「やまなし」の朗読は、受講者20人を4人1組とした5組に分け、各組ごとに4人で読み継いでもらうことにした。したがって、今回は「やまなし」を5回くり返して朗読したことになる。受講者が1人朗読する度に、私から解説していった。いつものレッスンとはちがい、個人の朗読表現についての論評はしなかった。

 1人1人の朗読はある意味で他の受講者のための教材である。その個々人の朗読を教材にして、文学作品「やまなし」の解読法~イメージ法~表現法そのものを理論的に解説していった。参考事例として多用したのは朗読漫画『花もて語れ』の第1巻~第2巻である。この2巻には、主人公「ハナ」がこの「やまなし」朗読するシーンが主に載っている。

 合わせて参考事例にしたのは拙著『宮澤賢治の視点と心象』(木鶏社)である。この『宮澤賢治の視点と心象』は、朗読漫画『花もて語れ』ほど評判になっていないが、かなり画期的な内容だと自負している。私の解説を念頭に置きつつ、受講者20人の生の朗読を聴いて参考にする。今回の夏季特別講座「やまなし」はかなり面白いものになったと思う。



ふなばし東老朗読会(第42回)

〔日時〕戦後73年(西暦2018年)7月26日(木)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市東老人福祉センター・和室

〔プログラム〕

1「くらげの骨なし」千葉県の日本昔ばなし        小林いさを      
2「絵のない絵本」アンデルセン原作/山室静翻訳  昌谷久子
3「紙吹雪」宮部みゆき原作                飯野由貴子

〔主催〕船橋市東老人福祉センター

〔主宰〕船橋朗読サークル「はなみずき」

〔参加〕入場無料(定員25名)

【注】お問い合わせは「感動をつくる・日本朗読館」にもどうぞ
    047ー487ー3721 (東)

《館長のコメント》

 船橋朗読サークル「はなみずき」は、船橋市東老人福祉センターからの依頼で、毎奇数月の第4木曜日に「ふなばし東老朗読会」を主宰している。第1回を開催したのが戦後66年(西暦2011年)7月28日であるから、すでに丸7年も継続してきている。この2018年度も引き続き依頼され、今回が今年度2回目である。

 この第4木曜日は千葉「わかば」の朗読レッスンと重なっているので、私はこの朗読会にはほとんど参加できない。そのため、船橋市東老人福祉センターに対するサークル側の窓口を担当している役員は、毎回その開催模様を報告してくれる。その窓口担当役員も毎年度交代しており、今回はその新しい役員からの報告第2弾である。

 その報告は、今回はファックスで送信されてきたので、そのほぼ全文をつぎに転載する。

《第42回「ふなばし東老朗読会」の報告》

 東老朗読会を7月26日(木)に開催致しました結果をご報告します。(窓口担当役員)

【朗読作品

 千葉県の日本昔ばなし「くらげの骨なし」      小林いさを
 アンデルセン原作、山室静訳「絵のない絵本」  昌谷久子
 宮部みゆき原作「紙吹雪」              飯野由貴子

【来場者】

 女性21名(初参加者女性1人) 男性1名
 船橋「はなみずき」13名(一般会員9名、朗読出演者3名、司会進行役1名)

【参加された方の感想】

*最近、目が悪くなり本を読むことが困難になったので、こうして皆さんが読んでくれ、それを聞く事ができとても嬉しいです。
*初参加者の方は、いろいろな作品を聞けとてもよかったです。

【朗読された皆さんの感想】

*日本昔ばなし
 これは前回アンケートをいただいた中に、千葉県の昔ばなしを聞きたいと要望があり、それを小林さんがとりいれ読みました。皆さん子供のころに聞いて育った方も多く、小林さんの朗読も表現力豊かで、皆さんからも笑い声がとどき拍手をいただきました。

