05館長の朗読日記(戦後74年/西暦2019年)

館長の朗読日記2366/千葉「風」の朗読レッスン

館長の朗読日記2366  (戦後74年06月16日 新規)

 


○千葉朗読サークル「風」の朗読レッスン(1)

 昨日(6月15日)の9時30分から、千葉朗読サークル「風」の朗読レッスンをおこなった。今回は、第3期・朗読ステップ3の第14回目、第21回「小さな朗読館・ちば」に向けたレッスンの第1回目である。この「小さな朗読館・ちば」は、毎年2回、会員の半数づつの2組が交代で1人1作品の朗読形式で上演する。

 先日(6月09日)に開催した第20回「小さな朗読館・ちば」で1人1作品の朗読形式で上演した半数の会員は、今度は共通レッスン台本・芥川龍之介原作「或日の大石内蔵助」に取り組む。そして、これまで共通レッスン台本・芥川龍之介原作「毛利先生」のレッスンに取り組んできた半数の会員が1人1作品に取り組む。

 今回は、第20回「小さな朗読館・ちば」を開催した直後であるから、まずそれに関する知人友人からの意見や感想を訊いた。ついで1人1作品に取り組む半数の会員にレッスンした。さらに、共通レッスン台本「或日の大石内蔵助」のレッスンの冒頭に、私から「文学作品の《解読》とはなにか」というテーマで話しをした。

 


○千葉朗読サークル「風」の朗読レッスン(2)

 今回は、レッスン後に第20回「小さな朗読館・ちば」の打上げ会をおこなった。そこで、いくつか興味深い話題が出た。1つは、先日の朗読会を聴いた人から、朗読を聴いてこんなにイメージが湧いてくることに驚いた。従来の朗読のイメージがまったく変わったという感想があった、という我が意を得たりの報告であった。

 2つは、朗読した皆さんの声がとても良かった、という感想を得たという報告であった。良い声とは、美声という意味ではない。心情とイメージのこもった声というのは、聴き手の心に届き、良い声に感じられる、という意味である。これも、我が意を得たり、の感想である。私のレッスンは、いわゆる発声練習を一切しない。

 3つは、古参会員からの質問。私の提唱する「自然な語り口」をマスターした後の主な課題は何か、というものであった。朗読における「語り口」が一定水準に達すると、一種の停滞感に陥る。その後の主な課題は、作品世界のイメージや心情を深める点にある。これは「文学作品の《解読》とはなにか」に深く関連している。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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館長の朗読日記2365/千葉「わかば」の朗読レッスン

館長の朗読日記2365  (戦後74年06月15日 新規)

 


○千葉朗読サークル「わかば」の朗読レッスン(1)

 一昨日(6月13日)の13時30分から、千葉朗読サークル「わかば」の朗読レッスンをおこなった。今回は第3期・朗読ステップ2のレッスンの第7回目のレッスン、新しいレッスン台本・宮澤賢治原作「雁の童子」の第1回目のレッスンであった。今回は冒頭に「文学作品の解読」と「朗読における棒読み」について解説した。

 このように特定のテーマについて少しまとまった解説をする場合、どのサークルに解説したかをキチンと記録しておかないと、同じ解説をダブっておこなったり、解説をしないままに長く放置してしまいかねない。サークルごとにレッスン・ノートをつくり、極力そういう事態を予防するべく努めている。自分の年齢を考えてしまう。

 特に「文学作品の解読」について大切なのは、文学作品の文字言語や作品世界の中に《謎》を発見することである、と強調した。ところが、今回からレッスンを始める新しいレッスン台本・宮澤賢治原作「雁の童子」は、文字通り《謎》だらけの作品なのである。さっそく、会員から、さまざまな《謎》が指摘された。大変に面白い。

 


○千葉朗読サークル「わかば」の朗読レッスン(2)

 会員から「ところで、それらの《謎》について、先生はどのくらい解読しているのか?」という質問を受けた。私は「まったく解読していない」とはっきり答えたものである。先の「紫紺染について」のように、比較的《謎》」が少ない作品についても、その《謎》の解読には相当時間がかかった。ましてこの作品の解読はむずかしい。

