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05館長の朗読日記 548

館長の朗読日記 548  (戦後65年10月14日 新規)



○千葉「わかば」の朗読レッスン

 昨日(10月14日)の午後1時30分から、千葉朗読サークル「わかば」の朗読レッスンを行なった。今回は、朗読ステップ5の14回目、朗読発表会向けのレッスン台本・深沢七郎原作「楢山節考」の2回目のレッスンである。

 この台本は2部構成として2つに分けてあるから、1回のレッスンで台本の2分の1づつをやることにしている。つまり2回のレッスンで1クールを終了することとし、それを6回のレッスンで3クール行なうことになる。そして立ち稽古、舞台リハーサル、本番という順に流れていく。

 今回は、台本の第二部、すなわち、後半部分のレッスンを行なった。今回は、その後半部分の初読みである。まあ、初読みだから、仕方がないという面もあるが、ダイナミックな場面、情景イメージを鮮烈に出さなければならない場面、登場人物の内面を明晰に心情表現しなければならない場面、などの朗読表現になると欠点が耳につく。

 一言でいうと、文章表現の流れが読み切れていないのである。あるいは、読めていても音声言語表現が追いつかない場合もある。問題は、少し突っ込んだり、ダメ出しをすると、すぐ私の解答を求めたり、私の音声言語表現の見本を求めたりするところにある。試行錯誤の大切さが、本当には分かっていないのだと思う。

 これは、私のレッスンの最大の問題点だと思っているのだが、作品解説をし過ぎたり、表現方法を教え過ぎているのである。私が初心者のころ習った先生は、くわしいことは何も教えてくれなかった。だから、習う方は自分で解答を見つけざるを得なかった。そのために、それなりの労力や時間を割いたのである。

 まあ、その点の指導法の良し悪しはいろいろあるから、一概には言えないと思うが、少なくとも、私は私の指導法の最大の弱点を自覚している、ということだけはここに記しておく。




○八千代「花ことば」の朗読レッスン

 昨日(10月14日)の午後6時00分から、八千代朗読サークル「花ことば」の朗読レッスンを行なった。今回は、朗読ステップ6の12回目、レッスン台本・山本周五郎原作「鼓くらべ」の6回目、台本の仕上げの通し読みを行なった。

 この山本周五郎原作「鼓くらべ」は、朗読表現的に非常に面白い内容豊富な作品である。それだけに、この作品を「語りかける語り口」で表現してもらわないと、せっかくのその朗読表現的な面白さや内容的な豊かさが音声言語に現われてこないのである。

 そういうわけで、今回の通し読みの講評では、もっぱら「語りかける語り口」、それもそのもっとも基本的な要素である高く上に出る語り口に特化してコメントした。もちろん、その語り口がかなり出来てきている会員には、プラスアルファ的なコメントもしたが。

 今回の通し読みでびっくりしたのは、もっとも新しく入会してきた会員で、かなり以前にボランティアで朗読をしていたという方の朗読を聴いたときである。いわゆる放送アナウンサー系の朗読表現としては、実にみごとな朗読を披露してくれたからである。この方は、当時、相当の訓練を重ねた実績があるのではないかと、私は推測した。

 元放送アナウンサーで朗読でも有名なK女史などを彷彿とさせるような、実に綺麗で落ち着いた音声言語表現であった。こういう朗読も、また、良いものだなあ、と思わしめるような朗読であった。本人がそれで良しとしているなら、私が無理にいじることはないという思いを強くもったほどである。

 そこで、思わず、そのことを本人に確かめてみた。すると、そういう表現から脱皮して「語りかける語り口」に挑戦したいという主旨の回答があった。私も、これだけみごとな「読む語り口」ができる人が、もし「語る語り口」を身につけて、再度「読む語り口」で朗読したら、どれほど凄い「読む語り口」の朗読ができるようになるか確かめたくなった。



○八千代「感動をつくる・朗読入門教室」の準備の本格化

 八千代朗読サークル「花ことば」の朗読レッスンが終わった後で、来年の1月に予定していた八千代「感動をつくる・朗読入門教室」の日取りと会場を検討し、最終的な決定にいたった。
【日時】2011年1月27日(木)
    18時15分〜20時45分(2時間半=150分)
【場所】東南公民館・会議室(3階)

 会場の予約はこれからだが、今までの実績によれば問題はないと思う。このように日取りと会場が決まれば、準備作業は一気に本格化する。私もそれに合わせた資料を整え、会員の皆さんとさらに具体的な打合せを進めていくことになる。

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