05館長の朗読日記 215
館長の朗読日記 215 (戦後63年10月22日 新規)
○品川「あやの会」の朗読レッスン
昨日の午前は、品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスンを行なった。
今回は、芥川龍之介原作『トロッコ』の3回目である。
前回は『トロッコ』の後半部分の解説と前半部分の朗読練習を行なったので、今回は後半部分の朗読練習を行なった。
今回の朗読レッスンでポイントとしたのは、音声言語は心情の直接表現ができるだけでなく、空間的な大きさや位置(遠近、方向)や動き(動作など)もある程度は直接表現できる、ということである。
心情の直接表現の基本中の基本は、強調すべき言葉を的確に強調するところにある。また、空間的な大きさや位置(遠近、方向)や動き(動作など)の直接表現の基本は、朗読者が自らの日常会話で表現するように表現するところにある。
今回は、その二点を中心に会員の朗読表現を指導した。この指導は、順次、他の朗読サークルのレッスンにおいても、一通り総てのサークルが一巡するまで、続けていくつもりである。
○三鷹「さつきの会」の朗読レッスン
昨日の夜間は、三鷹朗読サークル「さつきの会」の朗読レッスンを行なった。
今回は、山本周五郎原作『蜜柑畑』の2回目である。
前回は初回であったが、この台本の解説を全て終えてしまった。だから、今回は全体練習をミッチリと行なうつもりであった。しかし、実際に朗読練習を始めてみると、前半部分だけでかなりの時間をとってしまった。後半部分まで手を広げると中途半端になってしまうので、今回は前半部分に絞ってジックリと取り組んだ。一巡目は、かなり丁寧にダメ出しを行ない、二巡目は、それを復習するような感じで朗読練習を行なった。
今回の朗読レッスンでポイントとしたのは、基本的に品川「あやの会」の今回のポイントと同じである。このポイントは、朗読ステップに関係なく重要なことなので、総ての朗読サークルが一巡するまで大体同じことを指導していくつもりである。もちろん、そのサークルが今どの朗読ステップにあるかによって、受け取る側の認識の仕方には、あるいは、それを踏まえた表現の仕方には、かなりの違いはあるけれども。
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