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館長の朗読日記1324/千葉「わかば」の立ち稽古と八千代「花ことば」の朗読レッスン

館長の朗読日記1324  (戦後69年01月24日 新規)



○千葉朗読サークル「わかば」の立ち稽古(1)

 昨日(1月23日)の9時30分から、千葉朗読サークル「わかば」の朗読発表会『グスコーブドリの伝記』に向けた立ち稽古を行なった。今回は第2期・朗読ステップ2の第19回目、今年2月に開催する朗読発表会『グスコーブドリの伝記』のレッスンの7回目である。立ち稽古では、バック音楽との相性も初めて試すことになる。

 先ず午前中に、全体を本番と同じように蔭マイクを入れながら一通り通しでやる。そして、午後に、1人づつ読み継いでいく朗読を、1人づつダメ出しをしつつ、全体の読み継ぎを再度くり返していく。その際、午前中に試したバック音楽のうち、朗読に合わなかった部分を、午後には微修正しつつ再び試していった。なかなか忙しい。

 このサークルの会員は、派手さはないが、皆さん真面目に朗読に取り組んでいるので、着実に上達している。昨年の朗読発表会も『散るぞ悲しき』というむずかしい作品に挑戦したが、何とか観客を最後まで舞台に集中させ、感動させるところまで漕ぎ着けていった。今回の『グスコーブドリの伝記』もかなりむずかしい作品である。



○千葉朗読サークル「わかば」の立ち稽古(2)

 このサークルは1期生が4人と少ないためか、その4人が一所懸命に多数の2期生をリードしたり、面倒を見たりしている。『グスコーブドリの伝記』についても、自発的に色々と調べて、レッスンのときに報告してくれる。恐らく、自主勉強会の場でも、2期生の朗読に対して色々と注意したりアドバイスしてくれているに違いない。

 また2期生の皆さんも、1期生のその熱意に応えて、かなり熱心に朗読の練習やサークルの運営に取り組んでいる。サークルの役員は名簿順の交代制だが、現在の3役は代表と副代表の2人(1人は会計担当)の総てを2期生が担当している。その3役も一所懸命に頑張っている。その効果か、2期生のレベルは着実に向上している。

 しかし、それ以上に1期生のレベルアップが著しい。先輩としての責任を感じて、後輩をリードし、面倒を見たりアドバイスすることは、もちろん、直接には後輩のためである。しかし、それは決して後輩のためばかりではなく、間接的には先輩自身のためにもなるのである。他人への指導や親切は、決して他人のためばかりではない。



○八千代朗読サークル「花ことば」の朗読レッスン(1)

 昨日(1月23日)の18時00分から、八千代朗読サークル「花ことば」のレッスンを行なった。今回は第2期・朗読ステップ3の第17回目。今回は朗読発表会『あの日夕焼け』のレッスンの5回目である。2部構成の台本を交互にレッスンするので今回は第1部の3回目である。朗読分担を再分担してから3回目のレッスンである。

 このサークルは、もともと人数が少なめであったが、朗読発表会の練習に入った後になって、色々な事情からさらに3人の会員が退会して行った。そこで、急きょ、読み継ぎの朗読分担を再調整しなければならなくなった。しかも、台本『あの日夕焼け』はかなり朗読時間が長い。そこで1人が4回も読み継ぎで朗読することにしている。

 今回は、第1部を練習したが、会員は1人で2回も朗読し、それぞれに私からのダメ出しを受けなければならない。私も疲れたが、会員の皆さんもかなり疲れたと思う。このサークルも派手さはないが、会員の皆さんは熱心に自宅練習をしてきており、昨年に比べて着実にレベルアップしている。自分の短所を克服し長所を伸ばしている。



○八千代朗読サークル「花ことば」の朗読レッスン(2)

 この『あの日夕焼け』という作品は、原作者・鈴木政子が子供時代に敗戦後の満州から引き上げてきた際に体験したことを記したものだが、その内容そのものが読むものを圧倒する。従って、それを朗読する場合も、心をこめてキチンとした音声言語で表現すれば、それだけで聴き手の心を揺り動かすことができる。そういう作品である。

 ただし、心をこめるといっても、原作の作品世界がすさまじいだけに、なかなかそれにふさわしい心をつくることができない。したがって、朗読の指導と演出も、技術的なことよりは、そういう心をどのようにつくるかという精神的なことに力点を注ぐことになる。私も含め、戦後に生まれ育った人間には、その心がなかなかつくれない。

 しかし、それだけに、われわれ日本人が、否、全世界の人々が、それをキチンと受け継ぎ、そこから様々な教訓を汲み取るべき、貴重な体験であり歴史的な事実である。朗読を学んでいる私などが、こういう作品を読み継ぎ形式で上演し、多くの方々に聴いていただくことは、かなり荷が重いとはいえ、真に光栄な仕事だと考えている。

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