館長の朗読日記1410/品川「あやの会」の舞台リハーサル
館長の朗読日記1410 (戦後69年05月14日 新規)
○品川朗読サークル「あやの会」の舞台リハーサル(1)
昨日(5月13日)の9時30分から、五反田文化センター・音楽ホールで、品川朗読サークル「あやの会」の朗読発表会『あ・うん』向けの舞台リハーサルを行なった。朗読レッスンとしては第2期・朗読ステップ2の20回目、朗読発表会向けレッスンの8回目である。午前と午後の1日を通して、全体の通し稽古を2回繰り返した。
この五反田文化センターは、最初に照明装置や音響装置をセッティングしてくれるだけで、上演中は会場スタッフがついてくれない。そこで、出演者が役割分担を決めて、上演中の照明と音響を調整することになる。しかし、最後の舞台挨拶は出演者は全員舞台に出てしまう。そこで、私の家内がその間のスタッフ仕事を担うことにした。
そういうわけで、今回の舞台リハーサルは家内同伴であったが、家内は午後に用事があるので、午前中には会場から帰らなければならない。そこで、皆さんの了解を得て、最初に舞台挨拶のリハーサルをした。この会場は緞帳がない。緞帳の替わりを舞台照明のオン・オフで行なうのだから、舞台上の動きは迅速的確でなければならない。
○品川朗読サークル「あやの会」の舞台リハーサル(2)
舞台挨拶のリハーサルがなかなか上手くできないので、少しシツコイくらいに何度も繰り返した。その後、ようやく本来の朗読のリハーサルに入ったが、午前中には第1部を通しで1回やるのが精一杯であった。昼食後に第2部をやったのだが、残りの時間をどうするか皆で相談した結果、通しのリハーサルをもう一度やることにした。
前回の立ち稽古で、この台本の場合はバック音楽のつけ方がむずかしいと感じた。否、むずかしいというよりも、朗読だけで聴かせる方が良い内容だと感じた。もちろん、朗読がチャンとしていなければ話しにならない。前回の立ち稽古でバック音楽なしの朗読を試してみたところ、悪くはなかったが、何か今ひとつもの足りなかった。
今回は、最初の方と中間と最後の部分にバック音楽をつける他は、朗読だけでやってもらった。それでも、時間的には3分の1くらいをバック音楽でカバーしただろうか。使った音楽はシンプルに3曲に絞ってみた。いくらか身びいきで聴いたせいもあるだろうが、バック音楽のないところでもなかなか聴かせる朗読になっていたと思う。
○品川朗読サークル「あやの会」の舞台リハーサル(3)
このグループにはプロの声優が2人いる。一人は、もともと申し分のない朗読をしていたが、前回の立ち稽古では疲れていたせいか今一ついつもの迫力がなかった。しかし、今回のリハーサルではとても良い朗読をしていた。もう一人は、ナレーターの仕事が多いせいか下に低く出がちで、語調的に少し強すぎる語り口の朗読であった。
しかし、今回のリハーサルにおいては、何か吹っ切れたような感じで、高く上に出る、やわらかい感じの語り口になっていた。そのために、とても自然な語り口の朗読に変わっていた。さすがにプロは違うと感心すると共に、本来は素人である他の会員が、この二人のプロにある意味でヒケをとらない朗読をしていることにも感心した。
本番で、そういう品川朗読サークル「あやの会」が、向田邦子原作『あ・うん』という朗読表現的にかなりむずかしい作品を、果たしてどのように上演するか。これは、なかなか楽しみになってきた。リハーサルの後で、マイクの設置とか、出入りの際の扉の開閉とか、具体的な確認や改善について、かなり時間をかけて皆で話し合った。
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