過去のイベント記録/戦後68年(2013年)前期
過去のイベント記録/戦後68年(2013年)前期
(戦後68年01月24日 新規)
(戦後68年03月09日 更新)
(戦後68年03月23日 更新)
(戦後68年04月02日 更新)
(戦後68年04月30日 更新)
(戦後68年06月08日 更新)
(戦後68年06月22日 更新)
(戦後68年07月30日 更新)
(戦後68年08月03日 更新)
【過去のカレンダー】
6月28日(金)「東百道・講演と朗読の会」 更新!
〜感動をつくる朗読をめざして〜
/「朗読の会・くれまちす」主催/「感動をつくる・日本朗読館」共催
6月17日(月)ボランティア朗読会『ホタル帰る』
/品川朗読サークル「あやの会」/於品川区立荏原第六中学校
5月31日(金)朗読漫画『花もて語れ』第8集発売
/片山ユキヲ作/東百道(朗読協力&朗読原案)/小学館
5月29日(水)「感動をつくる朗読」をめざす全サークル会員総会
/「感動をつくる・日本朗読館」主催
5月23日(木)ふなばし東老朗読会(第12回)
/船橋市東老人福祉センター主催
5月21日(火)朗読発表会『銀河鉄道の夜』
/品川朗読サークル「あやの会」主催
4月24日(水)第2回「小さな朗読館・ふなばし」
/船橋朗読サークル「はなみずき」主催
4月21日(日)「響」朗読ライブ Vol 1
/朗読の会「響」主催
3月28日(木)ふなばし東老朗読会(第11回)
/船橋市東老人福祉センター主催
3月27日(水)第9回「小さな朗読館・やちよ」
/八千代朗読サークル「花ことば」主催
3月26日(火)第9回「品川朗読交流会」
/品川「あやの会」他2グループ主催
3月17日(日)第4回「小さな朗読館・ちば」
/千葉朗読サークル「風」主催
3月15日(金)「東百道・講演と朗読の会」ブルーレイ盤発売
〜芥川龍之介の文学とその軌跡(中期)〜
/〔著作&出演者〕東百道 〔発行〕木鶏社
2月28日(木)朗読漫画『花もて語れ』第7集発売
/片山ユキヲ作/東百道(朗読協力&朗読原案)/小学館
2月27日(水)朗読発表会『散るぞ悲しき』
/千葉朗読サークル「わかば」主催
1月23日(水)ふなばし東老朗読会(第10回)
/船橋市東老人福祉センター主催
【くわしい内容】
「東百道・講演と朗読の会〜感動をつくる朗読をめざして〜」 更新!
〔日時〕戦後68年(2013年)6月28日(金)
開場13時00分 開演13時30分
〔会場〕調布市文化会館 たづくり
〔講演&朗読〕 東 百道(「感動をつくる・日本朗読館」館長)
〔プログラム〕
【第1部】講演:感動をつくる朗読をめざして
<休 憩>
【第2部】朗読:太宰治原作「黄金風景」
森鴎外原作「高瀬舟」
〔主催〕「朗読の会・くれまちす」〔共催〕「感動をつくる・日本朗読館」
〔参加〕資料代1000円(全席自由)
《館長のコメント》 NEW!
観客数は、会場の座席数100席(ただしビデオ撮影用に6席分使ったから実質的には94席)が全て埋まったほど盛況であった。これは、主催者「朗読の会・くれまちす」の皆さん(林さん、伊藤さんなど)が一所懸命に宣伝して下さったお蔭である。また、私が指導している朗読サークルの会員の協力も大きな力となった。
第1部の講演の前半は「朗読の基本から実技の上達ステップ」という標題の下、私の朗読に関する基本的な考え方を説明した。特に、現在執筆中の『朗読の上達法』の基本部分を中心に説明した。かなり非日常的な用語を使わざるを得なかったし、最後の方は急ぎ足で説明したので、総てを理解していただけたかかなり不安である。
第1部の講演の後半は「文学作品の朗読的な読み方」という標題の下、太宰治原作「黄金風景」を題材に、文学作品の朗読的な読み込み方をかなり詳しく説明した。この「黄金風景」は、朗読漫画『花もて語れ』(第5集)でも取り上げたが、そこでは解読の最後の部分が欠落していたので、その部分を今回は補ったのである。
今回の新たに補った部分は、太宰治の思想に密接に関連しているところなので、講演している私もつい力が入ってしまった。毎年12月に開催している定例の「東百道・講演と朗読の会」では、来年から太宰治のシリーズを始めるのだが、今回解説した部分が全体の基軸になると思われる。そのために、より力が入ったのだろう。
第2部の朗読は、太宰治原作「黄金風景」と森鴎外原作「高瀬舟」の2作品を実演した。風邪の余波で、声が最後まで保つかどうか心配だったが、何とか2作品を読み終えることができた。ただし、もう少し盛り上げるべきところと分かっていながら、盛り上げ切れないままに通り過ぎてしまったところがところどころにあった。
逆に、全体的にもう少し声を抑え気味にした方が良いと分かっていても、つい声を上げ気味に終始してしまった感覚が最後まで消えなかった。レッスンでは、盛んに普段通りの声を出すべきことを説いておきながら、いざ自分がその段になるとなかなかそれができない。まだまだ未熟だとつくづく思う。朗読とはむずかしいものだ。
申込みを受けつけた伊藤さんのメモによると、観客のほとんどは自身でも朗読をやっている方々のようであった。私が指導している朗読サークルの会員のように朗読を習っている方々もいるが、世間的に朗読家とみなされている方々も何人かいた。私は朗読界には疎いので、知っている方もいたが、知らない方もいたようであった。
その中に、小林大輔さん(元フジテレビアナウンサー)と渡辺知明さん(コトバ表現研究所所長)もいた。小林大輔さんと渡辺知明さんは後に、それぞれの感想をホームページやブログなどに書いている。残念ながら、それらの感想は、あまり参考になる内容がなかった。ご当人たちの朗読観という色眼鏡によった感想でしかなかった。
小林大輔さんは、私より4歳ほどの年長者である。私は年長者に対しては一定の敬意と配慮を堅持することにしている。また、小林大輔さんの感想の中には、私に対する敬意も認められる。そこで、小林大輔さんの感想の問題点に対する直接の応答は控え、私の見解は「館長の朗読指導メモ」欄に個別のテーマとして記すことにした。
