05館長の朗読日記 180
館長の朗読日記 180 (戦後63年8月03日 新規)
○八千代「こちの会」の朗読レッスン
昨日は、午後2時から八千代朗読サークル「こちの会」の朗読レッスンを行なった。今回は、朗読ステップ3のレッスン台本『忍ぶ川』の全体練習をやった。
皆、それぞれの地点から着実に上達している。しかし、今回の課題である、①セリフと前後の地の文との「つなぎ」を意識した朗読表現、②地の文の中における視点と心情の転換を意識した地の文の朗読表現、はかなりむずかしいらしく、私の言うことはよく理解できているのだが、なかなか思うように実行できないらしい。まあ、何ごとでもそうだが、理解できることと、実行できることとの間には、相当なタイム・ラグ(時間差)があるので、これはこれで仕方がないと思っている。
また、朗読において地の文の表現はとても大切なのだが、これは演劇や映画にはない朗読独特の表現分野である。したがって、演劇の経験者が演劇的な表現をそのまま適用しても、セリフの場合とは違って、なかなかうまくいかない。たとえば、地の文を独白調のセリフ的表現で朗読したのでは不十分なのである。どこが不十分なのかは別途「館長の朗読指導メモ」に記すので、ここでは省略するが、八千代朗読サークル「こちの会」の会員には演劇経験者が一人いるので、その会員とこれに関する議論を少しした。朗読レッスンの中で、このような議論をすることができるのは私自身が楽しいばかりではなく、また、他の会員にとってもとても参考になると思う。
来年の朗読発表会の台本候補をあれこれと相談した結果、6つの作品が候補として挙げられた。これ以上は絞り込むことができず、結局、私がこの中から一つに絞って台本化することになった。他のサークルとの兼ね合いを考えながら、最適なものを選ぶこととしよう。
○千葉「風」の朗読レッスン
昨日は、もう一つ、午後6時から千葉朗読サークル「風」の朗読レッスンを行なった。今回から朗読発表会『流れる星は生きている』の練習の第2クルーに入った。このグループについては、第2クルーからバック音楽(BGM)を入れて行なうことにした。昨日はまず第1部の練習をした。
まだ第2クルーだから仕方がないのかもしれないが、戦時下の朝鮮半島で、必死の思いで38度線を越えて引き上げようとしている、主人公の切迫した気持ちがまったく表現できていなかった。まさに平和ボケとしか言いようがないような、モタッとした語り口であり、もの言いである。何とか切迫感を出そうと選んだバック音楽(BGM)が、まったく空周りして聴こえてしまう。
私にしては相当厳しいダメ出しをしたのだが、このグループの会員たちはそのくらいではへこたれない。にぎやかにいろいろと質問や疑問や意見を出してくる。冗談を交えて、それぞれに答えていくのだが、それはそれでかなり面白かった。
しかし、それはそれとして、ある程度は危機感をもってくれたと見えて、さっそく自主勉強会を開く予定を立てていた。自主勉強会だと、会員同士がお互いに批評しあう。同じ立場の会員同士が聴き合い、批評し合う方が、ある意味で厳しいし、練習の効果も大いに上がることが期待される。是非ドンドンやって欲しいものである。私の方も、バック音楽(BGM)を大幅に差し替えることを検討しようと思っている。
| 固定リンク
「05館長の朗読日記(戦後63年/西暦2008年)」カテゴリの記事
- 05館長の朗読日記 250(2008.12.31)
- 05館長の朗読日記 249(2008.12.29)
- 05館長の朗読日記 248(2008.12.27)
- 05館長の朗読日記 247(2008.12.20)
- 05館長の朗読日記 246(2008.12.19)


最近のコメント