05館長の朗読日記(戦後74年/西暦2019年)

館長の朗読日記2446/年賀状を書いている(続々)

館長の朗読日記2446  (戦後74年12月23日 新規)

 


〇年賀状を書いている(5)

 一昨昨日(12月20日)は、ほぼ朝から夕方まで外出していたので、年賀状書きはほとんどできなかった。一昨日(12月21日)は、年賀状の宛先の住所と氏名、および、自分の住所と氏名を書く作業をおこなった。この作業は、意外に時間がかかり、この日のうちには終わらなかった。自分の住所用のゴム印押しに時間がかかった。

 昨日(12月22日)は、八千代朗読サークル「新・みちの会」の会員の1人から招待券をいただいた「わたしたちのクリスマスコンサート2019~ぼくらはみんな生きている~」を聴きに行った。会場は八千代市勝田台文化センター・ホール、開演は14時であった。このコンサートはその会員の親戚が2002年から主宰している。

 出演は、ソプラノ、メゾソプラノ、テノールの歌手が各1名、ピアノとギターの演奏者が各1名の計5人であった。その他には、出演を公募した5~10人の子供たちが、冒頭に2曲の歌を合唱した。私はこういう楽しいコンサートが、地元で毎年開催されていたことを知らなかった。同席した「新・みちの会」の会員と大いに楽しんだ。

 


〇年賀状を書いている(6)

 帰宅してから、年賀状の宛先書きのつづきをおこなった。手書きの文面は宛先に合わせて記しているから、宛先と一致させなければならない。文面を書いた直後に宛先を記しておけば、そういう面倒はないのだが、文面をまず全部書いてから、後でまとめて宛先を書くと、このように1枚ごとに確認しながら作業を進めなければならない。

 しかし、こういう面倒を敢えてやっているのは、宛先を文面と1枚づつ確認しながら書いていくと、内容や書き間違いを再チェックすることができるからである。現に今回も何枚か文面を書き直した。時間を置いて冷静に読み直すと、内容の不備が見えてくる場合があるのである。一度投函した年賀状は修正することができないのである。

 昨日中に一応すべての年賀状を書き終えたが、投函する前にもう一度再々チェックをすることにしている。また、年賀状を書くのを漏らしている相手がいないかも再チェックする。さらに、年賀状を出すべきか、出さざるべきか、迷っている相手も何人かいる。迷った末に、出すべきと判断した相手には、追加の年賀状を書くことになる。

 

 

 

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館長の朗読日記2445/年賀状を書いている(続)

館長の朗読日記2445  (戦後74年12月19日 新規)

 


〇年賀状を書いている(3)

 今日(12月19日)は、朝から第2の宛先の年賀状を書い継いだ。朗読関係者や旧会員について書くことは沢山ありそうなのだが、いざ書き始めると何を書いたら良いのか分からないことがままある。想い出はいろいろとあるのだが、いざ想い出す段になると忘れていることが多い。まして、それを短い文面にまとめるのはむずかしい。

 第2の宛先の年賀状を何とか書き終えた後に、第3の宛先、すなわち一般の知人友人親戚への年賀状を書いていった。この宛先は、関係の仕方が千差万別だから、年賀状に書くべき内容も千差万別になる。第1と第2の宛先の場合は、朗読に関する内容のことを書けば良い。話題の範囲が限定されているから、一連の流れに乗って書ける。

 しかし、第3の宛先の場合には、相手との交際内容に応じて書くべき内容がまったく異なる。さらに具合の悪いことには、その交際内容自体が曖昧になってしまっている。忘れている場合も当然ある。また、ある段階でその内容の範囲を広げてしまっている場合もあるのだが、その広げた範囲を忘れてしまった場合もあるから厄介である。

 


〇年賀状を書いている(4)

