過去のイベント記録/戦後69年(2014年)前期
過去のイベント記録/戦後69年(2014年)前期
(戦後69年01月30日 新規)
(戦後69年03月10日 更新)
(戦後69年03月25日 更新)
(戦後69年04月08日 更新)
(戦後69年04月28日 更新)
(戦後69年05月31日 更新)
(戦後69年06月16日 更新)
(戦後69年07月24日 更新)
【過去のカレンダー】
6月30日(月)朗読漫画『花もて語れ』第12集発売 NEW!
/片山ユキヲ作/東百道(朗読協力&朗読原案)/小学館
6月08日(日)第6回「小さな朗読館・ちば」
/千葉朗読サークル「風」主催
6月04日(水) Beat Sweet(ビートスイート)ティータイム朗読会
/「ルルヴェ」主催
5月29日(木)「東百道・講演と朗読の会」DVD&BD(ブルーレイ盤)発売
〜芥川龍之介の文学とその軌跡(後期)〜
/〔著作&出演者〕東百道 〔発行〕木鶏社
5月25日(日)「響」朗読ライブ Vol 3
/朗読の会「響」主催
5月22日(木)ふなばし東老朗読会(第17回)
/船橋市東老人福祉センター主催
5月20日(火)朗読発表会『あ・うん』
/品川朗読サークル「あやの会」主催
4月23日(水)朗読発表会『白旗の少女』
/船橋朗読サークル「はなみずき」主催
3月29日(土)朗読発表会『あの日夕焼け』
/八千代朗読サークル「花ことば」主催
3月22日(土)第11回「品川朗読交流会」
/品川「あやの会」他2グループ共催
3月13日(木)ふなばし東老朗読会(第16回)
/船橋市東老人福祉センター主催
3月01日(土)「小さな朗読館 in ソルシエール」(第2回)
/カフェ&ギャルリ「ソルシエール」主催
2月28日(金)朗読漫画『花もて語れ』第11集発売
/片山ユキヲ作/東百道(朗読協力&朗読原案)/小学館
2月25日(火)朗読発表会『グスコーブドリの伝記』
/千葉朗読サークル「わかば」主催
1月23日(木)ふなばし東老朗読会(第15回)
/船橋市東老人福祉センター主催
1月22日(水)「八千代市民文化福祉基金(通称/ジロー基金)」贈呈式
/「八千代市民文化福祉基金(通称/ジロー基金)」主催
1月20日(月)「東百道の朗読館」納めの会
/「東百道の朗読館」実行委員会主催
【くわしい内容】
朗読漫画『花もて語れ』単行本(第12集)発売 NEW!
〔発行日〕戦後69年(2014年)6月30日(月)
〔出版社〕小学館
〔目 次〕
第92話 瓶詰地獄(2)
第93話 瓶詰地獄(3)
第94話 瓶詰地獄(4)
第95話 瓶詰地獄(5)
第96話 瓶詰地獄(6)
第97話 瓶詰地獄(7)
第98話 瓶詰地獄(8)
第99話 瓶詰地獄(9)
第100話 瓶詰地獄(10)
第101話 瓶詰地獄(11)
〔作 者〕 片山ユキヲ
〔朗読協力・朗読原案〕東百道(日本朗読館)
〔カバー・デザイン〕黒木香+ベイブリッジ・スタジオ
〔単行本編集責任〕高島雅
〔定 価〕 637円(税込み)
《館長のコメント》
この第12集に取り上げられた朗読作品は、夢野久作原作「瓶詰地獄」である。この「瓶詰地獄」を、主人公・佐倉ハナの朗読の先生・藤色きなりの親友・五十土園子が朗読する。朗読コンクールの舞台を活用し、佐倉ハナと藤色きなりに向けたメッセージを発する。朗読の理論的な面では、朗読ステップ5〜6を説明している。
この朗読ステップ5〜6を分かりやすく説明するために、片山ユキヲさん(漫画家)と高島雅さん(担当編集者)は、先の第11集の坂口安吾原作「風博士」と今回の第12集の夢野久作原作「瓶詰地獄」というかなり異色ま文学作品を、朗読コンクール1日目の「課題作品審査」の課題作品として、わざわざ選考した側面がある。
これらの異色な文学作品の朗読が朗読漫画『花もて語れ』の読者にどう受け取られるか、私はいささか心配であった。しかし、インターネットに書き込まれた反応を見る限り、かなり前向きに受け入れられたようである。それどころか、一部には熱狂的に歓迎された気配さえ伺える。この2作品は意外に知られていたようである。
朗読漫画『花もて語れ』の読者には、文学的なレベルあるいは素養が高いのか、または、かなり変わり者が多いのか。今時の若者の実情に疎い私には、そこのところは分からない。朗読の理論的な面では、朗読ステップ6を分かりやすく説明するために、4つの手紙文から構成されている「瓶詰地獄」を採用したのは達見であった。
また、この第12集では、ステップ6における自分の朗読の聴き方には2通りあることも、キチンと記されている。1つは「朗読に精通した玄人的な聴き方」。2つは「朗読に詳しくない一般的なお客さんの聴き方」。そして、2つ目の聴き方が「完全にできる朗読者はそうはいない」ということにまでステップ6を展開している。
実は、昨年から今年にかけてこの事実を改めて再確認した。ご当人自身の朗読の聴き方が十分できないばかりか、他人の朗読の聴き方もロクにできないために、他人の朗読について的外れな感想(悪口)や論難を公言する朗読者に遭遇したのである。ステップ6が困難である実例を提供してくれたと思えば、必ずしも悪くはないか。
