館長の朗読日記 815

館長の朗読日記 815  (戦後67年01月28日 新規)




○富里市立七栄小学校を会場とする富里市教育研究会・公開研究会

 昨日(1月27日)は、富里市立七栄小学校を会場とする富里市教育研究会・公開研究会において、記念講演を行なってきた。まず、学校の給食をご馳走になり、1〜4年生の授業を参観し、5〜6年生の群読を鑑賞し、先生の研究発表を拝聴し、それから私が「朗読のための文学作品の解読法」という記念講演をした。

 今回は、講師の私のことをあたかも主賓のごとくにあつかっていただいた。大変に名誉なことで、恐縮してしまった。富里市の副市長、3人の市議会議員、教育委員会の委員長と教育長、研究会の主催者側の富里小学校校長にも、私を招聘してくださった七栄小学校の滝口校長から、丁重にご紹介いただき、名刺を交換した。

 小学校の授業を久しぶりに参観して、何て可愛いんだろうと改めて思った。私の講演は、演題を「朗読のための文学作品の解読法〜斎藤隆介「花咲き山」を事例として〜」とし、レジュメと「花咲き山」の台本を資料として事前に配布してもらって、持ち時間60分で実施した。聴き手は50〜60人くらいはいたと思う。

 60分の間、皆さん熱心に聴いてくださったが、私の主旨がうまく伝わったことを祈っている。斎藤隆介「花咲き山」の解読を通して、文学作品に書かれた文字言語を解読して、作品世界を豊かにイメージする方法をお話ししたつもりである。朗読というものは「読む」「語る」「聴く」「書く」すべてに役立つのである。

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館長の朗読日記 814

館長の朗読日記 814  (戦後67年01月27日 新規)



○千葉朗読サークル「わかば」の立ち稽古

 昨日(1月26日)の9時30分〜16時30分の間、千葉朗読サークル「わかば」の立ち稽古を行なった。私は、ちょっと事情があって、集合時間に10分ほど遅刻をしてしまった。着いてみると、会場はすっかり用意が整っていた。恐縮しつつ、急いで自宅から車で運んできた音響装置をセットした。

 最初、第1部は2人1組ごとに、第2部は1人ごとに、プログラムの順に朗読してもらい、その都度、私からダメ出しとコメントをつけていった。会員の皆さんは、この年末始の間に、かなり自宅練習を積んできたようで、それぞれのレベルにおいて随分と仕上っていた。ただし、その分、私の注文は厳しくなる。

 次に、全体を通しでやろうと思っていたのだが、時間が足りなくなってしまった。そこで、やむを得ず、第1部の2人1組ごとと、第2部の1人ごとについて、司会者のコメントに合わせた舞台への出入り、椅子の座り方と立ち方、台本のめくり方などを、朗読抜きで全体の通しを行なった。

 この朗読抜きの全体の通しは行なって良かった。私がもっとも驚いたのは、台本のめくり方がなかなかできないことであった。右手で台本の左側のページ(めくるページ)の左下をつまみ、台本を持った左手を、右手がページをめくるタイミングに合わせながら、ページがピンと張るようにして、下げて上げる。

 こんな簡単な所作が、なかなか出来ないことを発見したのである。今まで、他のサークルでも口を酸っぱくして指導してきたが、本番の舞台でなかなか出来なかった。本番の舞台だから緊張して出来ないのだろうと思っていたが、そうではなかった。右手と左手の動きが違うので、タイミングが取れないのである。

 あまり意外だったので、思わず「何てブキッチョなんですか」と大変に失礼なことを口走ってしまった。2期生の2〜3割が出来ないのなら分かるが、何と1期生を含めたほぼ全員が出来ないのである。私はこれを見て、笑うよりも唖然としてしまった。今後は、他のサークルでもチェックしなければならない。


○「ふなばし東老朗読会」(第4回)の開催

 昨日(1月26日)の午後に、船橋市東老人福祉センターで「ふなばし東老朗読会」(第4回)が開催された。この朗読会は、船橋市東老人福祉センターが主催するものだが、船橋朗読サークル「はなみずき」がサークルとして企画&出演を引き受けている。それも今回で4回目になった。