 このように書いてみると、いかにも何百枚も書いたように読めるが、実際はせいぜい百数十枚なのだから、手が痛くなるようなことはない。疲労は、もっぱら精神的、心理的なものなのである。したがって、年賀状書きは休み休みおこなう。今日は雨が降っているから、散歩で気を紛らすこともできない。テレビかインターネットとなる。

 テレビは、特に最近のテレビは、まったくつまらないものが多い。しかも、家人が私と一緒にテレビを見ることを嫌がる。私がテレビを見ながらチャチャを入れるからだという。仕方がないから、インターネットを見て気を紛らすことになる。近年の北東アジアの政治経済情勢は波乱含みで切迫している。実に面白いのでつい見てしまう。

 何やかんやで、予定した年賀状の文面をすべて書き終えた時間は、午後10時を過ぎていた。しかし、昨日今日と2日がかりで書き終えたときにはある種の解放感があった。もちろん、まだ宛先の住所と氏名を書いていないし、自分の住所と氏名も書いていない。それは明後日の土曜日になるが、今の解放感を味わうためにこれを書いた。

 

 

 

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館長の朗読日記2444/年賀状を書いている

館長の朗読日記2444  (戦後74年12月18日 新規)

 


〇年賀状を書いている(1)

 私の年賀状はざっと3種類の宛先に分かれる。第1の宛先は、私がレッスンしている朗読サークルの会員である。第2の宛先は、朗読を介してご縁のできた朗読関係者である。この中には、かつては第1の宛先であったが、朗読サークルを退会した後もご縁の続いている旧会員も含まれている。第3の宛先は、一般の知人友人親戚である。

 第1と第2の宛先には、パソコンからプリントアウトした共通文面がざっと3分の2のスペースを占め、残りのスペースに個別の通信文を手書きで書き込む。第3の宛先には、永らく使っているゴム版で「謹賀新年」と「元旦」を手刷りし、空いているスペースに個別の通信文を手書きで書き込んでいる。ゴム版は20年以上使っている。

 朗読サークルの会員宛の年賀状は、特に個別の通信文は、私としては、朗読レッスンに関する通信簿を兼ねているつもりだから、かなり気を入れて手書きで書いている。したがって、数枚書くと疲れてしまい、他のことをしたくなる。それが、家人には、サボりサボりやっているように見えるらしい。まあ、そう見えるのも無理はないが、

 


〇年賀状を書いている(2)

 とにかく、この第1の宛先の年賀状を昨日(12月17日)から本格的に書き始めていたが、今日(12月18日)の夕方になってようやく手書きの部分を書き終えた。宛先の住所と氏名、および私の住所・氏名はまだ書いていない。これは、いろいろ考えた末、他の年賀状をすべて書き終えてから、投函する直前に書こうと考えている。

 ついで、第2の宛先の年賀状を書き始めたのだが、これもなかなかむずかしい。そのうち、風呂に入り、晩飯を食べたりしていたら、あっという間に時間が経ってしまった。数枚は書いたけれども、大部分は明日に廻すことにしよう。朗読関係者や旧会員については、いろいろな想い出が重なっている。それらを想い出すと筆が進まない。

 その後は第3の宛先、すなわち一般の知人友人親戚への年賀状になっていく。この歳になって年賀状をやり取りしている知人友人親戚には、それこそ永い想い出が詰まっている。ますます筆が進まなくなるような気がしてきた。そういえば、それらのなかには年賀状を辞めたと宣言した友人もいた。年賀状を辞めた気持も分かる気がする。

 

 

 

 

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館長の朗読日記2443/船橋「はなみずき」の第2回「朗読日和」について

館長の朗読日記2443  (戦後74年12月17日 新規)

 


〇船橋朗読サークル「はなみずき」の第2回「朗読日和」について(1)

 船橋朗読サークル「はなみずき」の有志3人が企画・立案し、その第1回を今年(2019年)8月29日に開催した朗読会「朗読日和」は、第2回を4ヶ月後の12月11日に開催するに当たってサークル全員が参加&協力するまでになった。その開催模様を開催日の当日に報告してもらったのだが、このブログに載せる暇がなかった。