*アンデルセンの絵のない絵本
 朗読された昌谷さんの雰囲気にピタリと合い、原作者の美しい世界観が大人にも大きく響き、聞いてくださる皆さんを、その場所に居る様な感覚にさせた様で良かったです。

*「紙吹雪」
 朗読するにはとても難しい作品に挑戦したな! と思いましたが、飯野さんの語りが主人公の感情をうまく読み、普通の人生の喜びと、哀しみをうまく語り聞かせてくれました。よかったです。

*休憩時間を少し頂きまして、皆さんと一緒に、鈴木みすすの詩を二編朗読し、参加者のみなさんと、共有しました。



第12回「小さな朗読~感動をつくる朗読をめざして~」

〔日時〕戦後73年(西暦2018年)7月25日(水)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市市民文化創造館(きららホール)

〔プログラム〕

1「菊」山川方夫原作                              村木ひろみ
2「返信」高田郁原作                              山本扶美子
3「最後の一枚の葉」オー・ヘンリー原作/結城浩訳           吉崎瑠璃子
                <休 憩>
4「破産」太宰治原作(日本永代蔵、巻五の五、三匁五分曙のかね)  吉永裕恵子
5「冬の王」ハンス・ランド原作/森鴎外訳(森鴎外シリーズ2)       東 百道

〔司会進行〕飯野由貴子

〔主宰〕 東 百道(ひがし・ももじ)

〔主催〕感動をつくる・日本朗読館「小さな朗読館」きららホール実行委員会

〔参加〕入場料1000円(会場受付/全席自由)

〔申込〕当日券もありますが満席になりしだい消防法のために締め切りとなります
     出来るだけ事前にお電話でお申し込みください
     047-487-3721(東/ひがし)

《館長のコメント》

 今回の観客数は174人。前回(第11回)より80人近くの増加である。チケットの総発行数は178枚。そのうち無料の招待券は5枚。従って有料チケットは173枚であった。そのうち、サークル会員に販売した前売チケットが97枚、電話で申込まれた予約チケットが48枚、会場販売の当日チケットが28枚であった。

 今回も、ゲスト出演者が所属している3サークルから各2人づつ計6人が当日の運営スタッフとして支援に来てくれた。支援者は受付役(2人)と会場案内兼避難誘導役(4人)に分かれ、とても熱心かつ積極的に各自の役割をはたしてくれた。昼食の弁当とお茶を出す以外、お礼は何もしないにもかかわらず。深謝深謝である。

 全体の司会進行役は、今回も飯野由貴子さんである。飯野さんは船橋朗読サークル「はなみずき」の会員だが、本職はプロの司会者である。今回もさすがプロという司会進行をしてくれた。司会進行がピシリとしていると、朗読会全体が引き締まる。4人のゲスト出演者と私は、この司会進行に大いに支えられている。感謝感謝。

 宣伝用チラシのデザインをしてくれたのは、今回も千葉朗読サークル「風」の小田志津子さんであった。感謝の他はない。また、きららホールの会場スタッフの皆さんにも、毎回、感謝している。千葉県内の公的施設には珍しく、きららホールのスタッフは技術スタッフも事務スタッフも、応対が親切丁寧であり、スキルも高い。

 最後に、今回の4人のゲスト出演者に感謝の意を表する。各ゲスト出演者の朗読は、リハーサルのときに比べて格段に良かった。舞台袖で私が座っている席のモニター用スピーカーは、良く音が聴き取れない。今回はレシーバーを通して聴いたが、これは会場で聴くのと同じようによく聴こえた。今回の評価は、その結果である。

 私は、昨年から1年(毎年3回)ごとに原作者を変え、それぞれの原作者から3つの作品を厳選してシリーズとして朗読上演することにしている。昨年は「岡本かの子シリーズ」であったが、今年は「森鴎外シリーズ」として「高瀬舟」「冬の王」「心中」を朗読する。今回は、その第2作品として「冬の王」の朗読を上演した。

