館長の朗読日記1357/品川「あやの会」の朗読レッスン
館長の朗読日記1357 (戦後69年03月05日 新規)
○品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスン(1)
昨日(3月04日)の9時30分から、荏原第5地域集会所で、品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスンを行なった。今回は、第2期・朗読ステップ2の16回目、5月に開催する朗読発表会『あ・うん』のレッスンの4回目である。この『あ・うん』は2部構成であるから、今回は「第2部 蝶々」の2回目のレッスンである。
今回、各々の事情で2人の会員が朗読発表会に出演できないことが明確になった。ライブ演奏は、土壇場で出演者が欠ける事態を予想して、それなりの対策を用意しておく。私が指導&演出する読み継ぎ形式の朗読発表会の場合は、自分の前後を読み継ぐ会員1人分の朗読部分も、自分の分と同じように自習するという対策をとっている。
しかし、今回の場合は、まだ2回も通常のレッスンが残っているし、立ち稽古や舞台リハーサルも残っている。この段階で、土壇場用の対策を発動するのは適切でない。朗読分担を全面的に組替えるか、あるいは、出演できなくなった会員の分を他のレッスン歴の長い実力のある会員に割り当てるか。ここ数日で対策を決める必要がある。
○品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスン(2)
今回のレッスンにおける会員の皆さんの朗読を聴いて、それぞれにかなり仕上げて来ている、と感じた。また、かなりの会員が「語りかける語り口」を修得して来ている、とも感じた。そういう朗読を聴くと、私の演出者としての欲求にも、いつも以上の火がついてくる。さらなる高みを目指して、さらなる欲求が猛然と頭を擡げてくる。
その上、向田邦子原作『あ・うん』は、夏目漱石や芥川龍之介や太宰治や宮澤賢治などの諸作品とはかなりタイプが違うものの、いわばメルヘンチックに人間の心理の機微をついているという意味での一種の名作である。朗読の指導&演出者としての私の欲求を、いくらでもひき出すような内容を十分に内含している。面白いのである。
私が繰り出す指導&演出者としての欲求を、会員の皆さんがどれだけ理解し、実現してくれるかは分からない。しかし、それらが十全になされなくても、そういうレッスンの過程を通じて、全体的な朗読表現は高まって来ているし、それぞれの朗読水準が上達していることも確かである。あとは、バック音楽をどうするか、が課題である。
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