 実際「文学作品の解読」はむすかしいし、時間がかかる。私が樋口一葉「わかれ道」、宮澤賢治「セロ弾きのゴーシュ」「春と修羅」、太宰治「黄金風景」等の《謎》を解読した場合にも、数年~数十年の時間がかかった。そういう長期間にわたって、それらの文学作品の解読に専念していたわけではないが、問題意識は持続させた。

 それらの文学作品の《謎》を《謎》として、心に抱きつづけることが大切なのである。今後、この「雁の童子」の《謎》を少しづつ解読していくわけであるが、先ず、その《謎》がどういう《謎》なのか、どういう点が《謎》なのか、それらの《謎》を《謎》として明確にしていくことから始めなくてはならない。その作業も楽しい。

 

 

 

 

 

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館長の朗読日記2364/千葉「風」の第20回「小さな朗読館・ちば」を開催した

館長の朗読日記2364  (戦後74年06月10日 新規)

 


○千葉朗読サークル「風」の第20回「小さな朗読館・ちば」を開催した(1)

 昨日(6月09日)の13時30分開演で、千葉朗読サークル「風」の第20回「小さな朗読館・ちば」を開催した。今回は第3期・朗読ステップ3の第13回目、第20回「小さな朗読館・ちば」に向けたレッスンの8回目である。この「小さな朗読館・ちば」は、毎年2回、2組が交代で1人1作品の朗読形式で上演する。

 私は9時30分に会場に着いたが、会員は9時00分頃に集合して準備を進めていた。このサークルは、自立独行型の会員が多いので、自分たちでドシドシ準備を進めていく。逆に私の方は5月後半から6月のこの日まで、朗読発表会やリハーサル等が目白押しだったので体調が万全ではない。結果、ほとんどお任せであった。

 特に、今回は出演しない組の会員(会員の約半数)が、当日の会場運営スタッフの仕事に専念するので、万事が好都合なのである。司会などは出演する会員が務めるが、音響や照明の係、会場係(音響や空調のチェック)、非常災害時の対応係、受付係などは今回出演しない組の会員が担当する。私はほとんどお任せであった。

 


○千葉朗読サークル「風」の第20回「小さな朗読館・ちば」を開催した(2)

 今回の来場者数は82人であった。これは、受付係と会場係が自信をもって算定した来場者数である。会員の知人友人、他の朗読サークルの会員なども多かったが、タウン紙などのイベント情報を見てきてくれた来場者もけっこういたらしい。前回の来場者数よりも10人ほど増えており、観客席(208席)は賑わっていた。

 本番の朗読は、出演した会員はそれぞれの持ち味を十分に発揮していた。前半に3人、休憩を挟み後半に4人が朗読したが、いずれの会員もそれぞれの現在の実力の最高のものを発揮していた。絶対的なレベルもかなり高く、全体的にかなり見事な朗読会になっていた。来場者も個々の朗読を十分に楽しんだのではないかと思う。

 古参会員の第1期生は、もはやどこに出しても恥ずかしくない一流の朗読家になっている。中堅会員である第2期生も、最近いちじるしく実力が上がってきた。特に、読み聞かせの経験が豊富な会員や専門的な訓練を受けた会員などは、すでに相当なレベルの朗読をしていた。第3期生も、朗読経験者らしい良い朗読をしていた。

 


○千葉朗読サークル「風」の第20回「小さな朗読館・ちば」を開催した(3)

 このサークルは、朗読会の打上げ会は直後のレッスン日に開催するので、本番当日は終演後に同じ会場で講評会のみをおこなった。私は、次回以降、次のレッスン台本の指導に、今回の朗読の講評を溶かし込んでレッスンするつもりなので、その場ではあまり積極的な発言をしなかった。むしろ、会員の発言を促す方にまわった。

 このサークルの良さは、会員の皆さんが臆することなく、しかもかなりレベルの高い感想や意見を発言する点にある。まず、今回は朗読せずに会場スタッフ役に徹した半数の会員に発言してもらった。第1期生の発言はさすがと思える内容であった。特に《間》が取れてきたという指摘には同感したし、私にも嬉しい事実である。