第6回「小さな朗読館・ちば」
〔日時〕戦後69年(2014年)6月08日(日)
開場13時00分 開演13時30分
〔会場〕千葉市生涯学習センター・メディアエッグ(地下)
〔プログラム〕
1「龍」芥川龍之介原作
小田志津子、杉山佐智子、内嶋きみ江、内田升子、吉永裕恵子
2「花咲き山」斎藤隆介原作 花崎ななみ
3「春の雲」斎藤隆介原作 松尾佐智世
<休 憩>
4「緑色のギンガムクロス」江國香織原作 藤田多恵子
5「紅梅」川端康成原作 村井とし子
6「魔術」芥川龍之介原作 助川由利
7「台所の音」幸田文原作 吉田光子
〔企画・朗読指導・演出〕 東 百道
〔主催〕千葉朗読サークル「風」
〔参加〕入場無料(予約整理券が必要/全席自由)
《館長のコメント》
本番では、出演者はかなり良い朗読をしていた。おそらく、全員が、今までで最も良い朗読をしていたのではないだろうか。私は、最後列の中央の座席で聴いていたが、会場の観客も出演者の朗読に聴き入ってくれていたようだった。もちろん、朗読自体はまだダメ出しすべき点が多々あった。しかし、それはまた別の問題である。
今回は3人の新規会員が初めて朗読を披露したが、3人ともかなりよく出来たし、観客からの評判も良かった。朗読だけでなく、いろいろな意味でレベルの高い新規会員である。もちろん、ベテラン会員の朗読も良かった。今回初めて辛口の知人友人から褒められた、と喜んでいたベテラン会員もいた。まあまあの出来であった。
会場は客席数が80席と少ないので、今回も整理券を発行した。整理券は90枚くらい出たようだが、実際の観客数は80人弱であった。客席はほとんど埋っていた。整理券を受け取った人の1割ちょっとが欠席した勘定になる。今回の欠席率は、かなり少ない方ではなかったかと思う。客席は和やかで楽し気な雰囲気であった。
16時少し前に終演した。観客を送り出し、出演者と私は会場に再集合した。会場の要撤去時間18時まで約2時間の時間があった。打上げ会の会場に出かける時間まで、その場で講評会をやった。1人づつの朗読について、当人を含めた全会員の感想&意見を述べてもらい、最後に私が簡単にまとめる、というやり方でやった。
こういう場合、このサークルの会員はドンドン発言する。ベテラン会員だけでなく、3人の新規会員も堂々と各自の感想&意見を開陳していた。ベテラン会員が醸し出すザックバランな雰囲気に触発されたせいもあるだろうが、その感想&意見もなかなかしっかりしていた。その内容に、ベテラン会員たちは改めて感心していた。
どのサークルも同じだが、途中から入会してくる新規会員は、かなりしっかりしている人が多い。すでに出来ている朗読サークルに1人で飛び込んでくるのだから、朗読に対して強い意欲をもっているか、自分に対して何かしらの自信をもっていければ、なかなか思い切れないのかも知れない。とまれ頼もしい新規会員たちである。
Beat Sweet(ビートスイート)ティータイム朗読会
〔日時〕戦後69年(2014年)6月04日(水)
13時00分 開場 13時30分 開演
〔会場〕喫茶 ビートスイート(八千代市勝田台南1−2−18 小林ビル2階)
〔交通案内〕
・京成本線勝田台駅 南口徒歩約8分
・京成本線勝田台駅 京成バスまたは東洋バスにて「こてはし団地」行、「千葉スポーツセンター」行、「米本団地」行に乗車し、「八勝園前」下車
〔プログラム〕
1 転 生(志賀直哉原作) 糸久初江
2 梅薫る(藤沢周平原作) 本間かおる
3 さあ、行こう(山口 花原作) 内田洋子
4 魔 術(芥川龍之介原作) 助川由利
〔主催〕「ルルヴェ」
(八千代朗読サークル「花ことば」の元会員、他朗読サークルの現会員の有志が結成)
〔会費〕1000円(ケーキ&コーヒー・紅茶付)
《館長のコメント》
会場の喫茶店はギッシリと満席となった。観客は約30人であった。出演者は4人だったが、それぞれなかなか良い朗読をしていた。緊張しながら、満席の観客といっしょに朗読というものを心から楽しんでいた。観客の反応も良かったし、終演後には出演者に好意的な感想を語ってくれたらしい。私も終演後の講評会に参加した。
出演者の4人は達成感に浸っていたが、私はできるだけ正直に自分の感想や意見を語った。どうも指導者面になってしまったが、4人とも私が朗読指導した方々だから仕方がない。芸術としての朗読は、朗読者の努力や才能などさまざまな要因によって上達していくものだが、一定水準に達した朗読は、聴き手の心に入って来る。
DVD&BD「東百道・講演と朗読の会」ライブ盤発売
芥川龍之介の文学とその軌跡(後期)
〜〜中期における文学的な復路の展開とその限界〜〜
〔発行日〕戦後69年(西暦2014年)5月29日
〔著作&出演者〕東 百道(ひがし・ももじ)
〔撮影&制作者〕 kami企画
〔発行〕木鶏社
〔発売〕星雲社
〔定価〕3500円+税
