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05館長の朗読日記 136

館長の朗読日記 136  (戦後63年4月02日 新規)

 
○昨日は品川「あやの会」と三鷹「さつきの会」の朗読レッスン
 昨日は品川「あやの会」と三鷹「さつきの会」の朗読レッスンがあった。両サークルとも会員のほとんど全員が、私に直接『朗読の理論』の注文をしてくれたので、風呂敷に本を包んで持っていった。ほとんど全員と記したのは、なかには早々と書店に注文して購入してくれていた会員がいたためで、実際は全員が私の本を購入してくれた。本当にありがたいことである。しかも、全員が私のサインを欲しいといってくれた。こんなことになるのなら、書道でも習っておけばよかったと思わないでもなかった。

○品川「あやの会」の朗読レッスン
 おさらい会向けの台本の4回目のレッスンである。会員個々の台本を3回に分けてレッスンしてきたが、今回と次回は、会員個々がここをもういっぺんさらっておきたいと思う箇所(台本の約3分の1の分量)を自分で指定してレッスンすることにしている。聴いていて、一人一人の現状の朗読レベルに応じてではあるが、かなり仕上がってきたな、と感じた。新しく途中入会した3人の会員もかなり上手である。自己紹介では、朗読は初めてということだったが、朗読かどうかは分からないが、何かやっていたことがあるのではないか、と思わせる語り口である。
 レッスン終了後の帰りがけに、ある会員が「最近、他の会員の朗読を聴いていて、心情表現の良し悪しについて先生のおっしゃることが分かるようになってきた」と言っていた。自分ではなかなか出来ないが、他人の朗読については分かるようになってきた、と言う。確実に耳が肥えてきているのである。このように、耳が肥えるということは、上達の前提条件と言ってよい。皆、着実に上達してきている。

○三鷹「さつきの会」の朗読レッスン
 朗読発表会向けの台本『ガラスのうさぎ』の4回目のレッスンである。
 これまでの3回は、第1部~第3部を一つ一つやってきて、それが前回に一巡した。今回から、2順目に入る。今回は第1部の2回目であるが、こちらも徐々に仕上がってきた。仕上がってくると、逆に、部分的な欠点が際立ってくる。したがって、指導コメントやダメ出しも、個々具体的になってくる。全体的に未熟な段階では、個々具体的なことは言いようがないから、勢い全体的抽象的な指導コメントとならざるを得ない。個々に具体的な指導やダメ出しを言えるようになったということは、ある程度は仕上がってきた証拠なのである。
 特に、ある会員は、当初、脳梗塞のリハビリ教室と勘違いして入会してきたのだが、4年目の終わりに近くなった昨今、急速に朗読らしい表現になってきた。私は、こういう会員が一人前の朗読表現ができるように指導することにファイトを感じるタイプである。だから、最近、ようやく私の朗読指導の成果が出てきたように感じられるので、本当に嬉しく思っている。
 このグループは、来週から自主勉強会を始めるらしい。今回のレッスンにおいても、時々、会員が互いに注意し合うような場面があったが、それがなかなか的確で厳しいのである。ははあ、昨年の自主勉強会ではこんな調子で注意し合っているのか、と聴いていて楽しくもあり、ちょっと面白くもあった。このグループは、昨年、この朗読発表会向けの自主勉強会をやりだしてから急速に上達した。どうやら、今年もその再現が期待できそうである。

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