 朗読した会員の発言は、さすがに内容が濃かった。それぞれが自分のテーマをもって今回の朗読に取り組んだことが分かった。ある会員は、ある部分をイメージと心情を籠めて朗読すると、すぐには次の部分を朗読できず、結果的に《間》をとって朗読することになったが、こういう感覚は今回はじめて味わったと発言していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

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館長の朗読日記2363/八千代「新・みちの会」の朗読レッスン

館長の朗読日記2363  (戦後74年06月09日 新規)

 


○八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読レッスン(1)

 昨日(6月08日)の13時30分から、八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読レッスンをおこなった。今回は第3期・朗読ステップ4の第14回目、今回は今秋9月に開催する朗読発表会「博士の愛した数式」のレッスンの第3回目である。この台本は2部構成であるが、今回はその第1部の読み継ぎのレッスンの第2回目である。

 今回は、この作品世界において私が感じた2点目の「謎」について提示し、私なりの解明内容を解説した。会員の皆さんは、あまりピンときていないようであった。まあ文学作品の「解読」は、学問的な「解読」と違って、客観的な実証ができないわけだから、論理的に納得できない場合には、ピンとこないことも仕方がないかも知れない。

 今回は、朗読において「棒読み」や「平板な読み」がどうして起こるかを、文学作品の作品世界における「イメージや心情の認識力」と「イメージや心情の表現力」の有無強弱の組合せから、白板を使って解説した。この解説は、今後、他のサークルにも順次解説していくつもりである。この解説は、かなり皮肉な内容であり面白いと思う。

 


○八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読レッスン(2)

 今回は会員1人1人の朗読に具体的な指導をおこなう。1番手は、レッスン歴が短いが、硬い「語り口」が急速に柔らかくなった。2番手もレッスン歴が短いが「語る語り口」が出来てきた。今回の朗読発表会を通じて「語り口」をさらに磨いて欲しい。3番手は「語る語り口」になれば、しっとりした朗読の魅力がより生きてくると思う。

 4番手は欠席した。5番手は、レッスン歴の割には上手な朗読をする。今後は喜怒哀楽の表現力をさらに磨いて欲しい。6番手は、レッスン歴でいえば早やサークルの中堅である。朗読表現もかなり上達し、今やその点でも中堅である。7番手も、レッスン歴ではサークルの中堅。最近は「自分の言葉」で朗読する重要性に目覚めつつある。

 8番手もサークルの中堅である。作品世界の認識力も十分にあり、それを「自分の言葉」で朗読する表現力もある。9番手は最古参。仕上げてくればなかなかの朗読をする。課題は《間》である。最後の10番手も最古参。私の指導するサークル全体の中でも最古参。朗読のレベルも最も高い。自主練習会でもすでに指導者格の存在である。

 

 

 

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館長の朗読日記2362/船橋「はなみずき」の朗読レッスン

館長の朗読日記2362 (戦後74年/西暦2019年06月08日 新規)

 


○船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスン(1)

 一昨日(6月06日)の15時から船橋朗読サークル「はなみずき」のレッスンをおこなった。今回から第3期・朗読ステップ2に突入する。今回はその第1回目、新しいレッスン台本・宮澤賢治原作「紫紺染について」の第1回目でもある。今回は5月22日に開催した朗読発表会「恩讐の彼方に」後の初めての朗読レッスンである。

 そこでまず朗読発表会「恩讐の彼方に」について会員の知人友人から訊いた意見&感想を披露してもらった。こういう場では当然だろうが、かなり良かったという意見&感想が多かった。ついで、私から第3期・朗読ステップ2の目的と内容を説明した。ついでに朗読ステップ1~6を説明した。すでに耳タコの会員もいたであろうが。

 そしてレッスン台本・宮澤賢治原作「紫紺染について」のレッスンに入ったのだが、冒頭で文学作品の「解読」とはなにかを少し丁寧に解説した。本物の学問研究との本質的な類似性と相違性を簡単に説明した。内容的な「謎」を発見しその「謎」を解明する点が類似点、その「謎」の対象が現実と作品世界と異なる点が相違点である。

