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05館長の朗読日記 576

館長の朗読日記 576  (戦後65年12月03日 新規)



○船橋「はなみずき」の朗読レッスン

 昨日(12月02日)の午後3時から、船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスンを行なった。今回は、いつも使用している船橋市宮本公民館ではなく、船橋市海神公民館で行なった。何かの事情で、たまたま船橋市宮本公民館が借りられなかったためである。

 今回は、朗読ステップ5の13回目であるが、今回から朗読発表会『春琴抄』に向けた朗読レッスンを開始する。台本は、谷崎潤一郎原作『春琴抄』を私なりにカットしたもので、2部構成となっている。今回は、その1回目として、第1部のレッスンを行なった。

 この台本に関する通常スタイルのレッスンは6回を予定している。第1部と第2部を毎回交互に繰り返すから、2回で1クールとして、全部で3クールの練習を行なうことになる。その後は、立ち稽古、舞台リハーサル、本番、という具合に続いていく。

 この『春琴抄』は文体が少々むづかしい。普段は聞き慣れない言葉が多く使われている。さらに、大阪弁が多く含まれている。加えて、今回は1回の1人当たりの朗読時間が7分くらいになり、けっこう長い。よほど読み込んだ上で発表会に臨まなければ、観客は寝てしまう。

 まあ、今回と次回の第1クールは、初読みだから、読み方の統一や人物像・場面イメージの統一などの方に力点を置いたが、第2クールからは厳しくダメ出しをしていくつもりである。まあ、会員の皆さんは、むずかしいのを承知でこの原作を選んだのだから、頑張ってもらうしかない。


○習志野「茜」の朗読レッスン

 昨日(12月02日)の午後6時30分から、習志野朗読サークル「茜」の朗読レッスンを行なった。今回は、朗読ステップ3の7回目、今回から朗読レッスン台本・芥川龍之介原作「トロッコ」に入る。したがって、今回は、その「トロッコ」の1回目である。

 この「トロッコ」は、朗読ステップ1〜6の最大の山場である。この「トロッコ」にどれだけ真剣に取り組むかで、その会員の今後に大きく影響してしまう、といっても過言ではない。指導する私としても、常よりも一層のこと真剣にならざるを得ない。

 今回は、改めて「視点の転換」について説明してから、レッスン台本「トロッコ」の前半部分について、素読みと解説を行なっていった。最初の素読みのときは、出席者の半分くらいまでしか回らなかったので、解説の後で、残りの半分の会員に読んでもらった。

 やはり、解説の前と後とでは、会員の読み方が変わっていた。何程か、解説の効果が出てきていたように思われる。ただし、まだまだである。レッスンが進んでいくにしたがって、徐々に仕上がっていくのであろうが、まだ放っておくと助詞が下がってしまう読み方が多い。

 このままだと、来年の朗読発表会『散るぞ悲しき』では、観客の大半は寝てしまいますよ、とおどかしておいた。生きるか死ぬかの戦場の様子を、助詞を下げたような読み方で朗読したのでは、その切迫感や悽愴さを表現することなど、とてもできないのである。

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