しかし、渡辺知明さんは、私より6歳ほどの年少者である。しかも、渡辺知明さんの感想の中には、感想の対象である私に対しての敬意などは全く欠片もなかった。その上、渡辺知明さんの感想はあらゆる意味で問題点だらけであった。このような、ためにする「感想」=「悪口」に遠慮は無用である。私は徹底的に反論を加えておいた。
その詳細は「館長の朗読指導メモ」欄の「他人への論評は逆に当人の足元を露(あらわ)にする」と「降りかかった火の粉は払わねばならぬ」という記事を見ていただきたい。ただし、徹底的な反論といっても、私は、反論の内容を渡辺知明さんの「感想」=「悪口」のレベルからなるべく引き上げ、読み手の参考になるように努めたつもりである。
最後になったが、今回の「東百道・講演と朗読の会〜感動をつくる朗読をめざして〜」を主催して下さった「朗読の会・くれまちす」の方々に深甚なる感謝の意を表する。伊藤葉子さん、林恭枝さん、蔭マイクをして下さった川合麻里さん、受付をして下さった伊藤美紗子さん(伊藤葉子さんのお嬢さん)に、心からお礼を申し上げる。
特に、伊藤葉子さんと林恭枝さんは今回の催しにつて、企画〜準備〜運営の総てにわたって本当に力を傾けて下さった。大変にありがたいことであった。その上に、今後もぜひ「東百道・講演と朗読の会」を継続的に開催していきたい、というお申し出までいただいている。こういうお申し出は、何よりもありがたい評価なのである。
ボランティア朗読会『ホタル帰る』
——特攻隊員と母トメと娘礼子——
〔日時〕戦後68年(2013年)6月17日(月)
〔会場〕品川区立荏原第六中学校/教室
〔演目〕赤羽礼子・石井宏原作『ホタル帰る』
〔プログラム〕
1回目『ホタル帰る』 9時50分〜10時40分
2回目『ホタル帰る』 10時50分〜11時40分
〔出演〕
白澤節子、山本淑子、渡辺芳枝、岡林和子、山本扶美子(品川朗読サークル「あやの会」の会員有志5人)
〔朗読指導・演出〕 東 百道
〔参加〕品川区立荏原第六中学校/生徒
《館長のコメント》
私はこの朗読会には直接関与していないので、以下のことは出演した有志からの報告の基づいている。朗読会は成功であった。中学生たちは、2クラス共、シンとして聴き入っていた。授業担当の先生だけでなく、校長先生も聴きに来てくれた。この中学校のホームページでも、この朗読会『ホタル帰る』のことを取り上げてくれた。(http://blog.goo.ne.jp/ebara6tyu)
終演後に、先生方と出演者たちが話し合った結果、今年の1回だけでなく、来年以降も継続して定例的にこのボランティア朗読会『ホタル帰る』を開催するよう要請された。この要請は、今回の朗読会に対する最高の評価であり、最大の成果である。これで、中学生に先の大戦の悲劇を朗読で語り継ぐ体制が一つできたと思う。
ところで、今回のバック音楽を担当した会員によると「バック音楽を担当して初めて、バック音楽の効果の凄さが実感できた」そうである。たとえ小規模でも朗読会を総てを自立的にやり切ると、色々と勉強できる好例である。今回の朗読会を品川ケーブルテレビが取材し、その模様を20分にわたって放送してくれるそうである。
朗読漫画『花もて語れ』単行本(第8集)発売
〔発行日〕戦後68年(2013年)5月31日(金)
〔出版社〕小学館
〔目 次〕
【第49話】注文の多い料理店 (4)
【第50話】注文の多い料理店 (5)
【第51話】注文の多い料理店 (6)
【第52話】注文の多い料理店 (7)
【第53話】注文の多い料理店 (8)
【第54話】注文の多い料理店 (9)
【第55話】注文の多い料理店 (10)
【第56話】注文の多い料理店 (11)
【第57話】注文の多い料理店 (12)
【第58話】注文の多い料理店 (13)
【第59話】注文の多い料理店 (14)
【第60話】注文の多い料理店 (15)
〔作 者〕 片山ユキヲ
〔朗読協力・朗読原案〕東百道(日本朗読館)
〔カバー・デザイン〕黒木香+ベイブリッジ・スタジオ
〔単行本編集責任〕高島雅
〔定 価〕630円
《館長のコメント》
この第8集は全册をあげて宮澤賢治原作「注文の多い料理店」の朗読を取り上げている。そして同時に、この第8集は第5集〜第8集にわたって展開された第2部「宮澤賢治篇」の完結編として位置づけられている。この「注文の多い料理店」は、宮澤賢治が生前に出版した童話作品の中の代表作だから、完結編にふさわしい。
第8集に展開されている「注文の多い料理店」の解読部分が、どのように読まれ、どのように評価されるかに、私は注目している。子供たちにこの作品を教える学校の先生方やこの作品を読み聴かせる母親の皆さん、あるいは、この作品を朗読する朗読者の皆さんには、この解読部分を参考にしていただくことを願っている。
第8集の巻末に次のように記されている。曰く「この巻の『注文の多い料理店』の朗読も、東百道さんにレクチャーしていただいた、作品解釈・朗読原案に基づいています。第53話に登場する『春と修羅』の『序』、『注文の多い料理店』の『序』に関する解説も、その際、レクチャーしていただいたものです」と。
また、それに続けて次のように記されている。曰く「そのいずれも、ご著書『宮澤賢治の視点と心象』に詳しい解説があり、それらも大変参考にさせていただきました。また『ステップ4』の解説は、ご著書『朗読の理論』を参考にさせていただきました」と。これを読みながら、思わずレクチャーした日のことを思い返した。
登場する二人の紳士の性格の違いを解説したときのその場の雰囲気の盛り上がり方。特に、二人の紳士をおどかす二匹の山猫の性格が、二人の紳士と相似している点を解説したときに、思わずその場に湧き起こった楽しげな笑い声などは忘れがたい。この第8集は、その創作に関わった側にも強くて深い印象をのこしている。
「感動をつくる朗読」をめざす全サークル会員総会
〔日時〕戦後68年(2013年)5月29日(水)
開場13時00分 開始13時30分
〔会場〕八千代市東南公共センター・ホール(5階)