 この「冬の王」は、2015年7月に「なかの芸能小劇場」で上演された「朗読日和」という朗読会で、堀越セツ子さんが朗読されたのを聴いて感動した作品である。この「朗読日和」は、品川朗読サークル「あやの会」に紹介された高橋美江子さんが主導していた朗読会であった。残念ながら2016年7月を最後に終演している。

 今秋11月に開催する第13回「小さな朗読館」では、今年の「森鴎外シリーズ」の第3作品として「心中」を朗読する予定である。第2作品「冬の王」は、かなり格調の高い内容であった。しかし、第3作品「心中」は、当時のいわゆる文壇などから「高級落語」と評された森鴎外の作風そのままの、かなり面白い作品である。



ボランティア朗読会『白旗の少女』

〔日時〕戦後73年(2018年)7月12日(木) 

〔会場〕品川区立荏原第6中学校/3年生の各クラスの教室

〔演目〕比嘉富子原作『白旗の少女』

〔プログラム〕

読み継ぎ朗読「白旗の少女」

〔出演〕 品川朗読サークル「あやの会」の会員有志8人

〔主催〕 品川区立荏原第6中学校

〔参加〕 品川区立荏原第6中学校/3年生全員

《館長のコメント》

 このボランティア朗読会『白旗の少女』に、私は参加していない。そこで、品川朗読サークル「あやの会」の渉外担当役員・山本扶美子さんが電話でその上演模様を報告してくれる。全体としてはうまくいったし、学校の先生方も高く評価してくれ、その場で来年も引き続いてこの朗読会を授業の一環として上演することを依頼されたという。

 今年は、昨年と同じ『白旗の少女』を上演した。ただし、昨年は3年生全体を一堂に集めた形で朗読したのだが、今年は3年生の各教室を順々に廻ってクラス毎に上演したという。まさに、文字通りの授業の一環というわけである。品川朗読サークル「あやの会」は、これまでも毎年、中学校3年生を対象にボランティア朗読会『ホタル帰る』の上演を継続してきた。

 中学生に先の大戦の歴史的悲劇を語り継ぐためである。最初のころは、私もその朗読会のためにいろいろと手伝ったが、近年は品川朗読サークル「あやの会」がすべてを自立的にやっている。そのような中学校におけるボランティア朗読会の最大の喜びは、来年もまた引き続いて朗読会を依頼されることである。今回は8人の「あやの会」の会員が出演したという。







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館長の朗読日記2218/夏季朗読特別講座「やまなし」/第2日目

館長の朗読日記2218 (戦後73年08月31日 新規)



○夏季朗読特別講座「やまなし」/第2日目(1)

 昨日(8月30日)は13時30分~16時30分の予定で、夏季朗読特別講座「やまなし」の第2日目を開催した。会場は船橋市海神公民館・第3集会室である。この特別講座は、宮澤賢治原作「やまなし」のレッスンを受けていない2~3期生が開講を希望したもので、定員20人に対し受講者は上限一杯の20人となった。

 ただし、今回は、受講者の1人が風邪をひいて欠席したので、受講者は19人であった。今回は、受講者を4人1組の5組の編成とし、各組ごとに宮澤賢治原作「やまなし」を読み継ぎ形式で朗読してもらった。しかし、欠席者が1人いたので、最後の第5組は3人で余中まで読み継いでもらった。これはミニ朗読発表会である。

 全5組の朗読が終わった後、休憩を挟んで、私から受講者1人1人の朗読について大まかな講評をした。その後、受講者からも反省、感想、意見を述べてもらった。読み継ぎ形式のミニ朗読発表会に約80分、休憩時間に15分、私の講評が約40分、受講者の発言時間が約40分、計180分(3時間)弱の時間配分であった。



夏季朗読特別講座「やまなし」/第2日目(2)

