館長の朗読日記1459/第1回「小さな朗読館」の開催(その2)〜入場料金についての私の考え方〜
館長の朗読日記1459 (戦後69年07月15日 新規)
○第1回「小さな朗読館」の開催(その2)〜入場料金についての私の考え方〜 ①
私は私自身が主宰する定期的な朗読イベントを2つ開催している。1つは「東百道・講演と朗読の会」で、もう1つが今回から始めた「小さな朗読館」である。前者は予約券が2000円(当日券が2500円)で、後者は入場券が1000円である。各朗読サークルが開催する朗読発表会は、一種の勉強会だから入場無料である。
私が主宰する2つの朗読イベントを有料にしたのは、イベントの実費については来場者にも分担していただこうという趣旨である。もちろん、その実費の中に、私の出演料や開催に要した人件費(私とマネージャーすなわち家人の稼働から換算すればかなりの人件費になる)まして私の個人的な利得分などは全く含まれていない。
従って、来場者からいただいた入場料金は、来場者からの一種の預り金と私は認識している。来場者数が、見込みよりも多くて余剰金が出た場合には、それを積み立てておき、それぞれの朗読イベントの運転資金に活用する。また、さらに積立金が多くなった場合には、朗読イベントの質的な向上に使うことで来場者に還元する。
○第1回「小さな朗読館」の開催(その2)〜入場料金についての私の考え方〜 ②
朗読イベントの質的な向上の企画ならたくさんある。朗読と音楽演奏とのコラボレーション、朗読と舞踊のコラボレーション、遠隔の優れた朗読者のゲスト出演要請などなどである。それらの企画を実現するためには、相応な資金が要る。遣おうと思えば、資金の遣い道はいくらでもある。積立金が多すぎて困ることなど全くない。
他方、私は、来場者からいただく入場料金は、来場者からの一種の預り金と認識しているから、経費節減に努めている。無駄な支出はしないようにしている。実費の大部分を占めるのは会場費(会場使用料と設備使用料)であるが、できるだけ安くて済む会場を選ぶようにしている。チラシや看板の制作費も極安で済ませている。
私が朗読指導している朗読サークルの中から、一定のレベルに達している会員を選考してゲスト出演してもらっているし、会員の1人であるプロの司会者に司会してもらっているのだが、いずれも雀の涙ほどの交通費で我慢してもらっている。ボランティアの支援をお願いしている会員の皆さんにも、ほとんど何も報いていない。
○第1回「小さな朗読館」の開催(その2)〜入場料金についての私の考え方〜 ③
平成25年度の助成を受けた「八千代市民文化福祉基金(通称/ジロー基金)」の助成金(5万円)についても、私は基本的に入場料と同じように考えている。第1回「小さな朗読館」の終演後に、無記名で「ジロー基金の助成を受けているのに、入場料をとるのはおかしい」という趣旨の文章を書いていった人間が1人だけいた。
経費節減に努めていた私は、こういう文章を無記名で書き残していった人間に対して、非常に腹が立った。こういう無理解な人間に無料で朗読を聴かせるために、私は「八千代市民文化福祉基金(通称/ジロー基金)」の助成を受けたわけではない。また、この基金の創設者も、決してそのようなことは望まなかったと信じている。
この基金の創設者は、助成の価値ある文化事業が、その収支を少しでも余裕をもって運営できるように、また、その文化事業の質を向上させるための資金として活用するようにという考えで、自らの貴重な資金を提供してくださったものと確信している。無料でなければ、その文化事業に参加しないような人間のためではない。
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