館長の朗読日記1512/八千代「新・みちの会」の朗読発表会『少年口伝隊一九四五』
館長の朗読日記1512 (戦後69年09月28日 新規)
○八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読発表会『少年口伝隊一九四五』(1)
昨日(9月27日)13時00分開場、13時30分開演で、八千代市勝田台文化センターの3階ホールにおいて、八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読発表会『少年口伝隊一九四五』を開催した。朗読レッスンとしては、今回は第2期・朗読ステップ5の21回目である。関係者は9時30分に集合し、午前中に上演準備をした。
今年は、昨年のように台風に襲われることなく、爽やかな秋晴れに恵まれた。そのためであろう、来場者は受付に記帳した方々だけで145人。開演後にも遅れて会場に入ってきた来場者もけっこういたから、実際は160人くらいにはなっていたと思う。昨年の約100人に比べれば、かなりの盛況だった。設定した客席数は264席。
今回は、舞台照明や出演者の舞台への登場の仕方や配置、最後の舞台挨拶への移行の仕方などについて、舞台演出的な工夫をいろいろと試みた。反面、バック音楽は各作品の最初と最後を除いてまったくつけなかった。観客の皆様に、聴覚の方は朗読に集中していただくためである。出演者の朗読水準がかなり上がってきたためでもある。
○八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読発表会『少年口伝隊一九四五』(2)
朗読時間は全体で100分、ほぼ予定通りだった。第1部が野坂昭如原作「凧になったお母さん」。朗読の出来栄は、練習時に比べて、格段に良かった。第2部は井上ひさし原作「少年口伝隊一九四五」。これも、朗読の出来栄は、練習時に比べて、格段に良かった。ただ、少年3人のセリフ表現は、まだまだ互いの違いが不鮮明だった。
昨年の藤原てい原作『流れる星は生きている』も朗読的にかなりむずかしかったが、今年の「凧になったお母さん」と「少年口伝隊一九四五」はさらにむずかしかった。特に「少年口伝隊一九四五」の方は、内容も構成もかなり変則だったばかりではなく、3人の少年の性格の違いも表現しなければならない。特に《間》が不可欠である。
原作そのものも朗読劇を念頭にかかれており、その場合には3人の少年は別々の出演者に配役される。しかし、私の志向する朗読は、1人の朗読者が3人の登場人物のセリフをすべて独りで表現する。全員で読み継ぐ場合でも、1人の会員が分担する箇所に登場人物が何人出てこようが、その箇所はその朗読者がすべて独りで朗読する。
○八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読発表会『少年口伝隊一九四五』(3)
1人の朗読者が、少年と若い女性と老人の男のセリフを自然な声出しと語り口で表現し分けることもむろんむずかしい。しかし、同じ年代だが性格の違う3人の少年のセリフを自然な声出しと語り口で表現し分けることはさらにむずかしい。今回の出演者でそれがほぼ出来ていたのは1人だけであった。それくらいむずかしい台本である。
今回は舞台演出をその1人である江本なつみさんにお願いした。実際は江本さんと私とで相談しながらやったので、共同演出というべきかも知れない。江本さんは、会員の自主練習会のときにも、他の会員にいろいろとアドバイスをしてくれたようである。その自主勉強会を何回も積み重ねていく過程で、会員の結束も強くなったようだ。
終演後の打上げ会で、会員は皆かなり疲労しているようだった。それでも、会員の皆さんはとても和気藹々として大いに話しが弾んだ。今年で11年目の1期生や、すでに5年間のレッスンを経た2期生はもちろん、少し前に他のサークルから転入してきた会員や全くの新規入会者も、今やこのサークルにすっかり馴染んだ様子だった。
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