 朗読表現は、大まかに「語り口」と「イメージ表現と心情表現」の2大要素から成っている。今回の特別講座は「やまなし」を教材に、朗読者の「視点の転換」を基本に作品を解読し、原作者が作品世界に表現した「イメージと心情」を論理的に想像&創造する方法をレッスンした。そこで、講評も「語り口」の要素は省略した。

 今回のミニ朗読発表会は、同じ「やまなし」を5回もくり返して朗読する。同じ作品の朗読を5回も聴かされたら、普通は飽きてしまうものだが、今回の受講者はそうでもなかったようである。他の受講者の朗読を通して、この作品の作品世界の情景と表現主体の心情をどのようにイメージし、表現したかを、真剣に聴いていた。

 最後に、受講者の中から、こういう朗読サークルの枠を超えた特別レッスンを今後も開催して欲しいという声が多数あがった。他のサークルの会員の朗読を聴いて、とても参考になり、刺激になったという声も多数あがった。特に、会員数の少ないサークルの会員は、多人数によるグループレッスンの良さを体感したようである。



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館長の朗読指導メモ 104/『星の王子さま』の解読メモ(その3)

館長の朗読指導メモ 104   (戦後73年08月30日)




『星の王子さま』の解読メモ(その3)



○『星の王子さま』が最終的に到達した思想(1)

 その後『星の王子さま』の思想はキツネの段階にとどまらず、さらにその先に進んでいく。その途中にいくつかの挿話が挟まれる。星の王子さまと主人公は、砂漠の中の井戸を探し出し、心に良い水を汲みだして飲む。そこで星の王子さまは、砂漠が美しいのはそのどこかに井戸をかくしているからと告げる。それを聴いて、主人公は子供のころに住んでいた古い家のことを思い出す。

 その家にはなにか宝が隠されているという言い伝えがあった。その宝のおかげで、その古い家全体が美しい魔法にかかっているように見えたことを思い出したのである。そして、星の王子さまは言う。バラ園の5千本のバラの中のたった1本のバラのなかにも、人間の探しているものは存在している。だけど、目ではなにも見えない。心でさがさないと、と。主人公はそれに同意する。

 別れが近づいてくると、星の王子さまは自分の星に帰るために、主人公には内緒でヘビとその段取りを話し合う。そして、心配する主人公につぎのようなことを告げる。自分はこれから自分の星に帰るが、空には5億もの星があるから、どれが自分の星か見分けられないだろう。しかし、自分が自分の星で笑うと、主人公が心で見れば、どの星もみんな笑っているように見えるだろう。



○『星の王子さま』が最終的に到達した思想(2)

 すなわち、人間が心で見れば、どの星もまるで笑い上戸の鈴のようになる。喉が渇いたときには、どの星も井戸のようになる、と星の王子さまは告げている。以上のことは、どのような思想を表しているだろうか。バラ園の5千本のバラを例にとると、それらのバラに接している人間が心で見れば、どのバラにも自分が探している大切なものがあることを発見する、という思想である。

 キツネと会った直後に、同じバラ園に行ったときの星の王子さまとはかなり考え方が変わってきている。そのときの星の王子さまは、バラ園の5千本のバラたちが自分の星の一つだけのバラとはまったく違っていると感得し、納得した。そして、自分の星のバラ1本が、バラ園の5千本のバラの全部よりも大切だ、と断言した。今は5千本のバラの1本1本が大切な存在になっている。

 キツネの思想は、直接に特別な絆をもった相手だけが大切な存在であり、それを大切にしなければならない、というものである。星の王子さまは、そういうキツネの思想と、キツネのもう一つの思想である「ものごとは心で見なくては良く見えないこと、一番大切なことは目に見えないこと」を融合し、特別な絆をもった相手だけが大切な存在であるという思想をさらに普遍化させる。



○『星の王子さま』が最終的に到達した思想(3)