 奇数月の第4木曜日に定期的に開催されるので、朗読レッスンのある私はまだ1回も聴きに行っていない。今回も、千葉朗読サークル「わかば」の立ち稽古と日程が重なったので、聴きに行けなかった。私は、この「ふなばし東老朗読会」をとても重視している。今後の展開の可能性を感じるからである。

 聴き手に満足していただくためには、本当は第1期を修了した会員を主にした朗読会にしたい。しかし、船橋朗読サークル「はなみずき」はまだ第1期の最終年段階だから、第1期を修了した会員は一人もいない。次善の策として、出演者を1期生に限定したのだが、その1期生だけでは手が足りない。

 そこで、船橋「はなみずき」が第1期を修了して、さらに2期生のレベルがもう少し上がるまで、他の朗読サークルで第1期を修了した会員に依頼して、ゲスト出演してもらうことにしたのである。昨年は八千代市の「花ことば」と「新・みちの会」が、今回は千葉朗読サークル「風」の会員がゲスト出演した。

 また、今回は、九州の福岡県下のある公共図書館に勤務している方(男性)が、東京に出張したついでに、わざわざ見学に来られた。拙著『朗読の理論』や朗読漫画『花もて語れ』を読んで、私が提唱している「感動をつくる朗読」に関心をもったと、事前に丁寧な電話をいただいた。

 地域住民の文学書ばなれに歯止めをかけるために、朗読を介して文学作品に興味をもってもらう方法を模索しているという。そういう趣旨には、私も大賛成である。今回は、直接会えなかったのが残念であったが、朗読会の前後に出演者の皆さんのところに挨拶に見え、いろいろお話しをされたという。

 今後は、そういう、いわゆる図書館運動的なものにも、微力ではあるが、できるだけ寄与したいと思っている。少しづつだが、朗読を介して、いろいろな方面に展開して行ければよいと思う。朗読という芸術は、それだけの土台性というか、本質性が備わっているため、幅の広い応用が効く分野なのである。

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館長の朗読日記 813

館長の朗読日記 813  (戦後67年01月26日 新規)




○朗読漫画『花もて語れ』のレクチャー

 朗読漫画『花もて語れ』が『週刊 BIG COMIC スピリッツ』に移籍するために、この年末始に集中的にレクチャーしている。昨日(1月25日)はその4回目を行なった。この年末始の集中的なレクチャーは、今回で終了である。年末始の4回のレクチャーで、今後1年間分くらいのストックはできたと思う。

 レクチャーの内容は、今後の漫画の連載内容に深くかかわっているので、残念ながら公開できない。4〜5月には連載が始まると思うので、今後1年くらいの連載を読んでいって欲しい。その朗読に関する部分が、今の年末始で集中的に4回やったレクチャーの主要部分だったと判断していただければよいと思う。



○拙著『宮澤賢治の視点と心象』の最終ゲラ校正

 昨日(1月25日)で、拙著『宮澤賢治の視点と心象』の最終ゲラ校正が、だいたい第3章まで終了した。残るは第4〜5章である。何としても、1月中には最終ゲラ校正を全部終了したいと思っている。本来は年末始のレッスン休み中に完了するつもりだった。1月中に終らせなければ、全くケジメがつかない。

 幸い、第4〜5章は、内容的に大きな変更点はない。通常のゲラ校正の延長で済む。昨年中に第1校〜第3校を済ませているのだから、そんなに手間はかからないはずである。特段の大事件がないかぎり、1月中には完了すると思う。ようやく、最後の胸突き八丁を乗り超えたような感じがしている。あと一息だ。

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館長の朗読日記 812

館長の朗読日記 812  (戦後67年01月25日 新規)




○NHKラジオ第1放送「ラジオビタミン」の「アンコール・インタビュー」

 昨日(1月24日)の午前、NHKラジオ第1放送「ラジオビタミン」の「アンコール・インタビュー」として朗読漫画『花もて語れ』の片山ユキヲさんのインタビューが再放送された。私はこのことを知らなかったのだが、放送中に、朗読サークルの会員の一人がわざわざ電話で知らせてくれたのである。

