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過去のイベント記録/戦後66年(2011年)前期

過去のイベント記録/戦後66年(2011年)前期 

              (戦後66年02月09日 新規)
              (戦後66年07月07日 更新)
              (戦後67年02月22日 更新)            



【過去のカレンダー】



●戦後66年(2011年)前期



6月29日(水)第4回「東百道の朗読館」 
    /「東百道の朗読館」実行委員会

6月15日(水)『花もて語れ』の片山ユキヲさんがラジオに出演 NEW!!
    /NHKラジオ第1放送「ラジオビタミン」

5月24日(火)朗読発表会『忍ぶ川』
    /品川「あやの会」(朗読ステップ5修了記念)

5月21日(土)朗読発表会『風野又三郎』
    /八千代「こちの会」(朗読ステップ5修了記念)

4月27日(水)朗読発表会『春琴抄』
    /船橋「はなみずき」(朗読ステップ5修了記念)

4月25日(月)第6回「小さな朗読館・やちよ」
    /八千代朗読サークル「新・みちの会」

3月30日(水)朗読漫画『花もて語れ』第2巻発売 
         /片山ユキヲ作/東百道(朗読協力&朗読原案)/小学館

3月25日(金)八千代「花ことば」朗読発表会
    /八千代「花ことば」(朗読ステップ6修了記念)

3月14日(月)第1回「小さな朗読館・ちば」
    /千葉朗読サークル「風」

 ●東日本大震災の影響で開催中止!!

3月12日(土)第5回 品川朗読交流会
    /品川「あやの会」など4グループ共催

 ●東日本大震災の影響で開催を7月16日に順延!!

3月10日(木)千葉「感動をつくる・朗読入門教室」
    /千葉朗読サークル「わかば」

3月07日(月)ボランティア朗読会『ホタル帰る』
          ——特攻隊員と母トメと娘礼子——
    /品川「あやの会」/於品川区立荏原第5中学校

2月25日(金)朗読発表会『楢山節考』
    /千葉「わかば」(朗読ステップ5修了記念)

1月27日(木)八千代「感動をつくる・朗読入門教室」
    /八千代朗読サークル「花ことば」




【くわしい内容】




●戦後66年(2011年)前期



第4回「東百道の朗読館」

 〜〜朗読をハープの調べにのせて〜〜

〔日時〕戦後66年(2011年)6月29日(水)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕千葉市ハーモニープラザ・ホール

〔プログラム〕

【第1部】
○久世光彦原作「マイ・ラスト・ソング」から
    「愛国の母」「おもいでのアルバム」「さくらの唄」
  朗読/東百道
  ハープ演奏/本間美貴子

○ハープ独奏
    「泉」パレット作曲
    「庭の千草」「ロンドンデリーの歌」アイルランド民謡
    「埴生の宿」ビショップ作曲
    「ひき潮」マックスウェル作曲
    「夜の歌」サルツェード作曲
    「サウンド オブ ミュージック メドレー」ロジャース作曲
  ハープ演奏/本間美貴子
      <休 憩>
【第2部】
○西澤實原作「瀬戸内の鬼」「恐山の黒鬼」
  朗読/「東百道の朗読館」実行委員による読み継ぎ
    「瀬戸内の鬼」:本間香 助川由利
    「恐山の黒鬼」:吉田光子 吉永裕恵子 内田升子
  ハープ演奏/本間美貴子

○小泉八雲原作「きみ子」
   トーク&朗読/東百道
  ハープ演奏/本間美貴子

〔主催〕「東百道の朗読館」実行委員会

〔後援〕千葉市教育委員会

〔参加〕前売券1500円(全席自由/200席) 要予約

《館長のコメント》

 今回は、文字どおり満席であった。昨年は、前列の方に若干空席があったが、今年は完全に埋まっていた。ありがたいことである。今回は、ハープ演奏とのコラボレーションであったが、そのハープ演奏が朗読と非常に合っていたと、大変に評判が良かった。吟遊詩人の故知に例えた方もいた。

