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05館長の朗読日記 551

館長の朗読日記 551  (戦後65年10月20日 新規)



○品川「あやの会」の朗読レッスン

 昨日(10月19日)の午前9時30分より、品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスンを行なった。今回は、朗読レッスン台本・山本周五郎原作「蜜柑畑」の前半部分の素朗読練習を行なった。1人1ページ弱づつ朗読してもらいながら、少し丁寧にダメ出しとコメントを行なっていった。

 だいたい「語る語り口」の基本的な方法は出来てきている。しかし、まだ根本のところで身についていない感じがする。だから、なかなか「語りかける語り口」で自分の言葉として自在に朗読表現するところまではいかない。ところどころ無意味に低く下に出てしまったり、高止め次を盛り上げるつなぎ方が十分にはできていない。

 今回は、高止め次を盛り上げるつなぎ方に重点を置いて指導した。これは、日常会話では誰でもごく自然に行なっているものなのだが、朗読の場で意識して行なおうとすると、意外にむずかしいようである。というよりも、今くらいのレベルになると、私が注意すれば割合すぐに直せるのであるが、そういう「語り口」で朗読するまで自分の心情(テンション)を上げることがなかなか出来ないようなのである。

 つまり、これは、朗読する文学作品(台本)の内容に合わせて自分の心情を造っていくための精神の技化、すなわち、心の技化が、まだ十分に出来ていないことが原因のようである。現に、しばらく朗読してテンションが上がってくると、それにしたがって高止め次を盛り上げるつなぎ方が出来てきている。特に「セリフ」のところでは、ほぼ完全にそれが出来るようにはなっているのである。

 会員の皆さんが、私のダメ出しに対して、口々に「むずかしい」を連発するものだから、私もその度に「こんなことは簡単ですよ」と切り返している。要は口先の技術(テクニック)の問題ではなく、気持(精神&心)の問題なのである。したがって、気持(精神&心)の問題であるだけに、却って「むずかしい」のかも知れないが。

 今回、ようやく、このサークルにも朗読漫画『花もて語れ』を配本することができた。朗読漫画『花もて語れ』をたくさん買っていただいた。また、今回も新たに11月に開催する「東百道・講演と朗読の会」の予約チケットをたくさん買っていただいた。他のサークルにもご協力いただいているが、今回の開催会場(千代田区立内幸町ホール)が東京都内なので、特に「あやの会」の皆さんにはご協力いただいている。


○『ホタル帰る』のミニ再演に向けた立ち稽古

 昨日(10月19日)の午後1時00分〜午後4時30分に、来る10月30日に品川区立八潮在宅サービスセンターで開催する『ホタル帰る』のミニ再演に向けた立ち稽古を行なった。会場は、品川区立中小企業センターの第Ⅰ和室(3階)であった。今回の出演者は品川朗読サークル「あやの会」の会員有志5人である。

 私が自宅から持ち込んだ音響装置(マイク&スピーカーなど)を使って、音声をマイクで、バック音楽(BGM)入りで立ち稽古をした。会員有志の皆さんは、まあまあの出来であった。今回は、新しく造り直した台本の初めての上演でもあるから、その台本とバック音楽(BGM)の相性も確認し、修正しながらの立ち稽古でもあった。

 まあ、このくらいの朗読が出来れば、聴き手にもある程度は感動していただけるのではないかと思う。会員有志の皆さんには、くれぐれも巧く朗読しようなどということは考えずに、当時の戦時状況下に自分の視点と心情を投げ入れて、心を籠めてただただ一所懸命に朗読表現していただきたいと思っている。

 それにしても、品川区の道路は狭くて複雑にできている。高速の湾岸道を大井南で降りたのだが、その後のレッスン会場に行き着くまでが大変であった。大体の位置と方向は分かっているのだが、その方に行こうとすると、いたるところに一方通行の交通標識があって、なかなか思う方向に車を走らせることができなかった。何とか会場にたどり着いたときには、心底ホッとしたものである。

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