 朗読レッスンの冬休みになったので、ようやく落ち着いた気持でその第2回「朗読日和」について書くことができる。会場は、第1回目と同じ石井食品コミュニティハウス『ヴィリジアン』であったという。第1回目の観客数は約30人強と書いたが、この観客数には船橋朗読サークル「はなみずき」から参加した会員の数も含めていた。

 したがって、一般の観客数は20人弱といったところであった。今回の観客数は、一般の観客数だけで31人であったという。それに船橋朗読サークル「はなみずき」から参加した会員数15人を加えると計46人となる。今回の一般の観客のなかには、第1回に引き続いて聴きに来たリピーターが多数いたという。これは実に喜ばしい。

 


〇船橋朗読サークル「はなみずき」の第2回「朗読日和」について(2)

 観客数が50人近いとなれば、これはもう一人前の立派な朗読会である。しかも、その観客のなかには「皆さんがとても楽しそうなので、『はなみずき』で一緒に朗読を学びたい」と言ってくれた方が複数いたという。こういう反応は、たとえ、その場かぎりのリップ・サービスであっても、会員にとっても、私にとっても、真に嬉しい。

 ちなみに、船橋朗読サークル「はなみずき」から参加した会員数が15人というのは、体調を崩して休会中の2人の会員を除いたこのサークルの全員が参加したということを意味する。この事実は、この「朗読日和」を主導している有志3人の会員にとっても、当日出演した別の3人の会員にとっても、実に嬉しく思われたことであろう。

 特に、入会してまだ半年くらいしか経っていない2人の男性会員が、率先して力仕事を引き受けてくれたという。そして、そのことを他の女性会員たちがとても感謝したようである。こういうサークル会員相互の融和が、私もとても嬉しかった。そういう雰囲気が、先の「皆さんがとても楽しそう」という観客の感想になったのであろう。

 今回のプログラムは、クリスマスにちなんだものであった。星新一原作「ある夜の物語」を御代川裕子会員が朗読し、太宰治原作「メリークリスマス」を久保田和子会員が朗読し、沢木耕太郎原作「クリスマスプレゼント」を中山慶子会員が朗読した。今回は私は聴きに行けなかったが、報告では3人とも素晴らしい朗読であったという。

 

 

 

 

 

 

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館長の朗読日記2442/昨日から朗読レッスンの冬休みに入った

館長の朗読日記2442  (戦後74年12月16日 新規)

 


〇昨日から朗読レッスンの冬休みに入った(1)

 一昨日(12月14日)におこなった八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読レッスンが、今年の最終レッスンであり、昨日(12月15日)から約1ヶ月の冬休みに入った。ただし、冬休みは朗読レッスンに関してであり、私の仕事全体の冬休みではない。現に、この冬休みの間にやらなければならない仕事は山積している。

 まず、朗読関係から。来年2月に開催する千葉朗読サークル「わかば」の朗読発表会「ツバキ文具店」用のバック音楽を構想しなければならない。来年3月に開催する第17回「小さな朗読館」の準備もしなければならない。この「小さな朗読館」の準備は多岐にわたっており、とてもここに書き切れない。自分の朗読練習もある。

 朗読の研究も永らく中断していたが、来年は当初から何とかこれを再開しなければならない。我ながら「オオカミ少年」のようだが、早々に手をつけねばならないテーマは『朗読の上達法』『芥川龍之介の文学的軌跡』『太宰治の文学的航跡』である。それに「朗読漫画『花もて語れ』こぼれ話」を、このブログに連載を始めたい。

 


〇昨日から朗読レッスンの冬休みに入った(2)

 次に、私の本来のライフワークについて。永く取り組んできた大きなテーマのうち、第1のテーマは今年の7月で一段落した。第2のテーマを、是非とも今年中に一区切りつけなければならない。これは、最後の詰めがむずかしくて、ついズルズルと年末まで引っ張ってしまった。来年中にこれを一段落させるためにもう後がない。