 また、今回は、前回と同様、会場内にパネルを設置し、池田憲昭さんの絵画とのコラボレーションも行なった。これも好評であった。実行委員会のメンバーが感じた手応えも、そして、私などが感得した実感においても、全体的に今回は前回よりもさらにお客様の満足度が上がったようである。

 今回は、前回と比べて大きく変更した点が一つあった。それは、第2部の初めに、実行委員会のメンバーによる朗読を入れた点である。短い作品を2つ、1つは2人で、1つは3人で、読み継いで朗読したのである。短いが、なかなか面白い作品であった。観客にも、かなり好評であった。

 音楽演奏とのコラボレーションを行なったのは前回と同じだが、楽器をマリンバ(とピアノ)からハープに変えたという変化もあった。楽器の音色は、マリンバ(とピアノ)よりハープの方が柔らかく優しい。その面では、朗読のバック音楽としてよりふさわしいのかも知れない。

 さらに、最後に朗読した小泉八雲原作「きみ子」について、私が朗読する前に作品の解説を入れた点も、昨年とは変わっている。作品世界の時代背景を解説しておかないと、作品の内容や登場人物の心情がよく納得できず、聴き手が朗読の世界に集中することができない、と考えたからである。

 とにもかくにも、この「東百道の朗読館」も、今回で第4回が無事に終わった。よく3号雑誌といって、3号までは何とか続くけれども、4号まで続くのはなかなかむずかしい、といわれている。朗読会も、第3回で終わらせず、第4回まで続くと、何か軌道に乗って来たような感じがする。

 これは、一重に「東百道の朗読館」実行委員会の皆様のお蔭である。また、会場まで聴きに来てくださるお客様のお蔭である。そのお客様の中には、私が指導している朗読サークルの会員や、その会員が誘って下さった知人友人の各位もいる。私自身の知人友人もいる。全くの未知の方々もいる。

 チラシなどの制作を手伝ってくださる方々もいる。会場スタッフの方々もいる。その他、私の気がつかないところで、さまざまに支援してくださっている方々もいる。もちろん、コラボの相手の本間美貴子さん(ハープ演奏)や池田憲昭さん(イラスト)もいる。とにかく、皆様に感謝また感謝である。




『花もて語れ』の片山ユキヲさんがラジオに出演 NEW!!
 
〔日時〕戦後66年(2011年)6月15日(水)
     放送時間 8時30分〜11時50分のうち

〔番組〕NHKラジオ第1放送番組『ラジオビタミン』 
    「ときめきインタビュー」のコーナー
    (10時05分から約1時間)

〔内容〕

○漫画家としての片山ユキヲさんの半生について
○朗読漫画『花もて語れ』の題材である朗読の魅力について

《館長のコメント》

 スタジオでの約1時間におよぶロング・インタビューで、内容的にかなり充実していて、大変に面白かった。私自身も初めて片山さんの半生を知ることができた。

 片山さんはインタビューの中で、私や拙著『朗読の理論』のことを紹介し、それがきっかけで朗読漫画『花もて語れ』を描くことになった、というように語っていた。

 その意味で、この放送は、私にとっても、また、拙著『朗読の理論』にとっても、大変にありがたかった。この放送が、今後に良い反応をもたらしてくれると嬉しい。



朗読発表会『忍ぶ川』

〔日時〕戦後66年(2011年)5月24日(火) 
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕品川区五反田文化センター・音楽ホール

〔演目〕三浦哲郎原作『忍ぶ川』

〔構成〕

 前半の部 第一部
   <休憩>
 後半の部 第二部

〔原作〕三浦哲郎『忍ぶ川』『初夜』

〔出演〕

 赤塚弘子、片桐瑞枝、佐々木澄江、佐藤えつ子、志村葉子、白澤節子、高橋朝子、根本泰子、山崎光世、山本淑子、山本扶美子、渡辺芳枝
(品川朗読サークル「あやの会」)

〔企画・朗読指導・演出〕 東 百道

〔参加〕入場無料(全席自由)

