05館長の朗読日記 236
館長の朗読日記 236 (戦後63年12月03日 新規)
○品川「あやの会」の朗読レッスン
昨日の午前は、品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスンを行なった。
今回は、樋口一葉作『わかれ道』を教材にしての文学作品におけ象徴化の問題と、人間の認識が進化・深化していくパターンとについての講義を行なった。したがって、朗読練習はなし、であった。
そのかわり、来年の朗読発表会の台本『ホタル帰る』を配布し、朗読の分担を発表した。今回のレッスンが今年最後のレッスンで、しばらくは年末年始の冬休みである。その間に、会員の一人一人が、自宅練習をしっかり積んできて欲しいものである。
このグループの朗読発表会も、一人一人が順番に読み継いでいく形式なのだが、それを3回くり返す。つまり、一人3回読む順番が回ってくる。それに、途中の中間点で休憩を1回とることにしたから、およそ1.5巡した時点で休憩ということになる。
今までの朗読発表会に関する意見の中に、途中休憩を2回とるのは多すぎる、というのがあった。そのため、構成が若干複雑になるが、試みとして途中の休憩を1回とするやり方を、来年はいくつか試みようと思っている。
2時間前後の大作を読み継ぐ形式の朗読発表会も、そのやり方はだいたい完成型に近づいてきたが、今後もさらに試行と改善を重ね、より完成度を高めて行きたいと考えている。
○三鷹「さつきの会」の朗読レッスン
昨日の夜間は、三鷹朗読サークル「さつきの会」の朗読レッスンを行なった。
今回は、山本周五郎原作『蜜柑畑』の5回目、この台本の仕上げの通し読みを行なった。
この通し読みは、全員の朗読を録音し、一人一人の録音を再生し、それを本人を含めた全員で聴きながら、その直後に私からのコメントを行なった。
普段から練習が不足気味の人は、当然、自分の朗読を録音してチェックすることも怠りがちだから、なかなか自分の朗読表現の欠陥や不十分さに気がつかない。したがって、台本の仕上げの通し読みのときくらいは、自分の朗読の録音を聴かせて、それに気づく手助けをした方が良いと判断したのである。
最低限の性能を持つ録音再生装置を遠路運ぶのはなかなか大変である。その上、雨でも降られた日には、たまらない。しかし、朗読ステップ6が修了するまでに、朗読サークルの会員の全員を、ある程度の朗読水準にまでは引き上げたい。そのためには、これくらいのことはやらなくてはなるまいと考えている。
このグループにも、来年の朗読発表会の台本『ヴィヨンの妻』を配布し、朗読の分担を発表した。この年末年始のレッスン休みの期間中に、それぞれ自宅練習をしっかり積んできて欲しいものである。
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