〔目的〕館長が朗読指導する7つの朗読サークルの全会員の懇親・交流を図る
〔内容〕懇親・交流を図る目的で以下の議題(話題)を考えている
・朗読サークルの個別活動状況
・朗読サークル相互の交流と全体的な朗読活動のあり方
・「感動をつくる朗読」グループ全体の定期朗読会
・全国的な朗読ネットワーク形成のイメージ
・その他
〔主催〕「感動をつくる・日本朗読館」
〔参加〕館長が朗読指導する朗読サークルの会員(会費500円)
《館長のコメント》
予定通り5月30日の13時30分から、八千代市東南公共センター・3階ホールで、初めての全朗読サークル会員総会を開いた。参加申込をした会員は60名で全会員の約3分の1。そのうちいろいろな事情で欠席した会員が7名。したがって、実際に出席した会員は53名であった。これは全会員の約60%に相当する。
全体の団体名が未定なので、会場の予約も「感動をつくる・日本朗読館」主催として申し込んだ。今後それらの点については明確にしていかなくてはならないと思っている。今回は実際の諸準備も私とマネージャー役の家人の二人で行なったから、名目だけでなく、実質的にも「感動をつくる・日本朗読館」の主催であった。
午前の9時ちょっと過ぎには会場に着き、車に積み込んだ茶菓子や総会資料などの荷物を5階ホールまで運び込んだ。それから、設計していたとおりに21の長机を配置していった。また、それに合わせて椅子も長机1本につき3脚づつ配置していった。さらに、参加人数分の茶菓子などを皿に盛りつけて、配置していった。
それから「ロ」の字型の長方形に並べた長机の4辺に、それぞれワイヤレス・マイクを1本配置し、マイクテストを行なった。長机の配置も、実際にそれをやるとなると、当初の設計どおりにはいかないところがあって、いろいろと微調整する必要があった。ともかく会場の設営が完了したのは11時30分頃になってしまった。
その後、マネージャー役の家人は余分な荷物を車に積んで引き上げて行った。それから、受付役を頼んだ八千代朗読サークル「新・みちの会」の数人の会員が来るまでの約1時間は、5階のロビーの長椅子に横になっていた。12時30分頃に受付役が到着してから、総会が始まる13時30分まではあっという間であった。
総会は、私が進行役を務め、総会資料の目次にそってほぼ淡々と進行していった。まず、私が簡単な挨拶をし、次に各朗読サークルの代表(あるいはその代役)が、3分くらいの持ち時間で自分の朗読サークルの紹介をしていった。内容的には、対外的な活動の紹介を中心にするように、事前に依頼しておいたものである。
次に、今回のテーマ「全サークル的な相互交流と朗読活動のあり方」「『感動をつくる朗読』グループ全体の定期朗読会」その他の項目について、私から総会資料にそって全体的な説明をし、会員の皆さんの意見を訊くべき諸点について順次訊いていった。会員の皆さんは、適宜マイクを廻しながらかなり活発に発言していた。
今回の全朗読サークル会員総会は、株式会社の株主総会とは違い、何かを決定する集まりではない。全体的な懇親を深めながら、会員の皆さんの総意を確認することが目的である。しかし、その総意を確認するために、挙手で賛否の数を数えた方が良い項目もあったので、必要に応じてそういうことも行なっていった。
その、総意の主なものを以下に記しておく。もちろん、今後の実際のやり方に、今回の総会で確認された参加者の総意は、極力、反映させていこうと思っている。しかし、それは、総会で決定したから、不参加者も無条件で従うべき、というような「決定」ではないので、その点はくれぐれも誤解のないようにお願いしたい。
①全サークル会員総会を年1回程度開催する
/事務局は各サークル持ち回り
②常設あるいは定期的な代表連絡会的なものは不要
③全サークルの会員名簿の配布は不要
/全サークルの3役名簿を各サークルの代表に配布
④全サークルの総称をどうするかは今後の課題
/対外的に呼称が必要な場合には「感動をつくる・日本朗読館」を使用
⑤「感動をつくる朗読」グループ全体の定期朗読会は原案どおりに開催
/定期朗読会の当日の運営などは各サークル持ち回りで支援
総会は、当初の予定であった16時00分より約30分ほど過ぎた16時30分に終了した。約3時間かかったが、途中で休憩時間も茶菓子を食べる時間もとらなかった。私は総会資料の説明や、全体の進行、そして、質問などに対する受け答えに集中していたせいか、3時間があっという間に過ぎてしまった感じである。
全体の雰囲気も途中でダレたような感じはなかった。今回は、初めての全朗読サークル会員総会ということで、議題(話題)が多く、それに関する意見交換や意見集約にほとんどの時間を要してしまった。総会終了後のロビーでの雑談では、次回は立食パーティー形式にして、会員同士の会話の場にしたい、という意見も出た。
途中で朗読をやったりしたらどうか、という意見もあった。私も、今回は初回だし、議題(話題)も多かったからこのような形になったが、次回からは持ち回りで当番になったサークルがやり方を自由に工夫してもらったら良いと思う。本来の目的が全サークルの懇親を深め、全体的な連携を強めることにあるのだから。
ふなばし東老朗読会(第12回)
〔日時〕戦後68年(2013年)5月23日(木)
開場13時00分 開演13時30分
〔会場〕船橋市東老人福祉センター・図書室
〔プログラム〕
「同居人」吉村昭原作 畑野 欸子
「外郎売り」(2代目市川団十郎口上) 中浜ツトム
「梅の蕾」吉村昭原作 本間かおる
「よだかの星」宮澤賢治原作 江本なつみ
〔主催〕船橋市東老人福祉センター
〔参加〕入場無料(定員20名)
《館長のコメント》
この「ふなばし東老朗読会」が開催される、第4木曜日の午後は、千葉朗読サークル「わかば」の朗読レッスンがあるので、残念ながら、私は基本的に参加することができない。そこで、実際の開催模様に関する部分がは、この朗読会の窓口役の会員からの報告に基づいている。このことを念のためにお断わりしておく。