《館長のコメント》

 観客数はプログラムの配布数などからは140人ということだったが、遅れて来た来場者がかなりいたので、実際は180人前後にはなっていた可能性がある。会場の五反田文化センター・音楽ホールは客席数が250席であるから、雰囲気は盛況であった。

 朗読表現の出来栄はかなり好評であった。私は、音響調整を担当していたので、会場でどのように聴こえたか、観客の反応はどうだったか、などは直接には分からない。客席でモニター役を務めていた家内によると、来場者はシーンと聴き入っていたという。

 ちょっと驚いたのは、第2部の冒頭近くのそれほど可笑しいとも思われない部分で、会場からちょっと笑い声が起こったことである。これは、聴き手が舞台の朗読に集中し、自分の頭と心の中に作品世界のイメージが湧き上がっていたことの証拠である。

 これは「笑いをとる」といって、朗読においてはなかなかむずかしいとされている。その「笑いをとる」ことが出来たのだから、その部分を朗読していた会員はもちろん、他の会員たちも全員が気分を良くしていた。ただし、ちょっと予想しない箇所ではあったが。

 朗読の音声とバック音楽の相性や音量のバランスは良かったようである。特に、バック音楽の選曲は好評であった。今回の台本は朗読時間が140分と通常より20分近く長めであったが、ロビーで聴いた観客の話しでは、特に長くは感じなかったという。

 今回の『忍ぶ川』の朗読上演は、全体的にまあまあの出来ではなかったかと思う。昨年、原作者の三浦哲郎が亡くなった。特に、三浦哲郎を偲んでという催しではなかったが、全くそういう気持がなかった訳でもないので、それなりの追悼となったかも知れない。

 朗読発表会が終わった後も、出演した会員のところに、聴いてくださった知人友人の方々から、お褒めの感想が次々と寄せられているようである。いずれ「館長に寄せられた感想・意見」欄で紹介するが、かなり耳の肥えた方も褒めてくださっている。嬉しいことである。



朗読発表会『風野又三郎』

〔日時〕戦後66年(2011年)5月21日(土) 
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕八千代市勝田台文化センター・ホール(3階)

〔演目〕宮沢賢治原作『風野又三郎』
   (一般的に知られている『風の又三郎』とは別の異稿)

〔構成〕

 第1部 九月一日 九月二日 九月三日 九月四日 九月五日
            <休憩>
 第2部 九月六日 九月七日 九月八日 九月九日 九月十日

〔出演〕

 井上八重子、猪俣智子、植本眞弓、小久保和子、須藤美智子、月舘はとみ、辻口恭子
(八千代朗読サークル「こちの会」)

〔朗読指導・演出〕 東 百道

〔参加〕入場無料(全席自由)

《館長のコメント》

 観客数は100人の大台に達していたであろうか。あまり多くはなかった。先月やった船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読発表会『春琴抄』のときと、ほぼ同じくらいという印象である。両サークルは、会員数も同じように少ないので、聴きに来てくださる知人友人の数も同じくらいなのであろう。

 出来栄としては、まあまあの出来であった。まあまあの出来というのは、現在のこのグループの実力からいえばまあまあこんなものだろう、という意味である。ただし、今回の『風野又三郎』はとてもむずかしい作品であったから、観客に感動していただけたかどうか、というとあまり自信がない。

 何しろ、主人公は風の化身である。しかも、かなり複雑な性格をもつ子供のような存在であり、しかも、必ずしも子供そのものではないような存在なのである。作品世界の主な場面は、風とか雲とか竜巻だとか台風だとかの気象現象であり、場合によってははるか上空にまで視点を飛翔させなければならない。

 とても生半可の表現力ではおっつかない代物なのである。また、作品世界の場面が場面だから、朗読表現を補うべきバック音楽の選定もむずかしかった。バック照明も使ってはみたが、その効果は限定的である。やはり、1に朗読表現、2に台本、3、4がなくて、4にバック音楽というところであろう。