〔製盤〕DVDあるいはBD(ブルーレイ盤)の2枚組
〔付録〕プログラム&講演資料(ライブ当日配布したものの縮小版)
〔ライブ収録内容〕
【第1部】 講 演
1 芥川龍之介における三つの作品世界
2 芥川龍之介における四つの時代区分
3 芥川龍之介における後期文学作品の全体像
4 後期における江戸的世界の最終段階
5 後期における古典的世界の最終段階
6 後期における個人的世界の本格転化しとその最終段階
7 後期に置ける最終到達点(「河童」の作品世界)
8 芥川龍之介における文学的な意義と限界(まとめ)
【第2部】 朗 読
1『點鬼簿』
2『玄鶴山房』
「響」朗読ライブ Vol 3
風薫る 5月の日曜日 朗読会 〜心にひびく朗読をお届けします〜
〔日時〕戦後69年(2014年)5月25日(日)
第一部 10時30分 開場 11時00分 開演
第二部 14時30分 開場 15時00分 開演
(第一部と第二部は共に同じプログラムです)
〔会場〕シャンテ八千代(京成本線八千代台駅 西口徒歩5分)
〔プログラム〕
1 花言葉(連城三紀彦原作) 辻口恭子
2 夜消える(藤沢周平原作) 依田紀美子
3 夜 福(林芙美子原作) 猪俣智子
<休 憩>
♪♪♪ヴァイオリン演奏 辻口恭子♪♪♪
4 空の嘘(谷川俊太郎原作) 恵比寿暦
5 遊女夕霧(川口松太郎原作) 守田公子
6 報 復(藤沢周平原作) 須藤美智子
7 器量のぞみ(宮部みゆき原作) 舘はとみ
〔主催〕朗読グループ「響」
(元八千代朗読サークル「こちの会」会員有志が結成)
〔会費〕 500円(茶・菓子付)/要予約
〔連絡先〕047−459−3975(舘)
047−482−8128(猪俣)
《館長のコメント》
今回は1日2回公演であった。私は午後に予定があったので1回目を選んだ。1回目の公演時間は休憩とヴァイオリン演奏を含めて2時間45分であった。公演時間は長かったが、出演者は1人1人が熱演していて聴き応えがあった。昨年の同時期に開催したVol.1よりは確かに上達していた。1年間の精進の成果を聴くことができた。
会場のシャンテ八千代は35人も入れば満席になるような狭い会場である。午前の部は文字通り満席であった。主催者の話しでは予約者数は全部で70人ということだったから、午後の部も満席だったと思う。出演者はマイク無しで朗読していた。防音の効いた客席数35席の狭い会場では、無理な声出しをしなくても十分に声が通る。
こういう会場で朗読する分には、マイク無しの朗読を自慢するまでもなく、誰でもマイク無しで朗読できる。逆にこの朗読会で、マイク使用の有無が聴き手の感動を左右しないこともよく分った。語りかける語り口がある水準に達し、心をこめた朗読をすれば、マイク使用の有無にかかわらず観客の心を十分に惹きつけることができる。
ふなばし東老朗読会(第17回)
〔日時〕戦後69年(2014年)5月22日(木)
開場13時00分 開演13時30分
〔会場〕船橋市東老人福祉センター・図書室
〔プログラム〕
「おかめひょっとこ」斎藤隆介原作 谷千和子
「おきなぐさ」宮澤賢治原作 昌谷久子
「小さい針の音」小川未明原作 小林正子
〔主催〕船橋市東老人福祉センター
〔参加〕入場無料(定員20名)
《館長のコメント》
観客は、一般の来場者が20人弱、船橋朗読サークル「はなみずき」の会員が10人。全部で約30人であったという。この催しは毎奇数月の第4木曜日に開催される。まことに残念ながら、私は千葉朗読サークル「わかば」の朗読レッスンと重なって出席できない。そこで担当役員が朗読会の模様を報告してくれることになっている。
昨年までは、一般の来場者は約10人であった。ところが、今年1月の第15回から、その来場者数が約20人となり、一挙に倍増した。毎回のように聴きにくる常連客も何人かいるらしい。今回は船橋朗読サークル「はなみずき」の会員も多数来場したので、狭い図書室は文字通り満杯になったのではないだろうか。良い傾向である。
今年になって一般の来場者数が倍増した要因は、よく分からない。しかし、その後に開催した2回の朗読会も倍増した来場者数が減らずに維持されている点に注目したい。過去3年の実績によって徐々にその存在が知られるようになり、その影響が今年の初めから一挙に来場者の倍増になって現出した、という推測が可能だからである。
朗読発表会『あ・うん』
〜第2期・朗読ステップ2修了記念〜
〔日時〕戦後69年(2014年)5月20日(火)
開場13時00分 開演13時30分
〔会場〕品川区五反田文化センター・音楽ホール
〔演目〕向田邦子原作『あ・うん』
〔プログラム〕
【第1部】 狛 犬
<休 憩>
【第2部】 蝶 々
〔出演〕
福永尚彦、木下徳子、坂本優美、山本淑子、白澤節子、佐々木澄江、藤本敦子、馬場圭介、岡林和子、小松里歌、根本泰子、片桐瑞枝、山本扶美子、赤塚弘子、田中早苗、志村葉子(朗読順/品川朗読サークル「あやの会」の会員)
〔企画・朗読指導・演出〕 東 百道
〔主催〕品川朗読サークル「あやの会」
