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05館長の朗読日記 204

館長の朗読日記 204  (戦後63年10月01日 新規)

○朗読を録音する方法について
 今日は10月01日、いよいよ今年も残るところ三ヶ月となってしまった。朗読レッスンのスケジュール調整による少しまとまった中休みも今日で終わり、明日からまた通常ベース(ほぼ一日おき)の朗読レッスンが始まる。
 私は、朗読レッスンで特に重要な内容を話す場合などは、MDで録音することにしている。そのレッスンをたまたま欠席したり、事情があって休会中の会員に聴いてもらうためである。
 朗読レッスンもそうだが、朗読そのものも、「表現的な一過性」という性質をもっている。したがって、そのまま放っておくと、空中に消えてしまって後に何も残らない。後に残すためには、何らかの方法で録音しなければならない。
 ところが、その録音についてはむずかしい問題がある。
 近年は技術進歩が激しく、速いので、録音方法がドンドン変わっていってしまう。
 昔は永らくレコードがほぼ唯一の方法であった。その後、リールに巻いた録音テープが出回り、やがてそれがコンパクトなカセット・テープに変わっていった。このカセット・テープはかなり画期的なもので、今でも盛んに使われている。その後、CDが普及し、そのミニ判としてMDが出回った。そして、現在は、録音をデジタル・データのまま保存し、パソコンなりに取り込んで再生する方法が普及している。
 問題は、録音方法の変化に伴なって、古い方法で録音したものを再生する装置が品薄になって、事実上入手不能になってしまうことにある。事実、レコードやリールに巻いた録音テープを再生する装置は、普通の家電店ではほとんど見かけなくなってしまった。そのうち、カセット・テープやMD、ひいてはCDも店頭から姿を消してしまうのではないだろうか。技術進歩によって録音方法が進歩向上していくのは良いが、録音方法が安定せず永続性が保証されないのは問題である。
 私も、いずれは、自分の朗読表現を録音保存し、できれば多くの人に聴いていただきたいと思っている。そういう場合、近年は、CD化するのが一般的である。現在、私も自分の朗読のCD化を模索しているが、録音・再生方法の急変ぶりを目の当たりにすると、いささか腰が落ち着かないのである。

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