 人間が心で見れば、直接に特別な絆をもった相手だけではなく、すべての相手に対して同じような絆を見ることができるし、そういう直接目に見えない関係こそが大切なんだ、という思想である。星の王子さまがこのようにキツネの思想を普遍化させた陰には、ヘビ(人類の大人時代の化身)の近代的思想が介在しているはずである。この点に『星の王子さま』は何も触れていないが。

 このように解読してみると、原作者サン=テグジュペリのシンプルだが壮大な思想が見えてくる。すなわち、人間が人類の子供時代あるいは幼年時代(キツネ)にもっていた思想は、近代人は忘れてしまったが、実はとても深くて良いものであった。ただし、それは個別的であり、特殊的であった。それを人類の大人時代(ヘビ)の思想を介して、より普遍化したものに昇華させたい。

人類の子供時代あるいは幼年時代(キツネ)にもっていた思想や人間関係のあり方は、親密&緊密である反面、‌人間の自由や基本的人権を束縛する傾向がある。人類の大人時代(ヘビ)の思想は、人間の自由や基本的人権を増進させた反面、個々の人間をバラバラにしてしまった。原作者サン=テグジュペリは、両方の良いところを両立させるという理想を夢見ているように思われる。


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館長の朗読指導メモ 103/『星の王子さま』の解読メモ(その2)

館長の朗読指導メモ 103   (戦後73年08月28日)




『星の王子さま』の解読メモ(その2)



○「キツネ」はなにを象徴している存在か(1)

 サン=テグジュペリ原作『星の王子さま』に登場している人物(動植物)は、それぞれなにを象徴しているであろうか。主人公は、原作者サン=テグジュペリのほぼ等身大の分身とみてまず間違いないであろう。この主人公は、子供の心を多分に保持している大人である。星の王子さまはなにを象徴しているであろうか。純真で賢い子供の心を象徴した、その化身とみるべきであろう。

 星の王子さまが、自分の星に残してきたバラはなにを象徴しているであろうか。男の子供にとっての女性的な美の象徴、その化身とみるべきであろう。ヘビは、旧約聖書の「創世記」に登場するヘビを連想させる。そのヘビは、イヴに知恵の実を食べるようにそそのかしたとされている。おそらく近代人の大人、あるいはそれらの知恵や知識を象徴した、その化身とみるべきであろう。

 問題はキツネである。キツネは近代人の大人、あるいはそれらの知恵や知識と対立している存在である。今では忘れられたり、すたれてしまった昔の伝統や風習やしきたりを大切にしている。非常に純真で子供のようなところもあり、かつ、非常に深い人間的な知恵や洞察力をもっている。反面、獲物である鶏には目がなく、鶏を獲ることには夢中になってしまう獣性をももっている。



○「キツネ」はなにを象徴している存在か(2)

 私が今回ひらめいたのは、このキツネは子供時代の人類の英知や習性、まだ幼年期であった古来の人類がもっていた良き伝統や風習やしきたりを象徴した、その化身とみるべきではないか、ということであった。アメリカ大陸に先住していたインディアンと呼ばれた人たち、日本の古来のアイヌと呼ばれた人たち、あるいは、田舎に色濃く残っている古来の日本人の英知や習性の象徴。

 これを一言でいえば、キツネは、人類の子供時代あるいは幼年時代を象徴した、その化身とみるべきではないか、ということである。このように見ると、この『星の王子さま』は、純真で賢い子供の心(星の王子さま)と、人類の子供時代(キツネ)と、近代化した人類の大人時代(ヘビ)と、子供の心を保持した近代人(主人公)との、思想的展開を描いた作品であることが分かる。

 星の王子さまが6つの星を見学してまわって遭遇する人たち、命令好きな王さま、うぬぼれ屋、酒好きな人、実業家、街灯の点灯人、地理学者、はどのような存在であろうか。彼らは、近代化した人類の大人時代において、人間が自分では知らない間に、さまざまに分業化され、畸形化されたさまざまなタイプの近代人(大人)を象徴した、それぞれの分身たちと考えるべきであろう。



