05館長の朗読日記 171
館長の朗読日記 171 (戦後63年7月11日 新規)
○昨日は朝から晩まで働きどおし
昨日(7月10日)は、午前に「感動をつくる・習志野朗読教室」があり、午後は千葉朗読サークル「わかば」の朗読レッスン、夜間は八千代朗読サークル「花ことば」の朗読レッスンがあった。朝から晩まで働きどおし、というわけである。
○午前は「感動をつくる・習志野朗読教室」
今回は第1クラスの2回目である。20人強の受講生に対して、斎藤隆介『花咲き山』を台本にモデル・レッスンを行なった。
日常会話をベースとした朗読表現のあり方を中心に、基本的な表現の仕方から、比較的高度な「間」の取り方まで、かなり多岐にわたってコメントした。少しむずかしいかな、と思わないでもなかったが、朗読サークルにおけるレッスン内容を、その一端なりと知ってもらおうと、多少の無理を承知でコメントの幅を拡げたのである。
レッスンが終わった後、受講生の約3分の1が、拙著『朗読の理論』を購入してくれた。これは理論的な関心が高い何よりの証左である。正直言って、私の方が内心びっくりした。
○午後は千葉「わかば」の朗読レッスン
今回は、朗読ステップ3のメインである芥川龍之介『トロッコ』、その後半部分の朗読練習をやった。
地の文における、①表現主体の視点と心情の転換に対応した朗読表現、②文章の流れに対応した朗読表現、③特にセリフとその前後の地の文を関連づけた朗読表現、を中心に一人一人練習してもらったが、会員は皆なかなか苦戦している様子だった。
①~③ができるようになると、これらがいわば隠し味となって、朗読表現にグッと厚みと深みが出てくるのだが、これがなかなかむずかしい。(日常会話では、誰もがこの程度の演技的表現などは、無意識にやっているものなのだが)
このグループは、来年の2月に初めての朗読発表会を開催する。それまでに、この①~③がどのくらい出来るようになっているか。これが楽しみである。
○夜間は八千代「花ことば」の朗読レッスン
今回は、朗読ステップ4の最初の台本『夕靄の中』(山本周五郎)の仕上げの通し読みである。
通し読みのときは、私の机と椅子を脇に寄せ、替わりに椅子だけを二つ並べて臨時のステージとする。そして、会員たちが、順次、交代で、その椅子に座り、台本を読み継いでいくのである。
この『夕靄の中』は、朗読時間が40分弱かかるので、4人~5人で読み継いでもらった。
会員たちの朗読を聴いていると、皆それぞれ着実に上達していることがシミジミと実感された。それぞれが抱えている朗読表現上の欠点と課題を、少しづつではあるが着実に克服し解決していっている。皆、自宅の一人練習でかなり努力していることがよく伺える。もちろん、まだまだのところも多いが、この勢いでいけば、来年の朗読発表会はかなり期待できそうである。
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