 実は、その会員も知らなかったが、友人が「貴女が朗読を教わっている「ひがしももじ」先生のことをラジオで言っているよ」と電話してくれたという。その会員は、再放送ということを知らなかったらしい。びっくりして、電話してくれたのである。私は、再放送だと瞬時に覚ったのであまり驚かなかった。

 この「ラジオビタミン」をよく聴いている人の話しでは、インタビューの評判が良くて再放送の要望が多かったものは「アンコール・インタビュー」として番組で再びとり上げるらしい。大変に嬉しいことである。このブログのアクセスも、この「アンコール・インタビュー」の放送後には少し増えていた。

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館長の朗読日記 811

館長の朗読日記 811  (戦後67年01月24日 新規)




○第2期に使用する共通レッスン台本を作成する

 最寄のホームセンターが、ここ1週間あまりの期間限定で10%割引セールをやっている。そこで、昨日(1月23日)の午後、レッスン台本に使う用紙や、その印刷に使うプリンタ用のインクなどを買いに行った。全サークルのレッスン台本用に使う用紙やインクはかなり多量だから、10%割引は大きいのである。

 私が朗読レッスンで使用するレッスン台本は、2種類ある。1つは、すべての朗読サークルですべての会員が共通に使用する台本(共通レッスン台本)である。学校教育的にいえば、必修課題用の台本である。2つは、会員の皆さんが自分で自由に選択する台本である。学校教育的にいえば、自由課題用の台本である。

 共通レッスン台本は、私が朗読ステップにふさわしい文学作品を選定&作成し、レッスンの直前に会員に配布する。自由課題用の台本は、会員自身に作成してもらい、私と仲間のサークル会員の全員に配布してもらう。共通レッスン台本のみならず、自由課題用の台本も、全員が自分の手元で見ながらレッスンに参加する。

 第1期の朗読レッスンで使用する共通レッスン台本は、もちろん、すでにその総てが用意できている。しかし、第2期用の共通レッスン台本については、朗読ステップ1〜3は用意できているものの、朗読ステップ4〜6はまだ用意できていなかった。この年末始に、朗読ステップ4〜5の台本を選定し、版下を作成した。

 第2期の共通レッスン台本は、各朗読ステップごとに3本づつ用意する。朗読ステップ4〜5については各々3本づつ用意できたのだが、朗読ステップ6は、まだ1本しか用意できていない。朗読ステップ6までには、まだ十分に時間があるから、今後、楽しみながらゆっくりと台本の原作を選んでいくことにしよう。

 昨日は(1月23日)は、レッスン台本の用紙を少し多量にまとめ買いしたので、さっそく朗読ステップ4に使用する共通レッスン台本を印刷した。ひとつひとつの台本は、それほどページ数も多くないが、全サークルの全会員分を印刷するとなると、けっこうな分量となる。時間と手間もけっこうな分量となるのである。

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館長の朗読日記 810

館長の朗読日記 810  (戦後67年01月23日 新規)




○北村薫の選んだ「私のベスト3」に朗読漫画『花もて語れ』が

 先日(1月19日)、朗読漫画『花もて語れ』のネームチェックをしたさい、担当編集者の高島雅さんが、昨年末に発売された『本の雑誌』の「2011年度/私のベスト3」欄に、推理作家の北村薫が朗読漫画『花もて語れ』をあげている、という情報を知らせてくれた。そこで、そのコピーをお願いした。

 翌日(1月20日)の夜に、高島さんがそのコピーを添付して送信してくれた。北村薫は、朗読漫画『花もて語れ』をベスト3の2番目にあげて、とても推奨してくれていた。北村薫は、2000年設立の「本格ミステリ作家クラブ」の2代目会長であり、2009年に『鷺と雪』で直木賞を受賞した作家である。

 北村薫の選評は以下のようであった。

「三巻まで刊行中。今年は、これをよく人にすすめた。活字を眼で追うのが読書ではないという当たり前ののことーー朗読以前に《読む》とはどういうことかを、分かりやすく見せてくれる。無論、朗読の方法も読みも、ここにあるのが唯一絶対の答えではない。これを読み、自分で考えなければいけないわけですね。」

