館長の朗読日記1488/八千代「新・みちの会」の立ち稽古
館長の朗読日記1488 (戦後69年08月24日 新規)
○八千代朗読サークル「新・みちの会」の立ち稽古(1)
昨日(8月23日)の9時30分から、八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読発表会『少年口伝隊一九四五』の立ち稽古を行なった。朗読レッスンとしては、第2期・朗読ステップ5の第19回目。9月の朗読発表会に向けたレッスンの7回目。朗読発表会の舞台を想定した全体の通しと、1人1人の朗読のダメ出しを行なった。
実際の舞台ではないが、部屋の一方を舞台に見立てて、全体を通しでやってみると、日頃のレッスンでは気がつかなかった問題がいろいろと見えてくる。たとえば『少年口伝隊一九四五』は、出演者全員が舞台上の椅子に座って読み継いでいく。第1部(約30分)と第2部(約40分)の間に休憩を入れるが、それでも疲れるという。
朗読そのものは1人1人が短く読み継いでいくので、疲れることはない。しかし、他の出演者が朗読している間も、舞台の上にいるのだから、キチンと姿勢を正して椅子に座っていなければならない。しかも、キョロキョロしては観客の目障りだから、ジッと自分の台本に眼をやっていなければならな。それが、疲れるというのである。
○八千代朗読サークル「新・みちの会」の立ち稽古(2)
朗読表現そのものは、かなり仕上がってきた。このグループも、かなり頻繁に自主勉強会を積み重ねている。若い頃に、演劇の演出を経験したことのある会員の江本なつみさんが、今回は舞台演出を引き受けてくれた。自主勉強会のときに、舞台演出だけでなく、朗読表現も色々とアドバイスをしてくれており、その効果が出てきている。
少なくとも、原爆被災直後の緊迫感と切実感はある程度は出てきているような気がした。それだけでも、かなりの進歩である。当時の現実にはほど遠いにしても、ある程度の緊迫感と切実感が表現ていなければ、朗読にならない。しかし、まだまだ、作品の読み込みが足りない。もっともっと、自分事(わがこと)として解読しなければ。
この『少年口伝隊一九四五』の中に、原爆被災の直後に、広島を強い台風が襲い、山津波や地滑りが発生し、広島全体が「汚れた水をたたえた湖になった」ということが書かれている。偶然かどうか分からないが、現在も広島は大規模な土砂災害に見舞われている。会員たちもそのことに気がついている。それが朗読にも反映されている。
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