館長の朗読日記1327/朗読漫画『花もて語れ』の第92話
館長の朗読日記1327 (戦後69年01月28日 新規)
○朗読漫画『花もて語れ』の第92話(1)
昨日(1月27日)に、小学館から『週刊スピリッツ』2014年9号が届いた。本号には朗読漫画『花もて語れ』の第92話「瓶詰地獄②」が掲載されている。この「瓶詰地獄」は、全部で4通の手紙文で構成された作品である。今回では、前回から朗読し始めた1つめの手紙を読み終わり、2つめの手紙の朗読に取りかかっている。
そして、手紙文の朗読の仕方について、いろいろと解説している。これから、朗読ステップ5〜6の内容がかなりくわしく展開されていくはずである。もちろん、この「瓶詰地獄」の物語に関連づけて、かつての朗読仲間であった五十土園子と藤色きなりと折口柊二の関係も明らかにされていくはずである。私も大変に楽しみである。
私は、朗読の指導を始めた時点で、すでに『朗読の理論』(既刊)と『朗読の上達法』と『朗読レッスン教則本』を執筆&発行する構想は立てていた。ただ『花もて語れ』の朗読協力&朗読原案を担当することは、全く想像していなかった。これは素晴らしい朗読の啓蒙書になったと思う。否、朗読だけでなく、文学一般の啓蒙書にも。
○朗読漫画『花もて語れ』の第92話(2)
朗読漫画『花もて語れ』においては、例えば「視点の転換」のこと、または「地の文」における6つの視点のあり方のこと、あるいは6つの朗読ステップのことなどが、朗読における基本的で重要な内容として扱われている。これらは総て、三浦つとむや吉本隆行の理論をベースに、私が独自に研究して見い出した朗読の理論なのである。
したがって、従来の朗読関係者にはほとんど認識されていなかった内容であるし、従来の朗読教室ではほとんど教えられていなかった内容である。否、むしろ従来の常識的な朗読観を一変させるような、いわば革命的な内容なのである。私の朗読の理論に基づいた朗読漫画『花もて語れ』を朗読の啓蒙書というのは、そういう意味である。
この啓蒙書『花もて語れ』の好評に後押しされて、新たに「朗読のための文学作品論」シリーズの企画が生まれた。これも当初の私の構想には全くなかった。そして、さらに新たに若い世代にも読んでもらえるような朗読の入門書『朗読とはなにか』の企画も生まれてきた。これだけの朗読のラインナップがあれば、当面は十分だと思う。
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