この「ふなばし東老朗読会」も、今年度で3年目に突入する。船橋市東老人福祉センターから船橋朗読サークル「はなみずき」が依頼されて、奇数月の第4木曜日の午後に定期的に開催している朗読会である。船橋朗読サークル「はなみずき」だけでは出演者が足りないので、他の朗読サークルにもゲスト出演を依頼している。
当面、この「ふなばし東老朗読会」のプログラム構成は、次のような方針で私が担当することになっている。①2年タームで出演者や演目を構想する。②毎回の出演者は原則3人とし、1期生、2期生、外部ゲストの各1名とする。③年度末の朗読会は船橋朗読サークル「はなみずき」の全会員が2作品を読み継ぐ朗読をする。
今回は、今年度における最初ということもあって、特別に出演者を4人にした。1期生1人、2期生1人、ゲスト2人の構成である。報告によると、初回ということで、船橋市東老人福祉センターの所長さんの挨拶もあったらしい。休憩を挟んで、全体で70分くらいかかったという。ただ、それほど疲れた感じはなかったという。
肝心の観客数は9人。そのうち約半数はリピーター、約半数が新規の来場者だったらしい。観客の他に、船橋朗読サークル「はなみずき」の会員や出演者などで、20人で満席という狭い会場はほぼ満杯となったようだ。今後は、この福祉センターを利用している方々だけで会場が満席になるように、朗読の方で努力していきたい。
プログラムは、前半が吉村昭原作「同居人」、2代目市川団十郎の口上「外郎売り」、吉村昭原作「梅の蕾」、後半が宮澤賢治原作「よだかの星」である。途中で5〜6分の休憩を入れて、その間に司会者が気分転換の指体操(?)のリードをしたという。今年度の初回としては、まあまあの滑り出しであったようである。
朗読発表会『銀河鉄道の夜』
〜第2期・朗読ステップ1修了記念〜
〔日時〕戦後68年(2013年)5月21日(火)
開場13時00分 開演13時30分
〔会場〕品川区五反田文化センター・音楽ホール
〔構成〕
第1部(前半の部)
<休 憩>
第2部(後半の部)
〔原作〕宮澤賢治原作『銀河鉄道の夜』
〔出演〕
白澤節子、片桐瑞枝、岡林和子、亀井久子、木下徳子、佐々木澄江、高橋朝子、渡辺芳枝、山崎光世、山本淑子、根本泰子、山本扶美子、田中早苗、志村葉子(朗読順/品川朗読サークル「あやの会」の会員)
〔企画・朗読指導・演出〕 東 百道
〔主催〕品川朗読サークル「あやの会」
〔参加〕入場無料(全席自由)
《館長のコメント》
午前中は舞台やロビーの設営準備、全体の手順を確認するための簡単な通し稽古、そして、最後の舞台挨拶のリハーサルを行なった。このグループには、お天気運に見離された会員がいるらしく、過去の朗読発表会は全て天候不順であった。激しい春嵐に遭遇したことさえあった。しかし、昨日は珍しく温暖で雨も降らなかった。
観客数は受付記帳数が140人ということであった。記帳しなかった来場者もいたと思われるので、実際は150人を越していたと思う。会場の五反田文化センター・音楽ホールは客席数が250席であるから、雰囲気的にはまあまあの入りであった。来場者には元会員など旧知の人もいれば、昨年の末以来知り合った方々もいた。
本番の舞台での朗読は、やはり練習のときに比べて気合いの入り方が違う。現在の会員の皆さんの朗読レベルからすると、最高の出来栄であったと思う。しかし、この宮澤賢治原作『銀河鉄道の夜』は朗読表現にとっては、大変に難しい作品である。2時間余の読み継ぎ上演として成功したかどうかとは、また別の問題である。
この作品は、書かれている文字言語の意味をたどって、次々と展開される場面のイメージを的確に朗読表現するだけでも、かなり素晴らしい作品世界となる。しかし、それを表現している原作者(宮澤賢治)や登場人物の視点と心情に立って自分事(わがこと)としてこれを的確に朗読表現することは、至難ともいえる作品である。
モニター役として客席で聴いていた家人の印象では、観客は2時間余(途中の休憩時間を入れると約2時間30分)の間、舞台に集中して聴いて下さったようである。舞台袖でバック音楽を担当し、ときどき映像モニターを覗いた私の印象では、確かに会場はダレはしなかったが、水を打った状態にまでは至らなかったと思う。
終演後の打上げ会は、大いに盛り上がった。私の総括的な講評、事情により退会する2人の会員の挨拶、6月に千葉「わかば」から移籍してくる新規会員の挨拶、役員交代のお知らせと新旧3役の挨拶、そして、回収したアンケートに記されてあった文章の朗読などが行なわれ、打上げ会の雰囲気は大いに盛り上がっていった。
それらのセレモニーが終わった後、改めて全員が一人一人、今回の朗読発表会の感想や意見を述べていった。その過程で打上げ会の雰囲気は最高度に盛り上がっていった。会員の皆さんは、なかなか素晴らしいテーブル・スピーチを披露していた。こういう表現力を舞台で発揮すれば良いのに、と私は内心で思ったほどである。
アンケートは大部分が好評であった。書き手は会員の知人友人がほとんどだから、お世辞もあるだろうが、やはり嬉しい反応であった。ただ小林大輔さんだけは、かなり率直で辛口の感想を長文にわたって書いて下さっていた。会員の皆さんはそれを真摯に、前向きに、しかし、かなり自立的そして客観的に受けとめていた。
第2回「小さな朗読館・ふなばし」
〔日時〕戦後68年(2013年)4月24日(水)
開場13時00分 開演13時30分
〔会場〕船橋市市民文化創造館(きららホール)
〔プログラム〕
1「羅生門」芥川龍之介原作 平松歩、御代川裕子、中浜ツトム、下野圭子
飯野由貴子、小林いさを、遠田利恵子、亀田和子、久保田和子(朗読順)
2「おかめ・ひょっとこ」斎藤隆介原作 谷千和子
3「手袋を買いに」新美南吉原作 井上みつ江
4「洟をたらした神」吉野せい原作 村木ひろみ
<休 憩>
5「ひのきとひなげし」宮澤賢治原作 昌谷久子
6「女ぶり」平岩弓枝原作 中山慶子
7「同居」吉村昭原作 畑野欸子
8「かけす」川端康成原作 内田洋子
〔企画・朗読指導・演出〕 東 百道
