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05館長の朗読日記 135

館長の朗読日記 135   (戦後63年3月31日 新規)

 

○朗読活動を本格化させて丸2年が経過
 一昨年の3月末日に、永年従事してきた生業(会社勤務)をリタイアし、それまで余暇を割いて細々と継続してきた朗読活動を本格化させた。今日で、それからちょうど丸2年が経過した。この2年間で、いろいろなことをやってきた。想定どおりに出来たものもあれば、想定どおりには出来なかったものもある。それを大まかに総括するとともに、今後の課題を整理したものを、心覚えとしてここに記しておくことにする。

○朗読の研究活動
 「朗読の理論」の研究については、リタイアする前から基本的な骨格は十分出来ており、そのほとんどを論文として書き上げていた。リタイアする前から、週末に実際の朗読指導もしていたので、その経験もすでに論文の中には反映されてあった。したがって、2年前に始まった朗読活動の本格化後は、新たな展開ももちろんあったことはあったが、基本的な「朗読の理論」部分についてはそれほど大きな変更はなかった。その論文を、この3月中に『朗読の理論――感動をつくる朗読をめざして――』(木鶏社発行)という単行本として出版する運びとなった。予定より多少遅れてしまったが、かろうじてリタイア後の2年間の内に間に合った。これは、まあ、想定どおりといって良いであろう。
 「朗読の理論」と表裏一体の関係にある「朗読の指導法」の研究については、この2年間で大きく、かつ、多くの進展があった。やはり、5地域9サークルを本格的に朗読指導した経験、特にそれらのグループが近年催し出した朗読発表会を指導・演出した経験は貴重であった。初心者は初心者なりに、経験者は経験者なりに、どのように指導したら現在の朗読水準を引き上げられるか。この問題に関する研究は、リタイアする以前も3年弱の間、少しづつ朗読サークルを指導しつづけた中で、それなりの進展はあった。しかし、やはり、朗読指導を本格化させたこの2年間の高密度の指導経験は大きかった。
 今後の課題としては、さらに朗読指導の経験を積んで、さらに「朗読の指導法」の研究を重ね、その成果を単行本『朗読の上達法(指導法)』(仮題)や教則本『朗読のレッスン指導書』(仮題)という形で世に出していくことをめざしたい。

○朗読の指導活動
 実際の朗読指導は、2003年の夏から、生業(会社勤務)と併行して始めていた。いわば週末起業といって良いかも知れない。2年前に生業(会社勤務)をリタイアしたのを機に指導する朗読サークル数をほぼ倍増させ、現在は5地域9サークルを朗読指導している。これは、ほぼ当初の想定どおりである。いや、正直に言えば、当初の私の想定をはるかに超えた成果が上がっている。そして、私が何よりも嬉しいのは、朗読サークルの会員の皆さんが私の朗読指導を歓迎してくれていることである。これも、当初の私の想定をはるかに超えるものであった。
 今後の課題としては、現在の5地域9サークル体制を維持強化し、その永続化を図るために第2期会員の募集を試み、第2期の朗読指導(朗読ステップ1~6の2巡目)に取り組んでいきたい。それと同時に、朗読指導に投入する私の時間と精力を軽減し、私の負担を少しでも軽減する方策を考えて行くこととしたい。

○朗読の公演活動
 朗読サークルの公演活動として、朗読ステップ3修了以降は「朗読発表会」と「小さな朗読館」という2本立てで公演活動を行なってきた。そのうち「朗読発表会」においては、朗読時間が2時間及ぶ大作をサークルの会員全員が少しづつ読み継いでいく、という独自の公演スタイルを確立することができた。これは、私の想定どおりの、いや、正直にいうと私の想定を超えた成果であった。また「小さな朗読館」についても、ほぼ想定どおりの成果をあげることが出来た。
 今後の課題としては、朗読サークルの公演活動をより拡充して定着化させるとともに、これらに投入する私の時間と精力を軽減し、私の負担を少しでも軽減する方策を考えて行くこととしたい。また、これまでは朗読サークルの公演活動を優先し、私個人の公演活動は控えてきたが、今後は『東 百道・講演と朗読の会』を軸にした私個人の公演活動も本格化させていくこととしたい。

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