05館長の朗読日記 188
館長の朗読日記 188 (戦後63年8月24日 新規)
○八千代「みちの会」「ことのは」の二度目の立ち稽古
昨日は、八千代朗読サークル「みちの会」と「ことのは」が合同で開催する朗読発表会『クリスマス・キャロル』の立ち稽古を行なった。
これは、8月9日につづく二度目の立ち稽古である。スケジュールは一回目と同じだが、立ち稽古の内容はかなり変えてみた。一回目では、まず第1部~第3部を各部ごとに朗読とダメ出しを行ない、最後に全部を通して朗読してもらった。しかし、2回目の今度は各部ごとの朗読とダメ出しのみを行なった。そのかわり、ダメ出しをかなり丁寧に行なった。
○今回はかなり仕上がってきた
前回の出来は、まだまだ、という感じだったが、今回は皆かなり仕上げてきたようである。全体的に、前回ダメ出しした部分が、かなり改善されていた。もちろん、まだまだ直さなければならないところが多々あるが、その数はかなり減ってきている。
また、従来は心情表現が十分できていなかったのが、割合、キチンと心情表現ができてきたり、ナレーション的な平板な表現だったのが、語りかけるような表現に変わってきたりしていた。
どうやら、会員同士でミニ勉強会を開いて練習してきたらしい。けっこうなことである。
○テンポは歯切れよく速めに、間(ま)はタップリと取る
朗読でよく陥りがちなのは、心情表現に心がけるあまり、テンポがゆっくりとなりすぎてモッタリと間延びした表現になってしまうことである。
われわれの普段の日常会話を注意して聞いてもらえばすぐに分かることだが、テンポは歯切れよく速めに、間(ま)はタップリと取る表現の方が耳に聴きやすい。
テンポを歯切れよく速めに、というようにダメ出しすると、間(ま)も取らずに、全体を読み急いでしまう人が多い。これば逆である。テンポを歯切れよく速めにすればするほど、間(ま)はタップリと取らなければならない。そうしないと、聴き手は、音声言語の意味を追いかけてイメージすることができないのである。
聴き手に音声言語の意味を追いかけてイメージしてもらおうと、ユックリと表現すると、聴いている方はイライラしてくる。反面、歯切れよく速めに表現すると、音声言語の意味を追いかけイメージすることが十分にできない。こちらを立てれば、あちらが立たない、というわけである。それを解決するために、テンポを歯切れよく速めにするかわりに、間(ま)をタップリと取るのである。
今回、これを指導したら、皆、より自然な語り口になってきた。そういえば、私も、かつてこの問題に悩み、いろいろと工夫を重ねたことがあった。自分の体験・経験を、かなり意識的に朗読指導に生かしているつもりだったが、なかには忘れていたこともあったようである。
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