○「キツネ」はなにを象徴している存在か(3)

 星の王子さまは、地球に来て、バラが5千本も咲いているバラ園を見て、自分の星にあったバラがこの世で唯一のバラではなく、特別のバラでもないことを知ってガッカリし、ショックを受ける。その星の王子さまに、キツネは、人間と人間との関係、あるいは、人間と動植物との関係、さらには、人間と物との関係においても、個別的な関係の積み重ねが大切であることを教え諭す。

 そして、これらは近代の人間が忘れてしまったことだがと付言しながら、絆を結ぶことの大切さ、慣わしの大切さ、人間が他者と関係する場合に相手と費やす時間の大切さ、そして、そういう相手には責任を持つべきことを説く。最後に星の王子さまへの贈り物として一つの秘密「ものごとは心で見なくては良く見えないこと、一番大切なことは目に見えないこと」を教えるのである。

 まさに、人類の子供時代あるいは幼年時代を象徴した存在であるキツネの面目躍如といったところであろうか。キツネにそのように説かれた星の王子さまは、再びバラ園のバラたちに会いに行き、それらのバラたちが自分の星の一つだけのバラとはまったく違っていることを感得し、納得する。そして、自分の星のバラ1本が、バラ園の5千本のバラの全部よりも大切だ、と断言する。








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館長の朗読指導メモ 102/『星の王子さま』の解読メモ(その1)

館長の朗読指導メモ 102   (戦後73年08月27日)



『星の王子さま』の解読メモ(その1)



○解読の経緯と糸口(1)

 アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ原作の『星の王子さま』は難解な作品である。私が初めてこの作品を読んだのはかなり以前のことだが、内容は大変面白かったが、原作者の考えや思想を的確に理解できたという実感はとうとう最後まで得られなかった。朗読サークルの指導を始めてから、その朗読発表会として大作を読み継ぎ形式で上演し、その演出も受け持つようになった。

 その朗読発表会用の台本の有力な原作候補として、私はかなり早くからこの『星の王子さま』に目をつけていた。それは、複数の翻訳本が出版され始めた頃だったから、いくつかの翻訳本を買い求めてそれらの翻訳文を比較検討したり、そのなかの良さそうなものの台本化(短縮化)を試行したりした。しかし、内容の解読はさっぱり進まなかったので、演出はできないと諦めていた。

 ところが、戦後73年(西暦2018年)9月22日に開催を予定している八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読発表会で、この『星の王子さま』を上演することが決まってしまった。近年は、朗読発表会の原作選定と台本化を基本的にはサークルの自主性に任せている。八千代朗読サークル「新・みちの会」はサークル会員の総意として『星の王子さま』を選定したのである。



○解読の経緯と糸口(2)

 私は「この作品は内容がむずかしいから……」とかなんとか言って思い止まらせようとしたのだが、サークル会員の総意ということで押し切られてしまった。翻訳本の選定も、台本化(短縮化)も、サークルで自主的に進めてしまった。出来上がった台本を渡された私は、朗読指導&演出をするために、その台本を懸命に読み込まざるを得ない立場に追い込まれてしまったわけである。

 その結果、しばらくすると「窮すれば通ず」というわけでもないだろうが、解読の糸口が見つかった。私自身が常に指導していることだが、文学作品には、物語性の展開を主としたものと、思想性の展開を主としたものがある。思想性の展開を主とした作品を解読する場合は、登場人物や登場物や出来事を原作者の思想の象徴化されたものとして理解することが有力な方法なのである。

 今回も、あらためてその解読方法を『星の王子さま』に当てはめて考えていった。主人公(原作者の等身大の分身)、星の王子さま、バラ、キツネ、ヘビ、と考えていくうちに、不意に突如ひらめいて、キツネの正体がわかったのである。この『星の王子さま』に登場する人物(動植物)で、もっとも難解なのは「キツネ」である。他の登場人物(動植物)は、それほど難解ではない。