〔参加〕入場無料(全席自由)
《館長のコメント》
午前中は舞台やロビーの設営準備、記念撮影、全体の手順を確認する簡単な通し稽古、そして、最後の舞台挨拶のリハーサルを行なった。このグループには強烈な雨運をもった会員がいるらしく、過去の朗読発表会はほとんど天候不順で、激しい春嵐に遭遇したことさえあった。しかし、今回は5月の爽やかさのある良いお天気であった。
観客数は受付記帳数が120人〜130人ということであった。記帳しなかった来場者もいたと思われるので、実際はもっと多かったと思う。会場の五反田文化センター・音楽ホールは客席数が250席であるから、雰囲気的にはまあまあの入りであった。来場者は朗読サークルの元・現会員やサークル員の知人友人その他の方々である。
本番の舞台の朗読は、これまでやってきた「あ・うん」のどのレッスンよりも良い出来栄であった。しかし、この向田邦子原作『あ・うん』は朗読表現が、大変むずかしい作品である。向田邦子の晩年のこの傑作は「地の文」と「セリフ」の表現に凄いほどの冴えがある。それを朗読者が自分の音声言語で再表現するのは至難の技である。
品川「あやの会」の会員は、そのむずかしい「地の文」と「セリフ」の表現に良く食らいついていたと思う。通常の朗読発表会では、朗読表現をバック音楽で支援する。しかし、今回の作品と朗読は下手にバック音楽を入れると、かえって表現を邪魔してしまう。そこで、バック音楽を極力ひかえ、朗読そのものを聴かせるようにした。
バック音楽抜きの朗読だけで、観客を長時間(約2時間)引きつけ続けることができるかかなり不安もあった。しかし、客席は最後まで舞台に集中してくれていたようである。映画の一般的な上映時間は2時間である。それと同じ時間を、朗読だけで観客を引っぱっていくことができたとするならば、それは誇っても良いことであろう。
朗読発表会『白旗の少女』
〔日時〕戦後69年(2014年)4月23日(水)
開場13時00分 開演13時30分
〔会場〕船橋市市民文化創造館(きららホール)
〔演目〕比嘉富子原作『白旗の少女』
〔プログラム〕
【第1部】 避難民の群れのなかへ
<休 憩>
【第2部】 おじいさん、おばあさんとの運命的な出会い
〔出演〕
鳥海治代、井上みつ江、御代川裕子、平松歩、谷千和子、村木ひろみ、小林いさを、遠田利恵子、中山慶子、飯野由貴子、亀田和子、昌谷久子、畑野欸子、久保田和子、内田洋子(朗読順/船橋朗読サークル「はなみずき」の会員)
〔企画・朗読指導・演出〕 東 百道
〔主催〕船橋朗読サークル「はなみずき」
〔参加〕入場無料
《館長のコメント》
観客数は約140人(受付記帳者数120人)であった。会場の船橋市市民文化創造館(きららホール)は約160席あるので、ほぼ満席状態で、会場全体に盛況感が漂っていた。こういう会場の雰囲気は、出演者に多大な力を与えてくれる。特に、船橋市の市報や地域新聞の情報欄を見て、聴きに来て下さった未知の方々が3割もいた。
船橋市は人口が約62万人という大都市である。同じ市報や地域新聞に記事が載っても、私が居住している八千代市のように人口が約19万人に比べると、反響の大きさがまるで違う。代表のところに事前に電話で問い合わせてきた人数も多いし、事後に入会を希望してきた人数も少なくない。こういうことも出演者に力を与えてくれる。
朗読の出来栄は、立ち稽古やリハーサルに比べれば2〜3割は良くなっていた。この点は、どの朗読サークルも同じである。しかし、今回の「白旗の少女」のように、先の大戦の悲劇を直接体験した人間が書いたものは、本番の舞台で朗読する朗読者の気持の入り方が違う。聴き手の気持の入り方も、一般の文学作品と全く違うのである。
それだけに、普段のレッスンや立ち稽古やリハーサルに比べて、朗読表現も格段に良くなる。新しい会員の感想のなかに、本番では、まるで別の作品かと思うほど違っていたというのがあった。バック音楽の音入れをしていた私の耳にも、まあまあの出来栄に聴こえた。会場のあちこちですすり泣く声が、舞台でも聴こえたそうである。
自分たちの朗読を聴いていただいた方々が泣いていたのを喜ぶというのは、いささか不謹慎な気がしないでもない。しかし、朗読する者にとっては、自分たちの朗読を聴いて、泣くほど感動していただいたということは、正直いって、これ以上の喜びはないのである。そういう会場の雰囲気に、舞台で朗読する方も大いに感激したという。
朗読発表会『あの日夕焼け』
〜第2期・朗読ステップ3修了記念〜
〔日時〕戦後69年(2014年)3月29日(土)
開場13時00分 開演13時30分
〔会場〕八千代市勝田台文化センター・ホール(3階)
〔演目〕鈴木政子原作『あの日夕焼け』
〔プログラム〕
【第1部】 小さな学校
終戦の日
一円札
<休 憩>
【第2部】 錦州へ
冷たい病室
さよなら満州
〔出演〕
松本恵、磯部晴玄、石田和美、守田公子、百咲文恵、安部奈々子(朗読順/八千代朗読サークル「花ことば」の会員)
〔台本・朗読指導・演出〕 東 百道