 


○船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスン(2)

 本格的な「紫紺染について」のレッスンとしては、会員1人1人に作品の5分の1づつを順々に朗読していってもらった。その第1順目は、ただ朗読してもらうだけで、私からは何のコメントもしなかった。ただ、この作品内容の「謎」を見つけるように言っただけである。2順目では、各パートごとに基本的な作品解説をおこなった。

 3順目では、各パートごとに「謎」を見つけたかを訊ねていった。さらに、私が見つけた「謎」を2点、参考例として挙げてみた。1つめの「謎」は、古い写本の記述の末尾における「謎」である。2つめの「謎」は、山男と人力車の車夫とのやりとりの場における「謎」である。そして、この2つの「謎」の間にはある関連性がある。

 文学作品における「謎」も、一種の論理的な矛盾といってよい。そしてこの「謎」を見つけたら、言葉面だけで簡単に納得せず、シコシコと本当に論理的に納得できるまで引っかかっていることが大切である。例えば、拙著『朗読の理論』で解明した「セロ引きのゴーシュ」の「謎」は20年~30年越しでやっと納得したものである。

 

 

 

 

 

 

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館長の朗読日記2361/品川「あやの会」の朗読レッスン

館長の朗読日記2361  (戦後74年06月05日 新規)

 


○品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスン(1)

 昨日(6月04日)の9時30分から品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスンをおこなった。今回から第3期・朗読ステップ2に突入する。今回は、その第1回目、レッスン台本・宮澤賢治原作「紫紺染について」の第1回目のレッスンである。さっそく、朗読ステップ2の目的と内容、および、文学作品の解読とはなにか、を解説した。

 それから、実際に「紫紺染について」を会員の皆さんに少しづつ朗読してもらいながら、そのパートパートを解説していった。まず1巡目はこの作品の内容を確認してもらうに止め、解説を一切しなかった。2巡目では、各パートについて、基本的な解説をしていった。3巡目では、事前に「謎」を発見するよう注意した後に朗読してもらった。

 その文学作品の中に「謎」を発見することが、作品解読の糸口であり、発端であり、重要なポイントである所以を説明した。そして、この3巡目では、各パートの朗読が終わる度にその中の「謎」を指摘してもらった。このように、文学作品の中の「謎」を発見することを意識したのは初めての経験らしく、会員の皆さんは戸惑いがちであった。

 


○品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスン(2)

 最終的には私の方からかなりヒントを出し、文学作品の中に「謎」を発見することが、いったいどういうことなのかを追体験してもらった。この「謎」の発見のむずかしさ、重要さ、そして、それを解明していく楽しさ、面白さ、さらに、その結果眼の前に新たに開けてくるイメージの広がりの豊かさ、深さが、果たして理解されたであろうか。

 この「紫紺染について」は、朗読表現の面でも非常に面白く、かつ、むずかしい。次回からは、その朗読表現のレッスンに本格的に取り組んでいく。果たして、会員の皆さんがこの作品にふさわしい朗読表現にどの程度まで迫ることができるか、大変に楽しみである。写本の文章、山男の描写、山男の吼える声、軽妙な会話、酔っ払いの表現等。

 今回から、旧大田朗読サークル「くすのき」の5人の元会員が入会した。品川朗読サークル「あやの会」の会員数の多さ、積極さ、活発さ、明るさ、賑やかさなどは、旧大田朗読サークル「くすのき」と対照的である。そのあまりの違いに、目が点になった元会員もいたようである。午後には会員総会が開催される。そこで懇親を深めて欲しい。

 

 

 

 

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館長の朗読日記2360/大田朗読サークル「くすのき」を解散した

館長の朗読日記2360  (戦後74年06月04日 新規)

 


〇大田朗読サークル「くすのき」を解散した(1)

