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05館長の朗読日記 498

館長の朗読日記 498  (戦後65年07月23日 新規)
             

○千葉「わかば」の朗読レッスン

 昨日(7月22日)の午後1時30分から、千葉朗読サークル「わかば」の朗読レッスンを行なった。今回は、朗読ステップ5の10回目、レッスン台本・山本周五郎原作「蜜柑畑」の4回目のレッスンである。
 今回は、1人あたり3ページ弱づつ朗読してもらいながら、レッスン台本「蜜柑畑」の全体にわたって練習していった。会員の皆さんは、着実に朗読の腕を上げている。通常いわれている朗読という意味では、ある程度の水準に達していると思う。
 ただし、まだ、自分の言語表現によって、作品世界のイメージを積極的に描き出すというところまでにはいっていない。そのためには、従来の朗読表現から一つ突き抜ける必要がある。また、もしそれが出来るようになれば、本物に一歩近づくのだが……。

 ところで、このグループは会員数が少ない状態が続いている。しかも、千葉市は市報『千葉市政だより』の紙面構成がきわめて官僚的で、市民の自発的な活動をPRする投稿欄がまったく設けられていない。そのため、サークルの会員を千葉市民に広く募集する手段が、なかなか見い出せないのである。
 それだけに、もし千葉朗読サークル「わかば」が、サークルとして第2期に突入したいならば、早め早めに手を打っていかなければならない。
 通常は、レッスンが朗読ステップ6に入った段階で、第1期でレッスンを終了させるか否か、サークルを解散するか否か、もし、レッスンとサークルを継続する意志があるなら、第2期に向けてどのような準備をしていくか、などを話し合うことにしている。
 しかし、このグループの場合には、それでは間に合わない。そこで、これまで、これらの点について、私の方から問題提起をして来たのだが、今回は会員の皆さんが自分たちの意見をある程度まとめてきてくれた。それを私なりに採録すると、次のようになる。
 ①会員の大部分はレッスンとサークルの継続を望んでいる。
 ②来年2月の朗読発表会(朗読ステップ5終了)の直後に朗読教室を開催し会員を募集する。
 ③朗読教室の募集は『地域新聞』に広告を出すなどいろいろな手段を講じる。
 ④朗読教室の会場は交通条件の良いところを選んで、なるべく多くの千葉市民が応募しやすいようにする。
 ⑤合わせて、レッスン会場も交通条件の良いところに変更することを検討する。

 それに対して私の方から、次のようなコメントをしておいた。
 ①サークルの望ましい会員数は10数人(15人前後)である。
 ②第2期においてレッスンやサークルの核となるのは、第1期(朗読ステップ1~6)を修了した会員であるが、その会員数は第2期の会員数の半分近くであることが望ましい。
 ③その核となるべき会員の数が、千葉朗読サークル「わかば」の現状においては、下限ギリギリのところにある。
 ④千葉市の現状(PR手段などの条件)からすると、1回の朗読教室では期待する会員数がなかなか確保できない可能性もある。したがって、複数回の朗読教室を開催することも覚悟しておく必要がある。

 とまれ、普段は物静かな千葉朗読サークル「わかば」の会員の皆さんが、このように熱心にレッスンとサークルの継続を望んでくれ、そのための方法をいろいろと積極的かつ具体的に考えてきてくれたことに、私は深い感銘を受け、とても心を動かされたのである。

○八千代「花ことば」の朗読レッスン

 昨日(7月22日)の午後6時00分から、八千代朗読サークル「花ことば」の朗読レッスンを行なった。今回は、朗読ステップ6の8回目、レッスン台本・山本周五郎原作「鼓くらべ」の2回目である。
 今回は、レッスン台本「鼓くらべ」の後半部分について、1人1ページ弱づつ朗読(初読み)をしてもらいながら、その部分について私からくわしい解説を行なっていった。初読みとはいえ、会員の皆さんはなかなかしっかりとした朗読をしていた。
 朗読ステップ6に入ってから、このグループには3人の新規会員が入会している。
 4月に入会してきた会員は、入会した時点でかなり朗読の基礎ができていたようである。7月の現在では、私の朗読レッスンのやり方や、指導している朗読表現の仕方にも、大分慣れてきたようにみえる。
 また、この7月に入会したばかり2人は、今回が初めてのレッスンである。事情があって、そのうち1人は欠席したが、他の1人は今回初めて皆の前で朗読した。この新規会員は、ボランティアで、視覚障害者のための朗読をしていた経験があるという。それだけに、かなりしっかりとした朗読をしていた。ただし、その朗読スタイルは、世間一般でいうところの、いわゆる「朗読」であった。とまれ、基礎がしっかりしているようだから、今後、かなり期待できるのではないかと思っている。
 今回はレッスンを欠席した会員も、中学・高校時代に演劇をしていたという話しである。3人とも、なかなか頼もしい新規会員ではある。

 この八千代朗読サークル「花ことば」は、すでに朗読ステップ6に入って数カ月が過ぎている。サークルとして第2期のレッスンに突入する場合には、そろそろ具体的な準備にとりかからなければならない。
 そこで、この7月に入会したばかりの2人の新人を除いた全会員が、レッスンの始まる前に集まってサークルの今後について話し合ったようである。代表の会員の報告によると、3時間も話し合ったという。
 会員一人一人の気持を確認した結果、全員がレッスンとサークルの継続を希望している、ということであった。これは、正直いって、私としてもかなりの驚きであった。そして、同時に、とても大きな喜びでもあった。
 このサークルも、会員数は少ない方である。しかし、従来の会員が全員残ってくれるならば、望ましいサークル会員数の半分くらいにはなる。第2期に突入する場合の、レッスンやサークルの核としては、十分な数である。
 八千代市の市報「広報やちよ」は、幸いに、市民が自発的につくったサークルの催し物をPRできる「市民伝言板」欄を設けてくれている。つまり、朗読教室を開催したり、会員を募集したりする条件は、比較的に整っているのである。
 これで、八千代朗読サークル「花ことば」は、今後もレッスンとサークルを継続できる見通しが立った。ありがたいことである。
 その他、第2期のレッスンや朗読会について、いくつか質問や意見が出された。これらについては、改めて資料をつくり、次のレッスンのときにでも、説明やら相談やらをしたいと考えている。

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