〔主催〕八千代朗読サークル「花ことば」
〔参加〕入場無料(全席自由)
《館長のコメント》
客席数が258席のところ、観客数は70〜80人であった。目安の100人には届かなかったが、それなりの雰囲気は会場に醸し出されていた。今回の出演者は6人であった。6人で朗読時間140分の大作を読み継いだわけである。出演者1人当たりの朗読時間は20数分。朗読は熱演であったが、最後はかなり疲れたという。
上演時間140分といえば映画でも大作である。実は、一昨日(3月28日)、映画を観に行った。上演時間が2時間30分のSFX大作だったが、最後はかなり疲れてしまった。今回の『あの日夕焼け』はそれに近い時間を、朗読だけで聴かせる。観客が途中で疲れて、舞台に集中できなくなってしまうのではないかと心配していた。
私は、会場の後部座席の隅で、バック音楽の音入れをしていたが、観客は最後まで舞台に集中してくれていたようだ。原作『あの日夕焼け』の内容が非常に深刻だったということもあるが、6人の出演者が熱演していたことも確かだった。ともあれ140分(2時間20分)の間、観客を舞台に集中させたことは誇っても良いと思う。
終演後のロビーでいつもどおり観客を見送ったが、その何人かは明らかに眼を赤くしていた。出演者の話しでは、朗読していると客席からすすり泣くような声が聴こえたので、出演者の方が感激してしまった、ということであった。これは6割は原作の力であろうが、3割くらいは朗読の力。残りの1割はバック音楽の力であろうか。
終演後、朗読発表会の打上会を行なった。これは、八千代朗読サークル「花ことば」の解散会を兼ねて行なわれた。最後に残った6人の会員のうち、2人は体調が不良なので、しばらく精密検査や治療に専念するという。1人は自宅が西東京市にあって、通うのが大変なので、できれば品川朗読サークル「あやの会」に移籍したいという。
結局、従来通りにレッスンを継続したい会員は3人ということになる。新たに会員を募集するにしても、サークルの核となる現会員が3人では、現在のサークルをそのまま存続させる意味があまりない。むしろ、継続したい3人の会員が、別の既存の朗読サークルに移籍する途を選ぶべきだ、というのが全員のほぼ一致した意見であった。
この3人の事情を勘案し、移籍先を決定した。1人は八千代朗読サークル「新・みちの会」に移籍する。1人は居住地の習志野朗読サークル「茜」に移籍する。1人は、昼間は仕事があるため、現在、唯一、夜間にレッスンしている習志野朗読サークル「茜」移籍する。かくて、八千代朗読サークル「花ことば」は解散することになった。
第11回「品川朗読交流会」
〔日時〕戦後69年(2014年)3月22日(土)
開場13時00分 開演13時30分
〔会場〕東京都品川区荏原第5地域センター・第一集会室
〔プログラム〕
1.朗読の会「宙」
「注文の多い料理店」宮澤賢治原作
2.品川朗読サークル「あやの会」
「詩集 風のなかをひとり」藤本敦子原作より 藤本敦子
「うさぎのミミちゃん」 佐々木澄江、木下徳子
3.客演(読み語りの会「あかさかな」)
「赤い靴」合田道人原作 田中静枝
4.朗読サークル“こだま”
「まほうのこなぐすり」(紙芝居)
「さいごのまほう」中島和子原作
「なわばり」三浦哲郎原作
〔主催〕朗読の会「宙」
品川朗読サークル「あやの会」
朗読サークル“こだま”
〔参加〕入場無料(全席自由)
《館長のコメント》
今回は約30人の参加者であったという。もともと、この「品川朗読交流会」は参加グループの相互交流と相互啓発が主目的であるから、それほど積極的に観客を集めていない。そのかわり、参加者の皆さんはお互いの良いところを学び合おうという謙虚な姿勢を保っているばかりでなく、実に良い雰囲気が暖かに醸し出されている。
この「品川朗読交流会」は、参加している3つの朗読グループが主体的に企画・運営・出演している。私は指導者面して出しゃばらないように特に気をつけている。まあ、朗読レッスン日と重なることが多いので、参加する機会も少ないのであるが。今回も参加できなかったので「あやの会」の渉外担当の会員が様子を知らせてくれた。
今回は、正規の参加グループではないが、読み語りの会「あかさかな」から田中静枝さんが客演者として出演したという。田中静枝さんの朗読はとても評判が良かったそうだ。読み語りの会「あかさかな」は、品川区で朗読活動をしているグループらしい。これを機会に、正規に「品川朗読交流会」に参加したら良いのにと思っている。
品川朗読サークル「あやの会」から出演した藤本敦子さんは詩人である。今回、自作の詩集「風のなかをひとり」の詩をいくつか心をこめて朗読したという。とても評判が良かったらしい。「うさぎのミミちゃん」を朗読した佐々木澄江さんと木下徳子さんの朗読も、とても良かったらしい。参加者の皆さんは、頑張ったようである。
