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館長の朗読日記1367/「習志野シティフィルハーモニック」演奏会

館長の朗読日記1367  (戦後69年03月17日 新規)




○「習志野シティフィルハーモニック」第五十七回定期演奏会(1)

 昨日(3月16日)は、習志野文化ホールで午後2時開演の「習志野シティフィルハーモニック」第五十七回定期演奏会を聴きに行った。八千代朗読サークル「花ことば」の会員のお嬢さんが出演するというので、チケットを2枚いただいた。家人を誘ったら、ぜひ聴きに行きたいということだったので、2人で聴きに行ったのである。

 私は寡聞にして「習志野シティフィルハーモニック」という楽団を知らなかったが、プログラムによると80人以上の団員を擁し、今年創立30周年を迎える大楽団である。毎年2回の定期演奏会を開いているという。今回の演奏曲目はドビッシー作曲「交響詩/海」とショスタコーヴィッチ作曲「交響曲第5番/革命」の2曲であった。

 ドビッシー作曲「交響詩/海」は、前から6列目の右手側の座席に座って聴いた。コンサートマスターの直ぐ右側で演奏するという、会員のお嬢さんの演奏を間近で聴くためである。休憩後のショスタコーヴィッチ作曲「交響曲第5番/革命」は、後方の真正面の座席で聴いた。交響楽団の全体的な演奏を耳と目で鑑賞するためである。



○「習志野シティフィルハーモニック」第五十七回定期演奏会(2)

 私は、クラシック音楽に関して全くの素人だから、自信をもった判断はできないが、とても良い演奏だったと感じた。ピアノを弾く家人も、とても素晴らしい演奏だったと太鼓判を押していた。ドビッシー作曲「交響詩/海」は、ドビッシー特有の多彩な楽音が響き合って、海の様々な情景が心の中に浮かび上がってくるようだった。

 ショスタコーヴィッチ作曲「交響曲第5番/革命」は、作曲者が意図した結果か、または、今回の指揮者が意図した結果か、音楽だけでなく演奏する楽団員の動作までが迫力のあるものに感じられた。耳だけでなく、目によっても、交響曲と交響楽団の醸し出す迫力ある雰囲気を堪能することができた。お蔭でとても楽しい日曜になった。

 こういう素晴らしい音楽演奏が、隣り街の音楽ホールで、しかも、無料で鑑賞できるということは、本当に幸せなことである。今回の演奏会は、もしチケットを正規に購入したとしても、千円という安さである。多分、団員の皆さんがほとんどの経費を負担しているのであろう。この点は、朗読会と同じような状況だろうと推察している。



○「習志野シティフィルハーモニック」第五十七回定期演奏会(3)

 朗読会に比べれば、音楽演奏会の方が、格段に経費がかかると思う。客席数が千何百席という広い会場の賃貸料も、照明代やエアコン代を含めれば、恐らく50万円〜100万円はかかっているのではないだろうか。楽譜代や指揮者への謝礼などもかなりの金額であろう。客席数が高々300人程度の朗読会とは諸事桁が違うのである。

 もっとも、出演者の数も、高々10数人の朗読会に比べて、おおよそ100人前後の交響楽団の音楽演奏会は桁が違う。出演者の人数が多い分、出演者1人当たりの経費負担は少なくて済むから、実際の負担額は意外に変わらないのかもしれない。なまじ、朗読などにかかわっていると、このようなことまで色々と考えてしまうのである。

 ともあれ、朗読会にしても、音楽演奏会にしても、出演者が何とか経費を自ら負担しつつ、それなりに立派な会場を使用して自分たちのやりたいことを演じられるという現状は、幸せと考えるべきであろう。先の大戦の結果かなり貧困化した日本の文化も、近年はかなり回復してきたように思われる。わが朗読会もその一翼を担っている。




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