〔主催〕船橋朗読サークル「はなみずき」
〔参加〕入場無料
《館長のコメント》
観客数は、座席数155席に設定した会場がほぼ満席状態であったから、140人前後ではなかっただろうか。雨天だったにもかかわらず、多数の皆さんに聴いて頂けたことは嬉しかった。朗読の上演は、概ね順調に推移した。出演者の出来栄も、これまでで最も良かった。ここの会場スタッフは応対が親切で、腕も良かった。
前回は、私は会場で観ていたが、今回は、舞台袖で全体の進行を見守った。そこで、会場スタッフと司会をしてくれた会員の落ち着いた対応の一部始終を見ることができた。この司会者は、このサークルの今期の代表を務めてくれた会員である(代表は当番制である)が、本職はプロの司会者&ナレーターをやっている人である。
今回は、そういうわけで、舞台袖のモニター用のテレビ画面と音声でしか出演者の朗読を聴くことができなかった。また、一人一人の出来栄をメモすることもしなかった。したがって、終演後の打上げの場でも、くわしい講評はできなかった。しかし、このグループの会員たちも、毎年、着実に上達していることは実感できた。
朗読の会「響」朗読ライブ Vol 1
〔日時〕戦後68年(2013年)4月21日(日)
開場13時00分 開演13時30分
〔会場〕シャンテ八千代(京成八千代台駅 西口徒歩5分)
〔プログラム〕
1 濃 紺(幸田文原作) 辻口恭子
2 雪 女(小泉八雲原作) 須藤美智子
3 冬の日(藤沢周平原作) 依田紀美子
<休 憩>
♪ ヴァイオリン演奏 辻口恭子
4 蛾 (室生犀星原作) 猪俣智子
5 紙吹雪(宮部みゆき原作) 舘はとみ
〔主催〕朗読の会「響」
(元八千代朗読サークル「こちの会」会員有志が結成)
〔参加〕入場無料(要予約)
会場都合により先着35名様とさせていただきます
ご予約をお願いいたします
【連絡先】047−482−8128(猪俣)
《館長のコメント》
会場のシャンテ八千代の約35の客席は文字通り満席であった。途中の休憩と辻口恭子さん(「響」の一員)のヴァイオリン演奏を挟んで、5人のメンバーが5つの作品を朗読した。しっとりしみじみした話が3作品、ちょっと怖い話が2作品。皆、面白かった。それぞれ冒頭と末尾にバック音楽をつけていた。
全員が、朗読の基本である「語りかける語り口」が一応できていた。また、ちょっと驚いたのは、全員が、かなり自然な《間》がとれていたことである。それらの結果、全体的にかなり自然な朗読表現ができていたように思う。私の口うるさい指導を離れたせいか、全員がかなり伸び伸びと朗読しているように思われた。
会場で配られたプログラムには、①毎月の第1月曜日と第3土曜日のそれぞれ午後2時00分〜午後5時00分に練習をしていること、②新会員を募集していること、が記されていた。先発の朗読倶楽部「満天星」に続いて、朗読の会「響」が私から自立して、本格的な活動を開始したことが明記されていたわけである。
この八千代市において、私が現在も朗読指導を続けている八千代朗読サークル「新・みちの会」と八千代朗読サークル「花ことば」という2つの朗読サークルの他に、私の朗読指導から自立していった朗読倶楽部「満天星」と朗読の会「響」という2つの朗読グループの合計4つが、本格的に朗読活動していることになる。
私は、自分が住んでいる八千代市において、朗読文化が盛んになることを夢みて、10年前に本格的な朗読指導を開始した。そして10年後の今、私が朗読指導した4つの朗読集団が朗読活動するところまできた。まだまだ道半ばであるが、それなりの成果が上がっていることも事実だと思う。これを励みに今後も頑張ろう。
ふなばし東老朗読会(第11回)
〔日時〕戦後68年(2013年)3月28日(木)
開場13時00分 開演13時30分
〔会場〕船橋市東老人福祉センター・図書室
〔プログラム〕
「蜜柑畑」山本周五郎原作(読み継ぎ形式による朗読)
〔主催〕船橋市東老人福祉センター
〔参加〕入場無料(定員20名)
《館長のコメント》
この「ふなばし東老朗読会」は、船橋市東老人福祉センターから船橋朗読サークル「はなみずき」が依頼され、隔月(奇数月)に開催される定期朗読会である。一昨年の7月から始まり、以降、毎奇数月に欠かさず開催してきた。この3月の第11回は今年度最後の開催である。2012年度の締めのスペシャル版である。
そういうわけで、今回は「はなみずき」の1期生が総出で山本周五郎原作「蜜柑畑」を読み継ぎで朗読した。ただ、残念ながら、私はいつものとおりレッスンと重なるので行けなかった。この「ふなばし東老朗読会」は、来年度から3年度目に突入する。来場者の評判も良く、主催者から来年度も継続を依頼された。
今後も何年かは継続することを見通して、窓口&企画準備体制を見直すことになった。これまで窓口担当を専担してくれた2人の会員が共に多忙になり、他の会員と交代する必要が出てきた事情も重なった。先ず、窓口担当を当番制にして、全会員が1年交代で担当する。出演者は、原則的に「はなみずき」の会員でまかなう。
従来は「はなみずき」の会員だけでは足りなかったので、私が指導する他の朗読サークルの朗読ステップ1〜6を修了した会員にゲスト出演してもらってきた。しかし「はなみずき」の会員も拡充したし、1期生はもちろん2期生の実力もついてきたので、来年度から原則的には総てを自前のタレントで行なうことにした。
「ふなばし東老朗読会」は毎回3人が出演する。年度の最後の回はスペシャル版として特別のプログラムを組むから、他の5回を3人でまかなえば良い。従って15人の出演者を確保すればよい。現在の「はなみずき」の1期生と2期生(この中には実力のある経験者もいる)を合わせると、人数的には十分間に合うのである。
今後は、当番制の窓口担当を軸に自立的にプログラムを企画し、出演者も自立的に原作を選定し、台本化し、練習して「ふなばし東老朗読会」に臨むことになる。どうしても都合がつかない場合は、他のサークルの応援を求めるにしても、基本的にはすべて自力で開催していくことになった。このような自立化、万歳!