世田谷区で活動している「朗読:くれまちす」から、伊藤葉子さんが観客として参加してくれたらしい。「朗読:くれまちす」は、この「品川朗読交流会」に触発されて、世田谷区の他の朗読グループに「朗読交流会」を呼びかけ、今年の6月頃にその第1回を開催するらしい。このように「朗読交流会」の輪が広がっていくと嬉しい。
ふなばし東老朗読会(第16回)
〔日時〕戦後69年(2014年)3月13日(木)
開場13時00分 開演13時30分
〔会場〕船橋市東老人福祉センター・和室
〔プログラム〕
「羅生門」芥川龍之介原作 朗読/平松歩、御代川裕子、鳥海治代、飯野由貴子、小林いさを、遠田利恵子、亀田和子、久保田和子(朗読順/船橋朗読サークル「はなみずき」の会員)
「桜桃」太宰治原作 朗読/井上みつ江、村木ひろみ、中山慶子、谷千和子、昌谷久子、畑野欸子、内田洋子(朗読順/船橋朗読サークル「はなみずき」の会員)
〔主催〕船橋市東老人福祉センター
〔参加〕入場無料(定員20名)
《館長のコメント》
観客は一般の来場者が20人。その5〜6人が初来場だったようである。当日は悪天候であったようだが、それにしては20人も聴きに来ていただけたことは良かった。今回は今年度の最後を締める「ふなばし東老朗読会」ということで、船橋朗読サークル「はなみずき」の全会員(15人)が総出演したから、参加者は40人に近かい。
この「ふなばし東老朗読会」は、来年度も継続することになった。年に6回も朗読表現の真剣勝負の場が与えられることは、望外の幸せである。出演者は船橋朗読サークル「はなみずき」の会員が中心だが、他の朗読サークルの会員も何人かはゲスト出演している。今後、こういう朗読公演の場が、ますます増えていくことを願っている。
「小さな朗読館 in ソルシエール」(第2回)
〔日時〕戦後69年(2014年)3月01日(土)
開場14時00分 開演14時30分
〔会場〕カフェ&ギャルリ「ソルシエール」
【住所】船橋市三山7−12−8
【電話】047−476−0627
〔プログラム〕
「身投げ救助業」菊池寛原作 内田升子(ゲスト出演)
「じいさんばあさん」森鴎外原作 江本なつみ(ゲスト出演)
「貧の意地」太宰治原作 東 百道
〔会費〕1500円(コーヒー・お菓子つき)
〔主催〕カフェ&ギャルリ「ソルシエール」
《館長のコメント》
第2回「小さな朗読館 in ソルシエール」の観客数は30人であった。当初の座席定員は25席だったが、急きょ座席を増やしたようである。店内は盛況感に満ちていた。ゲスト出演者の内田升子さんが朗読した菊池寛原作「身投げ救助業」と、江本なつみさんが朗読した森鴎外原作「じいさんばあさん」は、共に素晴らしかった。
レギュラー出演者の私が朗読した太宰治原作「貧の意地」も、会場の笑いを取ることが出来た。後日の電話における、店主の安藤しげ子さんの話しでは、客席の横手のカウンターの中で見ていたら、客席には可笑しそうな笑顔が溢れていたそうである。実は、当日、私は少し体調が不良だったが、それにしてはまあ良く出来ようである。
今回は、遠く神奈川県から聴きに来てくれた観客が2人もいた。1人は、内幸町ホールの「東百道・講演と朗読の会」も2回ほど聴きに来てくれていて、私の朗読は3回目だという。もう1人は、朗読漫画『花もて語れ』を読んで、ぜひ私の朗読を実際に聴きたいと思ってやって来たという。2人とも、とても満足してくれたようである。
朗読漫画『花もて語れ』単行本(第11集)発売
〔発行日〕戦後69年(2014年)2月28日(金)
〔出版社〕小学館
〔目 次〕
第82話 風博士(1)
第83話 風博士(2)
第84話 風博士(3)
第85話 風博士(4)
第86話 風博士(5)
第87話 風博士(6)
第88話 風博士(7)
第89話 風博士(8)
第90話 風博士(9)
第91話 瓶詰地獄(1)
〔作 者〕 片山ユキヲ
〔朗読協力・朗読原案〕東百道(日本朗読館)
〔カバー・デザイン〕黒木香+ベイブリッジ・スタジオ
〔単行本編集責任〕高島雅
〔定 価〕 620円(税込み)
《館長のコメント》
第11集の朗読作品は、坂口安吾原作「風博士」である。この「風博士」を主人公・佐倉ハナが朗読するのだが、それと対をなす形で第12集において夢野久作原作「瓶詰地獄」を五十土園子が朗読する。この二人が朗読コンクールの場で対決する。第11集の最後に、第91話としてその「瓶詰地獄」が1話分だけ顔を出している。
漫画として盛上げるために、一度は主人公・佐倉ハナを朗読コンクールに出場させたい、というのが担当編集者としての高島雅さんの以前からの狙いだった。私は、朗読をコンクールなどで競わせたり審査することに賛成しなかった。高島さんは時期と方法を探っていたと思う。今回、物語を締めくくるために、ということでこうなった。
朗読ステップ5〜6を分かりやすく説明するためにも、この物語の全体を締めくくるためにも、また、このコンクールを思い切り変則的(非現実的)なものにするためにも、思い切って風変わりな作品を朗読させようと、坂口安吾原作「風博士」と夢野久作原作「瓶詰地獄」を課題作としたようである。読者にどう受け取られるだろうか?
