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館長の朗読日記1305/謹賀新年

館長の朗読日記1305  (戦後69年01月01日 新規)



○謹賀新年

 このブログをご覧いただいている皆様の、ますますのご健勝とご発展を心より祈念しております。私も健康に気をつけながら、朗読に関する仕事を、できるだけ充実した内容において、遂行していく決意でおります。ここで、改めて、新年における抱負を記しておきます。抱負とは計画と夢の混合物ですから、多少は風呂敷を広げます。



○朗読の理論について

 何年も前から懸案の『朗読の上達法』を今年こそ発行する決意です。また、その『朗読の上達法』の原稿を執筆していく過程で、実際の朗読レッスンのための「朗読教則本」シリーズの構想も錬っていくつもりです。それらと併行しながら、朗読のやさしい入門書『朗読とはなにか〜朗読への入門〜』の構想も温めていくつもりです。

 さらに「朗読のための文学作品論」シリーズの第2弾『芥川龍之介の文学的軌跡』の原稿も仕上げていきたいと考えています。また、今年から4年間4回シリーズで始める「東百道・講演と朗読の会〜太宰治の文学とその航跡〜」についても計画的に研究&準備を推進していきたいと考えています。太宰治の後は、どうするかの検討も。

 昨年から「講演と朗読の会」の舞台を録音録画し、BD盤として制作&発行しています。今年も春までに、昨年末に開催した第6回「東百道・講演と朗読の会〜芥川龍之介の文学とその軌跡(後期)〜」のライブをBD盤とDVD盤として制作&発行する予定です。過去の「東百道・講演と朗読の会」も再演&録音録画を志向しています。



○朗読の指導について(1)

 今年は私が朗読指導を始めてから11年目になります。この10年間の経験を踏まえ、今年から新たな10年間に入っていく心構えで臨もうと考えています。新たな10年間は、単に優れた朗読者を育てるだけでなく、優れた朗読指導者をも育てることに挑戦する段階です。しかし、別に指導の内容や方法を変えるわけではありません。

 専ら私が朗読指導する際の内面的な意識の問題なのです。過去の10年は、私は自分が研究した「朗読の理論」に基づき、理論的&体系的な朗読指導をしてきました。その結果、単に会員の朗読を上達させただけでなく、その指導能力をも身につけさせたのです。そのことを私に気づかせてくれたのは、実は会員の皆さん自身です。

 朗読発表会などの朗読会に向けて、朗読サークルの会員たちが自主勉強会を行ないます。会員同士が互いの朗読について注意したり意見を述べたりするのですが、それがとても的確らしいのです。とても参考になり、お互いの朗読が格段に良くなるらしいのです。その注意や意見は、私が指導する内容がベースになっているというのです。



○朗読の指導について(2)

 事実、自主勉強会を行なった後の会員たちの朗読は、私が聴いてもかなりのものになっていた場合が多いのです。つまり、私は無意識の内に、朗読レッスンを通して、会員の皆さんに、朗読だけではなく、朗読の指導の仕方をも指導してきたのです。今後、それを意識的に行なえば、より的確な朗読指導のためのレッスンになる筈です。

 この場合、会員もそれを意識して朗読レッスンを受けることが望まれます。双方が意識すれば、きっと素晴らしい朗読指導者育成のための朗読レッスンになっていく筈です。別に、改めて「朗読指導者育成コース」などと銘打った朗読レッスンを設ける必要はないのです。朗読レッスンがそのまま朗読指導レッスンでもあるのですから。

 もちろん、会員の総てが朗読指導者になる必要はありません。ただ朗読が好きで、朗読の上達だけが目的の会員もいる筈だからです。他人を指導するには適不適もあります。私としては、朗読サークルの会員全員が、それぞれ自立した朗読者&朗読指導者に育って、ねずみ算式に「感動をつくる朗読」を広めていって欲しいところですが。



○朗読の指導について(3)

 もちろん、朗読の上達そのものが私の朗読レッスンの主目的です。そのためには、通常の朗読レッスンだけではなく、節目ごとの朗読発表会が必要不可欠です。晴の舞台を目指すことで、朗読レッスンにもより気合いが入ります。また、晴の舞台で実演することで朗読を仕上げることや、実際の聴き手の反応も経験することができます。

 会場のお客様に感動していただければ、朗読の達成感も味わえます。日頃の練習の努力が報われた喜びに浸ることも大切です。しかし、朗読が上達していくにつれて、節目ごと(1年ごと)の朗読発表会だけではやはり不足になっていきます。一般の聴き手を相手にした、真剣勝負のような朗読の場数を数多く踏まなければなりません。

 私が指導する朗読サークルには、そういう上達段階に達した会員が確実に増えています。そういう会員に真剣勝負の場を提供するために、今年から有料の「感動をつくる・小さな朗読館」を始め、そこにゲスト出演してもらうことを考えています。新たな10年間は、いよいよ一流の朗読家を育てることに挑戦する段階だと考えています。



○朗読の実技について

 当然、私自身の朗読の実技も、さらにレベルアップしていかなければなりません。そのためには、私自身も朗読の真剣勝負の場数を数多く踏まなければなりません。これまでは、私の継続的な朗読公演は、6月の「東百道の朗読館」と12月の「東百道・講演と朗読の会」の2つがありました。あとは単発的なものが時々あっただけです。

 しかし、一昨年を最後に6月の「東百道の朗読館」は終了することになりました。そこで、今年から、その「東百道の朗読館」の発展型という意味でも、前記の「感動をつくる・小さな朗読館」を有料で始めようと考えているわけです。つまり、上達した会員にゲスト出演してもらうだけではなく、私自身もレギュラー出演するわけです。

 開催は1月と7月の年2回。会場は、当面、八千代市東南公共センターのホール(5階)。有料で入場料は千円と考えています。出演は、毎回、ゲスト出演4人、レギュラー出演1人(東)を基本型として構想しています。いずれは、外部から特別ゲストを招くとか、音楽演奏家とのコラボレーションなども実現したいと思っています。

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