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05館長の朗読日記 567

館長の朗読日記 567  (戦後65年11月19日 新規)



○船橋「はなみずき」の朗読レッスン

 昨日(11月18日)の午後3時から、船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスンを行なった。今回は、朗読ステップ5の12回目、朗読レッスン台本・山本周五郎原作「蜜柑畑」の6回目、この台本の仕上げの通し読みを行なった。

 今回の通し読みを聴いていて、ここ何回かのレッスンで、従来の当人の朗読表現から一種の飛躍的な進歩をとげた会員が何人かいることを実感した。朗読表現は、直線的ではなく、このようないくつかの飛躍をしながら上達していく。

 従来は助詞を意味なく下げていた点、従来は心情表現がうまく出来なかった点、従来は声出しが安定しなかった点、従来は表現的な癖が少々耳についた点などなど、様々な欠点が直るときは、ある日、突然、嘘のようにきれいに直るのである。

 今回は、来年4月に開催する朗読発表会『春琴抄』の朗読分担を発表した。谷崎潤一郎原作の『春琴抄』を約2時間で朗読できるようにカットしたものを、船橋朗読サークル「はなみずき」の会員が全員で読み継いでいくのである。

 このグループとしては、一般の文学作品を読み継ぐ形式の朗読発表会は初めてである。しかも、この『春琴抄』は文体が少々むづかしい。さらに、読む継ぐといっても、今回の1人当たりの朗読時間がけっこう長くなる。

 そのような条件の下で、はたして2時間もの長時間、聴き手の心を舞台に集中してもらい、聴き手の心と頭の中に作品世界を十分にイメージしてもらい、聴き手に感動してもらえるか否か。今後の会員の皆さんの練習が重要な鍵となる。



○習志野「茜」の朗読レッスン

 昨日(11月18日)の午後6時30分から、習志野朗読サークル「茜」の朗読レッスンを行なった。今回は、朗読ステップ3の6回目、朗読レッスン台本・三浦哲郎原作「忍ぶ川」の6回目、この台本の仕上げの通し読みを行なった。

 このグループにも、今回、朗読表現的な飛躍をとげた例があった。従来は文末の述語部分を無意味に下げていた点、従来は関西風のアクセントやイントネーションが出ていた点、従来は変な読み癖があった点などが大幅に改善されていた。

 このグループは、まだ朗読ステップ3の段階だから、平均的には「語りかける語り口」で朗読できるまでにはいっていない。しかし「語る語り口」はかなり出来てきつつある。助詞の部分が無意味に下がらなくなってきたのがその証左である。

 このグループは、来年7月に、初めての朗読発表会を開催する。しかも、その演目は地元である習志野市に縁の深い栗林忠道をあつかった梯久美子原作『散るぞ悲しき』である。段取りよく準備をしなければならない。

 そこで、私から、準備に必要な事項と大まかなスケジュールを説明したり、確認したりした。そして、他の先行サークルの例などを紹介しながら、計画的な準備体制を整えるように注意を促した。

 その結果、来年1月にレッスンとは別に会員総会を開き、全体的な意識合わせを行なうことになった。2月初めに会場を予約し、3月後半から台本のレッスンに入り、7月後半に朗読発表会の本番を迎える。これが大まかなスケジュールである。

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