 最後に、家事その他について。まず年賀状を書かなくてはならない。枚数は大したことはないが、サークル会員宛のものは一種の通信簿替わりだから神経を使って書く。書斎と書庫の整理整頓を家人から矢のように催促されている。昨年末にパスした障子の張替えも、私の仕事である。正月飾りの購入と飾り付けも私の仕事である。

 庭木の手入れは、狭い庭に私が手植えしたものが数本あるだけだから、若いころは私の仕事だった。しかし、近年は植木屋に頼んでやってもらっている。車の後ろをぶつけて少しだが破損させているので、これを修理に出さなければならない。それの折衝や実務処理は私の仕事である。その他にも、家人の手伝いを随時やらされる。

 

 

 

 

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館長の朗読日記2441/八千代「新・みちの会」の朗読レッスン

館長の朗読日記2441  (戦後74年12月15日 新規)

 


○八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読レッスン(1)

 昨日(12月14日)の13時30分から、八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読レッスンをおこなった。今回は、第3期・朗読ステップ5の第5回目、レッスン台本・岡本かの子原作「家霊」のレッスンの第5回目である。今回はその「家霊」の仕上げの通し読みをおこなった。これは本来は6回目におこなうものである。

 前回のレッスンの最後に、会員の皆さんの希望を受けてレッスン計画の見直しをした。その結果、朗読発表会に向けたレッスン回数を2回増やし、その替わり通常の2本のレッスン台本のレッスン回数を1回づつ減らすことになった。そこで、この「家霊」のレッスン回数も6回から5回に減らしたために、今回が仕上げとなった。

 会員の皆さんにも今回が「家霊」の仕上げの通し読みだという意識があったせいか、今回の読み継ぎ形式による朗読はこれまでにない仕上がり具合であった。朗読が仕上がってくると、逆に要改善点が鮮明に浮かび上がってくる。しかもこの「家霊」という作品は、朗読表現的に面白くもあるが難しくもあるし工夫のしがいもある。

 


○八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読レッスン(2)

 そこで、私もついつい細かい具体的なところまで要改善点を指摘していった。要改善点を指摘するためには、その理由も説明することになる、その理由を説明するためには、この「家霊」という文学作品の私なりの解読を披露することにもなる。それを聴いていた会員はそういうことはもっと早く言って欲しいという顔をしていた。

 私のレッスンにおける指導は、いわば真剣勝負である。会員の朗読を聴きながら、指導する内容をその場で考えてその場で指導する。出来合いの教科書や参考書の内容を解説するのではない。いわば、会員のその場の朗読表現に触発されながら指導内容を発見し指導していく。会員の朗読表現の仕上がり具合に対応した内容になる。

 そういうコメントをしたら、会員の皆さんは苦笑いしていた。朗読は朗読者と聴き手の合作芸術である、というのが私の持論である。朗読サークルにおける私のレッスンも指導する私とサークル会員の協働合作である、と私は日ごろからつくづく思っている。私の鐘は大きく叩けば大きく鳴るし、小さく叩けば小さく鳴るのである。

 

 

 

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館長の朗読日記2440/第50回「ふなばし東老朗読会」の報告

館長の朗読日記2440  (戦後74年12月14日 新規)

 


○第50回「ふなばし東老朗読会」の報告

 先月の11月28日(木)に開催された第50回「ふなばし東老朗読会」の報告書が、主宰した船橋朗読サークル「はなみずき」の担当役員から私のところに提出された。その主な内容を以下に転載する。

 

【第50回「ふなばし東老朗読会」報告書】

開催日時  西暦2019年11月28日(木)13:30~15:00

開催場所  船橋市東老人福祉センター・和室

東老人福祉センター担当者  伊藤康子

司  会  谷 千和子

出席者数  お客様 11名(内男性1名 初めてのお客様1名)
      「はなみずき」会員 12名
      合 計 23名
※あいにく天気が悪く、寒い日でしたので、予約してあったが、欠席した人が3名あり、しかし当日飛び込み参加が2名ありました。

