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05館長の朗読日記 119

館長の朗読日記 119  (戦後63年2月29日 新規)

 昨日は、千葉朗読サークル「わかば」の朗読ステップ2修了を記念した「おさらい会」が開催された。この「おさらい会」は朗読レッスンの延長として開催するもので、原則非公開である。しかし、出演者のごく親しい知人友人や他の朗読サークルの会員に限っては、来場を拒まない(いや歓迎する)ことにしている。まだまだ未熟な段階の朗読を、ある程度は我慢して、あるいは自分の勉強のために、聴いていただく分には、かえってありがたいと考えるからである。

○千葉朗読サークル「わかば」朗読表現について
 「おさらい会」が終了した後で、一人一人の出演者の朗読表現について、私の方からかなりくわしい講評をした。その内容は省略するが、全体的な講評としては、「おさらい会」の最後の「講師あいさつ」のところで概略つぎのようなことを述べたので、思い出すままにここに記しておく。
 「今回の『おさらい会』は朗読ステップ2修了を記念して開催されたものであり、朗読ステップは1年に1ステップの割合で進んでいくから、今回の出演者は私が朗読指導してからまる2年経っている。
 しかし、千葉朗読サークル「わかば」は途中入会者がかなりいて、まだ1年たっていない会員もかなりいる(5人)。また、会員の中には、私が朗読指導する前から朗読をやっていたいわゆる経験者も何人かいる。
 したがって、現在の一人一人の朗読レベルはバラバラで、その朗読表現は来場者が今お聴きになったとおりの水準である。その朗読表現を観客の立場で、どのような朗読水準としてお聴きになったか。いささか怖いような気がする。
 しかし、私のように指導者の立場で聴く場合には、現在の朗読水準そのものではなく、私が指導を始めた時点の一人一人の朗読水準と比較して、現在の朗読水準が各々どのくらいレベルアップしたか、ということが重要なポイントになる。そういう観点で今回の朗読表現を聴くと、まあまあの出来だったのではないかと考えている」

○「東 百道・講演と朗読の会」実行委員会からのお知らせ
 今回の千葉朗読サークル「わかば」の「おさらい会」には、もう一つおまけがあった。それは、最後に、数日前発足したばかりの「東 百道・講演と朗読の会」実行委員会の委員長が、6月27日(金)に開催される「東 百道・講演と朗読の会――宮沢賢治『セロ弾きのゴーシュ』の世界――」のPRをしてくれたことである。委員長は、千葉朗読サークル「風」の会員でもあるし、千葉朗読サークル「わかば」の会員の何人かとは近所づきあいの仲でもある。気軽にそういうことができる雰囲気が、この「おさらい会」にはあるのである。

○来年の朗読発表会に向けて
 「おさらい会」が終了した後で、場所を変えて懇親会を行なった。その席上で、来年の朗読発表会のことが話題になった。
 私が指導している朗読サークルは、朗読ステップ3が修了した段階から、朗読ステップが修了するたびに、それを記念して朗読発表会を開くことにしている。この朗読発表会は、「おさらい会」と違って、一般の観客に向けて公開する。また、緞帳(どんちょう)のついた舞台の上で、BGMや効果音さらには照明も入れる、といった具合のかなり本格的な朗読上演を行なう。したがって、どうしても座席数が200席~300席はある劇場を使用することになる。なぜなら、そのくらいの劇場でないとそのような設備や装置がないからである。そこで、準備も本格的にしなければならないし、観客動員もなかなか大変なことになる。また、緊張度も「おさらい会」とは比較にならないほど高まるから、会員たちの身構えも格段に違ってくる。そして、終わった後の達成感も。よく「乞食と役者は三日やったらやめられない」というが、これはこのような緊張感と達成感があるからこそ、なのである。

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