 この、通常、一般的に知られている『風の又三郎』の異稿というべき『風野又三郎』は、朗読の台本としては間違いなく素晴らしい作品である。しかし、これを読み継ぐ形式で朗読上演して、聴いていただく観客に感動してもらうには、読み手の側にかなりの朗読の表現力が必要とされる作品でもある。

 今回の上演では、八千代朗読サークル「こちの会」の出演者は、皆、それぞれの持てる力を振り絞って頑張っていた。しかし、残念ながら、全体的に見た場合には、いささか力不足であったことは否めない。まあ、今回は、出演者たちもそれは十分承知の上で挑戦したのだから、もって瞑すべし、であろう。

 ところで、この朗読発表会『風野又三郎』について、品川朗読サークル「あやの会」の会員から、この作品の勘所の一つを的確についた、しかも、とても暖かい感想を記していただいた葉書が、後日、私のところに郵送されてきた。私はとても嬉しかった。本人の承諾を得て、その文面を引用する。

「こちの会の『風野又三郎』。聴き応えのある朗読でした。有名な風の吹き渡る所を、どのように表現するのか、とても興味を持ってましたが、想像以上でした。特に最後の場面はすばらしかったです。賢治の作品を朗読したいという皆さんの熱意が伝わってきました。」【HYさん】



朗読発表会『春琴抄』

〔日時〕戦後66年(2011年)4月27日(水)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市宮本公民館・みやもと三百人劇場(予定)

〔演目〕谷崎潤一郎原作『春琴抄』

〔構成〕

 前半の部 第1部
   <休憩>
 後半の部 第2部

〔出演〕

 内田洋子、亀田和子、久保田和子、昌谷久子、遠田利恵子、中山慶子、野中れん子、畑野欸子
(船橋朗読サークル「はなみずき」)

〔企画・朗読指導・演出〕 東 百道

〔参加〕入場無料(全席自由)

《館長のコメント》

 会場に聴きに来て下さった観客の数は、100人に多少欠ける程度であろうか。東日本大震災や福島原発事故の余燼まだ冷めやらぬ現在、これだけの聴き手が会場に足を運んでくださったこと、特に、2時間半を超す長丁場を最後まで聴いてくださったことに、ただただ感謝の気持があるのみである。

 4月20日に行なった舞台リハーサルでは、例外を除けば、会員の皆さんは、まだまだ、仕上がっているという状態にはほど遠かった。そこで、少しキツく注意をし、ダメ出しもきびしく行なった。それだけに、本番の舞台で会員の皆さんがどのような朗読表現をするのか、かなり心配だった。

 午前中のミニ・リハーサルのときは、朗読するテンポと声出しの仕方に絞って朗読表現をチェックした。その結果は、まあまあの出来具合であった。しかし、念のために、その中でもさらにポイントを絞って注意やダメ出しをしておいた。直前であまり細かいことを言っても逆効果だからである。

 幸い、本番では、会員のレベルに応じて、それなりに仕上げた朗読表現をしていた。おそらく、舞台リハーサルから本番までのこの1週間で、かなり練習したに違いない。立ち稽古や舞台リハーサルの時にこのくらいは仕上げていれば、これほど心配することもなかったのに、と思わないでもない。

 観客の皆様にも、最後まで舞台に集中していただけたようである。ことによると、感動していただけたかも? 何しろ谷崎潤一郎原作の『春琴抄』である。言葉がむずかしいだけに、途中で眠られたり、帰られたりする心配もあった。最後まで舞台に集中していただいただけでも、良しとしなければ。

 終演後の打上げ会では、このむずかしい『春琴抄』を何とかやり遂げたという安堵感と達成感で、出演者は皆ホッとしていた。そして、話題は、もっと前向きの、第2期に向けた新規会員募集の件と、老人福祉施設から依頼されているボランティア朗読の件にもっぱら集中していた。

結構。結構。



第6回「小さな朗読館・やちよ」

〔日時〕戦後66年(2011年)4月25日(月)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕八千代市緑が丘公民館・5階ホール

