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05館長の朗読日記 235

館長の朗読日記 235  (戦後63年12月01日 新規)

○太田由希奈選手の現役引退に寄せて(その1)

 フィギュアスケートの世界で、現在もっとも高い水準の表現力を持っている太田由希奈選手が現役を引退することになった。今季出場するはずだった大切な試合を、これまで棄権欠場していたので心配していたが、ついに現役引退という事態になってしまった。足の故障の回復が思わしくなかったようである。こんな残念なことはない。

 私が頻繁に覗きに行っている「Excellent Spin ~太田由希奈選手 非公式ファンサイト~」の「Fan Board 」欄には、この件についていろいろな書き込みがなされている。また、いろいろな情報も紹介されている。ここに紹介されている情報の中の二つを、ここに再掲しておく。
 一つは、「@nifty Sports@nifty」の「フィギュアスケート特集」欄に2008年11月26日付けで掲載された「太田由希奈選手からのメッセージ」である。
 一つは、「msn産経ニュース」に2008年11月27日付けで掲載された「元世界ジュニア女王の太田由希奈が引退 フィギュアスケート」という見出しの記事である。

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@nifty Sports@nifty
フィギュアスケート特集 2008年11月26日

太田由希奈選手からのメッセージ 【日本代表選手近況】

応援してくださった皆さまへ

 フィギュアスケートの太田由希奈です。いつも応援してくださってありがとうございます。
 今季試合を欠場していることについて、皆さまにご心配をかけ大変申し訳ございません。
 この場をお借りして私の思いをお伝えしたいと思います。
 以前痛めた足の回復が思わしくなく、2008年3月頃より次第に試合で戦っていくのが難しいと感じていました。体を守ることも大切だと考え、夏の合宿が終わるまで様子を見ながら練習してきましたが、競技以外でもスケートを続ける道や次のステップが示されましたので、樋口豊先生と相談して10月の東京ブロックを棄権し、現役引退を決意して日本スケート連盟に伝えました。この結論に至るまでは思い悩む日が続きました。コーチも親も今シーズンだけはなんとか乗り切るように励ましてくれましたが、自分の中で悔いなく辞めようと思ったときが引退と考えていたので、そのことを話して了解を得ました。 
 本来なら2004年で私のスケート競技は終わっていたのかもしれませんが、2006年に復帰して新たに練習する場が与えられました。皆さまが今まで暖かく応援して支えてくださったので、スケートを続けることができたと感謝しています。競技としてのスケートは終了しますが、今後は京都へ帰り、学業を続けながら機会があれば皆様の前でも滑りたいと思います。また微力ながらスケート界に貢献できることがあれば挑戦させていただきたいと考えています。
 今まで応援してくださってありがとうございました。これからもよろしくお願いします。 
(学業に関しては、2009年4月から以前在籍していた京都の同志社大学政策学部に戻ることが正式に承認されました。知識を貪欲に吸収して今後の人生の歩みに役立てたいと思います。
今後も皆様にお会い出来る機会がありましたら、気軽に声をかけてください。)

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msn産経ニュース 2008.11.27

元世界ジュニア女王の太田由希奈が引退 
フィギュアスケート 2008.11.27

 フィギュアスケートの元世界ジュニア女王、太田由希奈(22)=法大=が現役を引退したことが、27日分かった。古傷の右足首の状態が思わしくなく「やるからには勝ちたいが、納得できる演技ができない」などと決断の理由を語った。
 太田は京都府出身。2002~03年シーズンのジュニア・グランプリ・ファイナル、世界ジュニア選手権で、いずれも安藤美姫(トヨタ自動車)を抑えて優勝。表現力に定評があり、04年四大陸選手権も制したが、近年はジャンプ重視の新採点方式にも苦しんでいた。
 今後はかつて通っていた同志社大に復学し、プロとしてアイスショーに出場しながら、コーチや振付師などの道で競技にかかわっていくつもりという。

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 太田由希奈選手は、フィギュアスケートにおける表現という点において、現時点でもっとも優れた存在であったと私は認識している。もっと言えば、飛び抜けて水準の高い存在であった、と言った方が的確だと思っている。
 私はフィギュアスケートはおろかスケートそのものについて門外漢であるから、スケーティング技術という点で太田由希奈選手がどの程度の水準にあるのかは分からない。しかし、テレビ放送の解説者の話しから推測すると、スケーティング技術の面でも太田由希奈選手は世界一級のレベルにあったようだ。
 仮に解説者の言がなくとも、氷上であれだけ高度な表現ができるからには、その土台となるスケーティング技術も超一級であるはずだ、ということくらいは判断できる。スケーティング技術という点では全くの門外漢の私ではあるが、その事実を確信できる。
 したがって、太田由希奈選手の現役引退によって、われわれは、表現力とスケーティング技術の両面において、世界でもっとも優れたフィギュアスケーター、いや、飛び抜けて水準の高いフィギュアスケーターを失った、ということができる。(つづく)
 

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