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05館長の朗読日記 214

館長の朗読日記 214  (戦後63年10月20日 新規)

○朗読発表会『クリスマス・キャロル』に対する感想・反応①

 八千代「みちの会」「ことのは」の朗読発表会『クリスマス・キャロル』を開催した9月10日から、早や一ヶ月余が経った。この間に、朗読発表会『クリスマス・キャロル』に対する感想・反応が、だいたい出揃ったようである。
 この朗読発表会『クリスマス・キャロル』は、これまでの先の大戦の悲劇を扱った朗読発表会を一歩抜け出して、普通の文学作品を2時間余の長時間にわたって読む継いでいく初めての試みであった。それだけに、会場全体をダレさせずに2時間をもたせることが出来るのか、果たして観客にいくらかでも感動してもらえるのか、その他いろいろな点で心配であった。
 私が当日の会場で感じたところでは、会場がダレることはなかった。もちろん、個々の観客の反応までは分からないが、会場全体としては最後まで舞台に集中していた。そういう意味では、総体的にはまあまあの成功であったと判断している。
 その後、私のところにいろいろな感想・反応が寄せられてきたが、その内容はマチマチであった。個々の観客は、一人一人皆異なっている。人間のタイプが違うし、文学作品としての『クリスマス・キャロル』に対する認識の仕方も違っている。また、朗読の聴き手としてのレベルも一人一人違っているし、朗読を聴く(朗読発表会に臨む)目的や姿勢や立場も人によって大きく異なっている。それらの違いによって、それぞれの感想・反応は大きく変わってくるのである。
 実際に私のところまで届いた感想・反応は、ほとんどが口頭であり、文章に記されたものは少なく、二つだけであった。そこで、先ず、その二つの文章を紹介することから始めよう。

【習志野市在住の男性からいただいた文章】
・本日の「クリスマス・キャロル」の朗読会は、実に素晴らしいと思いました。「成功!!」ですね。
・強く感じたのは、朗読する方々の熱意と工夫でした。真剣に研究し、練習されたと拝察します。
・構成が見事でした。実にわかりやすくできていました。発表後、一階の図書館で原文を読みました。しかし、「色々と書いている・・・・・・」という感じでした。朗読のように明確にわかりませんでした。
・朗読会で「人生を幸せにするのは何か」ということが、見事に表現されていました。「争いなく穏やかに暮すこと」が平和な世界をもたらすでしょう。
・二つのサークルが、今後も活動を続け、より多くの人々が感銘を受ける発表をされるよう念じています。

《館長による注釈》  この男性は、八月に習志野市谷津公民館で開催した「感動をつくる・習志野朗読教室」を受講された方で、そのとき会場で配布した朗読発表会のチラシをご覧になって聴きに来てくださったものである。今年4月に開催した八千代朗読サークル「華詞」の朗読発表会『白旗の少女』(八千代市勝田台文化センター・ホール 2008年4月04日)や「東 百道・講演と朗読の会――宮沢賢治『セロ弾きのゴーシュ』の世界――」(2008年4月23日八千代市公演)も聴きに来てくださった方でもある。その後、拙著『朗読の理論』も購読して下さっている。いろいろな分野に対し、知的な好奇心を旺盛にもっておられる方のようである。

【東京都品川区在住の女性からいただいた文章】
 すばらしい朗読でした。だんだん物語にひき込まれてゆき、第四章でのスクルージの変化、そして最終章の穏やかな語りに救われました。ただ残念なことに会場の雑音が気になりました。

《館長による注釈》  この女性は、品川朗読サークル「あやの会」の会員で、他サークルの朗読発表会などをいつも熱心に聴いてくださっている方である。文面に記されている「会場の雑音」は、後で本人に確かめたところ、上演中に観客が会場に出入りする際に発していた雑音である、とのことであった。

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