 5月21日(火)に開催した「朗読おさらい会」を最後に、大田朗読サークル「くすのき」を解散した。これまで私が指導してきた朗読サークルは、サークルの立ち上げ時、あるいはその後の1年以内に、会員を15人程度は確保し、その後は朗読ステップ6が終了するまでは新規入会者を認めなかった。会員を固定し、サークルの核として集中的に指導したのである。

 大田朗読サークル「くすのき」には、そのやり方がうまくいかなかった。サークルを立ち上げたときの会員数が少なかった上に、朗読ステップ1を終了した時点で開催した「朗読おさらい会」を機に、サークルの核と見込んでいた会員たちが、それぞれの事情によって退会していった。残った数人の会員を核にサークルの立て直しを図ったが、結局うまくいかなかった。

 朗読ステップ2を終了した時点で開催した今年の「朗読おさらい会」においては、ようやくサークルの核となりそうな7人の会員がそろった。しかし、来年5月に開催すべき朗読発表会のことを考えると、今から会員を募集してもすでに遅きに失した感があった。そこで思い切ってサークルを解散し、希望者には品川朗読サークル「あやの会」に転入させることにした。

 


〇大田朗読サークル「くすのき」を解散した(2)

 大田朗読サークル「くすのき」の最後の会員に転入希望を募り、慎重に検討した結果、5人の会員に品川朗読サークル「あやの会」への転入を許可した。5月の時点における品川朗読サークル「あやの会」の会員数は13人。会員枠に多少の余裕が生まれていた。そこに6月からこの5人が転入するので、会員数は一気に18人となる。上限ギリギリだが大丈夫である。

 新たに加入した5人の会員たちにとって、品川朗読サークル「あやの会」の朗読に対する真剣さと情熱とレベルの高さ、サークルとしての活気、積極性、社交性は、大いなる刺激となるであろう。逆に、品川朗読サークル「あやの会」にとって、この5人の加入は朗読における初心を思い起こし、サークルとしての自己内省を喚起させる絶好の機会となることであろう。

 もちろん、会員数7人の朗読サークルと会員数13人の朗読サークルよりも、会員数18人の朗読サークルの方が、あらゆる側面においてパワーは増大する。その効果がもっとも期待されるのは、他ならぬ朗読レッスンそのものである。朗読におけるグループ・レッスンの良さは、会員数が18人くらいの方がもっともよくあらわれてくる。これは実証されるであろう。

 

 

 

 

 

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館長の朗読日記2359/習志野「茜」の「小さな朗読館『ならしの』」

館長の朗読日記2359  (戦後74年06月03日 新規)

 


○習志野朗読サークル「茜」の「小さな朗読館『ならしの』」を開催した(1)

 昨日(6月02日)の13時30分開演で、習志野朗読サークル「茜」の「小さな朗読館『ならしの』」を開催した。会場は東習志野コミュニティセンター3階の多目的室。レッスンとしては第2期・朗読ステップ5の第21回目である。今回は、東習志野図書館・東習志野コミュニティセンター共催一般講座として開催した。

 私は9時30分に会場に着いたが、会員の皆さんは9時00分に集合して準備を進めていた。事前の打合せでは、会場の設営と受付は共催者である東習志野図書館・東習志野コミュニティセンターが全面的に担うことになっていたが、実際には習志野「茜」の会員がほとんど担うことになった。この点は再検討する必要がある。

 今回の来場者数は、約50人であった。習志野サークル「茜」の元会員や他の朗読サークルの会員も何人か来ていた。今回は、東習志野図書館・東習志野コミュニティセンター共催の「一般講座」として開催したから、必ずしも朗読が好きで聴きに来たわけではないらしい来場者もいた。この点も今回の良し悪しだと思われる。

 


○習志野朗読サークル「茜」の「小さな朗読館『ならしの』」を開催した(2)

 出演者の朗読は予想以上の出来栄えであった。これもやはり「本番パワー」であろうか。本来のトップバッターは急きょ体調を崩して欠演となった。急きょのトップバッターは、レッスン歴1年未満にしてはとても良い朗読であった。二番手は、標準語で書かれた昔話を市原弁のイントネーションで朗読し、なかなか良かった。