 私は常々、朗読を本格的に学んでいけば、単に《読む》《語る》《聴く》ことに役立つだけでなく、いずれ《書く》ことにも役立つようになる、と考えていた。今回、北村薫という作家が、この朗読漫画『花もて語れ』を評価し「よく人にすすめ」てくれたのは、そのことを傍証してくれたような気がして嬉しかった。

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館長の朗読日記 809

館長の朗読日記 809  (戦後67年01月22日 新規)



○千葉朗読サークル「風」の朗読レッスン

 昨日(1月21日)の午前9時30分から、千葉朗読サークル「風」の朗読レッスンを行なった。今回は、第2期・朗読ステップ2の5回目、そのパート1の5回目でもある。このグループの場合は、若干変則で、パート1は、A班は自由課題を、B班は共通レッスン台本・太宰治原作「美少女」をレッスンする。

 このパート1の仕上げとして、今年の3月4日に第2回「小さな朗読館・ちば」を千葉市生涯学習センターのメディアエッグで開催する。今回、そのチラシが出来上がってきた。チラシが出来上がると、いよいよ本番モードになってくる。しかし、今回はいろいろと事情が重なって3人の会員が欠席となってしまった。

 出席した会員の仕上がり具合は、まあまあといったところであろうか。今回は、入会希望者が1人見学に来ていて、レッスンの直後に正式に入会を許可することになった。たまたまB班の会員が1人、事情で出演できなくなったところだったので、急きょ「美少女」の読み継ぎに参加してもらうことにもなった。

 入会したての会員を、しかも、本番までのレッスンの機会が通常レッスンが1回とリハーサルが1回しかない状況で出演してもらうのは、ちょっとどうかとも思った。しかし、年2回開催する「小さな朗読館・ちば」は、大きくとらえれば、それ自体がレッスンの一環でもあるので、あえて出演してもらうことにした。



○八千代朗読サークル「こちの会」の朗読レッスン

 昨日(1月21日)の午後2時00分から、八千代朗読サークル「こちの会」の朗読レッスンを行なった。今回は朗読ステップ6の13回目、今回から6月30日(土)に開催する朗読発表会に向けたレッスンに入る。この朗読発表会は、朗読ステップ6の修了記念でもあり、1人1作品の朗読形式で上演する。

 こちらも、今回は会員の事情が重なって、欠席者が多かった。このグループはもともと会員数が少ないから、今回のように欠席者が多くなると、本当にわずかな人数になってしまう。通常のレッスンのやり方では時間を持て余してしまうので、1人1人の朗読を会員同士で批評し合ってもらうことにした。

 私は、重要と思われるところだけ口を出し、あとは会員同士の批評を黙って聴いていた。なかなかポイントをついた批評もあったし、遠慮しているのかちょっとポイントを外した批評もあった。今後、朗読サークルを自立的に継続していくためには、会員が互いの朗読を的確に相互批評し合うことが必要になる。

 また、他人の朗読を的確に批評(指導)することは、自分の朗読を上達させるためにも極めて重要である。まさに、他人を指導することは、そのまま自分が学ぶことなのである。会員の大多数がそのことを十分に理解できる水準になれば、その朗読サークルは自立化の条件が整った、といえるのかも知れない。











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館長の朗読日記 808

館長の朗読日記 808  (戦後67年01月20日 新規)



○ポレポレ祭り

 昨日(1月19日)の午前は、八千代市東南公民館の5階ホールで開催された「ポレポレ祭り」に参加した。この「ポレポレ祭り」は八千代市精神障害者家族会「かたくり会」が年1回開催するもので、今回が4回目、祭りの名称の「ポレポレ」とはスワヒリ語で「ゆっくりゆっくり」という意味だそうである。

 祭りは午前〜午後と1日がかりで開催されるのだが、私は午後〜夜間に船橋市と習志野市で朗読レッスンがあるので、午前中だけ参加させていただいた。午前中には朗読劇「てぶくろをかいに」(新美南吉原作)と詩の朗読「でんでんむしのかなしみ」(新美南吉原作)が上演されたからでもある。

