05館長の朗読日記 90
館長の朗読日記 90 (戦後63年1月07日新規)
○船橋マスター学院における1回目の講義
「01朗読会のご案内(最新イベント情報)」欄にも記してあるように、船橋マスター学院というボランティア的に組織・運営されている生涯学習グループに、この1月に「朗読とはなにか」というテーマで3回講義することになっている。3回といっても、1期生に1回、2期生に1回、3期生に1回というように同じ内容の講義を単発的に3回やる、という意味である。今日の午前中(10時~12時)に、その第1回目をやって、帰ってきた。帰宅して、昼食をとって、一休みしたところで、今、この日記を書いている。
○講義で話したいことは山ほどある
一昨日の日記に書いたとおり、今回の出向講義の最大の難点は、2時間という限られた時間枠で話をまとめられるかどうか、というところにあった。なにせ、2時間の内に、
①朗読の基本を語る
②文学作品の朗読的な読み込み方
(斎藤隆介原作『花咲き山』の朗読と解説)
③ステージ朗読の実演
(三浦哲郎原作『なわばり』の朗読実演)
の全部をやろうと言うのだから大変である。
仕方ないので一昨日、昨日と自宅でリハーサルをやった。講義のためのリハーサルなどやったことはないのだが、今回ばかりはいたしかたない。しかし、どう縮めても時間ギリギリなのである。得てして本番はリハーサルより時間が伸びるものである。時間内で収拾がつかず、立往生という事態も覚悟しなければならない。いささか心もとなかったが、まあ、そのときはそのときのことさ、という得意の開き直りをして本番に臨んだわけである。
○案ずるより産むが易し?
ところが、いざ本番となると「案ずるより産むが易し」で、何と時間が足りないどころか、5分程度の余裕をもって総てを終えることができた。本番になると、脳内のアドレナリンが分泌されて、リハーサルのときよりも語るテンポが速まるのだろうか。われながら理路整然と話し終えることができた。あるいは、ひょっとして、自分ではちゃんと説明したつもりなのだが、重要な説明を飛ばしてしまったのではないか。こういう懸念が生ずるくらい、時間配分そのものはうまくいったのである。
まあ、実際はどうであれ、済んでしまったことはやり直しが効かない。これが一発勝負の怖さであるが、それで終わりという気楽さもある。後に尾を引かない、というよりも、尾を引くことができないのである。開き直ってしまえば、これほど気が楽なこともない。
受講生にはアンケート用紙を配って、講義の感想・意見を書いていただくようにお願いしたから、その結果で総てが分かるはずである。
ともあれ、時間制限のある一回単発の講義は、本当に疲れる(笑)。
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