●プログラム

1「月売りの話」竹下文子原作  井上みつ江
2「最後の一句」森鴎外原作   村木ひろみ
3「鼻」芥川龍之介原作     亀田 和子

《休憩時間》プログラムの2と3の間にお客様とともにやったこと
・軽い体操(担当:谷千和子)
・詩の音読(担当:鳥海治代・田中幸子)
※音読した詩は、けん三(下田憲)原作『病があるから素敵な人生』の中から三篇の詩

●お客様の感想・意見・反省点など

・「月売りの話」は、井上みつ江さんの高めのやさしい声にぴったり合っている童話でした。聴いている人も心が癒されたでしょう。間も良く取れていて情景が浮かぶようでした。

・「森鴎外の作品は読んだことが無いものだったので、勉強になった。中学の国語の教科書に掲載されたそうだが、見たことが無かった」(お客様の感想)とのことで新鮮な印象だったようです。村木ひろみさんが可憐な少女の声できっぱり言い放つ台詞にインパクトがありました。ちょうど同時期に、東先生主宰の第16回「小さな朗読館」で井出陽子さんが同じ作品を朗読され、聴き比べができました。最後の一句の台詞には解釈の違いが現れていたように感じました。

・「鼻」は芥川龍之介の、心理描写が秀逸な味わい深い小説ですが、間の取り方、語り口の変化、視点の転換などさすがでした。

・記念すべき第50回にふさわしい重厚な作品を提供できて良かったです。50回まで続けられたのは、聴きに来てくださるお客様のおかげである旨、感謝の意をお伝えしました。

・休憩時間の体操や音読は好評でした。

 

 

 

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館長の朗読日記2439/千葉「わかば」の朗読レッスン

館長の朗読日記2439  (戦後74年12月13日 新規)

 


○千葉朗読サークル「わかば」の朗読レッスン(1)

 昨日(12月12日)の13時30分から、千葉朗読サークル「わかば」のレッスンをおこなった。今回は、第3期・朗読ステップ2の第18回目、来年2月に開催する朗読発表会「ツバキ文具店」のレッスンの第6回目である。ところが、ブログを書き始めて、前回のレッスンについてまだこの日記に書いていないことに気づいた。

 近年、この手のミスがときどきある。仕方ないので、今回は前回のレッスンの分も合わせて記することにする。前回は、第3期・朗読ステップ2の第17回目、来年2月に開催する朗読発表会「ツバキ文具店」のレッスンの第5回目であった。この「ツバキ文具店」は、前後に分けてそれぞれを全員が読み継いでいく2部構成である。

 前回は前半(第1部)の第3回目、今回は後半(第2部)の第3回目のレッスンであった。今回は、後半(第2部)については第3回目であるが、この「ツバキ文具店」という作品についていえば第6回目のレッスンである。したがって会員の皆さんの朗読は、第3回目の仕上がりと過去6回分の仕上がりが互いに相乗してきている。

 


○千葉朗読サークル「わかば」の朗読レッスン(2)

 朗読の上達レベルが「語りかける語り口」を習得中の会員は、徐々に「語りかける語り口」に近づいている。まあまあ「語りかける語り口」が出来てきている会員には、心情&イメージ表現の仕上げに重点を置いて指導する。登場人物のセリフ、主人公の語る地の文、主人公が書いた手紙文、それぞれの表現の背後の心情を解読する。

 セリフや手紙文については、それを表現した表現主体の心情や表現の仕方がその前後の地の文に記されている場合が多い。しかし、主人公が語る地の文については、その地の文を語る場合の主人公の自己解説はほとんど何も書かれていない。それを解読し推察することが、朗読する人間の側からするといわば朗読の醍醐味なのである。

