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05館長の朗読日記 549

館長の朗読日記 549  (戦後65年10月17日 新規)


○八千代「こちの会」の朗読レッスン

 昨日(10月16日)の午後2時00分から、八千代朗読サークル「こちの会」の朗読レッスンを行なった。今回は、朗読ステップ5の10回目、共通レッスン台本・山本周五郎原作「蜜柑畑」の4回目である。

 今回は、この台本の後半部分の朗読練習を行なった。1人1ページ弱を朗読してもらいながら、私の方からかなり細かいダメ出しをしていった。今回は、欠席者が多く、少人数のレッスンになってしまった。

 そこで、1人づつの指導時間をいつもより多くとっても、十分に時間内(2時間以内)で終了することができた。会員の皆さんも、通常よりリラックスし、より親密な雰囲気の中でレッスンが行なわれた。

 こういう雰囲気でレッスンをやるのもたまには良いな、という思いがしないでもない。ただし、それはあくまで「たまには良い」だけである。あるいは、短期的なものに過ぎない。

 他の例からみても、こういう状態が常態化すると、朗読レッスンがダレてきて上達の進展は著しく阻害されてしまう。親しい友人知人同士のお茶会的な雰囲気になり、真剣さが急速に消失していくのである。

 今回のレッスンでは、単に「語りかける語り口」で朗読するだけでなく、演技することを意識するように指導した。演技といっても、下手な芝居のような臭い演技のことではない。日常会話のときに誰でもがやっている「演技」のことである。

 人間は、日常会話において、実に巧みな演技を行なっている。葬式や婚礼に参加したときの受け答え、親しい人間に自分の近況を報告するときの話し振り、それらは総て無意識の「演技」とみなしうるのである。

 朗読表現の場で必要な演技とは、そういう「演技」である。そして、朗読者はそういう「演技」を、ある段階までは、意識して行なわなければならない。その点だけが、無意識でやっている日常会話の「演技」と違っているに過ぎない。

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