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館長の朗読日記1443/千葉「風」の朗読レッスンと朗読漫画『花もて語れ』の最後のネームチェック

館長の朗読日記1443  (戦後68年6月22日 新規)



○千葉朗読サークル「風」の朗読レッスン(1)

 昨日(6月21日)の9時30分から、千葉朗読サークル「風」の第2期・朗読ステップ4の14回目のレッスンを行なった。今回から今秋10月に開催する第7回「小さな朗読館・ちば」に向けて、A班は共通レッスン台本「六の宮の姫君」、B班は自由課題(1人1作品)の朗読練習に入る。今回は、それぞれが1回目である。

 1人1人の朗読レッスンに入る前に、朗読をする場合に文学作品をどこまで読み込むべきか、についての私の考えを解説した。いずれ、朗読のセリフ表現における「声色」についても解説するつもりである。今回は、永年アクセントの問題に囚われていた会員がその呪縛を脱し、自然な語り口に近づいていた点が特筆事項であった。

 また、英文和訳の場合のいわゆる直訳的な日本文と、練達の意訳による滑らかな日本文の例を上げて、翻訳をする際の原文(英文)離れのむずかしさ、原文(英文)に引きずられないためには、ものすごいエネルギーを要することを解説した。朗読において文字言語の影響から脱し、自分の音声言語で再表現することの大変さも。



○千葉朗読サークル「風」の朗読レッスン(2)

 朗読において文字言語の影響から脱し、自分の音声言語で再表現するためには、すなわち「読む語り口」から自分の言葉で「語りかける語り口」に脱皮するためには、眼で追っている文字言語の跡を追うのではなく、先行的にイメージを想像&創造しつつそのイメージを追いながら、そのイメージを自分の音声言語で表現すること。

 そのことの大切さを力説した。永年にわたって、私の朗読レッスンを受けてきた会員の皆さんは、この私の解説の意味がよく分ったようで、なかには、その解説の直後に朗読表現が一段とレベルアップした会員もいた。従来も、それに関して同じような解説やコメントをレッスンしてきたのだが、なかなかピンと来ない場合がある。

 同じような内容の言葉を聴いても、ある人には心にピンと響く場合もあるし、他の人には別の言葉や言い方を聴いて初めてその人の心にピンと響く場合もある。目的は、その人の心にピンと響いて朗読表現が良くなるところにあるから、いろいろな言葉や言い方を工夫しながら、今後も、ステップ毎の朗読レッスンを続けていく。



○朗読漫画『花もて語れ』の最後のネームチェック(1)

 昨日(6月21日)の15時00分に、八千代市東南公民館3階ロビーで小学館の高島雅さんと待ち合わせ、朗読漫画『花もて語れ』の最後のネームチェックを行なった。今回は、最終話(第111話)のネームチェックである。もちろん、その内容についてここに記すわけにはいかない。連載時まで楽しみに待っていただきたい。

 最後のネームチェックが終わった後の懇談は、自ずから、当初の出会いから連載開始に到るまでの思い出話しが中心になった。小学館の高島雅さんから電話がかかってきたのは2009年の秋頃だった。朗読をテーマにした漫画の企画が社内決定されたのは2009年の春頃だったらしい。それから朗読関係の取材を始めたという。

 いろいろな朗読家や朗読団体や朗読会や朗読教室を取材したり、朗読関係の本や資料を調べたが、これで朗読漫画が描ける、という確信を持つことが出来なかったという。そこで悩んだり資料を探していたときに、拙著『朗読の理論』を見つけ、読んでみて「これだッ! これで朗読漫画が描ける!」という確信をもったという。



○朗読漫画『花もて語れ』の最後のネームチェック(2)

 高島雅さんからの電話を受けてから、間もなく片山ユキヲさんと高島雅さんと私が顔合わせをし、朗読漫画『花もて語れ』の第0話が掲載された『月刊スピリッツ』(2010年3月号)が発売されたのが、2010年1月のことである。初めての顔合わせから計算すると、ほぼ5年間が経過している。決して短い年月ではない。

 ひるがえって考えてみると、私が『朗読の理論』を上梓したのが2008年3月のことである。したがって、その出版が1年以上遅れていたら、朗読漫画『花もて語れ』は今のものとは全く別の内容になっていたはずである。これも何かのご縁ということであろう。巡り合わせというものは、ある意味、実に不可思議なものである。

 連載が一段落したら、関係者で会食でもしようということになった。これはとても楽しみである。私はそうでもないが、他の関係者はそれぞれかなりのご多用である。うまくスケジュール調整ができて、会食かたがた、これまでの5年間にわたる色々な思い出話しに花を咲かせることができれば心嬉しい。実現を楽しみにしている。






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