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05館長の朗読日記 451

館長の朗読日記 451  (戦後65年04月09日 新規)
             

千葉「わかば」と八千代「花ことば」の朗読レッスン

○千葉「わかば」の朗読レッスン

 昨日(4月08日)の午後1時30分から、千葉朗読サークル「わかば」の朗読レッスンを行なった。今回は、朗読ステップ5の3回目、レッスン台本・有島武郎原作「小さき者へ」の3回目のレッスンである。
 前回までで、この台本に関する私の解説は終了し、今回からじっくりと会員の朗読練習を行なっていく。
 このグループは、全体的に「語るような語り口」で朗読表現が出来るようになってきている。しかし、まだ、その「語るような語り口」を活かし切れておらず、そういう語り口で台本を何となく「読む」ように朗読してしまっている。特に、文と文のつなぎ方、文の中の読点の前後のつなぎ方が、よろしくない。
 この有島武郎原作「小さき者へ」は、全文が基本的には地の文からなっているが、それは原作者が自分の子供に当てて書いた文章である。そこで、全文を原作者(=朗読者)のセリフだと思って、全文をカギ括弧で括ったつもりで「語る」ように指導した。しかし、うまくいかない。
 そこで、声を出している少し先を眼で先行的に読みながら、それを追いかけるように声で朗読するように指導した。これはかなり以前から指導していたことではあるが、今回の会員の反応からすると、実行していなかったようである。
 今回は、レッスンの時間内に、それを実際に実行するように指導した。そうしたところ、かなり「語る」ような朗読になってきた。特に、文と文のつなぎ方、文の中の読点の前後のつなぎ方が、格段に良くなってきた。
 実際に、こういうことがあるのである。

○八千代「花ことば」の朗読レッスン

 昨日(4月08日)の午後6時00分から、八千代朗読サークル「花ことば」の朗読レッスンを行なった。今回は、先に開催した朗読発表会『日本婦道記』からみて、初めての朗読レッスンである。
 このグループは、今回から朗読ステップ6に入る。レッスン台本は宮沢賢治原作「セロ弾きのゴーシュ」である。
 レッスンを始める前に、朗読ステップ6の朗読発表会についてと、朗読ステップ修了後にサークルを継続するか否か、継続するとすればどのように継続するか、第2期の朗読レッスンはどのようにするか、などというような問題について、私から説明なり問題提起なりを行なった。
 レッスンの方は、この台本については、一人一人の朗読を録音にとり、それをその場で再生して皆で聴き、会員同士でお互いに講評し合ってもらうことにしている。
 私は、基本的に傍で聴いていただけだが、皆さんなかなか的確な講評をしていた。
 朗読表現的には、けっこう「語る」ような朗読表現ができてきていた。必ずしも上手ではないけれども、「読む」ような朗読表現か、「語る」ような朗読表現か、という点では、かなり「語る」ような朗読表現になってきつつあることは確かである。
 特に、文と文のつなぎ方、文の中の読点の前後のつなぎ方が、けっこう、それらしくなってきていた。そこで、念のため、朗読しているときに、声を出している少し先を眼で先行的に読んでいるかどうか、訊いてみた。すると、驚いたことに、ほぼ全員が、そうしなければうまく朗読できないから当然そうしている、というような回答をしていた。やはり一年の違いは大きい、とつくづく思ったものである。

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