館長の朗読日記1426/八千代「新・みちの会」の朗読レッスンと「元会員」の訃報
館長の朗読日記1426 (戦後69年06月01日 新規)
○八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読レッスン(1)
昨日(5月31日)の13時30分から、八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読レッスンを行なった。今回は第2期・朗読ステップ5の第14回目。9月の朗読発表会に向けたレッスンの2回目。前回は「凧になったお母さん」をやったが、今回は「少年口伝隊一九四五」をやった。全体をやったが、朗読時間は約70分であった。
朗読発表会の時間配分は第1部「凧になったお母さん」が約30分、第2部「少年口伝隊一九四五」が約70分、休憩時間を約20分。全体で120分、ということになる。第2部「少年口伝隊一九四五」が約70分なので、1回のレッスンで全体をやることにした。今後のレッスンは第1部と第2部を交互に2回づつ行なっていく。
「少年口伝隊一九四五」の主人公は3人の少年である。この3人の人物像を、会員の皆さんに考えてもらって、次々回のレッスンのときに全体で調整することにした。また、この作品の地の文が、大まかに4つの文体に分かれていることを指摘し、それぞれの朗読表現の仕方の基本を説明した。怒りや切迫感の心情づくりが大切なことも。
○八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読レッスン(2)
今回の朗読発表会の舞台演出は、若い頃に演劇演出の経験のある会員に依頼した。実際には、その会員を中心に全員が意見を出し合いながら舞台を創り上げていくことになる。舞台上の大体の配置はすでに構想されてきたが、今回はバック音楽について改めて話し合った。基本的にはバック音楽をつけず、朗読だけにすることになった。
ただし、最後のエピローグの前に、長めのギター演奏を入れることが、原作(台本)に記されている。前回、ギター演奏をする知人をもっている会員が、その知人による生のギター演奏を挿入することを提案してくれた。今回はその件について再び皆で相談した。親しい知人といえども、一度声をかけて、その後に断るわけにはいかない。
いろいろと相談した結果、そのギター演奏者の録音CDを借り、次回のレッスンのときに全員でそれを聴いた上で、最終的に演奏を依頼するか否かを決定することになった。最大の問題は、そのギター演奏者の演奏がこの「少年口伝隊一九四五」の朗読に合うかどうかである。本人の録音CDを聴けば、その大まかな見当はつくと思う。
○「元会員」の訃報(1)
会員の一人からある「元会員」が一ヶ月ほど前に亡くなったという報告があった。亡くなった方は、旧八千代朗読サークル「ことのは」の立ち上げ以来の会員で、その後、八千代朗読サークル「新・みちの会」に合流し、さらに旧八千代朗読サークル「花ことば」に移転し、ほぼ10年にわたって朗読を継続してきた最古参の会員である。
訃報を知らせてくれた会員も旧八千代朗読サークル「ことのは」の立ち上げ以来の会員で、いっしょに八千代朗読サークル「新・みちの会」に合流してきた最古参である。亡くなった「元会員」は元会員とはいえ、体調が回復すればレッスンに復帰する意志を固くもっていたから、本人も私も心情的には「現会員」という気分が強かった。
亡くなった「元会員」は、下半身の障害で車椅子を使用している娘さんと同居していた。ご主人は何年か前に亡くなっている。こういう場合、朗読を通して知り合った私や朗読サークルの仲間たちは、どのようなことをすれば良いのか。そういうことを、レッスン後のロビーで、その「元会員」と面識のあった6〜7人がしばらく相談した。
○「元会員」の訃報(2)
私が朗読指導を始めてから10年余が経ったが、元&現会員の訃報に接したのはこれでたしか5人目である。最初は、旧三鷹朗読サークル「さつきの会」の代表であった故・本田悠美子さんであった。本田さんは、元民藝の女優であったし、女優を辞めてからも積極的に公的活動を続けていた方だから、実名を出しても差支えないと思う。
その後、旧八千代朗読サークル「こちの会」の会員、品川朗読サークル「あやの会」の会員、昨年も八千代朗読サークル「新・みちの会」の会員の訃報に接している。本当はお名前を明記して哀悼の意を表したいのだが、ご遺族の意向もあると思われるので、はっきりとしたご了解が得られるまでは、それを控えることにしている。
私が朗読指導を始めた当初はほとんど想定しなかった事態が、色々と起こってきた。その最たるものが、今回のような、親しかった元&現会員の訃報に接するという事態である。私たちの関係は、朗読サークルの講師とレッスン会員というよりも、共に「感動をつくる朗読」をめざす同志といった関係である。それだけに悲しみも深い。
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