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館長の朗読日記1477/拙著『朗読の理論』(木鶏社)に対する素晴らしいレビューを見つけた

館長の朗読日記1477  (戦後68年8月04日 新規)



○拙著『朗読の理論』(木鶏社)に対する素晴らしいレビューを見つけた(1)

 アマゾン(Amazon)ホームページの「本」欄に私の出版物が紹介宣伝されている。昨日(8月03日)拙著『朗読の理論』(木鶏社)に対する素晴らしいレビューを見つけた。私が素晴らしいというのは、何も拙著『朗読の理論』(木鶏社)を高く評価しているからではない。レビューを記した投稿者の視点が素晴らしいのだ。

 そのレビューを以下に引用する。

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5つ星のうち 5.0 ★★★★★ 平易に書かれた良書です, 2014/8/3
By ゴールデンアロー号

レビュー対象商品:朗読の理論〜感動をつくる朗読をめざして〜(単行本)

 朗読だけでなく、文学や音楽演奏など様々な芸術の「表現」と、表現されたものを観客がどう受け取るか(認識)について、整理して、易しく書かれています。タイトル「朗読の理論」といい、内容の説明文といい、おまけに本書の「まえがき」も、何だか難しそうな感じを受けますが、本文は実例を中心にとてもわかりやすくなっています。

 マンガ「花もて語れ」の元ネタということで読み、朗読には全く縁がありませんが、非常に面白かったです。文字だけで表現された文学作品を、映像も何もない声だけで演出するということの意味と困難さを追究することで、音声表現の本質に迫っているのではないでしょうか。表題には「良書」と書きましたが「名著」のような気もします。「花もて語れ」に感動した方にもオススメです。

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○拙著『朗読の理論』(木鶏社)に対する素晴らしいレビューを見つけた(2)

 日本の文科系の研究者の多くは、欧米の先行する研究成果の収得とその援用に主力を注いでいる。従って、彼らの書いた文章には、欧米の研究者の名前や論文名とその内容紹介が引用がやたらに多い。彼らの研究内容も先行学説からの援用が多いから、現実の問題と突き合わせてみると矛盾点が多く、論理もスッキリとは通らない。

 その結果、文体はスマートだが、意味や論理の筋道が追えずに難解な文章になりやすい。私は、自分が研究しようと考える現実の問題に直接取り組むし、その研究成果を自分の研究過程を追跡できるように、また、誰でもその研究成果を検証できるように、記述するから、その文体も丁寧な(見方によってはクドい)ものになる。

 しかし、私が課題にしている現実の問題と突き合わせながら、私が表現している論理展開をキチンと追跡しながら読み込んでもらえば、誰にでもとてもスッキリと理解&納得してもらえると確信している。ここに紹介したレビューは、その点について「本文は実例を中心にとてもわかりやすくなっています」と記してくれている。

 私が、このレビューの中でもっとも注目したのは「文字だけで表現された文学作品を、映像も何もない声だけで演出するということの意味と困難さを追究することで、音声表現の本質に迫っている」という箇所である。私は、拙著『朗読の理論』を、こういうところまでよく読み取ってくれたと、感謝したり感心しきりなのである。

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