 それを実際の作品の具体例で解説していく。こういう解説は、会員の皆さんの朗読表現がある程度仕上がってこないと出来ないし、無理にやっても効果が望めない。指導の一応の仕上げは、会員の皆さんの声出しになる。声出しとは、美声や音量の大きさではない。どれだけその場面に合った心情とイメージが籠もっているかである。

 

 

 

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館長の朗読日記2438/千葉「風」の朗読レッスン

館長の朗読日記2438  (戦後74年12月08日 新規)

 


○千葉朗読サークル「風」の朗読レッスン(1)

 昨日(12月07日)の9時30分から、千葉朗読サークル「風」の朗読レッスンをおこなった。今回は第3期・朗読ステップ4の第3回目、レッスン台本・藤沢周平原作「白い顔」の第3回目である。今回は、前回につづき、この「白い顔」の本格的なレッスンをおこなった。レッスン歴の短い会員のレベルが上がってきた。

 今回はレッスンの途中で、私自身の朗読表現が2段階でレベルアップした経緯を説明した。まず一段階だが、これは「自然な語り口」=「語りかける語り口」に開眼した段階である。この開眼に決定的な影響を与えてくれたのは、渡辺美佐子の朗読表現であった。大月市で聴いた『この子たちの夏』の渡辺美佐子は、良かった。

 つぎに第二段階だが、これは私が、山梨で習っていた先生から朗読発表会に向けた台本として与えられた、三浦哲郎原作「なわばり」を練習している最中に体験した朗読表現における、一種の開眼である。それを一言でいうと、朗読において「ここまでやってもいいんかいね」というくらい思い切った演技をすることであった。

 


○千葉朗読サークル「風」の朗読レッスン(2)

 そういう一種の開眼をした後の初めてのレッスンの時に、内心では恐る恐る先生の前でその開眼に基づいた朗読表現をやってみた。そのとき、先生は、いくらかニヤッとした感じで「朗読が変わりましたね」というようなことを言った。私は、その先生の反応を肯定的なものと受けとめた。しかし、本当の開眼はその後にきた。

 その後、私は開眼前の自分の朗読と開眼後の自分の朗読を録音で聴き比べてみた。そして、開眼前の自分の朗読がいかに不自然で異常な表現だったか、開眼後の自分の朗読が未熟ではあるものの比較的自然で普通の表現だったか、ということに気がついたのである。これが、第二段階の本当の開眼であった。朗読は、恐ろしい。

 こういう私自身の体験談をレッスンの場で話すことで、会員の皆さんの朗読の上達にどれくらいの効果があるのか分からない。今回のレッスンで、いくらか効果があったような気もするが、たんなる私の身びいきの気のせいに過ぎないかも知れない。今後も、各サークルに繰り返して話していくが、その効果は果たしてどうか。

 

 

 

 

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館長の朗読日記2437/船橋「はなみずき」と習志野「茜」の朗読レッスン

館長の朗読日記2437 (戦後74年/西暦2019年12月06日 新規)

 


○船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスン(1)

 昨日(12月05日)の15時から、船橋朗読サークル「はなみずき」のレッスンをおこなった。今回は第3期・朗読ステップ2の第12回目、今回は来年4月に開催する朗読発表会「地獄変」に向けた2回目のレッスンである。台本は、芥川龍之介原作「地獄変」である。朗読発表会はこの台本を前半後半の2部に分けるが、今回はその後半の1回目である。

 今回は後半の初読である。この作品は、言葉がむずかしい上に、内容もなかなかむずかしい。そういう作品を会員が全員で読み継ぐ場合には、登場人物の人物設定や事件が発生する場面の設定が、たとえ大まかであっても統一させておく必要がある。この作品の大まかな人物設定や場面の設定は前回のレッスンで済ませたから、今回は表現に多少は踏み込んだ。