〔プログラム〕

1 美少女(太宰治原作)
    石田和美、市川すすむ、江本なつみ、内藤静枝、松田洋子
2 正月の、三つの音                誉田信子
3 山椒魚(井伏鱒二原作)             桜井芳佳
4 運(芥川龍之介原作)              小林正子
           <休 憩>
5 飛鳥山(藤沢周平原作)             大塚拓一
6 水 仙(瀬戸内晴美原作)            三井若菜
7 高瀬舟(森鴎外原作)         上田悦子、成川洋子

〔出演〕八千代朗読サークル「新・みちの会」の会員

〔企画〕朗読指導・演出〕 東 百道

〔主催〕八千代朗読サークル「新・みちの会」

〔参加〕入場無料(客席数100席/全席自由)

《館長のコメント》

 会場に聴きに来て下さった観客は、ざっと80人位はいたであろうか。東日本大震災や福島原発事故の余燼まだ冷めやらぬ現在、これだけの聴き手が会場に足を運んでくださったことに、深く感謝している。特に、2時間45分という長丁場を最後まで聴いてくださったことには、ただただ「ありがたい」の一言である。

 今回の朗読会を聴きながら、実に複雑な気持を味わった。私は、一人一人の会員のこれまでの朗読表現を知っている。したがって、これまでの朗読水準に比べればものすごく上達したなあ、と感心する気持が自然と湧き上がってくる。反面、絶対的な水準においては、まだまだ前途遼遠だなあ、という気持になる。

 今回の第6回「小さな朗読館・やちよ」の上演中、その二つの気持の間を揺れ動いていたといっても過言ではない。全く複雑な気持であった。出演者の知人友人、あるいは、私が指導している他のサークルの会員たちは、無意識に、出演者の過去の朗読表現と比べて聴いてしまうから、その意味で感心してくれる。

 しかし、これまで出演者とは縁もゆかりもなかった一般の聴き手の場合はどうであろう。そういう聴き手は、絶対的な水準において、出演者の朗読表現を評価するはずである。サークル会員、特に、1期生は、この絶対的な水準において、聴き手をもっと圧倒的に感動していただく朗読表現をしなければいけない。

 まことに前途遼遠である。しかし、今後のレッスンでコツコツとそれを目指していく他はない。朗読というものは、朗読レッスンをベースにしつつも、結局は、朗読者自身が自分で考え、試行し、道を切り拓いて往かなければならない。朗読の上達というものは、その意味で、指導者とレッスン生の合作だと思う。



朗読漫画『花もて語れ』第2巻発売

〔発行日〕戦後66年(2011年)3月30日(水)

〔出版社〕小学館

〔目 次〕

 【第5話】やまなし④
 【第6話】やまなし⑤
 【第7話】春と修羅
 【第8話】ぼろぼろな駝鳥
 【第9話】花咲き山①
 《巻末付録》「春と修羅」解説/東百道

〔作 者〕 片山ユキヲ

〔朗読協力・朗読原案〕東百道(日本朗読館)

〔カバー・デザイン〕黒木香+ベイブリッジ・スタジオ

〔単行本編集責任〕高島雅

〔定 価〕590円(税込み)

《館長のコメント》

 この第2巻においては、朗読的に、まず「やまなし」の朗読が2話で終了し、その後に宮澤賢治「春と修羅」、高村光太郎「ごろぼろな駝鳥」という詩の朗読が各1話づつ続き、最後に「花咲き山」の朗読に1話分入るところで終わっている。斎藤隆介「花咲き山」は第3巻からが本番である。

 朗読的な観点からいっても、宮澤賢治「春と修羅」の話しを1話かぎりで終わらせてしまうのは、非常にもったいないと思っていた。作者の片山ユキヲさんや編集者の高島雅さんも思いは同じであったらしい。それを補う意味で、巻末に「春と修羅」の解説を入れたいと原稿を依頼された。

