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05館長の朗読日記 232

館長の朗読日記 232  (戦後63年11月24日 新規)

○年賀状の準備を始める時期が到来
 一年の経つのは本当に速いもので、今年もまた年賀状を準備する時期が到来した。私は、社会に接した年数の割には、年賀状の数が少ない方だと思う。しかし、一枚一枚を丁寧に書くように心がけているし、元旦(1月1日)には相手に届くようにも心がけている。そこで、毎年、早めに準備に取り掛かるのだが、ついに今年も今日から年賀状の準備に取り掛かることにした。
 私の年賀状は、毎年、同じ手彫りのゴム版を原版として「謹賀新年」と「元旦」の文字を手刷りしている。この文字は、私の母が生前に書いてくれたものを、私がゴム版に彫り付けたものである。いわば、母の形見の「謹賀新年」と「元旦」を毎年使っているのである。
 もう何年も同じゴム版を使っているものだから、少し痛んできた。このゴム版を使うのも今年限りとする。そして来年以降は、ゴム版に私が彫るのではなく、石材など半永久的に使える丈夫な素材を選び、それに母の文字を彫るべく外注しようと思っている。
 ゴム版に絵の具を塗り、年賀状を当て、馬連で擦りつけていく。この作業を年賀状の枚数だけくり返していく。かなり面倒で手間のかかることは事実であるが、私は、この作業が嫌いではない。

○フィギアスケートのシーズンが到来
 11月になると、いろいろなウインター・スポーツが始まる。私は、スポーツ観戦に特別の関心があるわけではないのだが、フィギアスケートだけは例外である。ただし、寒いのが苦手だから、巨大な冷蔵庫のようなスケート・リンクにわざわざ出かける気はしない。もっぱらテレビ観戦で済ましている。
 今年もテレビ(地上波テレビ)は、グランプリ・シリーズくらいからしか放送しないので、今シーズンも、今まで、グランプリ・シリーズのアメリカ大会、カナダ大会、中国大会、フランス大会、ロシア大会を観た程度である。これまでも、いくつかの国内大会が開催されているが、それらは一つも見ていない。
 今シーズンは、太田由希奈選手が故障とかで、どの大会も欠場している模様である。あれだけの選手が、故障のために出場できないとは、何とも残念でたまらない。本人がもっとも悔しく、悲しい気持ちであるだろうけれど、どうか挫けずに故障を治して再チャレンジして欲しい。
 今シーズンのこれまでのグランプリ・シリーズで、もっとも私の印象に残ったのは、フランス大会での浅田真央選手のフリー・プログラムであった。曲はハチャトリアンの「仮面舞踏会」で、曲もすごいのを選んだものだが、それにしても、すごい振り付け、すごい演技であった。
 浅田真央選手の演技そのものは、まだ練り込み不足らしく、また、ジャンプの失敗もあって、2位に終わった。
 しかし、そんなことは問題じゃない。私は、浅田真央選手が、いよいよフィギアスケートの王道を歩み始めた、というように感じた。あるいは、横綱相撲を目指し始めた、というように感じた。今シーズンからタラソワ・コーチの指導を受けているから、選曲と振り付けはタラソワ・コーチによるものであろう。こういうものを浅田真央にあてがうタラソワ・コーチもすごいが、それを受け止めた浅田真央選手もすごいと思う。
 NHK杯までに、どれだけ仕上てくるのか分からないが、このフリー・プログラムは歴史に残るだろうと思う。
 その理由や、このフリー・プログラムの価値について書くのは、また他日、ということにしたい。

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