第9回「小さな朗読館・やちよ」
〔日時〕戦後68年(2013年)3月27日(水)
開場13時00分 開演13時30分
〔会場〕オランダ家花見川店・ホール(2階)
〔プログラム〕司会:永田空、本間かおる
1 桜桃(太宰治原作)
高橋初栄、永田空、百咲文恵、安部奈々子(朗読順)
2 カッパの笛(斎藤隆介原作) 柳沢豊子
3 天狗笑い(斎藤隆介原作) 磯部晴玄
<休 憩>
4 最後の一葉(O・ヘンリー原作) 松本 恵
5 手紙=序章=(東野圭吾原作) 守田公子
6 かけす(川端康成原作) 野中れん子
7 梅の蕾(吉村昭原作) 本間かおる
〔企画・朗読指導・演出〕 東 百道
〔主催〕八千代朗読サークル「花ことば」
〔参加〕入場無料(全席自由)
《館長のコメント》
第9回「小さな朗読館・やちよ」の主催・出演は、前回と同じ八千代朗読サークル「花ことば」である。会場も前回と同じオランダ家花見川店のホール(2階)。客席数はパイプ椅子を70席ほど並べた。観客はざっと60人ほどであったろうか。交通の便が良くなく、雨模様の天気だった割には、大勢のお客さまに来ていただいた。なかには「地域新聞」を見た方々や朗読倶楽部「満天星」や朗読の会「響」のメンバーもいた。
出演者の朗読表現は、継続的にレッスンしている私の耳には、今まででもっとも良い出来だったように聴こえた。特に、1期生はなかなか良い《間》がとれるようになってきていた。また、今回、初めて1人1作品を朗読した新しい会員も熱演していた。朗読経験のあった2期生は、ほとんど1期生並みの朗読をしていた。
第9回「品川朗読交流会」
〔日時〕戦後68年(2013年)3月26日(火)
開場13時00分 開演13時30分
〔会場〕東京都品川区荏原第五区民集会所/第3集会室
〔プログラム〕
☆朗読サークル“こだま”
よだかの星(宮澤賢治原作)
針の音(連城三紀彦原作)
☆朗読の会〈宙〉
秋の風鈴(安房直子原作)
外郎売りの科白(二代目市川団十郎原作)
花咲き山(斎藤隆介原作)
☆品川朗読サークル「あやの会」
キャベツ猫(向田邦子原作) 山本扶美子
デューク(江國香織原作) 山本淑子
おおきな木
(シェル・シルヴェスタイン原作/村上春樹訳) 高橋朝子
「夢十夜」より「第一夜」(夏目漱石原作) 志村葉子
〔主催〕朗読サークル“こだま”
朗読の会〈宙〉
品川朗読サークル「あやの会」
〔参加〕入場無料(全席自由)
《館長のコメント》
私はもともとこの「品川朗読交流会」には直接関係していない。参加している3つの朗読グループの構成員が主体的に企画・運営・出演している。私は、指導者面して出しゃばらないように気をつけている。また、この朗読会は参加グループ相互の友好と啓発が主目的であるから、それほど積極的に観客を集めていない。
観客の大部分は3つの朗読グループの構成員である。しかし、今回は特別の観客が何人かいた。朗読家の小林大輔さんとお弟子さんの沼尻秀さん、今年6月の「東百道・講演と朗読の会」を企画&準備している世田谷区の林やすえさんと伊藤葉子さん、拙著『朗読の理論』の読者や他所で私の朗読会を聴いた方々である。
結局、定員が40人(席)の開場は椅子が足りなくなった。品川朗読サークル「あやの会」の何人かは立ち見をしていた。しかし、観客の朗読への集中度は高い。この「品川朗読交流会」は、発足時は4グループだったが、事情によって今は3グループになっている。関係者は、何とか参加グループを増やしたいと思っている。
品川区内の朗読グループに参加を呼びかけているのだが、なかなか思うようには集まらない。しかし、考えてみれば、何も品川区内の朗読グループに限る必要はない。そこで最近は、品川区以外でもご縁や機会がある度に色々な朗読グループに参加を呼びかけている。今回は思いがけなくも小林大輔さんが聴きに来て下さった。
そこで、主催者はさっそく小林大輔さんに、指導している朗読教室の参加をお願いしていた。小林大輔さんは検討を約束し、次回は自らも出演することを申し出て下さった。主催者の3グループは大喜びであった。沼尻秀さんも小林朗読教室の一員だが、自分の朗読教室が参加することに賛成してくれた。
主催者は、世田谷区の林やすえさんと伊藤葉子さんにも参加を呼びかけていた。お二人も検討する旨を約束して下さっていた。もし、小林朗読教室と世田谷の「朗読:くれまちす」が参加することになれば、この「品川朗読交流会」は一気に楽しくにぎやかになる。
この「品川朗読交流会」は、出演者の朗読を比較したり、批判することはしない。あくまで、タイプの違う互いの朗読を楽しみ、その長所は参考にし、短所があればその点の自分の朗読を反省するに止めている。朗読の上演後に互いに感想を述べ合う場を設けているが、そこでは自らの短所を反省し相手の長所を褒めている。
このコメントでも、他のグループの朗読には触れない。私が指導している品川朗読サークル「あやの会」から出演した会員有志の朗読についてコメントするに止める。今回は驚いたことに、4人の会員有志の全員が「自然な《間》」すなわち「必然性のある《間》」が取れていた。明らかに朗読のレベルが上がっていた。
4人は1人1作品の形式で個別に朗読したが、これらを朗読するに当たって私は一度もレッスンをしていない。総て自力で、作品を選び、台本化(カット)し、朗読作品として仕上げたのである。ただ、仕上げに、自主勉強会を開いて、私の普段のレッスン方法やレッスン内容をベースに、互いの朗読のダメ出しをしたらしい。