 私は、解読の結果、この「春と修羅」はすごい傑作であること、従来はかなり誤解して解釈されていたことが分かっていたので、喜んでこの「春と修羅」の解説を書かせてもらうことにした。従来の解釈を隅から隅まで調べたわけではないが、今回の「春と修羅」解釈は一つの画期をなすと思っている。

 今回の「春と修羅」解説はページ数の関係で、ごく短いものにまとめざるを得なかったが、今年の9月頃に出版する予定の拙著『宮澤賢治の視点と心象』(木鶏社)において、くわしく解読した内容を書き込むつもりである。関心のある方は、ぜひ、この本も読んでいただくことを願っている。



八千代朗読サークル「花ことば」朗読発表会

〔日時〕戦後66年(2011年)3月25日(金)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕八千代市勝田台文化センター・ホール(3階)

〔プログラム〕

1 おかめ・ひょっとこ(斎藤隆介原作)    寺園美由紀
2 死神どんぶら(斎藤隆介原作)       志波 澄子
3 終りのない散歩(石田衣良原作)      守田 公子
4 葉桜と魔笛(太宰治原作)           鈴木  茜
5 ふんどし(高森和子原作)           河西 礼子
6 清兵衛と瓢箪(志賀直哉原作)       川西美千代
           <休 憩>
7 スミレ島(今西祐行原作)         永田  空
8 年老いた雌狼と女の子(野坂昭如原作)   佐藤 敏子
9 ヒカダの記憶(三浦哲郎原作)        島  香代
10 ごはん(向田邦子原作)          百咲 文惠
11 二粒の飴(山本周五郎原作)        安部奈々子
12 身投げ救助業(菊池寛原作)        本間かおる 

〔出演〕八千代朗読サークル「花ことば」の会員

〔企画・朗読指導・演出〕 東 百道

〔主催〕八千代朗読サークル「花ことば」

〔参加〕入場無料(全席自由)

《館長のコメント》

 開催当日は、東日本大震災の影響で停電や電車運行の不順あるいは放射能飛散の諸問題が継続中であったが、八千代市勝田台文化センターのホールは使えるということなので、決行することにした。

 観客数も少ないことが予想されたが、たとえ、観客数が出演者数より少なくてもよい、と腹をくくって臨んだのである。実際は、ほぼ予想通りの80人前後の観客が足を運んでくださった。

 こんな状況下に、わざわざ聴きに来てくださる方々には、本当に感謝、感謝、感謝である。私が朗読指導しているサークルの中には、会員に電話で聴きに行くようにと動員をかけたところもあった。

 今回は「清兵衛と瓢箪」を朗読するはずだった川西美千代さんが、身近な縁戚者が被災したために急きょ出演できなくなった。しかし、その他の出演者は、何とか出演することができた。

 出演者の朗読表現は、全員が自分の持てる力を出し切った熱演であった。特に、今回で朗読ステップ1〜6を修了する会員たちは、各人のこれまでの自分の最高の朗読表現をしたように思う。

 可笑しかったのは、最後の出演者が朗読を終えたときに緞帳を下げる予定であったのが、どういうわけか主電源が切れてしまい、緞帳が下がらなくなってしまったことである。

 最後の出演者は、緞帳が降り切るまで、観客に礼の姿勢を保っている手はずになっていたにもかかわらず、緞帳が下りてこないので自分の所作にとまどっていた。それも、一つのご愛嬌である。

 それよりも、私が内心で心配していたのは、上演の途中で大きな地震や、長い停電に襲われることであった。こういう場合には、そういうことも想定して、事前に対応の仕方を考えておく必要がある。

 会場のロビーで、いつもチラシやプログラムにイラストを描いてもらっている池田憲昭さんのポストカードを展示&販売した。観客数が少なかったにもかかわらず、売上が予想外に多かった。

 こういう状況下であるにもかかわらず、朗読会に足を運んでくださり、あまつさえ、沢山のポストカードを購入してくださった今回の観客の皆様は、私にとって至高の宝物のような存在である。



第1回「小さな朗読館・ちば」

 ●東日本大震災の影響で開催中止!!