坂口安吾原作「風博士」の朗読シーンが『週刊スピリッツ』に連載されだすと、ネット上ではいろいろな反響が出てきた。私は、坂口安吾や「風博士」が、若い世代にもかなり知られていることに驚いた。担当編集者・高島雅さんが、坂口安吾は若い世代にも根強く読み継がれていると言っていたが、それは意外にも本当のことであった。
発売翌日の「小さな朗読館 in ソルシエール」に、遠く神奈川県から聴きに来てくれた方は、従来から『花もて語れ』の愛読者だったという。この第11集も、この朗読会の前に読んでおきたいと思い、急いで購読したという。この方は、私よりはるかに若いのに、坂口安吾や「風博士」のこと知っていた。大したものだと感心した。
坂口安吾原作「風博士」は、遺書が重要な構成要素になっている。夢野久作原作「瓶詰地獄」は、作品そのものが4つの手紙文から構成されている。片山ユキヲさんや高島雅さんは、朗読ステップ5〜6を漫画的に分かりやすく説明するために、この遺書や手紙文に眼をつけたのである。これは、かなりの達見だったように思っている。
朗読発表会『グスコーブドリの伝記』
〜第2期・朗読ステップ2修了記念〜
〔日時〕戦後69年(2014年)2月25日(火)
開場13時00分 開演13時30分
〔会場〕千葉市生涯学習センター・ホール
〔演目〕宮澤賢治原作『グスコーブドリの伝記』
〔構成〕
【第1部】 一.森
二.てぐす工場
三.沼ばたけ
<休 憩>
【第2部】 四.クーボー大博士
五.イーハトーブ火山局
六.サンムトリ火山
七.雲の海
八.秋
九.カルボナード島
〔出演〕
岩田康子、金子方子、田中和代、的場正洋、石井せい子、吉野久美子、大山玲子、神田和子、仲田紘基、井手陽子、金子可代子、石井春子、高木幸恵(朗読順/千葉朗読サークル「わかば」の会員)
〔朗読指導・演出〕 東 百道
〔主催〕千葉朗読サークル「わかば」
〔参加〕入場無料(全席自由)
《館長のコメント》
観客数は約100人であった。会場(千葉市生涯学習センター・ホール)は300席なので、さすがに空席が目立ったが、不思議なことに観客が100人も集まるとそれなりの良い雰囲気が出てくる。今年も、このサークルの会員たちが関与している視覚障害者施設から、視覚障害者と付き添いの方々が20人近くも聴きに来て下さった。
朗読の出来栄は、立ち稽古や舞台リハーサルに比べれば2〜3割は良くなっていた。それは確かだが、私がイメージした作品世界、また、私がイメージした朗読作品からは、まだまだかなり乖離していた。これは、作品解釈が不十分なだけでなく、まだ「語り口」が自分の言葉になっていないための表現力不足によるところが大きい。
終演後の楽屋で講評を求められたので、率直にそのような感想を話した。ところが、出演した会員たちは、皆それぞれにかなりの達成感に浸っていたようである。自分でもかなり上手く朗読出来たという自己評価をしていただけでなく、終演後の会場ロビーで聴きに来てくれた知人友人たちからかなり褒められたという。この落差は何だ?
その要因の1つは、このサークルの会員構成にある。なにしろ1期生が全体の3分の1以下であり、レッスン歴がまだ2年ちょっとの2期生が3分の2以上を占めている。レッスン歴が2年強の朗読サークルとして聴けば、確かに上出来の朗読発表会であった。私は、何となく、レッスン歴8年の朗読サークルとして聴いていたのである。
その後、場所を変えて開催された打上会でも、発表会についての話しに花が咲いた。全体の3分の1に満たない1期生は、それだけに使命感も強く、全体の3分の2を越す2期生を熱心にリードしてくれたという。その1期生の毅然とした的確なリードを、2期生はとても感謝していた。これは私の理想とする朗読サークルの形である。
また2期生の中に、このサークルに入る前に東京の朗読教室をいくつか体験した上で、最終的に私のレッスンを受ける決意を固めた会員がいることも分かった。決意を固めたのは、私が指導&演出したいくつかの朗読発表会を聴いて感動したからだという。私は、内心「へえッ、あの朗読発表会で感動ねえ〜」と思わないでもなかった。
同時に、この落差が、今回の朗読発表会における私の講評と出演者の達成感の落差にも通底している、と思い当たった。朗読は、聴く立場によって、印象や感動の度合いがかくも大きく喰い違うのだと、改めて思ったりもした。ともあれ、次回から、第2期・朗読ステップ3の朗読レッスンに入っていく。会員の皆さん、共に頑張ろう!
