05館長の朗読日記 210
館長の朗読日記 210 (戦後63年10月12日 新規)
○八千代「みちの会」「ことのは」の朗読レッスン
昨日の午後は八千代朗読サークル「みちの会」の朗読レッスンを、夜間には八千代朗読サークル「ことのは」の朗読レッスンを行なった。
両サークルとも、今回からいよいよ朗読ステップ6の段階に突入する。
朗読ステップ6は、聴き手の立場に立った朗読表現の修練をする段階である。これまでやってきた朗読ステップ1~5の成果が自分の朗読表現に生かされているかどうかを客観的に点検し、不十分なところや誤っていたところを補正・修正して、最終的に仕上げる段階である。
この両サークルは常に最も先頭を行っているので、私にとってもこの朗読ステップ6は初めての指導となる。指導する私も常に初めての試みとして、いわば挑戦しながらのレッスンということになる。
今回からの初めての試みとして、会員の皆さんのレッスン朗読をMDに録音し、その場で再生し、皆で聴きながら朗読指導することにした。会員一人ごとに、まず、一回通しで再生して聴いてみる。次に、同じところを再生しながら、問題があるたびに再生を中断して、その問題点を指摘し、指導するのである。
そのようにして、その会員が朗読した最後までいくのだが、場合によっては、もう一度再生してみる。つまり、会員ごとに、その会員の朗読を3回~4回(生の朗読を1回、録音の朗読を2回~3回)、皆で聴くことになる。
自分が朗読したものの録音を聴いた直後に、私が直前の朗読部分の問題点を指摘し、指導するので、それらの内容が客観的に良く分かるらしく、かなり好評であった。朗読した者が、自分の朗読の録音再生を聴くということは、自分の朗読を聴き手の立場で聴くということとほとんど同じである。
皆が、お互いのレッスン朗読と私の指導を、そのようにくり返しつつ丁寧に聴いていくので、途中から、一回目の通しの録音再生のときに、すでにその朗読の問題点が分かってくるらしい。そういうところにくると、その部分の朗読者を含めた全員が一様に微苦笑したり、うなずいたりするようになるのである。
ところで、この朗読ステップ6における到達目標、すなわち、朗読ステップ1~6を通しての到達目標を、私は、朗読表現において自然な語り口を身につける、というところに置いている。これは、自分の言葉で文学作品を朗読する、ということと同義である。
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