この事実を知らされたときは、特に嬉しかった。すでに、かなりの程度に、私の指導法(=上達法)が身についてきたこと、そして、それが客観性を持ち、有効であることを証明してくれたからである。観客の1人が「そういう朗読レッスンを私も受けてみたい」と思わず口にしていた。こういう反応も私は実に嬉しかった。
第4回「小さな朗読館・ちば」
〔日時〕戦後68年(2013年)3月17日(日)
開場13時00分 開演13時30分
〔会場〕千葉市生涯学習センター・メディアエッグ(地下1階)
〔プログラム〕
1 じいさんばあさん(森鴎外原作) 高橋正枝、杉山佐智子
大島範子、内嶋きみ江、吉田光子(朗読順)
2 猟銃〜彩子の手紙/遺書〜(井上靖原作) 藤田多恵子
3 暗い金魚鉢(阿刀田高原作) 村井とし子
<休 憩>
4 名前(角田光代原作) 助川由利
5 忠五郎のはなし(小泉八雲原作) 吉永裕恵子
6 化粧(川端康成原作) 内田升子
〔企画・朗読指導・演出〕 東 百道
〔主催〕千葉朗読サークル「風」
〔参加〕入場無料(客席数80席分の整理券を事前に発行/全席自由)
《館長のコメント》
この会場の客席数は80席と小さいが、観客は満席であった。出演者の朗読レベルはバラツキがあるが、着実にレベルアップしていた。今回の朗読は《間》のとり方が明確に2つに分かれていた。一方は《間》は取れているのだが必然性が感じられない。他方はその《間》がなければ次が語り出せない、という必然性が感じられた。
一方の《間》は、すでに書かれている文章を上手に読んでいるだけ、という感じで聴き手の耳に入ってくる。他方の《間》は、朗読者が自分の言葉で語っている、という感じで聴き手の心に入ってくる。聴き比べると、両者の朗読の間には、確然とした差があることが鮮明になる。これは、朗読レベルの有効な判定基準になる。
ブルーレイ「東百道・講演と朗読の会」ライブ盤発売
芥川龍之介の文学とその軌跡(中期)
〜〜中期における文学的な挫折と創作路線の大転換〜〜
〔発行日〕戦後68年(西暦2013年)3月15日
〔著作&出演者〕東 百道(ひがし・ももじ)
〔撮影&制作者〕高橋重清
〔発行〕木鶏社
〔発売〕星雲社
〔定価〕3500円+税
〔製盤〕ブルーレイ(2枚組)
〔付録〕プログラム&講演資料(ライブ当日配布したものの縮小版)
〔ライブ収録内容〕
【第1部】 講 演
1 芥川龍之介における三つの作品世界
2 芥川龍之介の文学的な生涯における四つの時代区分
3 芥川龍之介における文学的な生涯の全体像
4 芥川龍之介における中期文学作品の全体像
5 中期の憂悶と文学的な挫折の自覚と新たな模索
6 中期の文学的な挫折(主に古典的世界の挫折)の表白
7 江戸的世界の創作路線の内容的な転換
8 文学的な創作路線を大転換する決意を表白
【第2部】 朗 読
1『私の出遇ったこと』 (後の「蜜柑」と「沼地」)
2『六の宮の姫君』
3『トロッコ』
《館長のコメント》
昨年から取り組んでいた「東百道・講演と朗読の会/芥川龍之介の文学とその軌跡(中期)」のブルーレイ・ライブ盤を発行することができた。関係者との間で事前の入念な校正と調整を重ね、ようやく最終製品を製造するための準備を完了し、何セットか実際の製品を製作し、ついに発行日(3月15日)を迎えることができた。
今回は総てを家内工業的な手造りで行なった。専門業者が製造&販売するものに比べると、商品としての洗練さの面ではかなわないかも知れない。しかし、家内工業的な手造りの良さは十分に感じてもらえる出来栄になったと思っている。内容に関してならば、一般市販の同種のものと比べて、優るとも劣らないと確信している。
昨年12月に開催した「東百道・講演と朗読の会/芥川龍之介の文学とその軌跡(中期)」の運営を手伝って下さった朗読サークルの有志の皆さん、初めてのブルーレイ・ライブ盤のための撮影と製造を引き受けて下さった高橋重清氏、そして、発行に関する面倒な手続きをしていただいた木鶏社には、心から感謝しています。
今後も「東百道・講演と朗読の会」のブルーレイ・ライブ盤を発行していく予定である。また「感動をつくる朗読」の基本を語る講演も、極力ブルーレイ・ライブ盤として発行していきたい。私のように、いわば多品種少量生産方式でブルーレイ・ライブ盤を発行して行くためには、今回のやり方が唯一最善であったと考えている。
朗読漫画『花もて語れ』単行本(第7集)発売
〔発行日〕戦後68年(2013年)2月28日(木)
〔出版社〕小学館
〔目 次〕
【第39話】注文の多い料理店 (2)
【第40話】注文の多い料理店 (3)
【第41話】おきなぐさ (6)
【第42話】おきなぐさ (7)
【第43話】おきなぐさ (8)
【第44話】おきなぐさ (9)
【第45話】おきなぐさ (10)
【第46話】おきなぐさ (11)
【第47話】おきなぐさ (12)
【第48話】おきなぐさ (13)
〔作 者〕 片山ユキヲ
〔朗読協力・朗読原案〕東百道(日本朗読館)
〔カバー・デザイン〕黒木香+ベイブリッジ・スタジオ
〔単行本編集責任〕高島雅
〔定 価〕620円
《館長のコメント》
この第7集においては、宮澤賢治原作「おきなぐさ」の全文が、朗読という形をとって掲載されている。また、次の第8集では全冊を上げて「注文の多い料理店」が朗読される。そして、前の第6集においては、宮澤賢治が「おきなぐさ」の舞台とした生森山から観た雫石盆地その他の景観が現地見学という形で描かれている。
