05館長の朗読日記 128
館長の朗読日記 128 (戦後63年3月16日 新規)
○八千代朗読サークル「こちの会」の朗読レッスン
このグループは会員数が多いせいか、個性的というか、いろいろのタイプの人間がいる。
なかなか上に高く出る語り口が出来ない(しようとしない)ひと、共通語的なアクセントが出来ないひと、視覚障害者向けの録音テープに朗読するボランティアをしていたひと、人形劇をしているひと、詩吟をやっているひと、演劇出身のひと、等々。
そのなかで、なかなか上に高く出る語り口が出来ない(しようとしない)ひとが、今回は半分くらい上に高く出る語り口に変わってきた。レッスン終了後に、思わず「出来てきたじゃないですか」と声をかけてしまった。
共通語的なアクセントが出来ないひとの指導については、私は自信をもっている。こういう場合には、個々のアクセントを指導してもあまり効果はない。それよりも、先ずは上に高く出る語り口や心情表現を身に着けることを指導する。そして、それがある程度出来てきたら、個々の台本に「東式アクセント記号」を附して、徹底的に自宅練習してもらうのである。これで、だいたい、共通語的なアクセントができるようになる。ただし、当面は、その台本を朗読するときだけだが。今回も、かなりそれが実現できていた。おさらい会までには、知らないひとが聴けば、ほとんど気づかないくらいには仕上がるのではないだろうか。
○千葉朗読サークル「風」の朗読レッスン
今回は、山本周五郎の『夕靄の中』の仕上の通し読みであった。
全体として、かなりレベルが上がってきたな、という印象を受けた。途中入会した会員たちも、どうやら朗読らしくなってきた。昨年秋の朗読発表会のときの朗読表現に比べたら格段の向上である。
全体的な今後の課題は、文の「つなぎ」を意識した表現で、聴き手に場面イメージを造形してもらい、その場面イメージを転換してもらえるようにすることであろう。それが、朗読ステップ4の演出者の立場からする「構成的な語り口」の朗読表現なのである。
このグループはそれが部分的に出来つつある。やはり、伊達に朗読ステップ4の段階に進んでいるわけではない、ということなのだろう。
| 固定リンク
「05館長の朗読日記(戦後63年/西暦2008年)」カテゴリの記事
- 05館長の朗読日記 250(2008.12.31)
- 05館長の朗読日記 249(2008.12.29)
- 05館長の朗読日記 248(2008.12.27)
- 05館長の朗読日記 247(2008.12.20)
- 05館長の朗読日記 246(2008.12.19)


最近のコメント