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館長の朗読日記1467/第1回「小さな朗読館」の開催(その3)〜会場について〜

館長の朗読日記1467  (戦後69年07月23日 新規)



○第1回「小さな朗読館」の開催(その3)〜会場について〜 ①

 1回「小さな朗読館」を開催した際、私の想定外だったことが何点かあった。その最大のものは、私の体力と精力が想定以上に落ちていたことである。八千代市八千代台東南公共センターのホールは多目的ホールであるため、客席はパイプ椅子を使用者の方で並べなければならない。今回は140席のパイプ椅子を並べたのである。

 パイプ椅子を並べる大部分は、ゲスト出演者と八千代朗読サークル「新・みちの会」の会員有志の支援者の方々がやって下さった。私は、縦横1列づつの椅子の基準位置を定める作業を受け持った。また、終演後の片づけ作業もあった。皆さんで分担して下さったが、それぞれ歳相応の体力の衰えを思い知らされたようであった。

 また、この会場は音響や照明のスタッフがいない。それらは総て使用者がやらなければならない。そこで、私の手持ちの音響装置を持ち込み、その設置と操作も私が受け持った。それが意外に体力と精力を要したのである。しかも、配線を一つ間違え慌ててしまった。その間違い箇所を見い出すまでに、かなりの精力を消耗した。



○第1回「小さな朗読館」の開催(その3)〜会場について〜 ②

 結局、終演時の私は疲労困憊の有様であった。朗読会の全体的な進行管理と自分自身の朗読演技の他に、このような会場の設営作業まで行なうのは、そろそろ限界にきたようである。あと数回なら何とかやれるであろう。しかし「小さな朗読館」を今後10年計画で継続することを考えると、会場はいずれ見直さなければならない。

 八千代市の他の公的施設を調べてみると、常設の客席と会場スタッフが備わっている会場は、八千代市民会館の小ホール(437席)、もしくは、勝田台文化センターのホール(326席)くらいしかない。わが「小さな朗読館」の来場者数の長期見通しは100人前後(初回は130人)であるから、いずれも客席数が多すぎる。

 特に八千代市の場合は、入場料を1円でも徴収すると「営利」と見なされ、使用料金が2倍に跳ねあがる。先進地域では、入場料1000円以下の場合は「非営利」扱いで使用料金も最低基準で済む。過去に何度か、使用料金体系の見直しを訴えたのだが、改める気配は全くない。使用料金が2倍では収支の見通しが全く立たない。



○第1回「小さな朗読館」の開催(その3)〜会場について〜 ③

 今後は、様子を見ながら、会場の見直しを真剣に検討せざるをえない。八千代市内に適当な会場が見つからない以上、八千代市外の会場も視野に入れざるをえない。八千代市八千代台東南公共センターのホールは、使用料金も比較的安いし、収容人数も最適である。管理職員も親切で、使用者の立場から色々と便宜を図ってくれる。

 パイプ椅子の設置や音響スタッフ(「小さな朗読館」の場合は照明スタッフは不要)の問題さえなければ、八千代市八千代台東南公共センターのホールは最適なのである。私の年齢がもう少し若ければ、体力と精力でそれらの問題も何とか解決できるのだが。それにしても、今後の10年間を見据えれば、いずれは同じことになる。

 それにしても、八千代市もいいかげんに入場料を1円でも徴収すると「営利」と見なす考え方を改めたらどうか。この考え方によれば、一般市民が「非営利」の文化事業をやる場合は「経費は総て主催者が負担しろ」ということになる。経費を1円でも観客から徴収すれば「営利」つまり「金儲けの事業」と見なすという訳だから。



○第1回「小さな朗読館」の開催(その3)〜会場について〜 ④

 現状では、八千代市の公的施設を管理&運営している「八千代市文化・スポーツ振興財団」の名が泣くと思う。いやしくも「文化振興」を詠っているのだから。東京都はもちろん、市川市や船橋市、千葉市(の一部)でさえ、入場料金を金額によって何段階かに区分し、例えば1000円以下の場合は「非営利」と見なしている。

 一般市民が「非営利」の文化事業を主催する場合でも、入場料を1円でも徴収すれば「営利」と見なす考え方は、前回でも紹介した「八千代市民文化福祉基金(通称/ジロー基金)の助成を受けているのに、入場料をとるのはおかしい」という発想と通底している。文化事業の振興&助成に対する、実に貧困な考え方&発想である。

 少なくとも、本気&親身になって八千代市の文化を振興&助成しようという、豊かで温かい考え方&発想ではない。八千代市の市長や市会議員や関係職員の各位は、先進地域を見習って、早急に従来の考え方や発想や文化振興施策を改めるべきだ。このままでは本当に意義ある「非営利」の文化事業は市外に流出していってしまう。

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