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05館長の朗読日記 460

館長の朗読日記 460   (戦後65年05月01日 新規)

久しぶりに骨休めできた一週間

 今日(5月01日)は、午後1時から八千代朗読サークル「こちの会」の朗読発表会向けの舞台リハーサルを行ない、夜に千葉朗読サークル「風」の朗読レッスンを行なうことになっている。
 しかし、4月27日(土)に八千代朗読サークル「新・みちの会」のレッスンをやってから昨日までのほぼ一週間は、朗読レッスンがなかった。久しぶりに骨休めのできた一週間であった。
 確かに骨休めのできた一週間であったが、それでもいろいろの出来事はあった。例えば………。

○集中的に『朗読の上達法』の原稿を執筆した            

 この一週間は、まとまった自由な時間が確保できる貴重な時間帯である。骨休めを1~2日した後は、連日、八千代市緑が丘図書館にこもって『朗読の上達法』の原稿執筆に集中した。
 ただし、実際に執筆できた原稿量はそれほど多くない。なぜなら、その前段階の、原稿執筆の構想を練ることに主な時間を費やしたからである。
 一冊の単行本にするために、ひとまとまりの体系的な論文を執筆するのは、書き手にとってもとても良いことだ。
 普段から「朗読の理論」を踏まえて体系的に考えていたこと。それと併行して直感的に頭に浮かんでいた断片的な考え。朗読レッスンの場で即興的に話してきたこと。あれやこれやを念頭に置きながら、それらを『朗読の上達法』の目次として体系的整理しながら、目次の見出しごとに内容を構想していく。少しづつ少しづつ考えがまとまっていくにつれて、徐々に『朗読の上達法』の全体像が見えてくる。
 一つ一つの断片が、ジグソーパズルのように、少しづつはめ込まれていくと、霧が晴れていくように、全体像が浮かび上がってくるに従って、まだ手元に残っていた未整理の断片が、思いもかけないところにピッタリとはまり込むことが分かってきたり、まったく考えてもいなかった新たな断片の存在が浮かび出てくることがある。あるいは、ある程度は体系的にまとまっていたはずの理論が、大きく修正を迫られたりもする。
 これらは、推理小説の探偵が事件の謎を解いていくのと同じで、ワクワクするような知的な謎解きである。一度その面白さを経験すると、病み付きになってしまうほどの魅力がある。
 私は、だいたい、第1章で解明すべき対象の全体像を提示することにしているから、書きはじめに最も苦労する。書いては直し、直しては考えながら、全体の基本構造を構想していく。今年の初め頃から、その作業をやってきたのだが、この一週間で、ようやく、私の「朗読の上達法」の全体的な基本構造が見えてきた。まず第1章だが、その内容がどうなるのか、まだまだ自分でも分からないところが残っている。出来上がりがどういうものになるのか、自分でも楽しみにしているところがある。

○第4回「小さな朗読館・やちよ」の会場下見

 この一週間近く『朗読の上達法』執筆のために通った八千代市緑が丘図書館は、八千代市緑が丘公民館と同じビルに併設されている。実は、その八千代市緑が丘公民館のホールが、5月10日に開催される第4回「小さな朗読館・やちよ」の会場なのである。
 ある日、原稿執筆の合間に、その会場を下見した。特に、マイク・スタンドがどのようなものかをチェックした。八千代朗読サークル「新・みちの会」の代表の方から、以前、マイク・スタンドのことで相談を受けたことがあるのを思い出したからである。
 チェックしたところ、会場のマイク・スタンドは支柱の上部に直にマイクを着けるタイプのものであった。支柱に腕が付いているタイプではなかった。これでは、台本を持った姿勢で朗読がしにくいだろうと思われる。
 そこで「小さな朗読館・やちよ」の当日は、私のマイク・スタンドを持ち込むことにした。そうすれば、当日の午前中に、両方のタイプを比較して、使い易い方を選択することができるからである。

○東京新聞の記者から電話取材を受けた

 先の火曜日に、品川朗読サークル「あやの会」が朗読発表会のための自主勉強会をやったのだが、その時に東京新聞の記者が取材にきたそうである。自主勉強会の模様を写真に撮ったり、会員にインタビューしたり、いろいろな説明を求めたりして、約1時間ほども取材していったそうである。
 自主勉強会であるから、当然、私はその現場に立ち合っていない。しかし、今回の取材の模様については、サークルの会員から電話でくわしい報告を受けていた。
 取材した記者は大変に熱心な人らしく、昨日の午後に、私の自宅に電話をかけてきた。つまり、電話取材をしてきたわけである。電話ではあったが、かなり時間をかけた丁寧な取材であった。
 その記者はいろいろと訊いてきたので、私もザックバランにいろいろと話しをした。そのなかで面白かったのは、自主勉強会の模様を見聞したときに、その記者が受けた印象である。会員の皆さんが、お互いの朗読について、かなり突っ込んだ感想や意見を率直に出し合っているのを聞いて、とても驚いたらしい。
 私が、記者に「皆さんはかなり自信を持って自分の意見を述べていたでしょう」と水を向けると、記者は「そうなんですよ。朗読のテンポや声の出し方その他について、お互いにかなりはっきり意見を言い合っているのでビックリしました」という返事であった。
 そこで、私の朗読レッスンが段階(ステップ)を踏んで、朗読の理論を体系的にレッスンしてきていること。品川朗読サークル「あやの会」は4年間のレッスン経験があるから、会員の皆さんは聴く耳のレベルが理論的にも感覚的にも上がってきていること。したがって、お互いに、自信をもって、相手の欠点や不十分さを認識し、指摘できること、などを説明したのである。
 とまれ、このように電話で取材を受けるのは、私も初めての経験であった。

○いよいよ朗読漫画『花もて語れ』の連載が始まった

 昨日(4月30日)の夕方、小学館から『月刊スピリッツ』の6月号(4月27日発売)が宅急便で送られてきた。
 それに、朗読漫画『花もて語れ』(片山ユキヲ作)の第1話が掲載されていた。いよいよ、日本で初めての(恐らく世界でも初めての)、本格的な朗読漫画の連載が始まったのである。
 この漫画は、何といっても、主人公の佐倉ハナがとても魅力的だ。極端に内気で、弱気な性格だが、朗読については豊かな才能をもっている、という就職したての若い女性である。
 この佐倉ハナに加えて、彼女を取り巻く他の登場人物たちが、どのような人物群像として描かれていくのか。それらの登場人物たちが主人公・佐倉ハナとどのようにかかわっていくのか。さらに、彼らが朗読にどのように取り組んでいくのか。今後の展開が大いに楽しみである。

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