 一歩この作品の作品世界に踏み込んだ朗読レッスンを始めると、その内容の凄まじさとその表現のむずかしさに、私は思わず困惑の声を上げてしまった。この「地獄変」の朗読はむずかしい。前回の朗読発表会で取り上げた菊池寛原作「恩讐の彼方に」もむずかしかったが、この「地獄変」に比べるとまだましであった。この作品の朗読には相当の覚悟がいる。

 


○船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスン(2)

 特に、今回のレッスンで取り組んだこの作品の後半部分がむずかしい。強烈な場面や出来事が次々に出来するが、それをやたらに激しく速く意気込んで朗読しただけでは十分ではない。作品世界の解読とイメージづくりはもちろん、視点づくりとその転換、心情づくりとその転換、これらを的確におこなわなければ、この作品の文字言語の表現に追いつけない。

 こういう強烈でむずかしい作品を朗読で読み継ぐ場合、会員1人1人の朗読の合わせ方(統一性の保ち方)をどの程度考慮すべきか、という質問を受けた。朗読表現における大まかな統一性は考えなければならないが、当面は自分が受け持った部分を1つの作品とみなして、自分なりの朗読表現を精一杯仕上げていって欲しいと返答した。なかなかむずかしい。

 今回は2人の欠席者が出た。その2人とも、転んで骨折したという。骨折以外に異常はないということなので、来年4月末の朗読発表会までには十分に間に合う。その2人とも出演してもらうことを前提に、レッスンと準備を進める。これは、他の会員にも起こりうるアクシデントである。もちろん、私にも起こりうる。慎重で十分な非常対策が必要であろう。

 


○習志野朗読サークル「茜」の朗読レッスン(1)

 昨日(12月05日)の18時30分から、習志野朗読サークル「茜」の朗読レッスンをおこなった。今回は第2期・朗読ステップ6の第10回目、レッスン台本・藤沢周平原作「川の音」の4回目である。レッスン前に、サークルの代表から、来年6月に開催を予定している朗読発表会を習志野市東習志野図書館主催でおこなう件について現状報告があった。

 朗読発表会とリハーサルと立ち稽古の会場も確保できたという。私からは、先日の第16回「小さな朗読館」が無事に開催できた報告と来場のお礼をいった。それからレッスン台本・藤沢周平原作「川の音」のレッスンに入った。例のごとく、会員1人1人に順々に各パートを朗読してもらい、その朗読表現について私からいろいろと具体的に指導していった。

 このサークルは現在の会員数が6人と少ない上に、今回は風邪をひいたという会員が1人欠席したので、レッスンに参加した会員は5人であった。人数は少ないが、全員が「語りかける語り口」を身につけつつある。ただし、そのうちの1人の会員は、放っておくといつまでも助詞を下げた「読むような語り口」で朗読してしまう。注意すると、直るのである。

 


○習志野朗読サークル「茜」の朗読レッスン(2)

 また他の1人は、ときどき述語部分の「の」や「で」を変に上げる癖が抜けない。注意しても、何回かは直らない。何回目かで直った頃を見計らって、直らないときと直ったときの本人の自覚の違いを訊いてみたが、明確な回答が得られなかった。無自覚にやってしまう癖がついているようだ。他の部分の朗読はかなり良くなってきているだけに、実に惜しい。

 他の1人は、言葉の1語1語を丁寧にはっきりと発声すれば、かなりの心情&イメージ表現になるのに、途中で我慢ができなくなって早口で端折るような朗読表現になってしまう。今回、ある事情で、詩を朗読してもらったところ、1語1語を丁寧に発生したのでなかなか良い朗読になった。この会員には詩の朗読が向いているという、新たな事実を発見した。

 他の2人の会員は「語りかける語り口」の面では、ほとんど問題がない。レッスン歴がまだ1年強の1人は、とても飲み込みが良い。しかし、まだ声出しが安定していない。これはレッスン歴からいって、今はまだ無理もない。レッスン歴がより長い会員は、上手なのだが、声出しに力がない。本人の心情とイメージがまだ十分にこもっていない声なのである。

 

 

 

 

 

 

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