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05館長の朗読日記 169

館長の朗読日記 169  (戦後63年7月09日 新規)

○「東 百道・講演と朗読の会」の千葉市公演を終えて(1)

 先月の6月27日(金)に「東 百道・講演と朗読の会」の千葉市公演を無事に終えることができた。会場とした千葉市生涯学習センター・ホールの300席は前売券が完売となり、予想以上の盛会となった。

 今回の公演は、千葉市在住の有志の方々が結成した「東 百道・講演と朗読の会」実行委員会の主催である。
 この実行委員会は5人のメンバーからなっているが、すべての運営(会場の選定&予約、チケットの作成&販売、当日の公演運営、その他)を主導してくださった。
 実行委員会のメンバーだけでなく、千葉朗読サークル「風」や同「わかば」の会員の皆さんにも様々なご支援・ご協力をいただいた。
 さらには、実行委員会のメンバーのご縁から、池田憲昭さんにチラシやポスターの挿絵を描いていただいた。
 こうしてみると、前売券を購入して当日聴きに来てくださった方々を含め、実に多くの方々のご支援、ご協力をいただいたことが改めて思い起こされる。それら総ての方々に、深く感謝し、心からお礼を申し上げる次第である。

 また、会場のロビーで、池田憲昭さんの絵画と絵葉書(ポスト・カード)を販売したが、大変な好評であった。
 池田さんは視覚に障害を抱えながら、とてもファンタジックで素敵な絵を描いている方である。お人柄のゆえか、多数のボランティアが彼を支援しているのだが、当日も何人かのボランティアが販売を手伝っていた。
 公演の冒頭で、実行委員長が池田さんを紹介し、彼の絵の良さを熱心に推奨していたが、その効果もあってか、休憩時間などに多数の来場者が彼の絵画や絵葉書をたくさん購入してくださった。たくさん売れたのは、もちろん、池田さんの絵そのものが素晴らしいからだが、やはり多数の方々のご支援・ご協力に負うところも大きいと思う。池田さん自身、そういう多数の方々のご支援・ご協力にとても感謝しておられたし、また逆に、ご自身も絵を描くことによって他に対して支援・協力したいと思っておられるようである。こういう形で人間の協働関係が拡がっていくことは、素晴らしいと思う。
 終演後の打上げの席上、販売の結果報告がなされたが、予想を上回る記録的な売上げとなったという。ボランティアの方々や購入していただいた来場者の方々に、私からも深く感謝の意を表したい。
 私の著作『朗読の理論』も当日のロビーで販売したのだが、こちらはそこそこの売り上げであった。販売を担当してくださった方々、および、拙著を購入してくださった方々に深く感謝し、心からお礼を申し上げる。

 私の講演と朗読は、決して満足できるものではなかったが、それでもまあまあ大過なくやれたのではないかと思っている。
 もっとも気がかりだったのは講演時間だが、これも事前の予定よりも10分くらい短くて済んだ。朗読時間の方はかなり正確に計算できるのだが、講演時間の方はアドリブ的な要素もあるので、正確なところはやってみなければ分からない。会場を使える時間が限られているため、全体の時間割がけっこうキツキツであった。それだけに、もっとも気にかけていた講演時間が予想よりも短くて済んだので、その点でまずホッとしたのである。

 観客数は300人弱で、会場には少し空席が残っていた。前売券は会場満杯の300席分を完売したのだが、実際にはその1割くらいが来場しなかったのである。
 当日券を求めて来場された方々が10人ほどいらしたので、空席状況を確かめてから入場していただいた。また、もし空席ができたら、実行委員など公演主催側の人間が座る手はずだったのだが、いろいろと用事が立て込んでいて、結局はロビーで仕事をやりながら聴くことになってしまったという。したがって、少しの空席が残ってしまったわけである。
 公演の数日前に前売券の販売が300席分に達したので、それ以後に申し込んでこられた方々はお断りをすることになってしまった。それだけに、たとえ少しではあっても、当日の空席は気になった。
 一般的に、前売券の購入者の約1割は、実際には来場しない、ということをよく耳にする。今回もそうだったし、八千代市や三鷹市で開催した「小さな朗読館」でもそうだった。どうやら、この法則性(?)はかなりの確率で当てはまるようである。今後の前売券の販売には、この点をいくらか考慮する必要があるかもしれない。【つづく】

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