ふなばし東老朗読会(第15回)
〔日時〕戦後69年(2014年)1月23日(木)
開場13時00分 開演13時30分
〔会場〕船橋市東老人福祉センター・図書室
〔プログラム〕
「ある夜の物語」星新一原作 平松 歩
「ちっちゃなかみさん」平岩弓枝原作 中山慶子
「明烏」藤沢周平原作 吉田光子
〔主催〕船橋市東老人福祉センター
〔参加〕入場無料(定員20名)
《館長のコメント》
観客は、一般の来場者が21人、船橋朗読サークル「はなみずき」の会員が5人(その他に「ふなばし東老朗読会」の担当役員が2人)の、計26人であったという。この催しは、毎奇数月の第4木曜日に開催されるので、私は朗読レッスンと重なって出席できない。そこで、毎回、担当役員が朗読会の模様を報告してくれるのである。
昨年までは、一般の来場者は約10人であったが、新年初めの今回は21人と一挙に倍増した。毎回のように聴きにくる常連客も約6人いるらしい。車椅子の人もいたため、船橋市東老人福祉センターの所長さんからの希望により、1作品の朗読が終わるごとに休憩を入れることにしたという。徐々に行き届いたサービスになってきた。
前回に引き続き、今回も、休憩時間のときに、観客を含めた全員で相田みつをの詩を朗読したそうである。それが大変に好評で、詩をひと通り朗読した後に来場者から「もう一度!」という声がかかり、再度、全員が大きな声で朗読を繰り返したという。朗読を聴いていると、自分もやりたくなるのであろう。それが朗読の良さでもある。
「八千代市民文化福祉基金(通称/ジロー基金)」贈呈式
〔日時〕戦後69年(2014年)1月22日(水)
開始14時00分
〔会場〕三井住友信託銀行八千代支店3階会議室
〔助成対象事業〕「感動をつくる・小さな朗読館」の開催事業
〔助成対象団体〕「感動をつくる・日本朗読館」(館長/東百道)
〔助成金〕金5万円
〔主催〕「八千代市民文化福祉基金(通称/ジロー基金)」
《館長のコメント》
この「八千代市民文化福祉基金(通称/ジロー基金)」は、かつてフランスのシャンソン歌手イベット・ジローが八千代市でチャリティコンサートをやった際の収益金を原資に、その他の寄付金をも加えて、昭和61年に誕生した文化福祉基金である。毎年、申請のあった文化・福祉活動の中から2件を選定して、助成金を贈呈している。
昨年の秋に、朗読サークルの会員の1人からこのジロー基金のことを教えてもらった。そこで、今年から始める「感動をつくる・小さな朗読会」の会場費に当てるつもりで、ダメ元の精神で申請したのである。その結果、昨年12月に助成金の贈呈が決定した旨の通知があり、このジロー基金贈呈式に出席する運びとなったわけである。
今回は特例として3件が選定されたということで、3つの団体の代表が出席していた。私の場合は、私にこの基金のことを教えてくれた会員と、同じ日に近くの会場で開催されたポレポレ祭りを支援していた会員にも出席してもらった。14時00分から行なわれた贈呈式の後、審査委員と3つの団体の出席者とで小1時間ほど懇談した。
「東百道の朗読館」納めの会
〔日時〕戦後69年(2014年)1月20日(月)
開始11時30分〜14時30分
〔会場〕東天紅 千葉スカイウインドウズ
(千葉駅前、そごう隣りのセンシティタワー23階)
〔朗読〕
「雛の花」浅田次郎原作
吉永裕恵子、助川由利、内田升子、吉田光子、本間かおる
(朗読順/「東百道の朗読館」実行委員)
「貧の意地」太宰治原作 東 百道
〔フルートと篠笛の演奏〕
ポピュラー曲を4曲 大澤貴子
〔主催〕「東百道の朗読館」実行委員会主催
〔参加〕「東百道の朗読館」関係者&招待客(一般非公開)
《館長のコメント》
会場には中華料理店特有の円卓が4つ、それぞれに約9人づつが着席し、総計35人の参加。前半が朗読と音楽演奏、後半が食事をしながら順々に参加者の発言を聴く、という構成であった。参加者は「東百道の朗読館」実行委員会が招待した方々である。音楽演奏のコラボをしてくれた演奏家、絵画展示のコラボの関係者などである。
具体的には、コラボレートしてくれたハープ演奏家の本間美貴子さんとフルート&篠笛演奏家の大澤貴子さんのお二人。マリンバ演奏家の岡谷有紀さんとピアノ演奏家の直江弘子は残念ながら都合により欠席であった。イラストレーターの池田憲昭さんもご多用で欠席であったが、ボランティア支援の中屋朋子さんは出席してくださった。
あとは「東百道の朗読館」の運営を側面支援してくれた千葉朗読サークル「風」と「わかば」の会員たち。それから実行委員の知人友人たちである。その多くは「東百道の朗読館」の常連客であったが、初めての方々も何人かいた。しかし、大部分の方々は永年の顔なじみである。会場全体に和気藹々の雰囲気が漂っていて、楽しかった。
朗読と音楽演奏の後は中華料理に舌鼓を打った。食事をしながらも、司会のすばらしいリードで、参加者の多くがそれぞれ素晴らしいスピーチを披露してくださった。特に、実行委員の各位や朗読サークルの会員の皆さんのスピーチには、私にとって真にありがたい内容が数多く含まれていた。私も、お礼のスピーチをさせてもらった。
ともあれ、この日本の一隅に、少ないながら10年近くも朗読を心から楽しみ継続している仲間が確かに存在し、今回「東百道の朗読館」の納めの会という会合を開き、その場で朗読や音楽演奏を互いに披露し合い、中華料理やスピーチを大いに楽しんでいる。こういう現状は、とても素晴らしく、とても貴重なものではないかと思う。
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