 三番手は、朗読的にむずかしい作品であったが、なかなかの熱演で、この会員としては今までで最高の朗読表現であった。四番手は、まだ棒読み的表現が抜けていないが、なかなか魅力的な声出しであり語り口であった。五番手は、かなり良かった。レッスン歴5年であるが、今回は朗読レベルが明らかに一段階上がっていた。

 六番手は、レッスン歴が8年目の会員であるが、入会時は言葉がはっきり聴き取れない朗読をしていた。近年、かなりはっきりしてきたが、高齢のためそれが最後まで続かない。今回は、何とか最後まで保てた。この会員の朗読は、言葉さえはっきりすれば、なかなか聴かせる表現なのである。やっとここまで来たかと思った。

 


○習志野朗読サークル「茜」の「小さな朗読館『ならしの』」を開催した(3)

 七番手は、レッスン歴こそまだ4年目であるが、朗読経験者でもあり、かなりレベルの高い朗読表現をしている。最近は、かなり良い《間》がとれるようになって、今回も聴き手を引きこむような朗読をしていた。最後の八番手は、レッスン歴11年目でそれにふさわしい良い朗読をしていた。朗読はレッスン歴を裏切らない。

 打上会では、今回の公演のやり方、東習志野図書館・東習志野コミュニティセンター共催一般講座としての開催の仕方について、ざっくばらんに話し合った。良い点、悪い点、予想外だった点、要改善点その他もろもろの意見や感想があった。いずれ、東習志野図書館・東習志野コミュニティセンターとも話し合う予定である。

 今回の朗読会を機に退会する会員が2人いた。それぞれがやむを得ない事情であり、その事情が好転すれば復帰の意思も強いようである。その他にも、体調を崩して休会中の会員が1人いるので、次回からのレッスンに参加できる会員は6人である。これでは少人数すぎるので、なにか抜本的な対応策を講じなければならない。

 

 

 

 

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館長の朗読日記2358/千葉「風」のリハーサル

館長の朗読日記2358  (戦後74年06月02日 新規)

 

 

○千葉朗読サークル「風」のリハーサル(1)

 昨日(6月01日)の9時30分から、千葉朗読サークル「風」のリハーサルをおこなった。今回は、第3期・朗読ステップ3の第12回目、6月09日に開催する第20回「小さな朗読館・ちば」に向けたレッスンの7回目である。この「小さな朗読館・ちば」は、毎年2回、2組が交代で1人1作品の朗読形式で上演している。

 このサークルの「小さな朗読館・ちば」は、2組交代で1人1作品の朗読形式で上演するが、今回1人1作品を朗読しない方の組は、共通レッスン台本・芥川龍之介原作「毛利先生」をレッスンしている。その「毛利先生」を、このリハーサルにおいて仕上げの通し読みをおこなうことにしている。今回は先ずその通し読みをした。

 その通し読みの後に、それについて私から講評した。その講評の冒頭に、朗読において棒読みがなぜ発生するかを解説した。文学作品におけるイメージ&心情の認識が十分か否か、と、文学作品におけるイメージ&心情の表現が十分か否か、との組み合わせは4通りである。その4通りに、棒読みか否かを振り分けて説明してみた。

 


○千葉朗読サークル「風」のリハーサル(2)

 もう1組の1人1作品の朗読形式で朗読する方は、司会進行役によって1人1人を紹介しながら、本番の通り1人1作品の朗読をしてもらった。ただし、1人の朗読が終わる度に、その朗読について私から講評する。通常のレッスンでは、1作品を2~3のパートに分けたが、今回は通しで全部を朗読してもらい、それを講評した。

 朗読経験者だが、レッスン歴はまだ1年半の会員は、まだ述語部分が下がっている。実力があるので、注意するとすぐ直るのだが、まだ十分に身についていない。レッスン歴5年の会員は、最近とみに朗読レベルが上がってきた。レッスン歴6年目の会員は、今回むずかしい作品に取り組んでいるが、最近、多少、停滞気味である。