すなわち、第6集〜第8集の3冊を上げて、副主人公・佐佐木満里子による「おきなぐさ」の朗読と、主人公・佐倉ハナによる「注文の多い料理店」の朗読とを絡ませた形で、現地の見学旅行から朗読シーンまでが大きく展開されている。この大きな展開は、片山ユキヲさんと高島雅さんが試みた、新たな一種の挑戦である。
第1集〜第4集は、連載されていたのが『月刊!スピリッツ』という比較的マイナーな漫画雑誌であったため、その1集1集が、継続できるか打切られるかを迫られる、いわば瀬戸際の勝負であった。したがって、単行本をまたがるような大きな展開を構想する余裕はなく、各朗読ごとに物語展開上の完結が求められた。
第5集は、掲載される雑誌が『週刊スピリッツ』に移籍した直後であったから、それまでの経緯をうまく盛り込むことに神経を集中させた。それが、この第6集にいたって、ようやく今回のような大きな展開に挑むことができるようになった。したがって、今回の第6集〜第8集が、この漫画の最初の本当の勝負なのである。
朗読の理論としても、朗読ステップ4は全6ステップの後半である朗読ステップ4〜6の最初に当たる。朗読の土台である前半の朗読ステップ1〜3の成果を踏まえて、後半の各ステップはステップごとにグイグイと朗読の本質に迫っていき、その圧倒的な魅力(凄み)が朗読シーンに顕われてくる。その最初の山場なのである。
朗読発表会『散るぞ悲しき』
〜第2期・朗読ステップ1修了記念〜
〔日時〕戦後68年(2013年)2月27日(水)
開場13時00分 開演13時30分
〔会場〕千葉市生涯学習センター・ホール
〔演目〕梯久美子原作『散るぞ悲しき』
〔構成〕
【第1部】 プロローグ
一 出 征
二 硫黄島
三 作 戦
四 覚 悟
<休 憩>
【第2部】 五 米軍上陸
六 戦 闘
七 最 後
〔出演〕
的場正洋、岩田康子、金子方子、藤本敦子、田中和代、石井せい子、吉野久美子、大山玲子、神田和子、井手陽子、金子可代子、高木幸恵、石井春子、仲田紘基(朗読順)
(千葉朗読サークル「わかば」)
〔企画・朗読指導・演出〕 東 百道
〔主催〕千葉朗読サークル「わかば」
〔参加〕入場無料(全席自由)
《館長のコメント》
観客数は80人ほどであった。今日は夜中から雪になるという天気予報があり、実際には雪こそ免れたが午前中はずっと雨が降りつづくという悪天候であった。このグループは元々観客動員力が弱いこともあり、この悪条件ではこのくらいの観客数でも仕方がないとは思う。しかし、今後は集客活動の面で努力が必要であろう。
このような悪天候にもかかわらず、今年もある視覚障害者施設から視覚障害者と付き添いの方々が計10数人も聴きに来て下さった。この施設で行なっているお楽しみツアー(年何回かの食事付き外出行事)の一環として、ここ数年間、千葉「わかば」の朗読発表会を団体で聴きに来て下さっているのである。感謝感謝である。
さて、肝心の朗読だが、今のこのグループにしては上々の出来栄だったと思う。何しろ1期生が全体の3分の1以下であり、レッスン期間がまだ2年弱の2期生が3分の2以上という構成である。その2期生のうちの数人に朗読経験者がいるとはいえ、大部分が全くの初心から始めたにしては、本当によく頑張ったと思う。
打上会で聴いた話では、何回かやった自主勉強会で、全体の3分の1に満たない1期生が、全体の3分の2を越す2期生を、熱心に指導してくれたそうである。その1期生の毅然とした的確な朗読指導ぶりを、2期生はとても感謝していた。こういう1期生と2期生の関係は、私のイメージする朗読サークルの理想形である。
このように1期生が2期生を熱心に指導することは、もちろん2期生の朗読上達に大いに役立つ。しかし、それ以上に、そのように指導する1期生自身の朗読上達に役立つのである。朗読指導こそは、まさに「情けは他人のためならず」なのである。これが如何に真実かは、実際に経験したものでなければ分からないと思う。
今回の朗読発表会を通じて、千葉朗読サークル「わかば」の会員の皆さん(1期生も2期生も)が、その真実を実際の経験によって実感できたなら、それ自体が非常に素晴らしいことである。また事実、2期生はもちろん、1期生の朗読レベルが格段に向上していた。今回は、その事実をサークルの全員が実感したと思う。
遠路聴きに来て下さった沼尻秀さん(小林大輔さんのお弟子さん)が「出演者の声がしっかり出ていた」という感想を述べて下さった。これまでも同じ感想をよく聴いたが、通例的な発声練習はあまり意味がないとして、レッスンではそれを全く行なっていない私としては、この感想はまさに我が意を得たりで、嬉しかった。
ふなばし東老朗読会(第10回)
〔日時〕戦後68年(2013年)1月23日(水)
開場13時00分 開演13時30分
〔会場〕船橋市東老人福祉センター・図書室
〔プログラム〕
1「父と呼べ」藤沢周平原作 中山慶子
2「箭竹」山本周五郎原作 大塚拓一
3「富士をみて」阿久悠原作 吉永裕恵子
〔主催〕船橋市東老人福祉センター
〔参加〕入場無料(定員20名)
《館長のコメント》
窓口担当からの報告によれば、今回はリピーターも増え、また、そのリピーターが新しい方を誘ってくださったため、一般の来場者数が少しづつだが増加傾向に転じたという。まことに結構なことである。出演者も、今年度は他の朗読サークルの応援を求めたが、来年度からは「はなみずき」単独でもやれそうである。
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