« 05館長の朗読日記 436 | トップページ | 12館長の指導する朗読サークル 9 »

05館長の朗読日記 437

館長の朗読日記 437   (戦後65年03月07日 新規)

八千代「こちの会」と千葉「風」の朗読レッスン

○八千代「こちの会」の朗読レッスン

 昨日(3月06日)の午後2時00分から、八千代朗読サークル「こちの会」の朗読レッスンを行なった。今回のレッスンは、朗読ステップ4の16回目。朗読発表会向けの山本真理子原作『広島の姉妹』の4回目である。
  今回は第2クールの後半、第2部の練習である。また、このグループは、2人の会員が急きょ出演できなくなったので、残念だが、応急の対応策をとらなければならなくなった。今回は、その応急策による初めてのレッスンでもある。
 全体的には、徐々に良くなってきている。先月に開催された千葉朗読サークル「わかば」の朗読発表会『あの日夕焼け』を聴きに行った会員が何人かいて、それがかなり参考になり、また、良い意味での刺激になったようである。
 しかし、まだまだ仕上がりにはほど遠い。今後、第3クール、立ち稽古、舞台リハーサル、本番、というように進んでいくのだが、徐々に、しかし、着実に、仕上げていって欲しいものである。
 このグループも何回か自主勉強会を開くようである。そこでの相互啓発に期待している。

○千葉「風」の朗読レッスン

 昨日(3月06日)の午後5時30分から、千葉朗読サークル「風」の朗読レッスンを行なった。今回は、朗読ステップ6の7回目、いよいよ今回から、朗読ステップ1~6における最後の共通レッスン台本・山本周五郎原作「鼓くらべ」に入る。
 前回までの台本・宮澤賢治原作「セロ弾きのゴーシュ」の解説は、拙著『朗読の理論』に詳しく書いてあるし、一昨年の「東百道・講演と朗読の会」でも詳しく話してある。そこで、作品の解説は一切しなかった。しかし、この「鼓くらべ」については、逆に、一行一文づつ、詳しく解説をしていくことにしている。
 同時に、これが最後の共通レッスン台本であるから、その想いを込めて、従来よりは細かく厳しいダメ出しをしていこうと考えている。いつまでも不注意で粗雑で独りよがりの朗読をしていたのでは、なかなか聴き手に感動していただける朗読にはなっていかないのである。
 それに何よりも、この朗読ステップ6は、聴き手の立場に立った朗読をする段階なのだから。

○朗読発表会に会員が出演できなくなった場合の対応策

 朗読発表会に向けた朗読レッスンに入った段階で、そのグループの会員が何人か出演できなくなった場合、どのような対応策をとったら良いのか。朗読発表会などのイベントは1回勝負であり、それに出演する会員は人間であるから、どのようなハプニングがあるか分からない。したがって、非常時対策としても、この対応策をしっかり考えておくことは大切なのである。
 今回、八千代朗読サークル「こちの会」では、2人の会員が、練習の第2クールの途中の段階で、出演できなくなるという事態になった。出演できなくなった会員の朗読分担部分を、他の会員がどのように補完するか。これが問題なのである。
 従来は、まだレッスン半ばのこの時期であれば、全員の分担部分を少しづつスライドさせていって、出演できなくなった会員の分担部分をカバーする方法を採っていた。しかし、そうすると、抜けた会員の前後の会員の分はかなり大幅にスライドすることになり、それまで練習してきたことがほとんど無駄になってしまう。
 さらに、このようにいったん全部スライドしてしまうと、出演できないと思われていた会員が、事情が好転して出演できるようになった場合には、また再び全体をスライドさせなければならなくなってしまう。朗読する箇所が二転三転することになって、混乱が増幅する可能性が高くなってしまう。
 そこで、今回は、従来とは少し違う、次のようなやり方を採ってみることにした。
①従来の朗読分担分はそのままにして、まったく変えない。
②出演できなくなった会員の分担部分だけを、他の全員がほぼ同量づつ追加的に分担してカバーする。
③具体的には、出演できなくなった会員の第1部の分担部分を他の会員のうちの半分の会員が均等割に分担してカバーし、第2部の分担部分を他の会員のうちの残りの半分の会員が均等割に分担してカバーする。それを出演できなくなった会員、一人一人について行なう。
④もし、事情が好転して、出演できなかった会員が出演できるようになった場合には、その会員は元の自分の分担部分を朗読する。他の会員については、その分の追加的な分担を解除する。

 この方法であれば、出演できなくなった会員の分担部分は、本来なら一人で読むべき分量を、他の半分の会員が均等割で読み継ぐのだから、その部分の一人当たりの追加的な分担の朗読分量はかなり短くなる。今回の「こちの会」の場合では、朗読時間にして1人1分くらいである。
 1人1分くらいのペースで、頻繁に読み手が換わった場合に、どんな感じになるのか一抹の不安があったが、実際にやってみるとそれほど問題はなかった。その部分が、かえって、ある種のアクセントとなって良かったのではないかとさえ思えるほどだった。
 実際に、立ち稽古のときに通しでやってみないと何ともいえないが、もし、この方法が上手く行けば、非常時対策としてもかなり有効になるのではないかと考えている。

|

« 05館長の朗読日記 436 | トップページ | 12館長の指導する朗読サークル 9 »

05館長の朗読日記(戦後65年/西暦2010年)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 05館長の朗読日記 436 | トップページ | 12館長の指導する朗読サークル 9 »