 レッスン歴9年目の会員は、自分の声と語り口に合った作品を選定し、とても良い朗読に仕上げてきていた。レッスン歴15年目の会員は、熱心に試行錯誤するのは良いが、相変わらず朗読が安定しない。同じくレッスン歴15年目の別の会員は、高いレベルで安定した朗読であるが、最近、若干、停滞気味である。壁の一種かな。

 

 

 

 

 

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館長の朗読日記2357/品川「あやの会」の朗読発表会「ユタとふしぎな仲間たち」

館長の朗読日記2357  (戦後74年06月01日 新規)

 


○品川朗読サークル「あやの会」の朗読発表会「ユタとふしぎな仲間たち」(1)

 一昨昨日(5月29日)に、品川朗読サークル「あやの会」の朗読発表会「ユタとふしぎな仲間たち」を開催した。今回は第3期・朗読ステップ1の第21回目である。サークル会員は9時ごろに会場に集合して準備する。家人はバック音楽をピアノ演奏するので私と同行したが、遠路なので10時ごろの到着で勘弁してもらった。

 直前リハーサルは、朗読そのもののチェックというよりも、朗読会全体の手順、出演者の舞台への登壇や降壇その他の所作、マイク設定と音量のチェック、および、朗読とピアノ演奏の組み合わせのチェックなどを中心におこなった。この会場での開催も今回で4回目となるので、いろいろと事情がわかっている分、やり易かった。

 午前中は大雨。午後は曇り。これが客足に影響したと思われる。来場者数は約120人であった。前回より約30人少なかった。今回は客席を150席分設置した。客席数150席に120人が座ると、かなりの盛況感となる。この盛況感が出演者のテンションを上げ、朗読の出来栄えを増幅させる。これを「本番パワー」という。

 


○品川朗読サークル「あやの会」の朗読発表会「ユタとふしぎな仲間たち」(2)

 朗読の出来栄えはどうであったか。まあまあの出来だと思われる。この三浦哲郎原作「ユタとふしぎな仲間たち」は、内容的には大変面白い作品である。実は、何年か前に、習志野朗読サークル「茜」が朗読発表会で上演したことがある。しかし、朗読のレベルが低く、聴いていてまったく面白くなかった。今回はリベンジである。

 今回の品川朗読サークル「あやの会」の朗読レベルは、かつての習志野朗読サークル「茜」のそれと比べて格段に上である。そのため、この作品の面白さが読み継ぎ形式の朗読表現によく現れていた。ただし、朗読時間は長かった。前半が65分、後半が85分、計150分(2時間半)であった。長編映画並みの上演時間である。

 品川朗読サークル「あやの会」は、確固たる自分の意見をもつ会員が多い。そのため、朗読発表会の原作を選定する場合にはかなりの激論になる。この「ユタとふしぎな仲間たち」にも異論が多かった。しかし、レッスンが進むにつれて、この作品の面白さがよく理解され、最終的にはほとんど全会員がこの作品を気に入っていた。

 


○品川朗読サークル「あやの会」の朗読発表会「ユタとふしぎな仲間たち」(3)

 場所を変えた打上会は盛り上がった。会員の皆さんは、それぞれかなりの達成感に浸っていたようである。私は、挨拶代わりに、以下のことをした。まず、第1期目の朗読ステップ1~6を終了した会員に「朗読認証状」を手渡した。次に、来月から始める第3期・朗読ステップ2の「レッスン計画表」とレッスン台本を配布した。

 最後に、大田朗読サークル「くすのき」を、先日開催した「朗読おさらい会」を最後に解散したこと。その解散時に、品川朗読サークル「あやの会」への入会希望を訊いた結果、5人の会員の入会を許可したこと。来月6月04日の初レッスンから参加すること、などを話した。品川「あやの会」の会員の皆さんは大歓迎であった。

 これで、品川朗読サークル「あやの会」の会員数は、最多の18人になる。いつも使っているレッスン会場は、ほぼギリギリいっぱいとなる。実際は、毎回、何人かの欠席者が出るから、多少の余裕はあると思うが。いずれにしても、これでこのサークルのレッスンは従来に増して活発で、刺激的で、楽しくも賑やかになると思う。

 

 

 

 

 

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