○解読の経緯と糸口(3)

 この「キツネ」の正体が判明した後は、主人公(原作者の等身大の分身)や星の王子さまやバラやヘビの正体と位置づけも、より鮮明に解読することができた。星の王子さまと「キツネ」のやり取り、その後の星の王子さまの思想展開なども、なるほど、と膝をつくような実感と共に、解読することができた。今回のように、一つ糸口が得られると解読が一気に進むことはよくあった。

 私が体験した主なものでも、宮澤賢治原作「セロ弾きのゴーシュ」における「三毛猫」の場合がそうだったし、樋口一葉原作「わかれ道」における「傘屋の吉」の場合もそうだった。また、芥川龍之介原作「羅生門」における「下人」の場合、芥川龍之介原作「杜子春」における「杜子春」の場合もそうだったし、太宰治原作「走れメロス」における「メロス」の場合もそうであった。

 今回、この「キツネ」の正体が判明した後の解読で開けてきたサン=テグジュペリ原作『星の王子さま』における思想性の展開は、実に気宇壮大な普遍性に満ちた内容をもっていた。その文学作品を解読出来て喜びと幸せを感じることはこれまでもたびたびあったが、この『星の王子さま』の場合は、宮澤賢治「セロ弾きのゴーシュ」や樋口一葉「わかれ道」に勝るとも劣らなかった。





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館長の朗読日記2217/八千代「新・みちの会」の舞台リハーサル

館長の朗読日記2217  (戦後73年08月26日 新規)



○八千代朗読サークル「新・みちの会」の舞台リハーサル(1)

 昨日(8月25日)の13時00分から八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読発表会「星の王子さま」に向けた舞台リハーサルをおこなった。今回は、第3期・朗読ステップ3の第20回目、今秋9月22日に開催する朗読発表会「星の王子さま」の第8回目のレッスンである。今回の主課題はピアノ演奏との相性である。

 もっとも懸念したことは、ピアノの音が朗読用のマイクに入ってしまうことであった。朗読用のマイクはコンデンサーマイクを使うので、周りの音を拾いやすいからである。しかし、結果的には懸念したようなことはなかった。フルコンサート用のピアノは、音が大きいというよりも、円やかで深みのある音で朗読に合っていた。

 家人が選曲し演奏したバック音楽と朗読の相性も、かなり良かった。より良くするために、リハーサル中にも若干手直しをした。リハーサル後も本番に向けて手直しをするつもりだが、基本的な線は固まったと思う。ピアノの生演奏によるバック音楽は、朗読が長く続くことによって生じるダレを引き締める効果が抜群であった。



○八千代朗読サークル「新・みちの会」の舞台リハーサル(2)

 朗読表現としては、前回の立ち稽古に比べてかなり良くなっていた。最初の3人は、まだレッスン歴が1年に満たない新人だが、頑張ってかなり良い朗読になった。それ以降の出演者は、すでに朗読発表会の舞台を何回か経験している。立ち稽古で見られたそれぞれの課題をかなりクリアし、今回の舞台リハーサルに臨んでいた。

 来月9月22日の朗読発表会まで、まだ1ヶ月ほどある。それまでに自主練習会もおこなうようだから、それぞれの課題をさらにクリアしていって欲しいと思う。私も家人と共に、バック音楽としてのピアノの選曲をさらに見直していく。ピアノ演奏が朗読の邪魔をしないことが分かったので、曲目と挿入箇所を増やそうと思う。

 最後に舞台挨拶のリハーサルをした。また、会員の皆さんは舞台の出入りの仕方になかなか納得がいかない様子で、自主的にいろいろ検討していた。それやこれやで、リハーサル全体が終わったのは会場の借用時間ギリギリの17時になってしまった。会場スタッフの2人は最後まで親切につき合って下さった。感謝感謝である。

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