05館長の朗読日記 166
館長の朗読日記 166 (戦後63年6月29日 新規)
○あっという間の一週間
今日は6月29日の日曜日だが、この一週間はいろいろとやることが混み合っていて、あっという間に過ぎてしまった。この「館長の朗読日記」も、七日ぶりになってしまった。
この一週間をざっとふり返ると、23日の月曜日は27日に開催する「東 百道・講演と朗読の会」の準備、24日の火曜日に品川「あやの会」の朗読レッスン、25日の水曜日にはやはり27日に開催する「東 百道・講演と朗読の会」の準備、26日の木曜日には千葉「わかば」と八千代「花ことば」の朗読レッスン、27日の金曜日には「東 百道・講演と朗読の会――宮沢賢治『セロ弾きのゴーシュ』の世界」の千葉市公演、28日の土曜日には定例のアルバイト仕事と八千代「みちの会」「ことのは」の朗読レッスン、というように立て続けにいろいろあった。
「東 百道・講演と朗読の会――宮沢賢治『セロ弾きのゴーシュ』の世界」の千葉市公演については、別途、改めて記すことにして、今回は、各朗読サークルのレッスンについて簡単に触れておく。
○品川「あやの会」の朗読レッスン
品川朗読サークル「あやの会」が今回から朗読ステップ3に入った。これで総てのサークルが朗読ステップ3に到達したことになる。
この朗読ステップ3からが、朗読的表現という意味では本格的な取り組み、ということになる。いきおい、私の朗読指導も熱を帯びてくる。また、この朗読ステップ3からは、最後に修了記念として朗読発表会を開催することにしている。いきおい、会員の朗読への取り組みも熱を帯びてくる。この品川「あやの会」はやる気のある会員が多いから、朗読発表会に向けての準備もひときわ積極的で熱心である。
○千葉「わかば」の朗読レッスン
千葉朗読サークル「わかば」の朗読レッスンは、今回は芥川龍之介原作『トロッコ』の前半の朗読練習であった。この『トロッコ』の朗読練習は、大変に重要な山場であるから、かなり丁寧に行なった。会員によっては、それが少し厳しく感じられたかも知れない。
このグループは、来年の2月に朗読発表会で『白旗の少女』をやることが決まっている。会場は千葉市生涯学習センター・ホールを希望しているが、このホールの予約受付は半年前からなので、8月にならないと最終的な会場と日時の確定ができない。それまでは、まあ、嵐の前の静けさ、といった感じである。
○八千代「花ことば」の朗読レッスン
八千代朗読サークル「花ことば」の朗読レッスンは、今回は山本周五郎原作『夕靄の中』の全体練習であった。次回は、いよいよ仕上げの通し読みとなる。この『夕靄の中』のレッスンの主テーマは、構成的な場面イメージをどう造形していくか、という点にある。この点については、まだまだという感じがするが、朗読表現そのものについては各人なりに着実に上達していることが実感された。
このグループは、来年3月25日(水)に八千代市勝田台文化センター・ホールで2回目の朗読発表会を開催することがすでに決まっている。八千代市勝田台文化センター・ホールの予約は1年前から受け付けているので、すでに会場と日時が確定しているのである。しかし、肝心の台本の決定はこれからである。会員たちは、図書館や書店に行って、熱心に台本探しをしている。このグループは今年の4月に1回目の朗読発表会『白旗の少女』を経験しているので、会員たちは楽しみつつも落ち着いて着実に準備を進めているようである。
○八千代「みちの会」「ことのは」の朗読レッスン
八千代朗読サークル「みちの会」と「ことのは」は、全サークルの先頭を走っているグループである。現在は、朗読ステップ5に入っており、その修了記念の朗読発表会『クリスマスキャロル』を今年の9月10日に合同で開催することになっている。両グループの役員が適宜打合せをしながら、それぞれの役割分担を決め、チラシづくりやPRの手配など、必要な準備を着々と進めている。
朗読発表会に向けた朗読練習はすでに2クルー目に入っており、今回は台本の後半部分の朗読練習である。両グループの会員たちは、各人自分の練習ペースを心得ているといった感じで、各々のペースで練習を積み上げてきている。
そういう点では、あまり心配はしていないのだが、今回の台本は初めての文芸ものである。昨年、一昨年は、先の大戦の悲劇をあつかった台本を上演したが、それらは内容が内容であるから、それだけで観客は引きつけられ、感動してくれる。しかし、一般の文芸ものは、そうはいかない。その意味で、朗読者の本当の実力が試されるのである。現在の会員たちの実力で、果たして文芸もので2時間の長丁場をもたせることができるのか。何しろ、両グループは全サークルの先頭を走っているので、前例となるものがない。いわばパイオニアであるから、そういう点の心配が、この両グループの場合には常に付き纏っていて離れないのである。
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