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05館長の朗読日記 561

館長の朗読日記 561  (戦後65年11月05日 新規)



○船橋「はなみずき」の朗読レッスン

 昨日(11月04日)の午後3時から、船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスンを行なった。今回は、朗読ステップ5の11回目、朗読レッスン台本・山本周五郎原作「蜜柑畑」の5回目、このレッスン台本の全体練習を行なった。

 このグループのレッスンは、ほぼ一ヶ月ぶりとなる。10月21日(木)に行なうべきレッスンを、「東百道・講演と朗読の会」の会場スタッフ打合せのために、他日(12月16日)に変更してもらったからである。

 私は、そのことをすっかり失念していて、1回分早めのレッスン日程で考えていた。そのために、今回が「蜜柑畑」の仕上げの通し読みであり、次回からの朗読発表会用の台本・谷崎潤一郎原作『春琴抄』を配布するものと思い込んでいた。

 そこで、リュックサックでその台本を運んだのである。本来は次回のレッスン日に配布すべきものであることが分かったが、もう一度この重い荷物を持ってくるのは勘弁してもらって、1回分早めに受け取ってもらうことにした。

 今回のレッスンで、2人の会員が朗読表現的な飛躍を示した。心情表現と「語り口」の両面で、格段の進歩をしていた。今は、各会員自身の日常会話の表現力を朗読の場で再現していく段階であるから、こういう飛躍はあり得るのである。

 試みに、その二人の会員に、この一ヶ月間で朗読的に何か会得したものがあったのかどうか訊いてみた。1人は、従来、私からいろいろと指導されてきたことを、じっくりと振り返ってみて、改めて自宅で練習した、ということであった。

 他の1人は、10月末に開催された千葉朗読サークル「風」の朗読発表会を聴きに行って、あのようにやれば良いのか、と何か心に響くものがあったという。その何かにそって、自宅練習をやってみたのだということであった。

 このグループのように朗読ステップ5の段階になると、あるレベルの朗読表現ができるようになってくるから、逆に、会員一人ひとりの課題(=欠点)というものも明白になってくる。したがって、その点を意識的に直していけばよい。

 その結果、第1期(1回目の朗読ステップ1〜6をたどる6年間)の最後の時期から、第2期(2回目の朗読ステップ1〜6をたどる6年間)の最初の時期にかけて、会員の皆さんは加速度的に上達の速度が上がっていく傾向がある。

 レッスンの後で、第2期に向けて新規会員を募集するための「朗読入門教室」を開催する件について、いろいろと相談した。新たな朗読サークルを立ち上げる場合とは条件が違うから、検討しなければならないことがあるのである。


○習志野「茜」の朗読レッスン

 昨日(11月04日)の午後6時30分から、習志野朗読サークル「茜」の朗読レッスンを行なった。今回は、朗読ステップ3の5回目、朗読レッスン台本・三浦哲郎原作「忍ぶ川」の5回目、このレッスン台本の全体練習を行なった。

 このグループのレッスンも、ほぼ一ヶ月ぶりとなる。船橋朗読サークル「はなみずき」と同じく、本来は10月21日(木)に行なうべきレッスンを他日(12月16日)に変更してもらったからである。

 私は、そのことをすっかり失念していて、1回分早めのレッスン日程で考えていた。そのために、今回が「忍ぶ川」の仕上げの通し読みであり、次回からいよいよ芥川龍之介原作の『トロッコ』のレッスンを始めるものと思い込んでいた。

 そこで、その『トロッコ』の台本もリュックサックで運んできたのである。こちらも、もう一度この重い荷物を持ってくるのは勘弁してもらって、1回分早めに受け取ってもらうことにした。

 この『トロッコ』のレッスンは、朗読ステップ1〜3の最後の山場であるだけでなく、朗読ステップ1〜6の全課程の中のピークをなすところである。いくら丁寧にレッスンしてもし足りないくらいの内容がある。

 そこで、会員の皆さんには、1回分早めに台本を受け取ったのを良い機会だと思って、十分に予習してくるようにお願いした。また、この『トロッコ』については、拙著『朗読の理論』でも詳述しているので、合わせて読むようにお願いした。

 このグループも、かなり個性的で独立心の強い会員が多い。従って、朗読表現にも、その個性の強さや独立不羈の性格が現われている。また、まだ朗読ステップ3の段階であるから、全体的なレベルはまだまだのところがある。

 したがって、会員の皆さんが朗読レッスンの場で披露する朗読表現は、全体的に何となくバラついているところがある。それやこれやで、会員の皆さん一人ひとりの朗読表現に合わせて、私の指導内容もかなり違ったものになる。

 まあ、大方向的には、何とか「感動をつくる朗読」の方に向いて進んでいるのだが、まだ意識がピチっと定まっているというところまでは行っていないような感じがする。まあ、どのグループも、この段階では同じようなものではあったが。

 ただ、このグループは来年7月の初めての朗読発表会で、梯久美子原作の『散るぞ悲しき』という、かなりむずかしい台本に取り組むことになっている。あと半年ちょっとの間に、何とか「語りかける語り口」に近づいていって欲しいものである。

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