館長の朗読日記1407/第3期・朗読ステップ1の最初のレッスン台本を作成した
館長の朗読日記1407 (戦後69年05月10日 新規)
○第3期・朗読ステップ1の最初のレッスン台本を作成した(1)
昨日(5月09日)は、第3期・朗読ステップ1の最初のレッスン台本を作成した。実はこの作業は早すぎる。私が指導している朗読サークルで、もっとも先を行っているのは八千代朗読サークル「新・みちの会」である。このサークルが第3期・朗読ステップ1のレッスンに入るのは、来年の10月から。まさに、鬼が笑う話しである。
では、なぜこの早すぎる時期に第3期・朗読ステップ1の最初のレッスン台本を作成したのか。それには訳がある。習志野朗読サークル「茜」が今年の7月に第1期の朗読ステップ1〜6を終了する。そして8月から第2期・朗読ステップ1を開始する。しかし、このサークルにはすでに第2期を数年経験した2人の会員が入会している。
今年3月に、八千代朗読サークル「花ことば」が第2期・朗読ステップ3を終了したのを機に解散した。その際に2人の会員が朗読レッスンの継続を求めて、習志野朗読サークル「茜」に転入したのである。この2人はすでに第2期の朗読ステップ1〜3のレッスン台本を経験している。同じ台本を3年間もダブらせるのは気の毒である。
○第3期・朗読ステップ1の最初のレッスン台本を作成した(2)
何か良い知恵はないものかと考えたのである。どれにも一長一短があり、なかなか良いアイデアが浮かばなかった。結局、習志野朗読サークル「茜」の第2期は、他の朗読サークルが第3期で使うレッスン台本をそっくりそのまま使用する方法が、もっとも簡便であると思いついた。従来の第2期のレッスン台本を全部抜かすのである。
もともと、レッスン台本は、朗読ステップ1〜6の内容にふさわしい文学作品ということで選んでいる。第1期とか第2期とかで選んでいるわけではない。第1期でも第2期でも、また、第3期でも、別に違う内容をレッスンするわけではない。違うのは、主に、レッスン生の朗読レベルの方である。後は、私の指導レベルの違いかな。
もちろん、第1期から第2期あるいは第3期と進むにつれて、朗読サークルを構成する会員は複雑化していく。初めから在籍している会員と、新規入会したばかりの会員とでは、朗読レベルが格段に違ってくる。もちろん、新規入会した会員でも、朗読経験が豊富な場合はそれなりの朗読レベルにはなっているから、さらに複雑になる。
○第3期・朗読ステップ1の最初のレッスン台本を作成した(3)
しかし、いかに朗読経験が豊富であっても、文学作品の解読方法、「視点の転換」を軸とする作品世界のイメージのつくり方、そのイメージを的確な音声言語で表現する「自然な語り口」などは、そう簡単には身につかない。また、それらを修得する点において、往々にして、それまでの朗読経験が、逆に、邪魔をしてしまうことが多い。
近年は、朗読経験が豊富どころか、プロの声優やナレーターがたまに入会してくる。そういう会員は、さすがに発声の基本がしっかりしているし、音声言語表現における感度も優れている。しかし、そういうプロに、入会したときには朗読の全くの初心者であった1期生が、堂々と渡り合っているばかりか、先輩として助言までしている。
しかも、自分の経験から、それらプロの音声言語表現のすばらしさやレベルの高さが良く分かるから、的確に高く評価してもいる。逆に、それらプロの会員たちも、もともとは初心者だった1期生の現在の朗読レベルが良く分かるから、どこか一目置いているような気配がみえる。今後も、お互いが認め合い、啓発し合っていって欲しい。
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