 これらは「かたくり会」の会員(お母さん方)が朗読したのだが、それを指導したのが八千代朗読サークル「新・みちの会」の会員の一人だったのである。この方は、池田憲昭さんのイラスト入りのポストカードの販売にも協力してくださっている。そういうご縁で、私もこの祭りにお誘いいただいたわけである。

 会場には売店もあって、そこでは「かたくり会」の会員がつくった素敵な絵画やポストカード、装飾品やレースや造花、ケーキなどが、格安の値段で販売されていた。また、昼食のお弁当も用意されていて、同じく誘われて参加した「新・みちの会」の何人かの会員の皆さんと、楽しく歓談しながら会食した。



○朗読漫画『花もて語れ』のネームチェック

 この「ポレポレ祭り」が開催された八千代市東南公民館の3階ロビーで、小学館の高島雅さんと午後1時00分に待ち合わせ、朗読漫画『花もて語れ』のネームチェックを行なった。今回チェックしたネームは、週刊化した連載第1回目の作品である。くわしくは書けないが、主人公・ハナの過去を紹介する内容である。

 そのついでに『月刊!スピリッツ』から『週刊 BIG COMIC スピリッツ』に移籍するに当たっての苦労話や、当面のストーリー構想、その他について、高島さんから話しを聞いた。また、今後の朗読にふさわしい文学作品についても相談を受けた。連載が長く続けば、朗読作品的にも面白い試みができるのだが……。



○船橋「はなみずき」の朗読レッスン

 昨日(1月19日)の15時00分から、船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスンを行なった。今回は朗読ステップ6の15回目、来年4月の朗読発表会に向けた台本の3回目である。来年の朗読発表会は、1期生は自由課題を1人1作品形式で、2期生は斎藤隆介の作品を2人の読み継ぎ形式で上演する。

 1期生は、全体的に着実に上達している。特に、これまでなかなか「語りかける語り口」ができなかった会員が、最近はにわかに語るような朗読表現になってきた。ようやく要領がつかめてきたようである。また、声が上ずり気味だった会員も、わりに落ちついた声出しができるようになってきた。

 2期生はレッスンを始めてから1年に満たない。しかし、朗読の経験者は私の言うことを理解し、それに合わせた朗読表現になってきている。また、朗読の初心者も、かなり高く上に出る語り口になってきている。朗読的な感度が良いのであろうか。もちろん、まだまだのところは多いが、今の段階では上出来である。

 このグループの朗読発表会は4月25日(水)、会場は船橋市宮本公民館・みやもと三百人劇場と決まった。司会役と蔭マイク役および緞帳などの舞台周りその他の役割分担も決まったようである。照明係りは家人が手伝う。チラシも原案ができていた。これから、本番に向けて本格的な準備が始まるのである。

 レッスン後に、第4回「ふなばし東老朗読会」に出演する2人の会員の簡単なリハーサルを行なった。次に習志野朗読サークル「茜」のレッスンを控えていたので、あまり詳しい指導をする時間がなかった。そこで、手短かに簡単なダメ出しやコメントを行なったが、どこまで理解してもらえたか、いささか心配である。



○習志野「茜」の朗読レッスン

 昨日(1月19日)の18時30分から、習志野朗読サークル「茜」の朗読レッスンを行なった。今回は、朗読ステップ4の9回目、新しいレッスン台本・宮澤賢治原作「注文の多い料理店」の3回目である。今回は、この台本の全体練習の2回目である。一人づつ約1頁半を朗読してもらい、私が指導していった。

 朗読ステップ4は、演出者の立場から朗読表現にとり組んでもらう段階である。もう少し具体的にいえば、文学作品の文字言語の表現に即して、朗読的な場面イメージを想像・創造し、それを自分の言葉で表現することを学ぶ段階なのである。しかし、これを単に理解するだけでなく、実行することはかなりむずかしい。

 今回も、紙芝居の例をとって、その要領を説明したが、会員の皆さんはそれをすぐに実行することはできないようであった。私のその説明を聞いた直後にそれを鮮やかに実行してみせた他のサークルの会員は、永年、語り聴かせや紙芝居をやってきた経験者であったし、多少は実行してみせた他の方も上級者であった。