〔日時〕戦後66年(2011年)3月14日(月)
      開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕千葉市生涯学習センター・メディアエッグ(地下1階)

〔プログラム〕

1 仙人(芥川龍之介原作)
        内嶋きみ江、大方和代、佐々木祐司、村井とし子
2 ラブ・ミー・テンダー                  藤田多恵子
3 ちいちゃんのかげおくり(あまんきみこ原作)   大島 範子
           <休 憩>
4 母の遺言(阿久悠原作)            助川 由利
5 二銭銅貨(黒島伝治原作)           内田 升子
6 年老いた雌狼と女の子             吉田 光子

〔出演〕千葉朗読サークル「風」の会員

〔企画・朗読指導・演出〕 東 百道

〔主催〕千葉朗読サークル「風」

〔参加〕入場無料
    (客席数80席分の整理券を事前に発行/全席自由)

《館長のコメント》

 前日(3月13日)の夜間まで、朗読館の開催を断行するつもりであった。たとえ、観客数が出演者数を下回ったとしても、開催すべき者はキチンと開催すべきだと考えていた。

 しかし、当日の朝(正確には前日の夜おそく)に電車がほぼ全面的に運休になることが分かった。さらに、会場の千葉市生涯学習センターが当日は一日中閉館になることが分かった。

 会場が閉館され使用できないのでは仕方がない。そこで、やむなく、開催を中止することにし、整理券をお渡しした方々にできるだけ中止の件をご連絡するようにした。

 私は私が指導している朗読サークルの会員の皆さんに、電話連絡網を通して連絡するようにお願いした。千葉朗読サークル「風」の会員の皆さんは、それぞれの知人友人に電話で連絡するようにした。

 これまでも、大型台風に直撃されたことや、異例の大雪に降られたこともあるが、いずれも予定していた朗読会はキチンと開催してきた。やむなく中止したのは、今回が初めてである。

 こういう事態だから、わざわざ会場までいらした方はほとんどいないと思うが、万が一、連絡漏れで会場まで足を運ばれた方がいたとすれば、ただただ心からお詫びを申し上げる。



第5回 品川朗読交流会

 ●東日本大震災の影響で開催中止!!

〔日時〕戦後66年(2011年)3月12日(土)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕荏原第五区民集会所・第5集会室

〔プログラム〕

1.朗読の会「宙(そら)」
 「ごんぎつね」新美南吉原作/股野幸子
 「糸車」山本周五郎原作/渡邊秀子・大嶋功

2.「朗読塾 LIVE」
 「もう長うない」田辺聖子原作/小日向悦子・吉田真理
 「あらしのよるに」木村裕一原作/吉田真理

3.品川朗読サークル「あやの会」
 「蜜柑畑」山本周五郎原作/山本扶美子・高橋朝子・
            白澤節子・根本泰子・佐々木澄江・
                     山本淑子・赤塚弘子

4.サークル「こだま」

 「私の健康法」磯村尚徳原作/稲沢節子
 「ナイン」井上ひさし原作/細田良子・小田敬子

〔主催〕朗読の会「宙」
     「朗読塾 LIVE」
     品川朗読サークル「あやの会」
     サークル「こだま」

〔参加〕入場無料(全席自由)

《館長のコメント》

 この交流会の開催は、私の朗読レッスンと日時が重なるので、これまで一度も聴きに行ったことがなかった。毎回、参加した方から様子を伺っているのだが、今回の中止の件も電話での話しのついでに知らされたものである。



千葉「感動をつくる・朗読入門教室」

〔日時〕戦後66年(2011年)3月10日(木)
     開始 13時30分  終了 16時00分

〔会場〕千葉市都賀コミュニティ・センター

〔講師〕 東 百道

〔内容〕事情により一部変更する場合あり

 ・朗読のタイプについて
 ・朗読とはなにか
 ・文学作品の朗読的な読み込み方(斎藤隆介「花咲き山」)
 ・朗読の上達ステップについて

〔主催〕千葉朗読サークル「わかば」

〔参加〕参加料 1000円(教材&資料代その他を含む)

