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05館長の朗読日記 577

館長の朗読日記 577  (戦後65年12月05日 新規)



○八千代「こちの会」の朗読レッスン

 昨日(12月04日)の午後2時00分から、八千代朗読サークル「こちの会」の朗読レッスンを行なった。今回は、朗読ステップ5の12回目、共通レッスン台本・山本周五郎原作「蜜柑畑」の6回目、仕上げの通し読みである。全員がまあまあの朗読をしていた。

 会員の皆さんを2つのグループに分け、各々1回づつ通しで読み継いでもらった。朗読時間は1人当たり7分くらいであった。朗読時間が7分というと、斎藤隆介原作「花咲き山」の全体を朗読する時間に相当する。その割には、あまり長さを感じさせなかった。

 原作が良かったせいもあるだろうが、会員の「セリフ」表現かなり良くなってきていた。特に男の「セリフ」を自分の声でとても自然に表現していた。前回までは、男の「セリフ」というので、女性の会員は変に意識して、わざとらしく低くて野太い声出しをしていたが、それが直っていた。

 また「地の文」の表現もかなり良くなってきていた。大半の会員が「語りかける語り口」になってきたばかりではなく、何人かの会員は「地の文」のところの表現を、その場の状況を「物語る」ように表現で語れてきだしていたのである。今回は、会員の皆さんが着実に上達してきていることを実感した。

 仕上げの通し読みをした後で、来年の朗読発表会『風野又三郎』の台本を配布し、読み継いでもらう朗読分担箇所を発表した。この『風野又三郎』は、一般的に読まれている『風の又三郎』とは別の作品であり、異稿である。主人公は、風の化身である。私は、この異稿の方が傑作だと思っている。



○千葉「風」の朗読レッスン

 昨日(12月04日)の午後5時30分から、千葉朗読サークル「風」の朗読レッスンを行なった。今回は、第2期・朗読ステップ1の3回目である。A班の会員は1人1作品の自由課題、B班の会員は共通レッスン台本・芥川龍之介原作「仙人」のレッスンを行なった。

 第2期ともなると、朗読表現の基本的なことは既に教えてあるし、そのかなりの部分は身についてきている。したがって、私のダメ出しも、演出的な内容のものが増えてくる。したがって、自宅練習を十分にやってこないとダメ出しの仕様がなくなってしまう場合が多い。

 今さら、分かり切っている基本的な表現法について注意してみても始まらない。第一、そういうことは本人が一番良く分かっているはずである。これまで何年にもわたって繰り返し繰り返し注意してきたことだから、本人も、今さら、初めて聴いたというような顔もできないのである。

 さらに、新規の会員も第2期生としていっしょにレッスンを受けている。現在、基本課程を進んでいる第2期会員に注意するのと同じ注意をされては、本人も不本意であろう。したがって、レッスンの段階が上がれば上がるほど、朗読のレベルが上がれば上がるほど、自宅練習は欠かせなくなる。

 レッスンの最後に、先日の第3回「東百道・講演と朗読の会」のことが話題になった。ある会員が、私の「羅生門」の解読がものすごく面白かった、というようなことを言って口火を切ったのである。先日の私の講演内容を本心から面白いと感じたのなら、それは非常にセンスの良い人だと思う。

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