 今、今年の12月に開催する第5回「講演と朗読の会」のテーマについて意見を求めているが、このグループの会員から初めて具体的な意見が出た。芥川龍之介のシリーズは、続けて全部やった方が良い、というのがその意見であった。朗読サークルが一巡するまで、他のグループにもこの点の意見を求めていくつもりである。


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館長の朗読日記 807

館長の朗読日記 807  (戦後67年01月19日 新規)



○『宮澤賢治の視点と心象』第1〜2章の最終ゲラ校正

 一昨日(1月17日)の午後、木鶏社の方に『宮澤賢治の視点と心象』第1〜2章の最終ゲラ校正を渡した。今後の段取りを話し合ったが、この段階でも第1〜2章にはかなりの直しや追加があったため、念のためにもう一度だけゲラをチェックすることになった。それが本当の最終ゲラ校正となる。

 第3〜5章の最終ゲラ校正は今からだが、この部分はそれほどの直しや追加がないと思われる。そのため、この部分は今回で最終ゲラ校正ということになると思う。あとやることは、シリーズ全体の序文とこの本のまえがきとあとがき、それと挿入誌「木鶏」用の原稿、それと帯の文を書くことである。

 出版時期は若干遅れて4月〜5月頃になるかも知れない。何とか4月中に出版したい。そうすれば「今春」出版という謳い文句にギリギリ間に合う。しかし、今回は私の力不足や不手際のために、最終ゲラ校正の段階という最後の最後になってかなりの直しや追加が出てしまったので、無理は言えないのである。



○第2期のレッスン台本の印刷

 第2期の共通レッスン台本は、朗読ステップ1〜3の分がすでにできている。しかし、朗読ステップ4〜6の分は、まだできていなかった。年が明けてから、いろいろと選んでいたのだが、とりあえず朗読ステップ4〜5の分を選定した。昨日(1月18日)は、その版下をつくり、簡易印刷をするために出かけた。

 ところが、印刷している途中で、用紙が足りないことに気がついた。まったく、我ながら迂闊なことである。そこで、印刷作業を切りのよいところで中断して帰ってきた。朗読レッスンのない1月20日(金)に、まず用紙を購入し、その後に残りの印刷を行なうつもりである。全く我ながら要領が悪くなった。

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館長の朗読日記 806

館長の朗読日記 806  (戦後67年01月18日 新規)



○品川「あやの会」の朗読レッスン

 昨日(1月17日)の午前9時30分より、品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスンを行なった。今回は、朗読ステップ6の13回目。今回からいよいよ5月に開催する朗読発表会「『ヴィヨンの妻』幻影」のレッスンに入る。第1部で「燈籠」と「散華」を、第2部で「ヴィヨンの妻」を読み継ぐのである。

 昨年最後のレッスン日から数えて約40日が経っている。会員の皆さんにとっては、長い年末始のレッスン休みであった。今年最初のレッスンでは、第1部の「燈籠」と「散華」を読み継いでもらったが、この期間に地道に自宅練習を積んだ会員と、そうでない会員との差が、その朗読ぶりにはっきりと出ていた。

 なかなか「語りかける語り口」ができなかった会員や、たどたどしい「語り口」から脱皮できなかった会員が、見違えるような朗読表現を披露してくれた。その反面、いかにも練習を怠っていたという朗読表現を披瀝してしまった会員もいた。良い意味でも悪い意味でも「朗読は練習を裏切らない」ものである。

 今回は初読みであるから、あまり演出的なダメ出しやコメントはしなかった。しかし、太宰治の「燈籠」と「散華」は、作品自体に力があるから、心をこめて朗読すれば自ずから作品の内容が聴き手の心に迫ってくる。今後の練習の過程で、自ずから「『ヴィヨンの妻』幻影」の演出意図が理解されていくと思う。

 品川朗読サークル「あやの会」は会員の皆さんが積極的でまとまりがある。かなり頻繁に会員総会を開催しているが、今回も、午後に会員総会を予定していた。私は冒頭の30分くらい出席し、朗読ステップ6を修了した後のサークルのあり方、第2期の朗読レッスンや朗読会のあり方を説明し、質問を受けた。


 

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