《館長のコメント》

 受講希望者がけっこう多く、しかも、当日に予約なしで直接会場に来られた方々が数人もいた。

 千葉朗読サークル「わかば」にその場で入会を希望された受講者も何人かいらしたので、まあ、初期の目的は達っせられたといってよいと思う。

 事前の準備や当日の運営のために努力していただいた、千葉朗読サークル「わかば」の会員の皆さんには、心からお礼を申し上げる。



ボランティア朗読会『ホタル帰る』
    ——特攻隊員と母トメと娘礼子——

〔日時〕戦後66年(2011年)3月07日(月) 
     開演13時30分

〔会場〕品川区立荏原第5中学校

〔演目〕赤羽礼子・石井宏原作『ホタル帰る』

〔出演〕品川朗読サークル「あやの会」の会員有志

〔企画・朗読指導・演出〕 東 百道

〔参加〕品川区立荏原第5中学校(3年生)

《館長のコメント》

 卒業間近の中学3年生(9年生)に『ホタル帰る』の朗読を聴いていただいた。若い世代にこそ聴いてもらいたいという日ごろの願いがかなったわけである。こんな嬉しいことはない。

 生徒たちの感想をまとめて知らせていただけることになっているが、年度末でただでさえ忙しいところに、今回の東北関東大震災が重なってしまったので、まだそれが届いていない。

 今後、それが届いたら、別途、その内容を紹介したいと思っている。今回の上演は、今後、他の学校での上演のチャンスが広がるか否かの分岐点となる。私は、生徒の感想を非常に重視している。



朗読発表会『楢山節考』

〔日時〕戦後66年(2011年)2月25日(金)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕千葉市生涯学習センター・ホール

〔構成〕

 前半の部 第1部
   <休憩>
 後半の部 第2部

〔出演〕

 石井春子、井手陽子、金子可代子、小出ケイ、高木幸恵、松田てる子
(千葉朗読サークル「わかば」)

〔企画・朗読指導・演出〕 東 百道

〔主催〕千葉朗読サークル「わかば」

〔参加〕入場無料(全席自由)

《館長のコメント》

 今回の朗読発表会は、このグループとしては初めて一般文学作品を読み継ぎ形式で上演するものであった。朗読表現的には、今、このグループがもっている実力を精一杯発揮できたのではないかと思う。

 それを聴いて、観客の皆さんが作品世界のイメージをつくってくださったか、感動してくださったか、それは分からない。しかし、現在の実力では恐らくこれ以上の朗読表現はできないであろう。

 会場の千葉市生涯学習センター・ホールは客席数が300席であるのに対して、観客数は100人をちょっと越えたくらいであろうか。それでも、けっこう入っているという雰囲気ではあった。

 今回は、地域情報紙『こあじさし』の記者が取材に来てくれた。午前中の直前リハーサルから終演にいたるまで、時間をかけて熱心に取材していた(写真撮影、インタビュー、朗読鑑賞など)。



八千代「感動をつくる・朗読入門教室」

〔日時〕戦後66年(2011年)1月27日(木)
     開始 18時15分  終了20時45分

〔会場〕八千代台東南公民館・会議室(3階)

〔講師〕 東 百道

〔内容〕

 ・朗読のタイプについて
 ・朗読とはなにか
 ・文学作品の朗読的な読み込み方(斎藤隆介「花咲き山」)
 ・朗読の上達ステップについて

〔主催〕八千代朗読サークル「花ことば」

〔参加〕参加料 1000円(教材&資料代その他を含む)

《館長のコメント》

 今回は、近隣の他の朗読サークルに途中で入会した会員の中で、まだこの入門教室を受講していなかった会員にも、参加を呼びかけた。

 まったく新たに受講を希望してきた会員は4人とすくなかったが、そのような未受講の既会員を入れると、全受講者は16人であった。

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