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館長の朗読日記1335/20年に1度という大雪予報

館長の朗読日記1335  (戦後69年02月08日 新規)



○20年に1度という大雪予報(1)

 昨日(2月07日)の天気予報は、翌日つまり今日(2月08日)は20年に1度という大雪予報であった。今日は八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読レッスン日である。会員には中高年の女性が多い。交通条件や歩行条件も心配だし、家庭の主婦はこういう大雪のときには家の柱となる存在だから、レッスン延期が妥当である。

 昨日の夕方、サークルの代表の会員と電話で相談し、サークルの電話連絡網でレッスン延期を周知してもらった。今朝、電話で確認したところ、3人の役員(代表、副代表)で手分けして全会員に周知したということだった。また、会場予約をしていた八千代市八千代台公民館にも、使用中止の連絡をしてくれたということだった。

 こういう天候不順の場合、朗読発表会などの不特定多数を相手としたイベントと、朗読レッスンのように限られた会員を相手とした催しとでは、対応の仕方が異なる。不特定多数を相手としている場合には、延期を周知する方法がないから、よほどのことでないかぎりイベントを強行する。限られた会員を相手の場合は極力安全策をとる。



○20年に1度という大雪予報(2)

 延期した場合には、その朗読レッスンをいつやるかという問題が出てくる。八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読レッスン日は第2・4土曜日の午後である。第Ⅰ・3土曜日は千葉朗読サークル「風」のレッスン日である。しかし、幸いに「風」のレッスンは午前中であるから、午後は空いている。もちろん第5土曜日でもよい。

 ただし、全会員のスケジュールが空いている必要がある。全会員のスケジュールを調整しながらレッスンの代替日を決めることは、電話ではなかなかできない。そこで、次回のレッスン日(今月の第4土曜)に、改めて相談することにした。わずか十数人の朗読サークルでも、今回の20年に1度という大雪予報の影響は大きいのである。

 朗読会の中止というと、思い出されるのは2011年3月11日に発生した東日本大震災のことである。モロに影響を受けたのは3月14日に予定していた第1回「小さな朗読館・ちば」(主催/千葉朗読サークル「風」)であった。このときは会場そのものが使用中止となったので、朗読会も完全に中止した。周知の必要もなかった。



○20年に1度という大雪予報(3)

 実は、本当にモロに影響を受けたのは品川朗読サークル「あやの会」など4グループが共催していた「品川朗読交流会」であった。第5回「品川朗読交流会」が3月12日(東日本大震災の翌日)に予定されていたのである。私はこの「品川朗読交流会」に直接かかわっていないので経緯は分からないが、結局7月16日に順延となった。

 さらに忘れられないのは、3月25日に予定していた八千代朗読サークル「花ことば」の朗読発表会である。東日本大震災の2週間後であるから、その精神的・物質的な影響は濃厚かつ多大に残っていた。福島原発の大人災の影響の大きさも徐々に明らかになってきていた。東京電力の「計画停電」という名の無計画停電も続いていた。

 このブログのカテゴリー「過去のイベント記録」の中の「戦後66年(2011年)前期」のこの朗読発表会の欄を読み返したら、その様子が《館長のコメント》に生々しく記述してあった。たまたま今日は、東日本大震災と福島原発大人災から3年目の3月11日の約1ヵ月前である。忘れぬために、その《館長のコメント》を再掲する。



【八千代朗読サークル「花ことば」朗読発表会(2011年3月25日)の《館長のコメント》】

 開催当日は、東日本大震災の影響で停電や電車運行の不順あるいは放射能飛散の諸問題が継続中であったが、八千代市勝田台文化センターのホールは使えるということなので、決行することにした。

 観客数も少ないことが予想されたが、たとえ、観客数が出演者数より少なくてもよい、と腹をくくって臨んだのである。実際は、ほぼ予想通りの80人前後の観客が足を運んでくださった。

 こんな状況下に、わざわざ聴きに来てくださる方々には、本当に感謝、感謝、感謝である。私が朗読指導しているサークルの中には、会員に電話で聴きに行くようにと動員をかけたところもあった。

 今回は「清兵衛と瓢箪」を朗読するはずだった川西美千代さんが、身近な縁戚者が被災したために急きょ出演できなくなった。しかし、その他の出演者は、何とか出演することができた。

 出演者の朗読表現は、全員が自分の持てる力を出し切った熱演であった。特に、今回で朗読ステップ1〜6を修了する会員たちは、各人のこれまでの自分の最高の朗読表現をしたように思う。

 可笑しかったのは、最後の出演者が朗読を終えたときに緞帳を下げる予定であったのが、どういうわけか主電源が切れてしまい、緞帳が下がらなくなってしまったことである。

 最後の出演者は、緞帳が降り切るまで、観客に礼の姿勢を保っている手はずになっていたにもかかわらず、緞帳が下りてこないので自分の所作にとまどっていた。それも、一つのご愛嬌である。

 それよりも、私が内心で心配していたのは、上演の途中で大きな地震や、長い停電に襲われることであった。こういう場合には、そういうことも想定して、事前に対応の仕方を考えておく必要がある。

 会場のロビーで、いつもチラシやプログラムにイラストを描いてもらっている池田憲昭さんのポストカードを展示&販売した。観客数が少なかったにもかかわらず、売上が予想外に多かった。

 こういう状況下であるにもかかわらず、朗読会に足を運んでくださり、あまつさえ、沢山のポストカードを購入してくださった今回の観客の皆様は、私にとって至高の宝物のような存在である。



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