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05館長の朗読日記 193 

館長の朗読日記 193  (戦後63年9月07日 新規)

○八千代「こちの会」の朗読レッスン
 昨日の午後に、八千代朗読教室「こちの会」の朗読レッスンを行なった。三浦哲郎原作『忍ぶ川』の仕上げの通し読みである。
 この台本は『忍ぶ川』の冒頭部分、朗読時間にして約16分ほどを取り出したものである。これを3人一組で読む継いでもらった。会員は、それぞれに、着実に上達していることが確認できた。
 しかし、朗読ステップ3のメイン・テーマである、①地の文を視点と心情を転換させながら朗読表現していくこと、②セリフと地の文の「つなぎ」を意識して朗読表現していくこと、はまだまだ実現できていない。まあ、レッスンのテーマの内容を、そのレッスンと同時並行的に実行することは、至難の技だから、これは仕方がないけれども。
 少なくとも、全員が、一人一人に速さやレベルの違いはあるにしても、全員、確実に「読む」語り口から「語る」語り口に変わりつつあることは確かなのである。
 今回は、来年の朗読発表会の台本として、いくつかの候補作の中から宮城喜久子原作『ひめゆりの少女―十六歳の戦場』を選定したことを周知し、会員の賛同を得た。
 レッスンが終わった後、大部分の会員がロビーで輪になって立ち話をしている。それがようやく終わって階下に降りたかと思ったら、玄関を出たところでまた輪になって立ち話をしている。私は次のレッスン会場に移動するため、家内が車を廻してくるのを待っていたのだが、若干遅れるというので、その立ち話の輪に加わった。
 何を話しているのかと思ったら、来年の朗読発表会が終わった後の懇親会をどうするか、というのが話題であった。まだまだ、その前に『トロッコ』のレッスンがあり、朗読発表会のためのレッスンやリハーサルや本番があるはずなのに、まったく気の早い話しである。楽しいことから先ず話題にするのだ、ということであったが、それにしても早すぎる。これでは、鬼が三度笑ってしまう、と大笑いした。

○千葉「風」の朗読発表会向け朗読レッスン
 昨日の夜間には、千葉朗読サークル「風」の朗読レッスンを行なった。今回は、朗読発表会向けの台本『流れる星は生きている』の朗読レッスン第2クルーの2回目である。
 第2クルーに入った前回から音楽(BGM)を入れてやっているのだが、前回の出来が今ひとつだったので心配しながらのレッスンであった。しかし、今回は間に夏休みが入っており、その間に自主勉強会も行なったとかで、結論を言えばまあまあ良くなってきていた。ただし、あくまで、まあまあ、という程度ではあるが・・・・・・。
 今回は、先ず第2部を全員で通して読み継いでもらい、次にそれをMD録音したものを再生しながら一人一人にダメ出しを行なった。
 今の段階では、低く(下に)出ていたから、高く(上へ)出るようにせっかく指導しても、自分では高く(上へ)出ていたつもりになっているから、なかなか納得がいかないし、修正もできない。そこで、このような手段をとることにしたのである。毎回のレッスンにこれをやったら時間が足りなくなってしまうが、朗読発表会向けに通しで読み継ぐ場合には、時間的にも何とか間に合う。自分の朗読の録音を聴いて、主観的に聴いた自分の朗読と、客観的に聴いた自分の朗読の違いとを、ある程度は自覚できたようであった。
 今回の朗読レッスンで、次のことを改めて痛感した。つまり、朗読表現を、他人事(ひとごと)ではなく、自分事(わがこと)として行なうためには、次のことがもっとも重要なポイントである、ということ、を。
①主語、述語、キー・ワードなどのところを高く(上へ)出て表現すること
②主語を含む文の前半部分と述語を含む文の後半部分とに分けた場合には、後半部分で行なうべき心情表現を、前半部分(の冒頭)から先行して行なうこと
 そして、今回は、特に意識して次のことを意識して次のことを実行した。すなわち、①がまだ十分できていない会員には、①を実行するように徹底的に指導する。①ができている会員には、②を実行するように徹底的に指導する。

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