05館長の朗読日記 338
館長の朗読日記 338 (戦後64年7月08日 新規)
○品川「あやの会」の朗読レッスン
昨日(7月07日)の午前9時30分から、品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスンを行なった。今回は、朗読ステップ4の3回目、レッスン台本・山本周五郎原作『夕靄の中』の3回目である。
前回のレッスンの後で、このサークルは会員総会を開き、いろいろとサークルの運営その他について話し合ったようである。その一つに、新たな世話人の選出があったようである。サークル立ち上げから3年間、サークルの代表として多大な貢献をしていただいた方に代わって、新たに別の会員が代表に就任した。2人の副代表は以前から一年ごとに順番で交代してきたから、今回も新たな会員が2人就任した。
今回は、本来なら前回やるべきだった中3分の1の解説を行なった。本来なら、会員の皆さんに順番に少しづつ素読みをしてもらいながら、その部分について解説していくのだが、時間がないので最近は私が素読みをしながら解説していくようにしている。
最初は素読みのつもりで読んでいくのだが、私としても段々と力が入ってきてつい本気になって朗読表現してしまう。少しづつ朗読しながら、解説していくのだが、私が力を込めていくに従い、聴いている会員の皆さんもドンドン乗ってくるのが分かる。何だか、レッスンそのものが私の「講演と朗読の会」のような様相を呈してくるようである。
中3分の1の解説を終えた後で、全員に少しづつ朗読してもらいながら、私からコメントやダメ出しをしていく。平均的にみて、先の朗読発表会を機に、会員たちの朗読レベルは一段とアップしたようである。語りかける語り口がなかなか出来なかった会員が、かなり出来るようになったり、ブツブツと途切れるような読み方しかできなかった会員が、滑らかに読み継ぐことが出来るようになったりしている。
やはり、年一回の朗読発表会の効能は大きいと言わなければならない。
○三鷹「さつきの会」の朗読レッスン
昨日(7月07日)の午後7時00分から、三鷹朗読サークル「さつきの会」の朗読レッスンを行なった。今回から、いよいよ最終の朗読ステップ6に突入した。
朗読ステップ6の最初のレッスン台本は、宮沢賢治原作『セロ弾きのゴーシュ』である。ところが、今回は、このレッスン台本には一切触れることができなかった。
なぜなら、会員の皆さんと次の3つのテーマについてじっくりと話し合ったからである。
①朗読発表会「ヴィヨンの妻」に対する来場者(会員の知人友人)の感想&意見について
②来年の朗読発表会をどのようにやるかについて
③朗読ステップ6終了後の朗読サークルのあり方をどうするかについて
②と③については、1回の話し合いで結論が出るという内容ではないから、今後も折に触れて話し合っていくことにした。
①については、当日聴きに来て下さった会員の知人友人から聴いたいろいろな感想や意見が披露された。まあ、こういう場合、あまり否定的な感想や意見は言われないものだが、それにしても予想していた以上に良く評価していただいたようである。太宰治の「ヴィヨンの妻」全編を会員全員で読み継ぐという試みそのものが話題を呼んだようであった。
ここでは細かいことは紹介しないが、一つだけ「我が意を得たり」と感じた感想があった。それは、今回の朗読発表会では、出演者が舞台で朗読表現した言葉が全部はっきりと聴き取れた、これは他ではなかなか体験できないことだ、というものである。
その感想を寄せてくださった方は、日本の古典芸能や現代演劇などを普段からかなりよく鑑賞しておられるらしい。私は、その感想が披露されたとき、思わず内心で唸ってしまった。これは相当の聴き手だと直感したからである。朗読表現の上手下手を云々するのではなく、こういうところに眼をつけて、そういう点を評価してくれたのは凄いと思った。こういう感想を聴いたのは、恐らく初めてのことである。
| 固定リンク
|
「05館長の朗読日記(戦後64年)」カテゴリの記事
- 05館長の朗読日記 406(2009.12.31)
- 05館長の朗読日記 405(2009.12.28)
- 05館長の朗読日記 403(2009.12.25)
- 05館長の朗読日記 402(2009.12.24)
- 05館長の朗読日記 401(2009.12.22)


コメント